IHクッキングヒーターのメリットをたくさん紹介！【仕組みも解説】

今回はIHクッキングヒーターのメリットについて紹介していきます。

IHクッキングヒーターの導入を検討している人におすすめの記事となっています。

また、IHクッキングヒーター初心者の方に向けて、IHクッキングヒーターをゼロから説明しているので、参考にしてみてください。

IHクッキングヒーターの概要

まず、IHクッキングヒーターについて説明していきます。以下の項目です。

• IHはどんな仕組みなのか

• IHクッキングヒーターの種類

• クッキングヒーターの種類

それぞれ解説していきます。

IHはどんな仕組みなの？

そもそもIHとはなんなのでしょうか。

まず、IHは「induction heating」の略称です。
induction heatingを和訳すると「誘導加熱」。
誘導加熱とは、電磁誘導などの原理を活用して、調理器具を加熱する仕組みのことを指します。

つまりIHクッキングヒーターは、電磁誘導を用いて調理器具を加熱する仕組みとなっているのです。
そのため、IHクッキングヒーターの別名は「電磁調理器」となっています。

実際に、IHクッキングヒーターの中には、コイルが埋め込まれています。
そのコイルがうず電流を生み出し、それに伴って調理器具の底が加熱されるのです。

この際、発生する電磁波は、体にほとんど害がないので、不安になることもありません。

IHクッキングヒーターの種類

IHクッキングヒーターには主に2種類、据置型とビルトイン型があります。

据置型は、キッチンに置くだけで利用することができるタイプです。
電源を供給する環境さえあれば、基本的に工事は必要ありません。
ビルトイン型と比べると、価格が低いのも特徴です。

一方、ビルトイン型はキッチンに埋め込むことで利用することができるタイプです。
キッチンと一体化する形で設置されるので、見た目が非常にスッキリするのが特徴となっています。

ただし、据置型とは異なり、設置工事が必要になるケースがほとんどなので、コストが嵩みます。
その代わり、性能が充実しているタイプが多く、ハイエンドモデルが展開されているのもビルトイン型の特徴です。

クッキングヒーターの種類

クッキングヒーターはIHだけでなく、様々な種類が搭載されていることもあります。
基本的には、IH、ラジエント、シーズの3種類です。

まずは先ほど紹介したIH。IHは電磁波を利用して調理器具を加熱する仕組みです。
そのため、電気抵抗のない素材を用いた調理器具では加熱することができません。
具体的には、金属鍋であれば加熱可能ですが、ガラス鍋や土鍋では加熱することができないので注意が必要です。

続いてラジエントヒーター。
ラジエントヒーターは、トッププレートに搭載されているニクロム線が高熱になることで、調理器具を直接加熱することが可能になります。

そのため、金属鍋だけでなく、ガラス鍋や土鍋など、様々な素材の調理器具に対応しているのが特徴です。
ただし、IHと比べると熱効率が悪く、電気代が高くなるデメリットもあります。

そしてシーズヒーターも、ラジエントヒーターと同様にニクロム線が高熱になることで、調理器具を加熱する仕組みとなっています。
ただし、ラジエントヒーターと異なり、トッププレートが存在せず、絶縁体に包まれたニクロム線の上に調理器具を置く形となっています。

IHのメリットとは？

ここではIHのメリットについて解説していきます。IHのメリットは以下の通りです。

• 熱効率がいい

• 火災のリスクが下がる

• 掃除しやすい

• スタイリッシュなデザイン

ガスコンロと比較しながら紹介するので、ガスコンロからの買い替えを検討している方は参考にしてみてください。

熱効率がいい

IHはガスコンロと比べると熱効率がいいです。一般的に、ガスコンロの熱効率は約40〜60%と言われています。
しかし、IHの熱効率はなんと約90%。場合によっては、ガスコンロの2倍の熱効率ということになります。

IHは電気エネルギーのほとんどを調理器具の加熱に充てるので、無駄が一切ありません。
一方、ガスコンロの炎は全方位に広がるため、その分、ロスが発生してしまいます。

火災のリスクが下がる

IHは炎を用いるわけではないので、その分、火災のリスクが下がります。
具体的には、燃え移りを防ぐことが可能です。お子さんがいる家庭でも安全かもしれません。

ただし、調理器具が高温状態にあることに変わりはないので、その点には十分注意が必要です。

掃除しやすい

ガスコンロを掃除する際、毎回パーツを外したり、隅々まで拭かないといけなかったりで大変ですよね。
でもIHはフラットなデザインとなっているため、サッと拭くだけで掃除が完了してしまいます。

IHでも汚れが原因で火災に繋がる可能性もあるので、サッと掃除できるのは大きなメリットですね。

スタイリッシュなデザイン

フラットな構造は、機能面だけでなく、デザイン面でも絶大な効果を発揮します。
無駄のないシンプルなデザインとなっているため、インテリアのクオリティを上げるのに大きく貢献するでしょう。

カラーリングもシンプルなものが多く、明るい雰囲気であれば白色、シックな雰囲気であれば黒色をチョイスするのもいいですね。

IHクッキングヒーターの価格相場

IHクッキングヒーターの価格の相場は、機種にもよりますが、5万円〜30万円ほどとなっています。
基本的には、据置型の方が低価格低性能で、ビルトイン型の方が高価格高性能の傾向が強いです。

また、ビルトイン型の場合は、別途で工事費が発生します。
その場合、10万円弱から20万円が相場になっているようです。
据置型の場合でも、200Vのコンセントが導入されていないキッチンの場合は、配線工事が必要になるので、コストが嵩みます。
キッチンの状況によって異なるので、しっかり見積もりをもらうようにしましょう。

まとめ

それでは本記事をまとめていきます。

• IHは電磁誘導で調理器具を加熱する仕組み

• ガスコンロと比べた時のメリットが多い

• 工事が必要など、初期投資が嵩むケースが多い

ここで紹介したメリットは、あくまでもIHのメリット。
ハイエンドモデルになると、ガスコンロ以上の性能を誇るグリル機能や、調理補助機能が搭載されているモデルもあります。

また、多くのIHには熱感知センサーが埋め込まれており、安全性がより一層高まっています。
電気を利用しているので、ガスコンロに比べて、様々な機能を搭載しやすいのでしょう。

調理を快適にしたいのであれば、IHクッキングヒーターの導入を検討するべきです。

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