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蓄電池は200V対応の方がいい？メリットと必要なケースとは？
卒FIT家庭の増加に伴い、蓄電池を導入する家庭が増えています。
蓄電池には、様々な種類があります。
今回は、蓄電池の仕様の中でも「200V対応」について解説します。
目次
【大型家電の使用有無】200V対応の蓄電池ってどんな蓄電池？
蓄電池の「200V対応」とは、200Vの住宅設備を蓄電池で動かせるかを指しています。
200Vの住宅設備には、大型のエアコンやIH、エコキュートなどがあります。
蓄電池内の電気で大型エアコンやIH、エコキュートを使用したい場合には、200V対応の蓄電池を導入しましょう。
200V対応の蓄電池が必要になるケースとは？
200V対応の蓄電池が必要なケースは、以下の3パターンです。
ただし、停電時などに200Vの住宅設備を使用する必要がない場合には、必ずしも200V対応の蓄電池を導入しなければいけないわけではありません。
ケース① 200Vのエアコンを使用している
200Vの大型エアコンを使用していて、蓄電池の電気でエアコンを使用したい場合には、200V対応の蓄電池を導入する必要があります。
200Vのエアコンを導入していて、200V対応の蓄電池を導入しない場合には、停電時にエアコンを使用することができません。
ケース② エコキュートを使用している
エコキュートを使用しているオール電化住宅では、200V対応の蓄電池の導入がおすすめです。
オール電化住宅で200V対応の蓄電池を導入することで、停電時にもエコキュートを使用することができます。
停電時にエコキュートが使えれば、停電が起きても水道が止まっていなければお風呂に入ることができます。
ケース③ IHを使用している
オール電化住宅では、IHを使用していることが多いです。
IHを使用している場合には、200V対応の蓄電池を導入することで、停電時に調理することができます。
特に、赤ちゃんがいる場合には、200V対応の蓄電池を導入することで、停電時でも哺乳瓶などを煮沸消毒できるようにしておくと安心です。
200Vのエアコンを見分けるにはどうしたらいい？
家庭用のエアコンには、100Vと200Vの製品があります。
基本的に14畳以上のエアコンは200Vの製品が多いです。
ただし、14畳以下のエアコンでも200Vの製品は販売されていますので、取扱説明書やコンセントの形状を確認しておくと安心です。
ポイント① 取扱説明書を確認する
200Vのエアコンかを見分ける時には、取扱説明書を確認すると安心です。
取扱説明書を無くしてしまった場合、メーカーのホームページなどに取扱説明書のファイルがあるケースがあるので確認してみましょう。
ポイント② コンセントの形状を確認する
エアコンの取扱説明書がない場合には、エアコンのコンセントを確認してみましょう。
エアコンのコンセントがよく使っている形状のコンセントであれば、100Vのエアコンです。
対して、よく見るコンセントの形状ではない場合、200Vのエアコンです。
また、200Vのコンセントには「200V」と書かれている場合もあるので、何か記載がないか確認してみましょう。
200V対応の蓄電池を導入するメリットは？
200Vの蓄電池を導入するメリットは以下の3点です。
- オール電化住宅で導入すれば、停電時にいつも通りの生活が可能
- 蓄電容量が大きい蓄電池が多い
- 将来的にオール電化住宅に対応できる
それぞれ詳しく解説します。
メリット① オール電化住宅でいつも通りの生活ができる
オール電化住宅で200Vの蓄電池を導入した場合、停電が起きてもエコキュートやIHを使用することができます。
オール電化住宅ではガスを使用しないので、200Vの蓄電池を導入することで、停電時でもいつも通りの生活が可能になります。
特に、小さい子供や高齢者がいる家庭では、エアコンやエコキュート、IHをいつも通り使用できる点は、メリットが大きいと言えるでしょう。
メリット② 蓄電容量が大きい蓄電池が多い
200V対応の蓄電池は、蓄電容量が大きめなことが多いです。
200V対応の蓄電池を導入する場合、電気消費量の多いエアコンやエコキュート、IHを使用することが前提になります。
