カナディアンソーラーはどんな会社?特徴やラインナップまとめ!
カナディアンソーラーとは、カナダのオンタリオ州で創業した太陽光発電の総合メーカーです。
日本でも数多くの販売を手掛け、認知度が上がっているメーカーの一つといえます。
今回はカナディアンソーラーがどんな会社か、カナディアンソーラー製品の特長、商品ラインアップ、他社製品との比較などについてまとめます。
目次
カナディアンソーラーとはどんな会社?
カナディアンソーラーは2001年にカナダのオンタリオ州で創業しました。
太陽電池の専業メーカーとして素材から太陽電池モジュールまで全てを一貫生産する能力がある会社です。
創業後、事業規模を拡大し2006年にはNasdaqに上場しました。
そして、2011年には年間生産能力が2GWを超えるなどさらに事業を拡大しています。
2009年、日本法人を設立し日本での事業を開始しました。
現在では6大陸・23か国で事業を展開、アジアや南北アメリカに20の生産拠点を設けるグローバル企業に成長しました。
カナディアンソーラーが掲げる”4つの貢献”
カナディアンソーラーは太陽光発電だからこそできる4つの貢献を提言しています。
- 地球環境への貢献
- 家計への貢献
- 家族の安心への貢献
- 快適な暮らしへの貢献
1つ目は地球環境への貢献です。
発電時にCO2を排出しない太陽光発電は地球温暖化の防止に貢献できるエネルギー源です。
これにより、次の世代に美しい自然や地球環境を残せます。
2つ目は家計への貢献です。
太陽光発電で生み出される電力は蓄電池システムと組み合わせることで効率よく自家消費でき、電気代の削減に貢献できます。
それでも余った電力は売電でき、こちらも電気代の削減に貢献できます。
3つ目は家族の安心への貢献です。
災害時の停電など、もしもの時の備えとして太陽光発電は有効です。
太陽光発電は長期間にわたって家族の安心を守ってくれることでしょう。
4つ目は快適な暮らしへの貢献です。
生活スタイルの変化により消費電力が増えたとしても、太陽光発電があれば余裕をもって電力を使用できます。
カナディアンソーラー製品の特徴
カナディアンソーラー製品の特徴にはどのようなものがあるのでしょうか。
3つの特徴について紹介します。
日本での住宅用太陽光発電システム出荷額が大きい
1つ目の特徴は、住宅用太陽光発電システムの国内出荷額が大きいことです。
カナディアンソーラーの国内出荷額は2位で、日本でかなりのシェアを占めています。
2022年10月版のパンフレットによれば、国内住宅設置棟数は170,000棟を突破しました。
このように、カナディアンソーラーは海外メーカーでありながら日本市場に深く浸透しています。
2020年には太陽電池の年間生産能力が10.3GWに達しました。
それだけではなく、2019年の日本国内向け太陽電池モジュールメーカーシェアランキングでは第2位となりました。
さらに、世界の出荷ランキングでも第5位に食い込みました。
これは、販売台数が多いからこそできることです。
また、太陽電池モジュールの基礎的な認証である「IEC 61215」や「 IEC 61730」だけではなく、PID・塩害・アンモニア・防砂防塵への耐性などを証明する数多くの認証も得ています。
保障制度が充実している
2つ目の特徴は、保証制度が充実していることです。
太陽電池モジュールについては25年間の性能保証がついています。
徐々に劣化するため、保証する出力の割合は低下していきますが、保証最終年の25年目でも83.1%の出力を保証してくれます。
そして、太陽光発電システム全体に関する15年間の保証もついています。
保証対象となるのは太陽電池モジュール・パワーコンディショナー・太陽電池架台などです。
さらに、有償で「災害補償制度」をつけることが可能です。
火災・落雷・台風・水災・飛来物など幅広い災害に対して保証してくれます。
自然災害は先ほどの25年保証や15年保証の対象外なので、万全を期すならばつけたほうがよい保証です。
充実のアフターサービス
カナディアンソーラーでは太陽光発電システム設置後も、しっかりとアフターフォローを継続します。
修理・アフターメンテナンス部門の担当者がいるため、問い合わせ後に速やかに担当者を派遣できます。
商品ラインアップ
カナディアンソーラーはどのような商品を販売しているのでしょうか。
太陽電池モジュールと蓄電システムについて紹介します。
太陽電池モジュール
カナディアンソーラーの主力商品は「HiKu6 シリーズ」です。
中でもCS6R-410MSの発電効率は21.0%で、競合他社と比べてもかなり優れた商品です。
加えて、大きさの違う太陽電池モジュールを巧みに組み合わせることで設置枚数を増やせるようになっています。
これにより、切妻屋根・寄棟屋根・片流れ屋根・方形屋根などあらゆる屋根に対応できます。
蓄電システム
カナディアンソーラーの主力蓄電池は「Hybrid CSXHシリーズ」です。
蓄電池が1台のCSXH56G3-B058Aと蓄電池2台のCSXH-56G3-B115Aの2タイプがあり、1台タイプなら5.8kWh、2台タイプなら11.5kWhの蓄電容量があります。
特徴は高速で大量に充電できることや全ての部屋で蓄電池の電気を利用できる全負荷型であること、停電時に自動運転切り替えをしてくれることです。
インターネットによるモニタリングや充放電の制御も可能です。
他社製品との比較
カナディアンソーラーの製品は他社とどのような違いがあるのでしょうか。
太陽電池モジュールや蓄電池の性能について比較します。
太陽電池モジュールの比較
太陽電池モジュールの分野において、カナディアンソーラーはQセルズとともに高いシェアを占めています。
最新モデルの発電効率は21.0%と他社製品と比べると頭一つ抜けている印象です。
施工業者にもよりますが、設置費用は最安レベルであることが多いです。
料金の詳細は直接事業者にお問い合わせください。
蓄電池の比較
カナディアンソーラーの蓄電池はハイブリッド型を採用しています。
パワーコンディショナーが一つにまとめられているため、電力ロスが少ないタイプです。
他社製品と比べてサイズが大きいのが特徴です。
設置場所を選びますので、慎重に検討したほうがよいでしょう。
蓄電容量について比較すると、他社製品が5.5kWhが多いのに比べやや容量が大きい5.8kWhとなっています。
まとめ
今回はカナディアンソーラーについてまとめました。
カナディアンソーラー製太陽電池モジュールの長所は高い発電効率です。
CS6R-410MSの発電効率は21.0%に達しています。
これは他社製品を上回るものであり、カナディアンソーラーの高い技術力を示すものです。
こうした技術力を背景に、カナディアンソーラーは出荷台数を伸ばし、日本でのシェア第2位まで伸ばしました。
保証内容も非常に充実しているため、長期にわたり安心して製品を使用できます。
施工業者などにもよりますが、設置費用が安く済むのも魅力です。
今後も、世界レベルの高い品質で日本市場を席巻するのではないでしょうか。
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この記事の監修者
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太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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