【2022年】V2Hの価格相場はいくら?工事費や補助金も徹底解説
電気自動車の新しい活用法としてますます注目されているV2H。
設置を検討しており、「相場価格やおすすめ機種が知りたい!」とお考えの方は多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、以下の3つのポイントをくわしく解説していきます。
- 2022年・V2H機器の本体価格や工事費の相場
- V2H機器を導入するメリット・デメリット
- 【良コスパ】V2H機器のおすすめモデル3選
本記事を読めば、2022年に購入できるV2H機器の相場価格や人気機種の特徴がしっかり理解できるようになります。
国の補助金を使って格安でV2Hを導入する方法も解説していますので、これからV2Hについて学びたい方もぜひ目を通してみてくださいね!
目次
【2022年最新】V2Hの本体価格・工事費の相場はいくら?
まずはじめに、V2Hの概要や本体価格、設置費用の相場について解説していきます。
そもそもV2Hとは?【システムの概要】
V2H(Vehicle to Home)とは、電気自動車のバッテリーを利用して、通常時や停電時に家の電気製品を動かせるようになるシステムのことです。
電気自動車と家庭の分電盤の間には「V2H機器」と呼ばれる屋外機器を設置する必要があるため、V2Hの導入には機器の設置費用がかかります。
V2Hを導入すれば、電気代が安い深夜に電気自動車をフル充電しておき、電気代が高い昼間に使うことで、普段の電気代をかなり節約することができます。
V2H機器を接続すればあなたの電気自動車を蓄電池のように柔軟に活用できるため、「蓄電池を設置するほどではないが、停電にも備えたい」という方にもおすすめです。
V2H機器の本体価格の相場
V2H機器の本体価格の相場は40〜100万円ほどとなっており、さらに補助金を使って安く買うことができます。
Sii(環境創生イニシアチブ)が実施するCEV補助金を利用すれば、「本体価格の2分の1、工事費は上限40万円」までの交付をうけられます。
V2Hの補助金を申請する条件は「電気自動車とV2H機器」を導入することだけですので、設置を検討している方なら積極的に活用したいところ。
補助金を使えば100万円を超える高スペックなV2H機器も手が届く金額で買えるようになるため、選択肢の幅も広がりますね。
V2H機器の設置費用の相場
V2H機器の設置費用の相場は30〜40万円ほどとなっています。
国のCEV補助金を使えばほとんどの場合は工事費無料になりますので、本体価格だけで設置できるのは嬉しいですよね。
しかしながら、駐車場の位置や家の外壁の状態などによっては追加工事費を請求されてしまうこともあるので注意しておきましょう。
V2H機器の工事費の補助額は40万円までですので、超えないように見積もり時に業者に相談しておけば予期せぬ出費を減らせます。
V2Hのメリットやデメリット・選ぶ際のポイントは?
続いて、V2Hを設置するメリットやデメリットについて解説していきます。
【電気代節約】 V2Hのメリット
V2Hを導入するメリットは、うまく利用すれば毎月の電気代を大きく節約できる点にあります。
深夜のお得な電気代は昼間の3分の2くらいの金額ですので、V2Hで家電を動かせば電気代も3割程度減らすことも難しくありません。
「外出中は使えないのでは?」という意見もありますが、電気をよく使う時間は電気自動車も家にあることがほとんどなので問題ないでしょう。
停電時の安心、充電速度の向上といったメリットも嬉しいですが、なんといっても電気代が節約できるという事実は特筆すべきポイントですよね。
【スペースが必要】V2Hのデメリット
V2Hを導入するデメリットは、家の限られた屋外スペースを専有してしまうことです。
V2H機器の寸法は、エアコンの室外機・太陽光発電のパワコンほどの大きさがありますので、庭や駐車場の形状によっては後から通れなくなってしまうことも。
後からケーブルの延長工事などが発生してしまうと追加工事費がかかりますし、スペースの問題は悩ましいですよね。
太陽光発電や蓄電池などと比べてかさばるサイズ感ではありませんが、設置にはある程度の面積を必要とすることは頭に入れておきましょう。
【コスパで選ぶ】V2Hのおすすめ人気モデルを3つご紹介!