容量の多い蓄電池を導入しておくことで、エアコンなどの電気消費量が多い家電も、電気の心配をせずに使用することが可能です。
メリット③ 将来的にオール電化に対応できる
現在、200Vの家電や住宅設備がなくても、将来的にオール電化住宅にリフォームする場合には、200V対応の蓄電池を導入しておくことがおすすめです。
あらかじめ200V対応の蓄電池を導入しておくことで、オール電化住宅にリフォームした時に蓄電池内の電気でエコキュートやIHを使用することができます。
200V対応の蓄電池を導入するデメリットは？
200V対応の蓄電池には、価格が高くなるなどのデメリットがあるので、導入する際には注意が必要です。
- 価格が高くなる
- 容量が大きくなる
- 住宅の仕様によっては意味がないことも
それぞれ詳しく解説します。
デメリット① 蓄電池の価格が高くなる
200V対応の蓄電池は、100Vの蓄電池に比べて価格が高い傾向にあります。
「200V対応の蓄電池を導入しておけば安心だ」と思って検討してみると、予算をオーバーしてしまうことがあるので注意が必要です。
また、200V対応の蓄電池は、100Vの蓄電池に比べて販売数が少ない点もデメリットだと言えるでしょう。
デメリット② 蓄電池の容量が大きくなる
200V対応の蓄電池は、蓄電容量が大きいものが多いです。
蓄電容量が大きいということは、価格が高くなり、本体も大きくなるということです。
200V対応の小さめの蓄電池を購入するとなると、かなり選択肢が狭くなってしまうので注意しましょう。
デメリット③ オール電化住宅以外では意味がないことも
200V対応の蓄電池は、200Vのコンセントがある家庭で導入することで、メリットを得ることができます。
今後オール電化住宅にリフォームする予定があるとしても、先に蓄電池の寿命が来てしまったら200V対応の蓄電池を導入した意味がありません。
200Vの蓄電池を導入する時には、10年以内にオール電化にリフォームするかを再検討してみましょう。
200V対応の蓄電池！2023年最新のおすすめは？
最後に、当社で取り扱いがある、おすすめの200V対応蓄電池を紹介します。
それぞれ、蓄電池の特徴に加えて、当社での販売価格も紹介していますので、200V対応蓄電池導入の参考にしてみてください。
おすすめ① ニチコン：トライブリッド蓄電システム
ニチコンのトライブリッド蓄電システムは、蓄電池に加えて太陽光発電システムとV2Hを同時制御できるパワコンを搭載している製品です。
蓄電容量は、4.9kWh・7.4kWh・9.9kWh（4.9kWh×2台）・14.9kWh（7.4kWh×2台）から選ぶことができます。
また、蓄電ユニットを後付けすることで、後から蓄電容量を増やすことが可能です。
ニチコン「トライブリッド」の当社販売価格は、7.4kWhの製品で工事費込み2,087,000円（税込）です。
おすすめ② シャープ：クラウド蓄電池システム
シャープのクラウド蓄電池システムは、蓄電容量と全負荷・特定負荷をカスタマイズできる点が魅力の蓄電池シリーズです。
また、簡易基礎で工事期間が短く、なるべく早く蓄電池を導入したい人にもおすすめ。
シャープ「クラウド蓄電池システム」（9.5kWh）の当社販売価格は、工事費込みで2,650,000円（税込）です。
おすすめ③ 長州産業：スマートPVプラス
長州産業のスマートPVプラスは、単機能やハイブリッドなど、選べる仕様が魅力の蓄電池シリーズです。
また、長州産業「スマートPVプラス」は、日本で製造されている蓄電池シリーズです。
長州産業「スマートPVプラス」（7.04kWh）の当社での販売価格は、工事費込みで2,060,000円（税込）です。
オール電化住宅や停電対策には200Vの蓄電池がマスト！
今回は、200V対応の蓄電池について解説しました。
200V対応の蓄電池は、大型のエアコンやオール電化住宅設備を導入している家庭におすすめの蓄電池です。
当社では今回紹介した以外でも、200V対応の蓄電池を取り扱っております。
200V対応の蓄電池をご検討の際は、お気軽にご相談ください。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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