蓄電池の一括見積サイトは大丈夫?メリット・デメリットをまとめました!
蓄電池設置の際、引っ越しや中古車売却のような一括見積サイトを利用しようと考えるかもしれません。
しかし、一括見積サイトにはメリット・デメリットがあります。
今回は一括見積サイトのメリット・デメリットを紹介したうえで、蓄電池や蓄電池設置業者の選び方、蓄電池設置で一括サイトを利用することのデメリットなどについて解説します
目次
一括見積サイトのメリット・デメリット
中古車の売却や引っ越しの見積もりなど、複数業者の相見積もりを取りたいとき、一つ一つの業者を訪問していては時間がかかりすぎます。
そんな時に役立つのが一括見積サイトです。
一括見積サイトの概要やメリット・デメリットについて解説します。
一括見積サイトとは
一括見積サイトとは、個人情報や当該商品・サービスについての要望などを入力すると複数の業者から見積もりが送られてくるサイトのことです。
中古車販売、引っ越し、リフォーム、保険、サイト制作などの分野でよく見られます。
一括見積サイトのメリット
一括見積サイトのメリットは以下のとおりです。
- 見積もりを各社に依頼する手間が省ける
- 複数社の見積もりを比較できる
- 条件に合った業者を見つけやすい
- 無料で利用できることが多い
一括見積サイトの一番のメリットは見積もりを各社に依頼する手間が省けることです。
たとえば、住宅のリフォームを検討しているとき、一括見積サイトを利用しない場合は各社に電話で連絡し、担当者と面談。
それから見積もりを出す流れになるのが一般的でしょう。
そうなると、1社1社にかける時間が長くなります。
また、各社の担当者も自社で契約を取りたいと考えるため、積極的に営業攻勢をかけるため、それぞれに対応しなければなりません。
一括見積サイトであれば、入力フォームに必要事項を記入するだけで一度に複数の業者に見積もりを依頼できるので、こうした手間がかからないのです。
一括見積サイトで見積もりを依頼すると、複数の業者から見積もりが来ます。
それらの内容を比較検討できるのも一括見積サイトの強みです。
費用・施工内容・工期など複数の項目で比較することにより、顧客の要望に最も近い業者を選定でき、条件に合った業者を見つけやすいのです。
これだけメリットがあるにもかかわらず、多くの一括見積サイトは無料で利用できます。
手間がかからず、比較検討する材料が手に入るという点で、一括見積サイトは非常に便利だといえます。
一括見積サイトのデメリット
しかし、便利なことばかりではありません。
デメリットも指摘されています。デメリットは以下のとおりです。
- 一括見積もりを依頼したら複数社から営業電話がかかってくる
- 思っていたよりも安くならない
- 個人情報が流出する可能性がある
最も多いのがしつこい営業電話です。
登録するのは非常に簡単ですが、登録後の検討をする前に複数社からひっきりなしに営業電話がかかってきます。
業者の側からすれば、一括見積サイトに登録している人は契約の可能性がある「見込み客」です。
他の客よりも成約の可能性が高いとみなされるわけですので、当然、我先にと営業電話をかけてくることになります。
また、他の業者と比較する相見積もりのつもりで一括見積サイトに登録したにもかかわらず、似た金額、似た工事内容の回答ばかりが戻ってくるケースもあります。
いわば、横並びの回答が大量に戻ってくる状態ですので、顧客側のメリットはあまりありません。
もちろん、中には目を引く提案があるかもしれませんが、あまりに相場から外れている提案は注意が必要です。
場合によっては品質が劣っていたり、粗悪な工事をされてしまうケースがあるからです。
そして最も大きな懸念は個人情報流出の可能性です。
一括見積サイトに登録した段階で、登録者の情報は複数の業者にわたっています。
もし、これらの業者の一つでも悪意ある第三者の攻撃を受けたら、登録者の個人情報は流出してしまうでしょう。
より悪質なケースとしては、登録した個人情報が売買される可能性もあります。
登録した人は登録後の自分の情報がどのように利用されるか完全に把握できないため、情報の管理・保管の点で不安が残るのは否めません。
蓄電池の設置も一括見積もりできる?
