蓄電池のサイズと重さは?選び方や省スペース向け蓄電池おすすめ3選
蓄電池のサイズや重さ、そして設置場所に迷っていませんか?
蓄電池はメーカーや容量によって大きさが異なるので、自宅にピッタリなものを選ぶのが大切です。
今回は、蓄電池の特徴や設置について簡単に説明し、コンパクトな蓄電池も紹介します。
目次
蓄電池の外観はどのぐらいのサイズ感か?
家庭用の蓄電池は、多くの電力を貯蔵できるように設計されており、そのためには一般的に大きくて重いものです。
この点で気になるのは、「自分たちの住んでいる家に蓄電池を設置できるかどうか?」です。
ここからは、家庭用蓄電池のサイズと重さについて詳しく説明します。
蓄電池の大きさ・重さはどれくらい?
蓄電池には、屋内および屋外に設置できるタイプがあり、また、メーカーによっても蓄電池の大きさや重さが異なります。
屋内・屋外タイプの大きさ・重さ
屋内・屋外タイプの大きさの目安は、以下のとおりです。
設置タイプ | 大きさの目安 | 重さの目安 |
屋内型 | エアコンの室外機1台分 | 60kg~170kg |
屋外型 | エアコンの室外機2台分 | 100kg~200kg |
屋外に設置するなら、しっかりと地面に基礎を作って安定させることが大切です。
一方、屋内に設置する場合は、建物の床や構造物の重さに気を付けながら適切な対策を考える必要があります。
建物に負担をかけないように、安全性や建物の構造に関する専門家のアドバイスを受けるといいですね。
各メーカーの大きさ・重さ
蓄電池の大きさ・重さは、容量やメーカーによって異なります。
次に、3つのメーカーの蓄電池のサイズと重さを表でまとめてみました。
メーカー名 | 容量 | 大きさ(幅 × 高さ × 奥行) | 重さ |
シャープ | 4.2kWh | 500mm × 605mm × 360mm | 77kg |
パナソニック | 5.6kWh | 480mm × 610mm × 230mm | 68kg |
オムロン | 6.5kWh | 490mm × 847mm × 147mm | 65kg |
サイズの違いは、設置場所やスペースに影響を与える可能性があります。
蓄電池を導入する前に、設置場所の寸法や蓄電池の仕様を確認し、適切なサイズを選ぶことが重要です。
また、メーカーの取り扱い説明書や技術サポートにアクセスして、正確な情報を入手することもおすすめです。
蓄電池の設置に向いている場所
蓄電池の取り付けには、どんな場所がベストなのか、逆にどんな場所がNGかも気になりますよね。
次に、設置条件を3つに分けて紹介します。
直射日光の当たらない場所
リチウムイオン電池は暑さに弱いので、直射日光の当たらない場所に取り付けるべきです。
高温下での動作や充電は、電池の寿命を短くし、安全性を損なう可能性があります。
そのため、直射日光の当たらない北向きの場所に設置することで、電池の劣化や過熱を防ぐことができます。
南向きでも、直射日光を避けるために電池には影を作って設置してください。
風通しが良好な場所
家庭用蓄電池を設置する際は、冷却のために風通しが良い場所に置くことが大切です。
家庭用蓄電池が電気を貯めるときに熱を出してしまうのは、電気が通るときに生じる抵抗と、化学反応が影響しているからです。
高い温度のまま稼働させると蓄電池の寿命を短くし、安全性を損なうことがあります。
だからこそ、蓄電池を設置する場所や使う条件を考えて、冷却対策を考えることが大切です。
積雪の心配がない場所
雪が積もる可能性がある地域では、積雪の心配のない場所に設置するべきです。
雪が蓄電池をおおうと、その重さが蓄電池に圧力をかけ、故障や損傷の危険性が高まります。
また、融けた雪が水になることで、ショートや故障の原因となる可能性も考えられます。
雪の積もりにくい場所に蓄電池を設置すれば、設備を利用しやすくなり、定期的なメンテナンスも簡単に行えるでしょう。
狭い住空間でも大丈夫?蓄電池のコンパクトな設置法
狭い住空間でも蓄電池を設置できる方法があります。
諦めずに、以下のコンパクトな設置方法を参考にしてみましょう。
ポータブル蓄電池の利用
ポータブル蓄電池の大きさや重さは、容量や機能、各メーカーによって異なります。
容量 | AC出力 | 大きさ | 重さ | |
Anker PowerHouse | 434Wh | 120W | 200mm × 145mm × 165mm | 8.2kg |
JVC BN-RB5-C | 518Wh | 500W | 300mm × 192mm × 193mm | 6.4kg |
手軽に持ち運べるポータブル蓄電池は、キャンプ場などで電灯やスマートフォンを充電するのに便利です。
また、アウトドアが好きな人や災害時の備えをしたい人にとっては、頼りになる予備電源となるでしょう。
ハイブリッド型の蓄電池を検討
ハイブリッド蓄電池は、電気代の節約と非常時の備えに役立ちます。
ハイブリッド型は、太陽光発電システムと蓄電池のためのパワーコンディショナーが一体化した、家庭向けの蓄電池です。
太陽光発電との相性が良く、晴れた日に発電したエネルギーを貯めて、悪天候や夜間など発電が少ない時には、蓄えたエネルギーで電気が使えます。
壁に取り付け可能な壁掛け型蓄電池
家庭用蓄電池が壁に取り付け可能な場合、地上に設置するスペースが不足していても、壁に設置することができます。
壁に取り付ける家庭用蓄電池は、スペースを確保する手間がかからず、外観も美しく損なわれません。
一部のモデルは、壁掛け用のブラケットやマウントが付属しており、設置も簡単です。
サイズ感の問題解消!おすすめのコンパクトな蓄電池3選
6.5kWhの蓄電容量で、おすすめのコンパクトな蓄電池は次の3つです。
容量 | 設置場所 | 大きさ (幅 × 高さ × 奥行き) | 重さ | ||
オムロン | KP55S | 6.5kWh | 屋内 | 452mm × 656mm ×120mm | 約52kg |
京セラ | EGS-ML0650 | 屋内/屋外に対応 | |||
シャープ | JH-WBPDB650 | 560mm × 320mm × 575mm | 約74kg |
上記の蓄電池は、狭い空間でもスペースを有効活用しながらエネルギーの自給自足が可能です。
コンパクトなサイズで6.5kWhの電力を貯められるので、場所を取らずに十分な電力を確保できます。
省スペースでもOK!コンパクトな蓄電池で節約&売電を始めよう
今回は、蓄電池の大きさや重さ、最適な設置場所、おすすめの蓄電池について詳しく紹介しました。
蓄電池を設置するときは、蓄電池の大きさや重さをチェックすることが大切です。
また、設置場所が限られているので、各メーカーの特徴を知っておくとスムーズです。
設置場所が狭い場合、省スペース向けの蓄電池も検討できます。
エネルギーの節約と売電をスタートさせるために、蓄電池の導入を考えてみませんか?
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この記事の監修者
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