田淵電機の蓄電池はオススメ?特徴・性能・ラインナップを徹底解説!
高品質なハイブリッド蓄電池の開発・生産で知られる「田淵電機」という国内メーカーをご存じでしょうか?
田淵電機が販売する蓄電池「EIBS(アイビス)」は、高出力・長寿命で根強い人気があり、一度は検討してみたい定番モデルといえます。
本記事では、そんな田淵電機の蓄電池についてくわしく知るための以下のポイントを解説していきます。
- 田淵電機の蓄電池ならではの「3つの特徴」とは?
- 田淵電機の蓄電池・全2モデルの性能・価格・保証
- 田淵電機の蓄電池のメリット・デメリット
記事を読めば、数ある人気メーカーの中から田淵電機が選ばれ続ける「人気の理由」や、他にはない独自の強みまでしっかり理解できるようになります。
「うちの太陽光にピッタリ合う、ハイブリッド蓄電池のオススメが知りたい!」とお考えの方は、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね!
目次
田淵電機ってどんな企業?実績・事業内容をご紹介!
田淵電機(現:ダイヤゼブラ電機)は、大阪府に本社を置き、電源ユニットや蓄電池、パワーコンディショナなどを開発・製造しているメーカーです。
創業1925年の超ベテラン企業であり、2021年には自動車機器メーカー大手として有名なダイヤゼブラ電機と合併。
社名変更したことで話題となりました。
合併後も「Enetelus(エネテラス)」のブランド名で蓄電池を販売しており、「EIBS7(アイビスセブン)」などのヒット商品を続々とリリースし続けています。
田淵電機の蓄電池ならではの「3つの特徴」とは?性能を徹底検証!
つぎに、田淵電機の蓄電池・EIBS(アイビス)ならではの「3つの特徴や性能」についてくわしく掘り下げていきます。
【特徴①】「ハイブリッド型」だから太陽光と相性抜群
田淵電機の蓄電池・EIBSシリーズはすべてハイブリッド型に対応しており、太陽光発電とセットでの運用を前提に開発されています。
ハイブリッド型とは、太陽光発電と蓄電池で2台必要なパワコンを、1台にまとめた新しいタイプの蓄電池システムのことです。
パワコンが1台で済むため場所を取らず、また、余計な配線も不要なため発電したエネルギーのロスも最小限に抑えられます。
パワコン1台分のコスト(20万円〜50万円)も浮かせられますので、コスト面でも優れた特徴を持っているといえますね。
【特徴②】「200V出力」に対応!停電でもエアコン・IHが使える
EIBSシリーズの上位モデル・EIBS7は「停電時の200V出力」に対応しており、災害による停電中でも普段と変わらず電気を使えます。
200Vの出力があれば、エアコンやIH調理器だけでなく、エコキュートでのお湯はりなども可能。
電気の復旧までの時間も快適ですね。
さらに、EIBS7なら停電中でも「合計5,500W」までの家電を「同時に」使うこともできます。
他メーカーでは「3,000kW」ほどの低出力なモデルが多いため、田淵電機の蓄電池は停電対策としても非常に優秀といえますね。
【特徴③】「12,000サイクル」の長寿命も魅力!
田淵電機の蓄電池には「リン酸鉄リチウム」が使われており、「12,000サイクル(約20年〜30年)」の長寿命も見逃せない特徴のひとつです。
他メーカーでは6,000サイクル〜10,000サイクルほどの製品が多い中、田淵電機の寿命は段違いに長く、安心して使い続けられます。
また、田淵電機の蓄電池は「実際に使える電力量」が他より大きく、スペック上の電池寿命よりも、さらに長い期間の使用が可能となっています。
田淵電池の蓄電池・全2ラインナップのスペック・価格・保証を比較!
つづいて、田淵電機の販売する2モデルの蓄電池の性能や価格、保証内容をくわしく比較していきます。
【表で比較】全2ラインナップのスペック・価格・保証は?
