【2023最新版】日立のエコキュートってどう?プロが徹底解説!
オール電化住宅になくてはならないエコキュート。
2023年現在、エコキュートを販売しているメーカーは多くあります。
エコキュートはメーカーごとに特徴が異なるので、どのメーカー・エコキュートを選べばいいか迷ってしまう人も多いでしょう。
今回は、井戸水対応で水圧が強いことが特徴である日立のエコキュートを紹介します。
目次
【2023年最新!】日立のエコキュートの特徴は?
日立のエコキュートは、水圧が強いエコキュートを導入したい人におすすめです。
また、日立は井戸水・硬水対応のエコキュートを販売しているので、井戸水を使用している家庭がエコキュートを導入する場合、有力候補となるでしょう。
特徴① 水圧の強さが魅力
本来、エコキュートはガス給湯器に比べて水圧が低いことがデメリットです。
しかし、日立のエコキュートは、キッチンとお風呂を同時に使用しても水圧が弱くなりにくいことが特徴です。
また、日立のエコキュートはタンクのお湯を利用して水道水を温めます。
瞬時にお湯を作るので、ガス給湯器と同じようにお湯を飲むことができます。
従来のエコキュートのお湯は、タンクにお湯を貯めるので、お湯を飲むことは推奨されていません。
特徴② タンクの断熱性の高さ
日立のエコキュートは、断熱性の高い「ウレタンク」を採用しています。
ウレタンクとは、ウレタンフォームを断熱材として使用しているタンクのことを指しています。
ウレタンフォームは、従来の発泡スチロールよりも断熱性が優れていることが特徴です。
日立のエコキュートは、タンクの断熱性が優れていることで、お湯の熱が逃げにくくなり、余計な電力を消費しません。
特徴③ 高硬度水・井戸水対応
従来のエコキュートとは異なり、日立のエコキュートは、エコキュート内のお湯を使用して、瞬時にお湯を作ります。
タンク内にお湯を貯めることなく、腐食しにくいステンレスを使用しているので、カルシウムが多い高硬度水や井戸水でも使用することができます。
さらに、継ぎ目にも腐食しにくい素材を使用しているので、井戸水を使用しても問題ありません。
特徴④ 節湯・節電が可能なインテリジェント制御
日立のエコキュートは、節電・節湯が可能な「インテリジェント制御」を搭載しています。
インテリジェント制御は、お湯の使用量に合わせた設定を行うことで、水や電気を節約することができる設定です。
インテリジェント制御の「おまかせ節約」を使用することで、平均的なお湯の使用量を学習し、それぞれの家庭に最適な運転を行なってくれます。
特徴⑤ お湯を綺麗にする「UVユニット」
日立のエコキュートは、お湯の中に漂う菌を抑制する「UVユニット」が搭載されています。
UVユニット内をお湯が通過することで、12時間後の菌の増殖を約99%抑制します。
UVユニットは、家族人数が多い家庭におすすめの機能です。
また、菌の増殖が抑制されるので、残り湯を洗濯に使う時にも安心です。
忖度なし!日立のエコキュートの口コミはどう?
今回、日立のエコキュートの記事を作成するにあたり、日立のエコキュートに関する口コミを調査しました。
日立のエコキュートは、いい口コミが多い印象が強いです。
日立のエコキュートのいい口コミ
エコキュートのいい口コミでは「エコキュートで作ったお湯を飲めるのが安全性が高くていい」という声が見受けられました。
確かに、お風呂やキッチンで使うお湯は、飲めるほど安全性が高いと安心です。
また、水圧が強い点も好感度が高いようです。
日立のエコキュートの悪い口コミ
日立のエコキュートの悪い口コミでは「いいエコキュートだけど、「シルキー快泡浴」やアプリの使用に追加のオプションが必要な点が不満」という声が見受けられました。
日立のエコキュートは、オプションをつけることでさまざまな機能を追加することができます。
なるべくエコキュートの導入価格を抑えたい人にとって、つけたい機能がオプションだと思わぬ金額になってしまうのかもしれません。
日立エコキュートの全ラインナップと特徴を紹介!
