エネファームをやめたい人が続出!?給湯器で後悔しない方法を解説
エネファームをやめたいという声を、ネット上で見かけることもありますよね。
公式サイトではメリットばかりの情報でデメリットの情報も少ないのが現状です。
今回の記事では、エネファームをやめたいと思う理由や利用者の声を紹介します。
目次
エネファームの設置をやめたいと思ってしまう大きな理由は?
エネファームの設置をやめたいと思ってしまう大きな理由を6つ紹介します。
エネファームの設置を検討している人は、しっかり目を通しておくことをおすすめします。
導入時のコストが高いこと
エネファームの導入費用の目安は、工事費込みで150万円〜300万円ほどかかります。
一方、省エネ性の高いエコキュートを導入したとしても50万円前後で済みます。
エネファームを使えば光熱費の削減で得することもありますが、その価格は新しい車を買うのと同じぐらい高いので、少し悩むこともあるでしょう。
稼働音がうるさい
エネファームは、低い周波数の音を出し続けることで、ストレスや疲労が出やすいなど、さまざまな健康問題が起きます。
エネファームは高価なため、一度設置すると、その後すぐ取り外すのは難しいです。
また、低周波音は、家の外壁やガラス等は簡単にすり抜けるため、低い音を遮る壁を使って完全に音を防ぐことはできません。
入居する前に施工業者とエネファームの移設の相談をすることをおすすめします。
お湯が出るまでの時間がかかる
エネファームは、同時に発電とお湯の沸かしを行いますが、お湯が出るまでには時間がかかります。
特に寒さの厳しい冬になると、お湯が出始めるのに約1分ほどの時間が必要です。
お湯が遅く出る場合は、給湯アシスト設定を「入」にすると、お湯が早く使えるようになり、予備の熱源を活用してお湯を早く出すことができます。
また、寒い時期の使用は、お湯を温めるのに時間がかかることを覚えておきましょう。
買い替え費用・メンテナンス費用がかかる
エネファームは最初の10年間は無償でメンテナンスが受けられますが、10年が経過すると自分で費用を負担しなければなりません。
設置から10年を超えるとメンテナンスは自己負担となり、1回で約10万円かかります。
10年以降、エネファームのメンテナンスには高額な出費が必要となるため、多くの人が新しいエネファームに買い替える場合がほとんどです。
新しい機器との交換には、合計で約100万~150万円ほどの費用がかかります。
エネファームの寿命は20年ですが、メンテナンス費用と買い替え費用が発生することを踏まえておきましょう。
寿命が短く故障頻度が多い
エネファームは、定期的なメンテナンスや修理を行った場合でも、およそ20年で寿命を迎えます。
寿命を迎えると、発電が停止する問題や、お湯が出ない、お湯の温度が低いなど、給湯に関連するトラブルも発生しやすくなります。
定期的なメンテナンスをおこなっていても、燃料電池ユニットの寿命は変わらないことには気を付けましょう。
発電した電気は売電できない
エネファームは、エネルギーの効率的な使用を目指すもので、売電による収益は期待できません。
エネファームと太陽光発電は、どちらも太陽の光を使って電力を生成できますが、売電の仕組みが異なります。
例えば、太陽光発電は余った電力を売ってお金を稼げますが、エネファームはお湯を沸かしながら発電するので、余分な電力がほとんど出ません。
そのため、エネファームの初期費用を回収するのは難しい可能性が高いです。
エネファームが不要だと判断した人の理由
エネファームの設置をやめたいと判断した人の理由を3つ紹介します。
太陽光発電との組み合わせはエコキュートが適しているから
エネファームが不要だと判断した理由の1つは、「太陽光発電との組み合わせはエコキュートが向いている」ということです。
エコキュートは、太陽光発電との相性が良いです。
エコキュートには、太陽光発電を利用して給湯できる「ソーラーチャージャー機能」を備えています。
現在、東京電力の従量電灯Bの電力単価は30.0円/kWhで、売電価格が16円/kWhのため、自家消費した方が安くなります。
一方、エネファームは給湯にガスを使用するので、太陽光発電の自家消費につながりません。
エネファームは発電した電力を優先的に消費するため、太陽光発電の自家消費率は大幅に低下します。
そのため、卒FIT後も自家消費率を上げたい人にはエコキュートが適しているでしょう。
IHコンロが希望で、ガスは必要ではなかったから
エネファームが不要だと判断した理由の2つ目は、「IHコンロの方が掃除しやすい」ということです。
IHコンロは、天板がフラットなので基本的には拭き掃除だけで済むのに対して、ガスコンロは五徳やガス噴出口など出っ張りが多く、掃除が面倒に感じてしまうことも多いようです。
