浴室乾燥機のガス代は高い?他の乾燥機との比較や節約術についても!
浴室乾燥機は、洗濯物の外干しができない梅雨時期や台風シーズン、花粉シーズンに役立つものです。
毎日一定量出る洗濯物を回転させるために必要な設備ですが、ガス代が高いという噂があります。
そこで今回の記事では、浴室乾燥機のガス代について具体的に解説すると共に、洗濯乾燥機やガス乾燥機などとのガス代の違いについても解説します。
ぜひ参考にしてください。
目次
浴室乾燥機のガス代はいくら?都市ガス・プロパンガスの両方を比較!
昨今、新築住宅のほとんどにデフォルトで取り付けてある浴室乾燥機。
ただ、口コミの中には「ガス代が高くて頻繁に使えない」というものも…。
そこで今回の章では、浴室乾燥機のガス代について具体的に解説します。
口コミ通り、浴室乾燥機のガス代は高いのでしょうか。
都市ガスの場合のガス代
ガスと一言でいっても、都市部の家庭が使える都市ガスと、都市部以外の家庭が使えるプロパンガスの2種類があります。
都市ガスは、地下に通っているガス管を通じて家庭でガスが使えるシステムです。
地下にガス管を通す費用が膨大なものになるので、人口がある程度密集していて工事費用を多く徴収できる都市部でしか供給されていません。
ガス管の工事費用やメンテナンス費用は多くの家庭で分割されるので、一般的にガス代が非常にリーズナブルといわれています。
都市ガスエリアにお住まいの方が浴室乾燥機を1時間使った場合、約38円のガス代がかかるようです。
プロパンガスの場合のガス代
プロパンガスは、都市ガスエリア外の全ての地域に供給されているガスです。
ガス業者がガスボンベを定期的に自宅へ運んできてくれるので、配送料や人件費などがガス代に上乗せされ、都市ガスよりも高いといわれています。
プロパンガスエリアにお住まいの方が浴室乾燥機を1時間使った場合、約84円のガス代がかかるようです。
先ほど紹介した都市ガスの場合と比べ、倍以上の請求が余儀なくされるということになります。
浴室乾燥機を使うには電気代もかかる!
浴室乾燥機を使うためには、都市ガスエリアであろうとプロパンガスエリアであろうと、電気代がかかります。
必要な電気代は1時間あたり10円前後です。
つまり、総合すると以下のような結果になります。
浴室乾燥機を使うエリア | ガス+電気代の合計額 |
都市ガスエリア | 約48円 |
プロパンガスエリア | 約94円 |
家計のことを考えると、プロパンガスエリアにお住まいの方は浴室乾燥機の使用を極力避ける必要があるかもしれません。
浴室乾燥機のガス代は高い?洗濯乾燥機・ガス乾燥機との比較!
衣類の乾燥は、浴室乾燥機の他に洗濯乾燥機やガス乾燥機でもできます。
では、これら乾燥機の中で、ランニングコストが最も安いのはどれなのでしょうか。
具体的に解説します。
浴室乾燥機と洗濯乾燥機のガス代の違い
洗濯物を乾かすシステムとして、乾燥機付き洗濯機が挙げられます。
洗濯機は、従来の縦型と最近主流のドラム型の2種類がありますが、洗濯物を乾燥させるという面においてはドラム型のほうが性能が良いといわれています。
具体的には、以下のようなランニングコストの差が生まれるということです。
乾燥機の種類 | 1回の乾燥でかかるガス+電気代 |
浴室乾燥機 | 約130円 |
縦型の乾燥機付き洗濯機 | 約45円 |
ドラム型の乾燥機付き洗濯機 | 約24.24円 |
総合して、ドラム型乾燥機付き洗濯機が良いということがわかりますね。
しかも、ドラム型乾燥機付き洗濯機の場合、洗濯物をハンガーに通す手間も必要ありません。
ガス+電気代の節約はもちろん家事の時短も叶うのであれば、浴室乾燥機に勝ち目は無いといえるでしょう。
浴室乾燥機とガス乾燥機のガス代の違い
続いて、浴室乾燥機とガス乾燥機(いわゆる「乾太くん」)のガス代の違いを見ていきましょう。
具体的には、以下の表の通りです。
乾燥機の種類 | 1回の乾燥でかかるガス+電気代 |
浴室乾燥機 | 約130円 |
ガス乾燥機(都市ガスエリア) | 約52円 |
ガス乾燥機(プロパンガスエリア) | 約92.90円 |
こちらに関しても、浴室乾燥機に勝ち目はありません。
冒頭で紹介した「浴室乾燥機はガス代が高い」という噂に関しては、あながち嘘ではないといえるでしょう。
浴室乾燥機のガス代は高い!ガス代を節約する方法には何がある?