まずは、田淵電機の蓄電池・全2モデルの性能・価格・保証を見比べていきましょう。
品名 | EIBS(アイビス) EOD-LB40C-SY | EIBS7(アイビスセブン) EOF-LB70-TK |
参考価格 | 約140.9万円 | 約180.8万円〜227.9万円 |
蓄電容量 | 4.0kWh | 7.04kWh |
通常時の出力 | 5,500W / 200V対応 | 5,500W・8,000W・9,900W / 200V対応 |
停電時の電圧 | 100V対応 | 200V対応 |
電池寿命の目安 | 12,000サイクル | 12,000サイクル |
サイズ | 幅 476mm 高さ 850mm 奥行 200mm | 幅 580mm 高さ 1,070mm 奥行 370mm |
重さ | 約85kg | 約130kg |
設置場所 | 屋外 / 屋内 | 屋外 |
使用可能温度 | 0℃〜+40℃ | -10℃〜+45℃ |
防水・防塵性能 | IP55相当 | IP55相当 |
保証期間 | システム保証 15年 バッテリー保証 15年 | システム保証 15年 バッテリー保証 15年 |
参考価格には実際の販売価格の相場を記載していますが、設置環境や業者によっても大きく変わるため、あくまで参考としてお考えください。
【長寿命・信頼性で根強い人気】EIBS(アイビス)/ 4.0kWh
EIBS(アイビス)は、12,000サイクルの長寿命と高性能・コンパクトさを兼ね備え、容量4.0kWhの「ちょうどよい」サイズ感も人気のモデルです。
蓄電池本体だけでなくパワコンも小型化に成功しており、限られた屋外スペースをムダなく有効活用できます。
EIBS7と比較すると「停電時の電圧が低め」ですが、本体が小さいため「室内設置」や「屋外での壁掛け」が可能である点も見逃せません。
EIBSは、2015年の販売開始から改良を重ね、根強い人気が続いているベテラン機種でもあります。
信頼性や耐久性も充分期待できそうですね!
【2台設置で14kWhも実現可能】EIBS7(アイビス7)/ 7.04kWh
EIBS7(アイビスセブン)は、定番人気モデルのEIBSを正当進化させた、高出力でハイスペックな容量7.04kWhの蓄電池です。
蓄電池本体を2台あわせて最大14.08kWhの大容量を実現でき、パワコンも3つのサイズを用意。
家庭環境に応じて最適なシステムを構築できます。
さらに、EIBS7は「停電時の200V出力」に対応しているため、停電中でもエアコン・IH・エコキュートなどの高負荷の家電が使えます。
音声で蓄電池の稼働状況を知らせる新型モニター「Advoice」を採用。
保証期間も標準15年と長く、いつまでも安心して使い続けられます。
田淵電機の蓄電池のメリット・デメリットは?【こんな人にオススメ!】
さいごに、田淵電機の蓄電池を設置する前に確認したいメリット・デメリットを順番に解説していきます。
【メリット】高性能・長寿命が自慢!補助金でさらに安く買える
田淵電機の蓄電池のメリットは、「高性能・長寿命」を他メーカーより高いレベルで両立している点にあります。
充電・放電は「5.5kW」もの高出力に対応。
太陽光のエネルギーをムダなく貯めて、一度にたくさんの家電を動かすパワーが自慢です。
さらに、蓄電池ユニットには長寿命な「リン酸鉄リチウム」を採用しており、高い性能が10年、15年といつまでも持続します。
国内メーカーである田淵電機の蓄電池は、「DER補助金」などの補助金制度の対象機種であるため、設置費用を節約できる点も魅力ですよね。
【デメリット】他メーカーより価格は高め?安く買う方法はある?
田淵電機の蓄電池の気になるデメリットは、他メーカーに比べて「価格が少し高い」ことです。
電池やパワコンの性能で考えれば「値段相応」のコスパではありますが、海外メーカーなどと比べると高めに感じてしまうでしょう。
安く買うには補助金の利用はもちろん、なるべく多くの業者の見積もりを取り、一番お得なプランを見つける方法がオススメです。
少し割高感がある田淵電機の蓄電池ですが、性能・耐久性はお墨付きです。
できるだけ安く購入して、ぜひ高性能を実感してみてください!
【まとめ】田淵電機の蓄電池は太陽光と相性抜群!バッテリー寿命も長い
本記事で解説してきた「田淵電機の蓄電池」のポイントを、もう一度以下にまとめていきます。
- 田淵電機は1925年創業のベテラン蓄電池メーカー。現在は「ダイヤゼブラ電機」の傘下に
- 長寿命・高出力のハイブリッド蓄電池「EIBS(アイビス)」を主力商品としている
- EIBS7は停電時でも200V・5,500Wの出力に対応。エアコンとIHの同時使用もできる
- 他メーカーより少し割高だが、12,000サイクルの長寿命を考えれば割安ともいえる
さらに、田淵電機の蓄電池は「国や自治体の補助金」の対象モデルとしても登録されています。
補助金を使えば高性能な蓄電池も安く買えますので、ぜひ前向きに検討してみてくださいね!
リノベステーションでは多くのメーカーの蓄電池や太陽光発電を取り扱っております。
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
無料お見積もりも承っております。見積もり依頼はこちら。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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