新電力会社を徹底比較！なぜ新電力会社は料金が安いのか？

近年、燃料費や再エネ賦課金の高騰などの影響で高くなっている電気料金。

毎月の電気料金の請求を見て、電気代を抑えたいと考えている人は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、新電力会社に乗り換えるメリットや、オススメの10社を紹介します。

新電力会社とは「電気の小売業」を行う会社のこと！

新電力会社とは、2016年の電力自由化と共に増え始めた「電気の小売業」を行う会社のことを指します。

電力の自由化が行われる前までは、東京電力や関西電力などの大手電力会社からしか電気を買うことができませんでした。

しかし「電力自由化」をきっかけに電気の小売業を行う会社が増え、大手電力会社以外からも電気を買うことが可能になりました。

新電力会社に切り替えるメリットは多い！

新電力会社によって特徴やプラン、料金が異なるので、自分の家庭に合ったプランを選択できるのが大きなメリットです。

また、上手にプランを選べば、電気代を大幅に安くすることが可能になります。

電力会社を乗り換えるときには、事前にシミュレーションをしっかりとして、電気代がいくら安くなるのかを、しっかりとチェックしましょう。

メリット①　電気代が安くなることが多い

新電力会社は、大手の電力会社に比べて「電気1kWhあたりの価格が安く設定されている」ことが多いです。

さらに、電気単価の安さ以外にも、基本料金が無料の会社やプランがあります。

基本料金が無料の会社やプランを選べば、毎月基本料金分の節約をすることが可能です。

電力会社の乗り換えを行う場合は、基本料金に加え電気単価、その他に追加される料金をしっかりチェックしましょう。

メリット②　セット割りやポイント制度も

新電力会社の中には、楽天ポイントやTポイントなどが貯まる会社があります。

毎月の電気料金の支払いでポイントを貯めることが出来るので、貯まったポイントを買い物などに使用することが可能です。

普段よく使うポイントがある場合、そのポイントが貯まる電力会社に乗り換えると良いでしょう。

また、スマホやネット、ガスなどと一緒に使用することで利用できる「セット割り」が適用される場合があります。

電気料金だけではなく、普段使用するスマホやガスの料金もお得になる場合があります。

メリット③　発電方法を選べる

2022年現在、日本で多く利用されている発電方法は火力発電です。

新電力会社のプランの中には、地球に優しい再生エネルギーを日常的に使用できるプランも存在します。

地球に優しい発電方法など、発電方法を自分で選べるのは、新電力会社に乗り変えるメリットだと言えるでしょう。

メリット④　多くの電力会社から比較して選べる

新電力会社は、全国展開している会社も多いです。

日本全国、選べる電力会社やプランが多いので、家庭に合った会社を選べることがメリットだと言えるでしょう。

ポイントを貯めたい人から、電気代を安くしたい人など、様々な要望から会社・プランを選ぶことが可能です。

メリット⑤　電気の質は変わらない！

「新電力会社」と聞くと、電気の質や送電方法などが変わってしまうのではないか、と考えてしまう人もいるかと思います。

しかし、大手電力会社から新電力会社に乗り換えても、電気の質や送電方法は変わりません。

もちろん、停電時の復旧時間なども大きく変わりませんので、安心しましょう。

新電力会社に乗り換えるデメリットやリスクはあるの？

新電力会社への乗り換えは、メリットが多いですが、注意点やデメリットもあります。

特に、電気料金や基本料金、違約金、解約金などは事前にしっかりチェックしておきましょう。

思ったよりも電気料金が安くならない場合も！

大手電力会社から新電力会社への乗り換えで電気代が安くなることが多いと言われていますが、逆に電気代が高くなってしまう場合もあります。

特に、オール電化などの電気を多く使用する家庭では、電気の単価の少しの差が電気代に大きな影響を与えてしまいます。

電力会社を乗り換えるときには、基本料金や電気料金、その他にかかる料金など実際に支払う料金をしっかりチェックしましょう。

また、電力会社によっては解約時に違約金や解約金がかかってしまうケースがあります。

電気料金と同じように、契約前に契約内容のチェックもしっかりしましょう。

アパートやマンションでは乗り換えられない場合も！

アパートやマンションなどの集合住宅では、大家さんや管理会社が電力会社と契約をしていて、電力会社を乗り換えられない場合があります。

集合住宅に住んでいて、新電力会社に乗り換えたい場合、事前に管理会社などに乗り換えが可能かどうかを確認しておくと良いでしょう。

新電力会社の電気代が安いのは価格競争が起こるから！

新電力会社が大手電力会社よりも電気料金が安い理由は「価格競争」にあります。

現在、電気の小売業に参入する会社が増え、競争率が激しくなっています。

電気の小売業の競争が激しくなったことで、契約数を稼ごうと、電気料金を安く設定する会社や魅力的なプランを販売する企業が増えました。

そして、結果的に消費者にとって魅力の高いプランや選択肢が増えたことが、新電力会社の電気料金が安い理由です。

電力会社のオススメ10社を徹底比較！

最後に、新電力会社のオススメ10社を紹介します。

2022年現在の東京電力「スタンダードS」の基本料金は、10Aにつき286.00円です。

電気料金は段階的で、〜120kWhで1kWhあたり19.88円、121kWh〜300kWhで1kWhあたり26.46円、301kWh〜で1kWhあたり30.57円です。

