カーポートのソーラーパネルはメリットがある?平均費用についても!
需要が高まっているソーラーパネルですが、一般的には住宅の屋根に設置するイメージですよね。
しかし、実はカーポートの上にも設置が可能なのです。
そこで今回の記事では、カーポートにソーラーパネルを設置する場合のデメリットやメリット、カーポートにソーラーパネルを設置する場合の平均費用や安く設置する方法を紹介します。
目次
カーポートのソーラーパネルはデメリットが多い?!主な理由4選!
残念ながら、カーポートにソーラーパネルを設置するのはデメリットが多いといわれています。
では、どういったデメリットを痛感することになるのでしょうか。
具体的なデメリットを4つ紹介します。
デメリット①建築確認書類が必要
カーポートにソーラーパネルを設置すると、建築確認書類が必要というデメリットがあります。
とはいえ、私たち利用者側が役所などに申請を出すわけではなく、事業者側がしっかり認識しておかなければならないものになるので、このあたりは安心してください。
カーポートにソーラーパネルを設置する場合に建築確認書類が必要な理由は、カーポートが特殊建築物に該当するからです。
カーポートの下に置かれる自動車は、ガソリンを積んでいるために出火する可能性があります。
だからこそ、そのカーポートが安心安全だと証明できる建築確認書類が必要なのです。
仮に建築確認書類を発行しない場合、カーポートが違法建築物としてみなされてしまい、撤去を命じられる可能性も。しっかり制度を認識しておきたいところです。
デメリット②カーポートの初期費用が割高になる
カーポートの初期費用が割高になるというのも、カーポートにソーラーパネルを設置する場合のデメリットです。
乗用車2台分のカーポートを設置する際に必要になる費用は、おおよそ20万円前後といわれています。
一方、乗用車2台分のカーポートにソーラーパネルを乗せる場合、必要となる費用は200万円前後です。
とても高額になるため、そもそもソーラーパネルの設置を躊躇う家庭も多いのではないでしょうか。
デメリット③発電量が下がる可能性がある
カーポートにソーラーパネルを設置する場合、発電量が下がる可能性があるのもデメリットです。
冒頭でお話しした通り、多くの人は「ソーラーパネル=住宅の屋根に設置するもの」という認識かと思います。
ソーラーパネルを住宅の屋根に設置する理由は、家の中で最も太陽光を受けられる場所だからです。
だからこそ、乗用車が入庫できるほどの低い位置に設置するカーポートでは、住宅の屋根に比べて得られる発電量が少なくなる可能性が高いといわれています。
ソーラーパネルは太陽光を受けることで発電するものなので、屋根よりも発電量が劣るといわれているカーポートへの設置がマイナスに捉えられてしまうのも無理はありません。
デメリット④ランニングコストがかかる
ランニングコストがかかるというのも、カーポートにソーラーパネルを設置するデメリットです。
たとえばカーポートをただの駐車場として使う場合、特にメンテナンスは必要ありません。
しかし、カーポートにソーラーパネルを乗せるとなると話しは別。
そもそもソーラーパネルは4年に1度の定期メンテナンスが推奨されているため、ソーラーパネルをしっかり安全に使っていくためにも、メンテナンスの頻度は守らなくてはなりません。
ちなみに、1回のメンテナンスにかかる費用は2万円前後といわれています。
そこまで大きな額ではないので、毎月コツコツ積み立てておけると良いでしょう。
カーポートのソーラーパネルにはメリットもある!具体的には?
