四国電力おトクeプランのメリット・デメリットや電化eプランとの違い
「おトクeプラン」は四国電力が提供する料金プランで、電気使用量が多い家庭ほどメリットを感じやすくなるので、家計の節約に効果的です。
今回は、四国電力が提供する「おトクeプラン」の特徴や料金表、電気の特性などを詳しく紹介します。
目次
四国電力「おトクeプラン」の特徴
四国電力「おトクeプラン」の特徴について、3つ紹介します。
300kWhを超える電力の単価が割安
300kWh以上の電力を使う家庭には、電気プランのうち3段階目がお得です。
2段階目と比べて1.31円高いものの、従量電灯Aよりも1kWhあたり2.20円安い設定です。
電力の効率的な使用で節約し、経済的に利用しましょう。
追加オプションが利用できる
四国電力の「おトクeプラン」に加入すると、以下のオプションを選ぶことができます。
オプション | 内容 |
よんでんコンシェルジュ | 電気料金に応じてポイントが貯まる 他社ポイントや特産品と交換、または地域団体に寄付が可能 |
ありがとう割引 | 契約継続で1年に1回、電気料金が1,056円割引 |
ファミリe割引 | 同一の振替口座やクレジットカード支払いが可能 ファミリe割引を適用すると、1契約ごとに月額108円(税込)が割引 |
「おトクeプラン」では、生活に合わせて選べるオプションが用意されています。
これにより、節約や特典を重視する方にとって柔軟でお得な電力プランを組み立てることができます。
電気や水まわりのトラブルに迅速に対応
「よんでん住まいのほっとサポート」は、月額490円から(税込)で、電気や水回りの問題に対応してくれるサービスです。
修理の申し込みは24時間いつでも受け付けており、地元の修理業者は電機商業組合、電気工事工業組合、管工事組合と協力し、すばやく対応してくれます。
電気料金にプラスして、月々の定額プランで安心してサポートを受け、快適な住まいを維持できます。
四国電力おトクeプランの基本料金
四国電力「おトクeプラン」の基本料金は以下のとおりです。
区分 | 単位 | 料金単価(税込) |
基本料金 | ~11kWhまで | 667円00銭 |
電力量料金 | 11kWh~120kWh | 30円66銭 |
121kWh~300kWh | 37円28銭 | |
301kWh~ | 38円59銭 |
おトクeプランは、電灯や一般的な家電製品を使用でき、同時に必要な電力が6kVA未満の場合に利用できるプランです。
ただし、定額電灯が使える場合は適用外です。
四国電力おトクeプランのメリット・デメリット
四国電力「おトクeプラン」のメリット・デメリットを表でまとめてみました。
メリット | デメリット |
電気をたくさん使う家庭はお得 夜間の利用で通常よりも安い料金で電気が使える 将来のライフスタイルの変化に対応しやすい | 燃料費調整額の上限が設定されていない 電気使用量が少ない人には不向き 定額電灯の使用時は通常料金が適用、特典が使えない |
四国電力の「おトクeプラン」の最大のメリットは、電気を多く使う家庭にとって大きな節約が期待できることです。
第2段階と第3段階の料金単価がほぼ変わらないため、大量の電気を使用する家庭ほど、より低い単価で電気を供給され、結果として電気代の節約が期待できます。
四国電力の「おトクeプラン」の最大のデメリットは、燃料費調整額に上限がないことです。
もし燃料費が急騰すれば、電気料金が予測できないほど高くなる可能性があります。
だからこそ、将来の変動に備え、契約内容を慎重に確認することが大切です。
四国電力おトクeプランの契約期間・違約金
四国電力の「おトクeプラン」は、契約期間が1年で、解約手続きをしても解約金はかかりません。
解約すると、前回の電気の測定日から引っ越しの最終日までの使った電気代が日割りで請求されます。
引っ越し後の約1カ月間は、使っていた口座やクレジットカードを解約しないように気をつけましょう。
四国電力「おトクeプラン」と「電化eプラン」の違い
四国電力の「おトクeプラン」と「電化eプラン」の違いは、顧客層や料金体系などによる違いです。
区分 | 単位 | 電力量単価 | |||
おトクeプラン | でんかeプラン | ||||
基本料金 | 1契約 | 667円00銭 | 12,342円 (~10kWhまで) | ||
~11kWhまで | 617円22銭 | ||||
電力量料金 | 11kWh~120kWh | 30円66銭 | 平日昼間 | 70kWhを超えるごとに | 44円48銭 |
121kWh~300kWh | 37円28銭 | ||||
301kWh~ | 38円59銭 | 夜間・休日 | 241kWhを超えるごとに | 33円79銭 |
「でんかeプラン」は電気をたくさん使う電化住宅向けのプランで、主に電気を使って暖房や給湯を行っている家庭向けです。
一方、「おトクeプラン」は、電力使用量が300kWhを超える方に向けたプランで、電気を多く使う家庭がお得に利用できるプランです。
どちらも顧客層や特典、料金体系が異なるので、自分の生活に合ったプランを選ぶと良いですね。
四国電力「おトクeプラン」でよくある質問
四国電力「おトクeプラン」でよくある質問について、5つ紹介します。
電力会社の切り替えが停電を引き起こす可能性は?
特定の電力会社だけが停電することはありません。
電力ネットワークの管理は地域の送電会社と公的機関が行っており、停電はネットワーク全体の問題によるものです。
どの電力会社を選んでも停電リスクに大きな違いはありません。
同じ電気なのに価格が変動する理由は?
新電力への切り替えが必ずしも電気代の安さにつながらず、むしろ上昇するリスクがあります。
2020年以降、燃料費の高騰により電気代が上昇している傾向です。
ただし、新しい電力会社は様々な工夫で電気を割安に提供しています。
また、送電網の管理は地域の送電会社が行っているため、安全性には変わりありません。
お申込みに際して必要なものは?
お申し込み時には、電気ご使用量のお知らせ(検針票)に記載されている「お客様番号」と「供給地点特定番号」が必要です。
一部事業者ではWeb上で確認できることもあるので、事前に確認しておくとスムーズです。
支払い方法は何種類?
四国電力の「おトクeプラン」では、支払いはクレジットカード、口座振替、電子マネー、またはコンビニで行うことができます。
口座振替は、電気使用量に応じてポイントが貯まるため、おトクeプランを利用するメリットがさらに広がります。
停電が起きた場合はどこに連絡すればいいの?
停電に関するお問い合わせは四国電力で受け付けていますが、具体的な原因については各電力会社にしかわからない場合があります。
原因が特定できない場合は、直接各電力会社にお問い合わせしてください。
各電力会社 | お問い合わせ |
四国電力 | 0120-410-761 |
東京電力 | 0120-995-007 |
関西電力 | 0800-777-3081 |
中国電力 |
四国電力「おトクeプラン」は多く電気を使う家庭におすすめ
今回は、四国電力の「おトクeプラン」の特徴や「電化eプラン」との違いについて紹介しました。
「でんかeプラン」は電化住宅向けで、暖房や給湯に多くの電気を使う家庭向けに対して、「おトクeプラン」は電力使用量が300kWh以上の家庭向けで、電気を多く使う方にお得なプランです。
また、四国以外の地域に住んでいる方でも、東京や関西向けのプランを利用できます。
紹介した電気プランを比較検討し、電気代を安く抑えるようにしていきましょう。
▼関連記事はこちら
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。
光熱費削減コンサルタント
中田 萌ご相談やお見積もりは
完全無料です!