最後に、コスパ・性能ともにバランスの取れた、おすすめの人気V2H機器を3つご紹介していきます。
おすすめ3モデルのスペック・価格を比較検証!
今回ご紹介する3モデルのスペックや価格を以下にまとめました。
メーカー | ニチコン | ニチコン | 東光高岳 |
品名 | VCG-663CN3 | VCG-666CN7 | CFD1-B-V2H1 |
参考価格(税抜) | 398,000〜498,000円 | 798,000円 | 750,000円 |
サイズ | 幅80.9×高さ85.5×奥行33.7cm | 幅80.9×高さ85.5×奥行33.7cm | 幅58×高さ74.2×奥行31cm |
重量 | 88kg | 91kg | 80kg |
ホース長さ | 3.7m | 7.5m | 3.7m(標準)/7.5m(オプション) |
EVへの充電速度 | 6kW未満 / 200V | 6kW未満 / 200V | 3kW未満 / 200V |
停電時の最大出力 | 3kVa未満 /100V | 6kVa未満 /200V | 3kVa未満 /200V |
保証期間 | 2年 | 5年 | 1年 |
①ニチコン / VCG-663CN3
ニチコンのVCG-663CN3は、家庭用V2H機器として充分な性能と「40万円以下」というコスパで大きなシェアを獲得した人気モデルです。
残念ながら、材料費の高騰などが原因で2022年6月以降の値上げが発表されましたが、現在購入できる機種の中では最安級であることは変わりません。
停電時の最大出力が100Vまでのため、停電中にV2HでエアコンやIHクッキングヒーターを動かしたい方は200V対応の上位モデルを選びましょう。
スペックはそのままで、ケーブル長を7.5mに伸ばしたバリエーションも展開しており、駐車場での使い勝手で選べるようになっています。
②ニチコン / VCG-666CN7
ニチコンのVCG-666CN7は、VCG-663CN3の各部を高スペック化したプレミアムモデルです。
停電時の出力200Vに対応しているため、いざというときでも普段どおりにエアコンやシャワー、ドライヤーなどが使えて安心ですね。
本モデルに限り太陽光発電の電力を電気自動車に充電する機能が付いており、発電した電気だけでEVを走らせることも不可能ではありません。
スタンダードモデルより価格は高いですが、太陽光発電との連携による省エネ効果を考えれば、数年のうちに費用の元を取ることもできそうですね。
③東光高岳 / CFD1-B-V2H1
東光高岳のCFD1-B-V2H1は、停電時も安心の200V出力が魅力のV2H機器です。
「非系統連系」というシステムを採用しているため電力の切り替えには操作が必要ですが、太陽光発電の電力はそのまま電気自動車に充電できます。
東光高岳はサービスエリアや商業施設のEV用急速充電器を数多く手掛ける企業ですので、動作の安定性が信頼できる点も魅力ですね。
【まとめ】V2Hは40万円から設置可能!補助金でさらにお得に
本記事で解説してきた重要なポイントを、以下にもういちどまとめていきます。
- V2H機器の本体価格相場は40〜100万円、工事費相場は30〜40万円くらい
- 国のCEV補助金を活用すれば、本体価格の2分の1、工事費は最大40万円までもらえる
- V2Hのメリットは電気代が安くなること、デメリットは設置スペースが必要なこと
V2H機器選びに迷ったら、基本的にはニチコンのスタンダードモデルを、停電時のパワーが欲しいならプレミアムモデルを選ぶと良いでしょう。
CEV補助金を使えば出費をぐっと減らせますので、これから電気自動車を導入したいと思っている方もぜひ活用してみてくださいね!
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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