【親指でんき】選べるプランが面白い！

親指でんきは、選べるプランがユニークなことが特徴です。

ペットを飼っている人にお得な「わんにゃんプラン」や、深夜や早朝の電気代が安い「ゲームプラン」もあります。

「いいねプランB」の基本料金は無料で、電気料金は一律で1kWhあたり26.4円です。

【東京ガス】ガスを使用する家庭におすすめ！

東京ガスは、ガスとのセットで電気料金と基本料金の合計額から0.5％が割引されます。

ガスとセット割があるので、オール電化住宅ではないガスを使用する家庭にオススメです。

東京ガスの「基本プラン」では、基本料金は10Aで286.00円なので、東京電力と変わりません。

電気料金は120kWhまでが1kWhあたり19.78円、120kWhを超え300kWhまで1kWhあたり25.29円、300kWh以上で1kWhあたり27.36円です。

【Looopでんき】基本料金が無料！

Looopでんきは、オール電化向けプランや再生エネルギーを使用できるプランが魅力です。

「おうちプラン」では、基本料金が無料で、電気料金は一律1kWhあたり26.4円と分かりやすい料金設定も魅力です。

【J:COMでんき】電気代がずっと最大10％オフ

J:COMでんきは、ガスとのセット割やネットやテレビと合わせてお得になるプランがあります。

家庭用コースの「従量メニュー」は、基本料金が10Aで286.00円です。

電気料金は120kWhまでが1kWhあたり19.88円、120kWhを超え300kWhまで1kWhあたり26.48円、300kWh以上で1kWhあたり30.57円です。

セット割がない場合でも、最初の120kWhまでは0.5％、120kWh〜300kWhまでで1％、300kWh以上で10％の割引を受けることが出来ます。

【エルピオでんき】駆けつけサービスがある！

エルピオでんきの特徴は、使用する電気容量に合わせたプランが豊富なことです。

一般家庭で選べるのは5つのプランで、すべてのプランに駆けつけサービスが付いています。

駆けつけサービスでは、電機関連のトラブルが起こった時に作業量が無料で対応してもらうことができるので安心です。

「スタンダードライト30A」の基本料金は30Aで858円です。

電気料金は120kWhまでが1kWhあたり21.14円、120kWhを超え300kWhまで1kWhあたり23.03円、300kWh以上で1kWhあたり25.78円です。

120kWh以上の電気料金が安いので、電気を多く使用する家庭に向いているプランだと言えるでしょう。

【あしたでんき】電気料金が安い点が魅力！

あしたでんきは、基本料金が無料で解約金、違約金がかからない点がオススメのポイントです。

「標準プラン」では、基本料金は無料、電気料金は一律1kwhあたり26.00円です。

電気を多く使用する方も、あまり使用しない方も、分かりやすい料金設定は魅力なのではないでしょうか。

【楽天でんき】楽天ユーザーにおすすめ！

毎月の電気代の支払いで楽天ポイントが貯まる楽天でんきは、楽天をよく利用する方にオススメです。

電気代の支払いで貯まったポイントで、日用品や欲しいものを買うことができます。

「プランS」では基本料金が無料で、電気料金は1kWhあたり26.50円です。

分かりやすい料金設定も魅力だと言えるでしょう。

【まちエネ】ポンタポイントやローソンの無料クーポンあり！

まちエネは、EVの充電がお得になるプランや、再生エネルギーを使用できる「CO2フリープラン」があります。

さらに、毎月の電気代の支払いでポンタポイントが貯まり、毎月ローソンの無料クーポンをもらえます。

ユナイテッド・シネマ、シネプレックスの映画鑑賞券が、何度でも1,300円（税込）になる特典もあるのは魅力です。

「きほんプラン」の基本料金は10Aで286.00円です。

電気料金は、120kWhまでが1kWhあたり19.79円、120kWhを超え300kWhまで1kWhあたり25.27円、300kWh以上で1kWhあたり26.47円です。

【丸紅新電力】とにかくプランが豊富！

丸紅新電力は、ペットを飼っている人向けのプランや、音楽団体やレバガン（バスケットチーム）を応援できるプランなど豊富なプランが魅力です。

「プランS」の基本料金は10Aで803.00円、電気料金は120kWhまでが1kWhあたり19.78円、120kWhを超え300kWhまで1kWhあたり26.38円、300kWh以上で1kWhあたり26.38円です。

【ENEOSでんき】Tポイントが貯まる！

Tポイントが貯まるENEOSでんきは、Tポイントをよく利用する方にオススメです。

電気のトラブルに駆けつけてくれるサービスもあるので、万が一の時も安心だと言えるでしょう。

「東京Vプラン」の基本料金は10Aで286.00円です。

電気料金は、120kWhまでが1kWhあたり19.88円、120kWhを超え300kWhまで1kWhあたり24.54円、300kWh以上で1kWhあたり26.22円です。

新電力会社と料金を比較と乗り換えをして毎月の電気代を抑えよう

今回は、新電力会社への乗り換えのメリットや注意点、オススメの会社10社を紹介しましたが、いかがでしょうか。

大手電力会社から新電力会社への乗り換えで、電気の質が落ちてしまうことはありません。

新電力会社には、セット割が利用できるなどの電気料金以外のメリットが大きいです。

電気代が高くなったと感じる人は、記事内に記載の表を参考にプランや特徴をよく比較し、乗り換えを検討しましょう。

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