カーポートのソーラーパネルには、もちろんメリットもあります。
今回の章では、カーポートにソーラーパネルを設置するメリットを5つ紹介します。
ぜひ参考にしてください。
メリット①設置工事が短時間で済む
カーポートにソーラーパネルを設置するメリットは、設置工事が短期間で済むことです。
住宅の屋根に設置するソーラーパネルの場合、まず足場が必要になるので、工事期間が4日から1週間程度必要になります。
しかし、カーポートにソーラーパネルを設置する場合は足場が不要なので、最短1日で工事が終了する場合も。
工事期間の短さは、とても大きなメリットといえるでしょう。
メリット②電気代の節約が望める
電気代の節約が望めるのも、カーポートにソーラーパネルを設置するメリットです。
ソーラーパネルを設置すると、日中に発電した電力を自家消費できるため、その分の電気代が浮きます。
つまり、昨今値上がりしていると懸念されている電気代を節約できるのです。
メリット③売電収入を得ることができる
カーポートにソーラーパネルを設置すると、売電収入を得ることができるというメリットもあります。
ソーラーパネルを設置した最初の10年間は、売電単価が割高のFIT制度を利用することが可能です。
この期間に積極的に売電し、より多くの売電収入を得ることで、ソーラーパネルの初期費用を多く回収できるともいわれているほど。
だからこそ、売電収入を得ることができるソーラーパネルの設置は、家計にとっても大きなメリットになるといえるでしょう。
メリット④屋根に設置するより導入のハードルが低い
屋根に設置するより導入のハードルが低いというのも、カーポートにソーラーパネルを設置する場合のメリットです。
ソーラーパネルを住宅の屋根に設置するとなると、屋根の耐荷重や耐震性能などが気になることでしょう。
しかも、何か不具合を実感しても、自らの目で不具合を目視することはできないので、もどかしい気持ちを抱えながら太陽光発電を運用していく必要があります。
しかし、カーポートにソーラーパネルを設置した場合、カーポートの耐荷重や耐震性能だけを気にすれば良いため、気持ちの面で安心を得ることが可能です。
メリット⑤土地を上手に活用できる
カーポートにソーラーパネルを設置すると、土地を上手に活用できるというメリットも実感できます。
カーポートはフラットな作りで、それなりに大きな空間です。
だからこそ、そこにソーラーパネルを設置することで、土地を有効活用できるでしょう。
カーポートのソーラーパネルはいくら?安く設置する方法についても!
最後に、カーポートにソーラーパネルを設置する場合の平均費用、設置費用を安くする方法を紹介します。
ぜひ参考にしてください。
カーポートのソーラーパネルの平均費用
カーポートにソーラーパネルを設置する場合、かかる費用の平均額は以下の通りです。
カーポートのサイズ | 平均費用 |
1台分 | 100~150万円 |
2台分 | 130~200万円 |
3台分 | 170~230万円 |
4台分 | 220~330万円 |
設置するカーポートのサイズ感によって、発生する請求額は異なります。
どれくらいの大きさのカーポートを建てるのか、どれくらいの容量のソーラーパネルを設置したいのか、家族でしっかり話し合えると良いでしょう。
カーポートのソーラーパネルを安く設置する方法
カーポートにソーラーパネルを設置したい場合、できれば安く済ませたいですよね。
ソーラーパネルには、蓄電池とセット導入する、省エネ住宅を建築するなどの条件下で、補助金制度を受けることができます。
しかし、個人宅へのソーラーパネルの設置の多くは住宅の屋根という現状があるため、カーポートにソーラーパネルを設置する際は補助金制度を受けられません。
つまり、様々な業者から相見積もりをもらい、少しでも金額の安い業者と契約を結ぶしかないということです。
とはいえ今後、カーポートにソーラーパネルを設置する場合でも補助金制度が適用される可能性は十分に考えられます。
だからこそ、まずはソーラーパネルをカーポートに設置するのか、住宅の屋根に設置するのかを、家族でしっかり話し合えると良いのではないでしょうか。
カーポートのソーラーパネルはメリット多数!設置の検討を!
今回の記事では、カーポートにソーラーパネルを設置するデメリットとメリット、平均費用や設置費用を抑える方法を紹介しました。
カーポートにソーラーパネルを設置するのはデメリットとメリットの両方がありましたが、ソーラーパネルを設置しておくと何かと安心できるでしょう。
だからこそ、まずはソーラーパネルの購入を前向きに考え、その上で、ソーラーパネルをどこに設置するのかを家族で話し合えると良いのではないでしょうか。
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この記事の監修者
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