また、エネファームが不要だと判断した理由として、室内に熱がこもりにくいので、夏場でも快適に料理ができたり、火災やヤケドなどの事故が起こりづらかったりすることも考えられます。
ガスコンロにはない快適さや安全性がIHコンロを希望する人が多いようです。
ガス代が異常に高くなったから
エネファームが不要だと判断した理由の3つ目は、「ガス代が異常に高くなったから」ということです。
電気単価に続き、ガス単価も去年の1.5倍ほど上がっているため、エネファームの設置は光熱費が高くつきやすくなります。
お湯を使う量を減らしても、外が寒くて水温が低い場合は節約した以上にガスの使用量が増えてしまいます。
光熱費が高くつくことからエネファームの設置をやめたいと判断してしまうようです。
エネファームの設置をやめたくなったという人の声
エネファームの設置をやめたくなったという人の口コミを3つ紹介します。
①本当にそうです。
補助金が出るから、電気とガスのダブル発電、など言われて知識がなかったのでつけたのですが、10年経って事実が分かる、本当に騙されました。
10年後が分かっていたなら絶対つけてません。
引用元:ヤフー知恵袋
②昨年エネファームを導入しました。
稼働時と停止時に発生するカチカチという開閉音が耳についてしまって煩わしいです。
窓を閉めていても聞こえるので何か調子が悪いのではないかと思いハウスメーカーの点検で確認してもらう予定です。
コスト的にはガスを使って発電している時に電気を使わないとメリットが出ないのであまりメリット無かったなと感じます。
寿命が来たら次は普通の給湯器にするつもりでいます。
引用元:e-戸建て
③エネファームなんかやめたほうがいいと思う。発電のためにわざわざガスを燃やすのだから。本当にエコかどうか分かったもんじゃない。それに東芝製のエネファームを設置したのは2013年だけど、いまだに故障状態です。いっくら業者が出入りして修理を試みても直りません。エコに貢献しようと思って設置したのに、これじゃ業者に騙されたとしか言いようがない。
引用元:e-戸建て
給湯器の設置はエネファーム・エコジョーズ・エコキュートならどれがお得?
給湯器の設置はエネファーム・エコジョーズ・エコキュートならどれがお得なのか設置コストと光熱費を比較してみました。
設置コスト
本体価格の目安 | 工事費用の目安 | 本体価格+工事費用の目安 | |
エネファーム | 120万~200万円 | 30万~80万円 | 150万~280万円 |
エコジョーズ | 120万~300万円 | 15万~30万円 | 135万~330万円 |
エコキュート | 20万~50万円 | 15万~20万円 | 35万~70万円 |
エネファームとエコジョーズ、エコキュートの本体価格と工事費用を含めた初期費用を比較すると、エコキュートは約35万~70万円程度で導入できることが多い一方、エネファームとエコジョーズはほとんどの場合100万円以上の費用がかかります。
光熱費
給湯器 | 1日の光熱費 | 1ヶ月の光熱費 | 年間の光熱費 |
エネファーム | 444円 | 1.3万円 | 16万円 |
エコジョーズ | 122円 | 3,666円 | 4.4万円 |
エコキュート | 55円~111円 | 1,666円~3,333円 | 2万~4万円 |
給湯器の中で光熱費が一番、安いのはエコキュートです。
エコキュートを導入するとエネファームの光熱費よりも、12万~14万円の削減になり、エコジョーズでは、2万~4万円ほど年間の光熱費がおさえられます。
エネファームやエコジョーズはガスを使いますが、エコキュートはガスが不要で、お湯が作れます。
エコキュートなら、夜は安い電気を使ったり、太陽光発電の電気を無料で使えたりするので電気代を大幅に削減できるでしょう。
エネファームよりエコキュートの方が太陽光発電との相性がいい
今回の記事では、エネファームをやめたい理由や不要だと判断した人の特徴などについて紹介しました。
エネファームは、「導入コストが高い」「稼働音がうるさい」などの理由でやめたいと思ってしまう人が多いようです。
もしも設置コストや稼働音で悩んでいる場合、エコキュートを使うと、エネファームよりも半分以下の金額で安く設置できたり、音の大きさは図書館レベルの騒音で設置できたりします。
また、太陽光発電でお湯を作る「ソーラーチャージャー機能」を使えば、自分で作った電気で給湯できて、電気代を節約できます。
設置コストや光熱費などを節約したい人は、エコキュートを検討してみてはいかがでしょうか。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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