パナソニック蓄電池の寿命とは?商品の比較や創蓄連携システムも解説!
近年、設置が増えている家庭用蓄電池ですが、多くのメーカーが存在します。
今回は、創蓄連携システムをはじめとする家庭用蓄電池を販売している、パナソニックについてまとめていきます。
蓄電池のメーカー選定でお悩みの方はぜひ最後までご覧ください。
目次
蓄電池とは何か
蓄電池とは充電して電気を蓄え必要な時に電気を供給するものです。
蓄電池は二次電池、バッテリーともいい、繰り返し充電・放電できるという特徴を持ちます。
容量の大きな蓄電池を使用すると、10時間以上、冷蔵庫をはじめとする家電製品を稼働させられます。
政府が普及を進めているZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)は高断熱・省エネ・創エネがポイントとなっていて、太陽光発電などによる創エネの実現には電気を蓄える蓄電池が欠かせません。
また、非常時に備えて電気を蓄えたり、夜間に蓄えた電気を昼間に使うことも蓄電池があれば可能です。
パナソニックの創蓄連携システムの特徴
日本屈指の大手メーカーであるパナソニックは太陽光発電と蓄電池をセットで運用する「創蓄連携システム」を開発しました。
創蓄連携システムの3つの特徴を解説します。
パワーコンディショナーを一体化
1つ目の特徴はパワーコンディショナーの一体化です。
パワーコンディショナーとは、太陽光発電でつくった直流電力を、家庭用電化製品などで使用する交流電力に変換する装置のことです。
通常、太陽光発電と蓄電池のパワーコンディショナーは別々となっているため、1つの住宅に2つのパワーコンディショナーが必要となります。
パナソニックの創蓄連携システムなら2つのパワーコンディショナーを1つに統一できます。
パワーコンディショナーを統一することで、電気のロスが少なくなり効率よく発電・蓄電ができます。
選べる3つの運転モード
2つ目の特徴は運転モードを3種類から選べることです。
創蓄連携システムには「経済優先モード」「環境優先モード」「蓄電優先モード」の3種類があります。
経済優先モードは必要量以上の電力を売電したり、安い電力会社の夜間電力を蓄電して使用したりすることで電気代削減を目指します。
環境優先モードは太陽光発電の電力を使用したり、蓄電池に電気を蓄えたりして電力の自給自足を目指します。
電力が不足した時は電力会社の電気を買います。
蓄電優先モードは万が一の災害に備え、蓄電池を常に満充電とするモードです。
停電時でも安心の高出力
3つ目の特徴は停電時でも安心の高出力であることです。
停電などの非常に心配なのが蓄電池に蓄えた電力がどの程度もつのかという点です。
冷蔵庫や照明をつけたまま、電気ケトルの湯沸かしや炊飯器の使用が可能です。
具体的には冷蔵庫50W、LED照明50W、液晶テレビ100W、携帯電話充電7.5Wの機器を16〜72時間使用可能です。
2018年に北海道で発生した胆振東部地震では、全道停電が11時間、全道の5割の電力が復旧したのが30時間後、北海道のほぼ全域の電力が復旧したのは64時間後でした。
仮に太陽光発電を導入していなかったとしても、パナソニックの蓄電池だけで復旧まで耐えられた可能性があります。
まして、太陽光発電とセットである創蓄連携システムであれば、十分余裕をもって電力復旧を待てたのではないでしょうか。
パナソニック蓄電池の商品比較
パナソニック蓄電池にはどのような商品があるのでしょうか。
商品は大きく分けて、創蓄連携シリーズとそれ以外の2種類です。
創蓄連携シリーズの商品
「創蓄連携システムS+」は蓄電池の容量を3.5kWh〜12.6kWhまでの9タイプから選択可能です。
最小の3.5kWhタイプは設備が小さいので隙間に設置できます。
最大の12.6kWhタイプでは冷蔵庫・照明器具・テレビに加え、IHクッキングヒーターや炊飯器の稼働も可能です。
さらに、蓄電容量を増設することもできます。
22.4kWhタイプなら2世帯住宅にも対応でき、33.6kWhタイプなら自宅兼事務所の電力も賄えます。
また、家電のリモートコントロールができるAiSEG2(アイセグツー)と組み合わせると、翌日の天気予報をもとに自動で電力を活用する「AIソーラーチャージ機能」や天気予報の警報などに対応して蓄電池の充電を優先する「気象警報連動」などを運用できます。
その他の蓄電システムの商品
パナソニックではリチウムイオン蓄電池も取り扱っています。
1kWhの小型タイプなら壁掛けが可能で、設置場所で悩む必要がありません。
自立型の3.5kWhタイプはUSBコンセントもついているので、電源アダプターがなくても他の電子機器に充電できます。
また、付属の固定スタンドを使用すると震度6強の揺れでも店頭を防止できるよう設計されていますので、災害時の備えとして活用できます。
夜間に充電し昼間に放電することで電気代削減にもつなげられます。
パナソニック蓄電池の寿命
一般に、蓄電池の寿命は10年から15年とされています。
蓄電・放電のサイクル数や使用時間などにより寿命は変化しますが、概ね各社製品とも10年から15年使用できると考えてよいでしょう。
パナソニックの場合、創蓄連携システム全体の保証が15年、蓄電池の保証が10年から15年あることから考えて、一般的な蓄電池の寿命と同じく、10年から15年の寿命があると考えてよいでしょう。
とはいえ、蓄電池の寿命は使用環境や使用方法で大きく変化しますので、メーカーや設置業者と相談のうえ、少しでも寿命を延ばす使用方法を模索したほうが良いでしょう。
パナソニックで蓄電池を選ぶなら創蓄連携シリーズがおすすめ
パナソニックでは太陽光発電と蓄電池をセットにした創蓄連携システムの蓄電池と単独で使用できるリチウムイオン蓄電池の2種類を扱っています。
災害時の備えなどを優先するのであれば比較的安価であるリチウムイオン蓄電池でも間に合いますが、太陽光発電とセットで導入するなら創蓄連携システムがおすすめです。
初期費用は高くなりますが、その分、経済的なメリットや災害時の安心などメリットが非常に大きいからです。
パナソニック蓄電池導入を検討しているならば、創蓄連携システムで太陽光発電を同時に導入してはいかがでしょうか。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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