蓄電池の設置も一括見積もりできます。
しかし、他の商品・サービス以上に注意が必要です。
蓄電池の特徴や蓄電池の選び方、蓄電池設置業者の選び方、蓄電池設置業者の選び方、蓄電池以下一括見積サイト利用のデメリットなどについてまとめます。
蓄電池とは何か
ここで説明する蓄電池とは、家庭用蓄電池のことです。
家庭用蓄電池は太陽光発電の電力や電力会社から買う電力を一時的に貯めておける設備のことです。
蓄電池があると停電の際に役立ちます。
太陽光発電の電力をためて夜間に使用すると電気代を節約でき、割安な夜間電力を蓄電池に蓄え昼間に使うことで電気代を抑えることができます。
蓄電池選びのポイント
蓄電池を選ぶポイントは太陽光発電とセットで導入するか否かで異なります。
太陽光発電とセットで導入する場合は、太陽光発電の発電容量に合わせて蓄電池を選ぶのがベストです。
発電容量が小さいのに大きすぎる蓄電池を用意してもメリットが小さいです。
その反対に、太陽光発電の容量が大きいのに蓄電容量の小さいものを用意すると、十分に電力を蓄えられず、経済的なメリットが小さくなってしまうでしょう。
また、太陽光発電設備を導入せず、蓄電池のみを設置する場合は家庭での電力消費量を考えて蓄電池容量を決めるとよいです。
停電時に稼働させたい電化製品、たとえば冷蔵庫や照明、テレビなどの使用電力を割り出し、それらの電化製品が一定時間稼働できる容量を確保するのが妥当です。
蓄電池設置業者の選び方
蓄電池設置業者はどのように選ぶとよいのでしょうか。
選ぶときの重点ポイントは次の通りです。
- 正確な見積もりやシミュレーションを出せるか
- 工事に責任を持てる業者か
- 保証やアフターフォローがしっかりしているか
- 施工実績があるか
まず、正確な見積もりやシミュレーションができるかどうかは非常に重要です。
太陽光発電は何十年にもわたって稼働し続ける長期的な設備です。
かかる費用や得られる収入、削減できる電気代などの数字が正確かどうかは業者の信頼性に直結します。
しっかりとしたシミュレーションができる業者であれば、顧客にとって最適な蓄電池の提案もできるでしょう。
次に、工事に責任が持てる業者か確認しなければなりません。
望ましいのは一貫して自社施工する会社です。
費用面や工程管理の面でトラブルが発生しにくく、問い合わせなどの窓口が一本化されているからです。
保証やアフターフォローも重要なポイントです。
先ほども述べたように太陽光発電は長期にわたって使用する設備であり、定期メンテナンスが欠かせません。
「売りっぱなし」の業者では後々心配です。
そして、施工実績がしっかりある業者であるかも大切なチェック項目です。
施工実績が多いほど、工事の経験もあるためトラブルが発生しにくいからです。
蓄電池一括見積もりサイト利用のメリットとデメリット
蓄電池に関しても一括見積サイトがあります。
こういったサイトは他の一括見積サイトと同じく手間がかからず比較できるという点でメリットがあります。
しかし、それ以上に様々なデメリットがあるのも事実です。
代表的なデメリットは、登録してからすぐに複数の蓄電池業者から一斉に電話営業がくる点です。
これは、他の業界と同じで「見込み客」と思われているからです。
業者は有料で一括見積サイトに登録しているため、見込み客に販売できなければ赤字になってしまいます。
登録料金は広告費となりますので、その分の費用は販売価格に転嫁されます。
安くしようと思って見積もりをとってもなかなか安くならないという声がネット上で見られるのはそのような理由があるからです。
さらに大きなデメリットは、一括見積サイトに登録する業者の中に悪質行為をする事業者が含まれている可能性があることです。
顧客は一括サイトにどのような業者が登録しているのか正確に把握できないため、悪質業者の営業を受け、契約してしまう可能性があります。
このように、一括見積サイトでは登録業者の質を見極めるのはとても困難です。
太陽光発電設備や蓄電池など、長期にわたって使用する設備は、おおざっぱな一括見積もりだけでは情報が不十分です。
その会社が正確なシミュレーションを出す能力がある会社なのか、工事に責任が持てる自社施工の会社なのか、保証やアフターフォローがしっかりしている会社なのかといった詳細な情報は一括見積もりだけではわかりません。
こうして考えると、手軽に比較できるメリットと比べ、デメリットがかなりあることがわかります。
一括見積もりよりも信頼できる数社に見積もりを依頼したほうがよい
今回は一括見積サイトのメリットやデメリット、蓄電池設置の選び方や蓄電池設置業者の選び方、一括見積サイトのデメリットなどを中心に解説しました。
蓄電池や太陽光発電設備は非常に高額な商品ですので、一括見積サイトで価格だけを比較するのはあまりお勧めできません。
良い蓄電池設置業者を選びたいなら、各事業者の公式サイトなどを自分の目で確かめ、手間がかかっても、信頼できる数社に直接見積もりを依頼したほうがよいでしょう。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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