蓄電池には全負荷型と特定負荷型がある!?【特徴と選ぶポイント】
目次
全負荷型と特定負荷型の違いはコレ!【蓄電池選びのポイン蓄電池の全負荷型と特定負荷型の違いは?【わかりやすく解説】
近年の災害の多さや電気代の高騰から、防災や節電対策のためにご家庭に導入される方も増えてきています。
そんな蓄電池ですが、「値段」「容量」「大きさ」以外に蓄電池を選ぶポイントがあることをご存知でしょうか?
それが「全負荷型」と「特定負荷型」です!
この2つの型を知ると、よりご家庭に合った蓄電池を選ぶことができます。
それでは、2つの型のポイントを解説していきます!
【蓄電池の選び方】全負荷型と特定負荷型どっちがいいの?
「全負荷型」と「特定負荷型」の蓄電池、どちらを選べばいいの?
どちらが自分の家に合っているの?
そんな疑問を解消するために、まずは「全負荷型」と「特定負荷型」それぞれの特徴を説明します!
全負荷型の特徴
全負荷型蓄電池は、簡単に言うと小さい家電から大型家電まで全ての家電製品の電力を賄うことができる蓄電池のことです。
全負荷型蓄電池は60Aもしくは10kVaまでの全ての部屋の電気が使えます。
つまり、ほとんどのご家庭でリビングやキッチンなど家中の照明やコンセントが問題なく使えます。
全負荷型は蓄電容量が特定負荷型に比べて大きいものが多いため、1度に蓄電できる電力量が大きいこともポイントの1つです。
また、全負荷型蓄電池は太陽光発電システムと連携できる製品が多いので、太陽光発電システムも導入されている方は全負荷型がオススメです。
特定負荷型の特徴
続いて、特定負荷型の蓄電池の特徴を説明します!
特定負荷型は特定のエリアのコンセントの電力を賄います。
特定負荷型蓄電池で賄うエリアは事前に購入者様にご指定いただくことができ、商品によって差異はありますが15〜20Aの回路を選ぶことができます。
15〜20Aがどのくらいかというと、ご家庭に設置されているブレーカーの1~2回路分になります。
冷蔵庫のコンセントやTVコンセントなど必要最低限の回路のみを指定する方が多いです。
全負荷型に比べ特定負荷型は容量が小さい製品が多いため、コンパクトなものが多く屋内設置できる製品もあります。
全負荷型蓄電池と特定負荷型蓄電池それぞれの特徴を説明してきました。
蓄電池を選ぶ時のポイントにしてみてください!
どちらがいいの?
続いて、「全負荷型蓄電池と特定負荷型蓄電池の特徴は分かったけどまだ決められない…」という方のために、それぞれの型が具体的にどのような方にオススメなのかを紹介していきます!
蓄電池を導入する目的を明確にすることで、ご自分に合う蓄電池の型が見つかるはずです。
【全負荷型蓄電池がおすすめな方】
- 停電時にも家全体の電気を利用できる状態にしておきたい
- 全館空調やオール電化を導入している家に住んでいる
- 太陽光発電で生み出した電気を蓄えておきたい
【特定負荷型蓄電池がおすすめな方】
- 停電時に最低限の電力を長く使用したい
- 庭が広くないから屋内に設置したい
それぞれの型の蓄電池は、以上のような目的を持った方におすすめです。
ぜひ参考にしてみてください!
全負荷型の蓄電池をご紹介!【自分に合った製品を選ぼう】
ここでは、全負荷型蓄電池の代表的な製品をご紹介します!
それぞれの製品のポイントをまとめてみました。
SHARP(シャープ) / クラウド蓄電システム / 8.4kWh / 700mm×360mm×605mm(幅×奥行き×高さ)
- 屋外・屋内どちらにも設置できるタイプ
- 全負荷型なのにコンパクト
- SHARPの蓄電池の寿命は業界最高レベルなので、劣化を気にすることなく使い続けられる
参考:「SHARP 住宅用太陽光発電システム」
OMRON(オムロン) / マルチ蓄電プラットフォーム / 16.4kWh / 490mm×295mm×1010mm(幅×奥行き×高さ)
- 業界最大レベルの容量
- 長時間の停電時でもいつも通りの生活が送れる
- 同じくらいの容量の他製品と比べるとかなりコンパクト
- 屋内・屋外どちらにも設置できるタイプ
参考:「OMRON マルチ蓄電プラットフォーム」
DMM.make smart / リチウムイオン蓄電システム / 9.8kWh / 762mm×440mm×1145mm(幅×奥行き×高さ)
- 屋外設置タイプ
- 大容量
- 自家使用優先タイプ・売電優先タイプの2つに型が分かれているので、より自分に合った蓄電池が選べる
参考:「DMM energy 製品一覧」
京セラ / リチウムイオン蓄電システム Enerezza(エネレッツァ) / 5kWh〜15kWh / 485mm×280mm×562mm(幅×奥行き×高さ)
参考:「KYOCERA 製品情報」
全負荷型と特定負荷型の違いはコレ!【蓄電池選びのポイント】
いかがでしたか?
全負荷型蓄電池と特定負荷型の違いを最後に簡単にまとめてみます。
全負荷型は
- 家中の家電の電気を賄う
- そのため、停電時にも普段と変わらない生活ができる
- 太陽光発電システムと連携可能
特定負荷型は
- 特定の回路の電気を賄う
- そのため、停電時に必要最低限な電力を長く利用できる
- 容量の小さいものが多いのでコンパクト
是非、蓄電池購入の参考にしてくださいね!
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
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太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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