2023年現在、三菱から主に4種類のエコキュートが販売されています。
それぞれのタンク容量や特徴をそれぞれ表にまとめたので、エコキュート導入の参考にしてみてください。
【水道直圧】ナイアガラ出湯
日立の「ナイアガラ出湯」は、日立が取り扱うエコキュートの中でも、性能がいいタイプのエコキュートです。
水道直圧給湯に対応しており、お湯の使用量が多い家庭でも快適に使用することができるでしょう。
また、浴室が二階にある場合でも、強い水圧をキープすることができる点も魅力です。
日立「ナイアガラ出湯」の希望小売価格は、高効率の一般地使用「BHP-FV46WD」で、税込1,398,100円です。
型番 | 容量 | 水道直圧 | UVクリーン | 制御 | 太陽光発電 わき上げ |
BHP-FV46WD (高効率) | 460 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
BHP-FV37WD (高効率) | 370 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
BHP-F46WD | 460 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
BHP-F37WD | 370 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
BHP-F46WDK (寒冷地仕様) | 460 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
BHP-F37WDK (寒冷地仕様) | 370 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
フルオートエコキュート
日立の「フルオートエコキュート」は、ボタン1つで沸き上げから足し湯まで自動で行なってくれるエコキュートです。
「ナイアガラ出湯」との違いは、水道直圧給湯に対応していない点です。
フルオートエコキュートは、水道直圧給湯に対応していませんが、驚くほど水圧が変わるわけではありません。
水圧に関して特別なこだわりがなければ、フルオートエコキュートを選ぶことで、エコキュートの導入費用を抑えることができます。
日立フルオートタイプの高機能エコキュート「BHP-FR46WU」のメーカー希望小売価格は、税込1,194,600円です。
型番 | 容量 | 水道直圧 | UVクリーン | 制御 | 太陽光発電 わき上げ |
BHP-FR46WU (高機能) | 460 | 非対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
BHP-FR37WU (高機能) | 370 | 非対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
BHP-FG46WU (FGタイプ) | 460 | 非対応 | 非対応 | 対応 | 対応 |
BHP-FG37WU (FGタイプ) | 370 | 非対応 | 非対応 | 対応 | 対応 |
BHP-F46WU | 460 | 非対応 | 非対応 | 対応 | 対応 |
BHP-F37WU | 370 | 非対応 | 非対応 | 対応 | 対応 |
BHP-FS46WH (薄型タンク) | 460 | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
BHP-FS37WH (薄型タンク) | 370 | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
BHP-F46WUK (寒冷地仕様) | 460 | 非対応 | 非対応 | 対応 | 対応 |
BHP-F37WUK (寒冷地仕様) | 370 | 非対応 | 非対応 | 対応 | 対応 |
【高硬度水・井戸水対応】ナイアガラタフネス
日立のナイアガラタフネスは、高硬度水や井戸水に対応しているエコキュートシリーズです。
ステンレスや樹脂を採用し、高硬度水や井戸水を使用しても腐食しにくいように設計されています。
水道直圧給湯も搭載されているので、高硬度水や井戸水を使用していても水圧の高いエコキュートを導入することができます。
日立ナイアガラタフネスの「BHP-FW46WD」のメーカー希望小売価格は、税込1,415,700円です。
型番 | 容量 | 水道直圧 | UVクリーン | 制御 | 太陽光発電 わき上げ |
BHP-FW46WD | 460 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
BHP-FW37WD | 370 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
BHP-FW46WDK (寒冷地仕様) | 460 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
BHP-FW37WDK (寒冷地仕様) | 370 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
給湯専用
日立の給湯専用のエコキュートは、最低限の機能を搭載したエコキュートを導入したい家庭におすすめです。
日立の給湯専用のエコキュート「BHP-ZA46WU」のメーカー希望小売価格は、税込1,051,600円です。
型番 | 容量 | 水道直圧 | UVクリーン | 制御 | 太陽光発電 わき上げ |
BHP-ZA46WU | 460 | 非対応 | 非対応 | 対応 | 対応 |
BHP-ZA37WU | 370 | 非対応 | 非対応 | 対応 | 対応 |
延長保証も可能!日立エコキュートの保証期間は?
日立のエコキュートは、メーカー保証が1年付帯しています。
さらに、有料で7年と10年の延長保証を追加することが可能です。
10年保証を追加した場合の追加料金は、ナイアガラタフネスが税込22,000円、ナイアガラタフネス以外のエコキュートであれば、税込31,300円です。
日立のエコキュートにも注意点あり!
最後に、日立のエコキュートを導入する際の注意点を紹介します。
特に注意したいのが、機能を追加しすぎて予算オーバーになってしまうことがある点です。
日立のエコキュートを導入する際には、追加したい機能に優先順位をつけて予算オーバーにならないように注意しましょう。
注意点① 使用できる入浴剤は事前にチェック
エコキュートは、配管を痛めないために使用できる入浴剤が制限されています。
日立のエコキュートでは、バブ・バスクリン・きき湯・バスロマン・温泡の入浴剤を使用することが可能です。
ただし、濁り湯や塩分を含んだ入浴剤は使用することができないので注意しましょう。
万が一、使用できない入浴剤を使用してしまった場合には、エコキュートが故障してしまう可能性があります。
注意点② UVユニットがあってもメンテナンスは必要
UVユニットは、浴槽内の菌の繁殖を抑制させることができますが、定期的なメンテナンスは行いましょう。
また、配管お掃除機能が搭載されているエコキュートであっても、定期的な配管のお掃除は必須です。
メンテナンスをしないと、配管が傷んでしまったり、エコキュートが故障してしまったりするので注意が必要です。
注意点③ 井戸水を使用する場合は事前検査を
日立の「ナイアガラタフネス」は、高硬度の水や井戸水を使用することができるエコキュートです。
しかし、硬度が高すぎる水を使用する場合には、エコキュートの故障の原因となってしまうので注意が必要です。
ナイアガラタフネスを導入する際には、必ず水質調査を行い、エコキュートで使用することができるか確認しましょう。
注意点④ 取り扱われているタンク容量が少ない
日立のエコキュートのタンク容量は、460リットルと370リットルから選ぶことができます。
選択できる容量が2種類しかないので、小容量のエコキュートや、大容量のエコキュートを導入したい場合には、日立のエコキュートは選択肢に残らないでしょう。
ただし、インテリジェント制御が搭載されているエコキュートを導入した場合には「おまかせ小世帯」などを使用することで、毎日の沸き上げ量を減らすことができます。
注意点⑤ 機能をつけすぎると高額になる可能性も
日立のエコキュートの口コミにもあった通り、オプション機能を追加しすぎると導入費用が高額になってしまう可能性があります。
別途費用が必要なオプションは、シルキー快泡浴と日立エコキュートアプリです。
シルキー快泡浴は、細かい泡を発生させることで、体を効率的に温めることができる機能です。
日立エコキュートアプリは、導入することでスマホからエコキュートを操作することができます。
どちらの機能もつけたい場合には、オプションを追加した後のエコキュート導入費用を必ず確認しましょう。
日立のエコキュートは水圧を気にする家庭におすすめ!
今回は、日立のエコキュートについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
日立のエコキュートは、水圧が強く、優れた機能が多いのでエコキュートにこだわりたい家庭におすすめです。
ただし、オプション機能を追加することで、本体価格が高額になってしまうケースもあるので注意しましょう。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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