人数別・オール電化の電気代の平均は?ガス代との比較・節約方法も解説!
ガス併用よりお得と評判のオール電化ですが、「結局どれくらい安いの?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、関西電力の統計による人数別・オール電化の電気代と、総務省のデータに基づくガス併用住宅の光熱費を徹底比較していきます。
ぜひ目を通してくださいね!
目次
オール電化の電気代は?ガス併用との違い・電力プランの特徴も解説
はじめに、オール電化住宅と電気+ガスの住宅の光熱費を人数別に比較していきます。
ガスよりオール電化が安い理由や、オール電化向けの電気プランの特徴も解説します!
【人数別】オール電化の電気代平均はいくら?ガス・灯油と徹底比較!
関西電力が発表しているオール電化の電気代平均と、総務省によるガス併用住宅の光熱費を比較しました。
人数 | オール電化 1か月の電気代 | オール電化 1人あたりの電気代 | ガス+電気+灯油 1か月の光熱費 |
1人 | 11,222円 | 11,222円 | 9,514円 |
2人 | 14,059円 | 7,023円 | 11,222円 |
3人 | 15,588円 | 5,196円 | 14,059円 |
4人 | 17,416円 | 4,354円 | 17,823円 |
表を見るとオール電化の方がおおむね高いという、意外な結果となりました。
しかし、結果はあくまで平均値であり、オール電化は「使い方次第」でもっと電気代を節約できます。
表からは、オール電化では人数が増えるほど、1人あたりの電気代がお得なこともわかります。
新婚世帯や2世帯での生活を考えている方なら、今後のためにオール電化にするメリットは大きいでしょう。
【月5000円お得】オール電化が一般住宅の光熱費より安い理由とは?
オール電化は「深夜プラン」の電気をとことん活用すれば、ガス併用住宅より光熱費を安くできます。
深夜料金は昼間の「3割引き」ほどのため、夜間にエコキュートや蓄電池を使えば月5,000円以上の節約もかんたんです。
たとえば、関西電力の「はぴeたいむRプラン」でエコキュートも導入した場合、4人家族で「年間約7万円」もの電気代を浮かせられます!
一方、ガスには深夜料金がないため節約できず、総合的にはオール電化の方が数千円安いという結論に至ります。
オール電化向けの電気プランだけ!通常とは違う魅力は?
各電力会社が用意するオール電化向けプランの共通点は以下のとおりです。
- 基本料金は通常プランとほぼ同じだが、「ガス+電気」の基本料金より安い
- 22〜8時の電気代が「1kWあたり17〜19円」ほどと、通常プラン(27円ほど)より安い
さらに、新しく参入した「新電力会社」なら、以下のようなユニークなプランも選べます。
- 基本料金0円かつ、深夜料金も昼間の電気代も安い
- 深夜料金が高く、昼間の電気代が安いプランも選べる
- 電力に余力のある春(3〜6月)と秋(10〜11月)に安くなる
電車を利用すると安くなる「東急でんき」や、ガソリン代がリッター2円安くなる「idemitsuでんき」など、ニーズに合わせて選べる点も魅力ですね!
オール電化で損することはある?デメリット・メリットを徹底解説!
つぎに、お得なオール電化の気になるデメリットとメリットについて、くわしく解説していきます。
【デメリット】オール電化は設備の導入費用がネック?
オール電化の最大のデメリットは、エコキュートやIH調理器の設置にお金やスペースが必要なことです。
また、プランによっては昼間の電気代が高いため、気にせず電気を使うと光熱費が上がることも。
便利でお得なIH調理器ですが、火加減に慣れるまでは少し時間がかかるという声もあります。
停電すると何もできなくなってしまうため、蓄電池や太陽光発電などで備えておく必要もあるでしょう。
【メリット】オール電化の設備費用の回収後はずっとお得!
オール電化のメリットはやはり、毎月の光熱費を5,000円以上安くできることです!
価格の落ち着いた今ならIH調理器は約5万円、エコキュートは約15万円から買えるため、数年で費用を回収したあとはずっとお得が続きます。
ガス併用住宅より基本料金も安いですし、請求をひとつにまとめられるので支払いも楽になります。
IH調理器やエコキュートの光熱費はガス機器の「3〜4倍安い」というメリットも見逃せません。
災害時にエコキュートの水が使える点や、IH調理器の安全性・メンテナンス性の高さも魅力ですね!
オール電化の電気代をかしこく節約!3つの節約法をご紹介
さいごに、オール電化の光熱費を無理なく節約する、3つのポイントを解説していきます!
【節約法①】タイマー機能を上手に活用
タイマーを使って家電を夜間に動かせば、昼間の高い電気を使わないため節約効果がバツグンです。
最近のエコキュートは保温性能が高く、朝方に温めるだけで、後はほとんど電気を買わずに給湯できます。
さらに、食洗機や洗濯機、炊飯器や蓄電池の充電など、電気代がお得な深夜に動かせる家電はたくさんあります。
「うちは夜型だから…」という方には、昼に安く、夜が割高の電力プランもありますので、ぜひ検討してみましょう!
【節約法②】エコキュートの省エネ機能を使いこなす
実は、オール電化の電気代の約3割を占めるのは「給湯」であることをご存じでしょうか。
以下のエコキュート省エネ機能・豆知識を活用すれば、電気代を浮かせることができます!
- 電気の高い時間の沸き増しを停止するピークカット機能
- お湯を少なめに沸かす、温度も適温に抑えるおまかせ節約モード
- 自動保温や追い焚きより「高温たし湯」が安い
冷めたお湯の追い焚きも大きな電力を使います。
洗濯に利用し、新しくお湯はりしたほうがお得です。
【節約法③】蓄電池+太陽光発電で「自家消費」もオススメ!
蓄電池や太陽光発電はオール電化ととても相性が良く、電力会社から買う電気を格段に減らすことが可能です。
深夜のお得な電気を蓄電池に充電しておけば、昼間はバッテリーの電力だけで普段どおりに暮らせます。
太陽光発電のエネルギーを蓄電池に貯めて使う「自家消費」なら、深夜に買う電気量も抑えられますね。
さらに、蓄電池と太陽光発電は「停電対策」としても優秀です。
オール電化の家に住むなら、安心のために設置をオススメします。
【まとめ】オール電化の電気代は高くない!節約しだいでガスよりお得
全国平均の比較では、4人未満の家庭ではオール電化よりガス併用の方が安いという、意外な結果となりました。
この結果はあくまで平均値であり、「夜の電気をうまく使えば節約できる」というオール電化の魅力が表面化しているとはいえません。
「昼が割高、夜はお得」なオール電化は、昼の電気をとことん買わないことでガス併用より安くなるポテンシャルを充分に秘めています。
蓄電池や太陽光発電、エコキュートがあれば昼の電気をほとんど買わずにすみますので、とにかく節約したい方はぜひ検討してみてくださいね!
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。
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