新築にソーラーパネルを設置するデメリットとは?メリットと徹底比較!
自家消費による電気代節約効果や停電対策としての役割など、新築にも相性抜群な太陽光発電。
とはいえ設置する前には、長所だけでなく短所も知っておきたいですよね。
そこで本記事では、新築購入時にソーラーパネルを設置するデメリットとメリットを徹底比較し、どのタイミングでの設置がベストなのか解説していきます。
記事の後半では、太陽光発電の大きなデメリットである初期費用をかしこく節約する「3つの方法」もご紹介していますので、なるべく安く設置したい方はぜひご覧ください!
目次
【結論】新築のソーラーパネル設置はデメリット以上のメリットあり!
結論から言えば、新築購入時のソーラーパネル設置にはデメリットもあるものの、メリットのほうが大きいため「予算に余裕があれば導入するべき」です。
たとえば太陽光発電のデメリットとして挙げられることの多い「高額な初期費用」は、売電収入や電気代の節約効果などで運用期間中に回収できます。
電気代の高騰が続く現在では、売電による収入よりも「自家消費」で節約できる電気代のほうが注目されており、今後ますます導入価値は高まってゆくでしょう。
一方で、資金回収前に台風などで損壊すると「有償修理」対応となり損するケースもあるため、保証内容については契約前にしっかり確認しておきたいところです。
新築にソーラーパネルを設置する「3つのデメリット」とは?
つぎに、新築購入時にソーラーパネルを設置するまえに確認しておきたい「3つの気になるデメリット」について解説していきます。
デメリット①:設置にはまとまった初期費用が必要
新築に太陽光発電を設置する最大のデメリットは、「なにかとお金が必要なときに高額な初期費用がかかってしまう」ことです。
10年ほど前に比べれば格段に安くなった太陽光発電ですが、それでも「100万円」を超えることも多いため、予算に余裕がない方には大きな負担に感じられるでしょう。
一方で、太陽光発電の初期費用は売電収入や節約できる電気代などを換算すれば「10〜15年」で回収可能ですので、長期的に見れば「黒字」であることも覚えておきたいところです。
デメリット②:数年ごとに点検・メンテナンス費用がかかる
太陽光発電の気になるデメリットとして、「設備保全や発電力の維持のために、数年に一度の点検・メンテナンス費用がかかる」ことが挙げられます。
「改正FIT法」により4年に一度の定期点検は義務づけられており、点検にかかる費用は太陽光発電を運用するうえでの必要経費として用意しておく必要があります。
一度の点検に必要な費用は「1〜2万円」ほどと高額ではないため、売電収入などを少しずつ積み立てておけば急な出費で慌てることもないでしょう。
デメリット③:設置から10年後に売電収入が低下する
太陽光発電の設置から10年後は、FIT制度による優遇期間の終了により売電単価が下がってしまうため、副収入を重視している方にとってはデメリットとなります。
一方で、電気代1kWhの単価が30円を超える現在では、FIT制度で売電するより「自家消費」したほうがお得なケースも多く、太陽光発電を設置する価値はむしろ高まっています。
もちろん、日中に自家消費しきれない余剰電力は設置から10年後も売電可能なため、発電したエネルギーをムダなくすべて活用することができます。
新築にソーラーパネルを設置する「3つのメリット」をご紹介!
つづいて、新築を建てるタイミングでソーラーパネルを設置するべき「3つのうれしいメリット」を順番にご紹介していきます。
メリット①:停電対策しながら電気代の節約もできる
新築に太陽光発電を設置する大きなメリットは、停電時には補助電源として活躍するだけでなく、平常時は電気代の節約効果も期待できることです。
太陽光発電の自立運転機能を使えば停電中でも「最大1,500W」までの電気が使えるため、冷蔵庫の連続運転やテレビ視聴、スマホ充電など多方面に役立ちます。
出力5kWほどのパネルを設置すれば、3〜4人家族の日中の消費電力をほとんどカバーできますので、うまく自家消費すれば「年間10万円以上」の節約も難しくありません。
メリット②:20年上の長寿命で資金回収後も大活躍
ソーラーパネルの製品寿命は「25〜30年以上」と非常に長いため、10〜15年ほどで初期費用を回収した後は、自家消費や売電収入によるメリットをますます実感できます。
近年問題となっている「電気代の高騰」は今後も加速する見込みですので、コストをかけずに発電できるメリットは将来的にますます大きくなってゆくでしょう。
特に、エネルギーの大半を電気に頼る「オール電化住宅」は電気代が高くなりがちなため、新築購入時から太陽光発電を設置したほうが長期的に見てお得です。
メリット③:蓄電池との併用で「光熱費0円生活」を目指せる
太陽光発電と「家庭用蓄電池」を新築購入時に同時設置すれば、「24時間の停電対策」や「夜間の電気代節約」など、さまざまなメリットを得ることができます。
もしも停電中に蓄電池のバッテリーが切れてしまっても、太陽光発電のエネルギーを充電することもできますので、数日にわたる大停電でも電気の「自給自足」が可能となります。
さらに、太陽光発電と蓄電池の同時購入で「セット割引」が適用されたり、自治体によっては補助金額が増える場合もあるため、結果的に多くの費用を節約できます。
ソーラーパネルの設置費用をかしこく節約する方法はある?
新築購入時にかかる太陽光発電の設置費用を抑える「3つの節約方法」を以下にご紹介していきます。
節約方法 | ポイント |
①補助金制度を利用する | ・地方自治体の太陽光発電向け補助金制度を利用すれば、数万〜数十万円の初期費用を節約できる ・太陽光発電の設置は国の「ZEH補助金」の申請条件であり、申請が通れば55〜100万円以上の交付を受けられる |
②相見積もりで販売店を厳選 | ・太陽光発電の価格は販売店によって大きく違うため、なるべく多くの見積もりを比較して決めるべき ・独自のアフターサービスや保証内容を売りにしている販売店もあり、価格以外の付加価値にも注目したい |
③初期費用0円プランの活用 | ・初期費用0円・毎月定額払いで太陽光発電を設置でき、支払期間中は手厚いアフターサポートが付いてくる ・契約期間の満了後に所有権が譲渡される「リースプラン」も、予算に余裕がない方におすすめ |
まとめ:新築へのソーラーパネル設置はメリット大!導入を検討しよう
本記事でくわしく解説してきた「新築にソーラーパネルを設置するデメリットとメリット」についての重要ポイントを、もう一度以下にまとめていきます。
- 太陽光発電の設置にかかる「高額な初期費用」は難点だが、10〜15年で元は取れる
- 設置から10年後に下がる売電収入も気になるが、売らずに自家消費すれば損失は少ない
- 太陽光パネルの寿命は25〜30年以上と長く、資金回収後も売電や停電対策で活躍する
- 太陽光発電と蓄電池の併用で夜間も電気を自家消費すれば、光熱費0円生活も目指せる
「まとまった初期費用が必要」「点検・メンテナンス費用がかかる」などデメリットも存在する太陽光発電ですが、10〜15年で黒字に変わるため大きな問題ではありません。
むしろ、新築購入時から停電対策ができて安心な点や、蓄電池と併用して光熱費を最小限に節約できることを考えれば、デメリット以上のメリットがある設備といえるでしょう。
それでも気になる初期費用は「地方自治体の補助金」の活用で軽減できるほか、「初期費用0円プラン」などもおすすめですので、ぜひ前向きに導入を検討してみてくださいね!
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この記事の監修者
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