ガス代が高いことが証明された浴室乾燥機。
しかし、省エネタイプの乾燥機付き洗濯機やガス乾燥機を新たに購入する費用を考えると「既存の浴室乾燥機を使うのが良いのでは?」とも思ってしまいますよね。
そこで最後に、浴室乾燥機でガス代を節約する方法を5つ紹介します。
ぜひ参考にしてください。
節約方法①部屋干ししてから浴室乾燥機に入れる
浴室乾燥機でガス代を節約する方法は、部屋干ししてから浴室乾燥機に入れることです。
洗濯機から出して干しただけの完全に濡れている洋服を100%の状態に持っていくのと、部屋干しをして50%程度乾いている洋服を100%の状態に持っていくのでは、100%まで持っていく時間に差が生じます。
部屋干しをして、ある程度乾いた洋服に対して最後の仕上げとして浴室乾燥機を使うことができれば、ガス代の節約ができるでしょう。
節約方法②浴室乾燥機を使う前に浴室を乾燥させる
浴室乾燥機を使う前に浴室を乾燥させるのも、浴室乾燥機でガス代を節約する方法です。
浴室に水滴が残っていると、乾燥時間が長く必要になります。
また。浴室内の湿度が高くなってしまい、洗濯物をしっかり乾燥させることが難しくなるデメリットも。
浴室乾燥機を使う場合は入浴直後を避け、浴室内の換気がある程度終わった段階で使えると良いでしょう。
節約方法③洗濯物と洗濯物の間隔をあける
浴室乾燥機でガス代を節約する方法は、洗濯物と洗濯物の間隔をあけることです。
浴室は限られた空間なので、家族分すべての洗濯物を一度に浴室乾燥機にかけようと思うと、洗濯物が密着してしまいます。
しかし、洗濯物は風を受けることで乾くので、できるだけ洗濯物と洗濯物の間隔をあけ、洗濯物1つひとつに風が当たる空間を作りましょう。
節約方法④サーキュレーターなどで空気を循環させる
サーキュレーターなどで空気を循環させることも、浴室乾燥機でガス代を節約する方法です。
浴室乾燥機の多くは、天井に埋め込まれていることかと思います。
したがって、バスタオルなど丈の長いものは、上は乾いているのに下は生乾きという現象が生じる可能性も。
そういった事態を防ぐため、浴室にサーキュレーターなどを置き、空気を循環させることがおすすめです。
節約方法⑤浴室乾燥機のフィルターを掃除する
浴室乾燥機でガス代を節約するためには、フィルターの掃除も大切です。
フィルターが汚れていると、浴室乾燥機の本領を発揮できず、洗濯物を完全に乾かすまでに時間がかかってしまうからです。
フィルターの掃除はこまめにし、浴室乾燥機の使用時間を極力短くする対策を取りましょう。
浴室乾燥機のガス代は高い!節約術を身に着けて効率的に使おう!
今回の記事では、浴室乾燥機のガス代を紹介すると共に、浴室乾燥機の節約方法も紹介しました。
多くの家庭に設置されている浴室乾燥機。
だからこそ、梅雨の時期や台風シーズン、花粉シーズンなどにガス代を気にせずに使いたいですよね。
記事の最後で紹介した節約術を徹底し、ぜひガス代を気にせずに浴室乾燥機を使って洗濯物が乾かないイライラから解放されましょう!
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この記事の監修者
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