マキシオンのソーラーパネルの強みとは?価格相場や保証内容も解説!
「太陽光パネルは発電力の高さで選びたい!」とお考えの方なら、一度は「マキシオン(maxeon)」という海外メーカーの評判を耳にしたことがあるのではないでしょうか?
世界最高レベルの発電力と保証期間の長さで知られるマキシオンですが、「反対にデメリットはないの?」「国内メーカーよりおすすめ?」など気になる点も多いですよね。
そこで本記事では、マキシオンのソーラーパネル独自の特徴や魅力、保証内容の詳細や2024年の価格相場などをわかりやすく解説していきます。
記事の後半では、マキシオンのソーラーパネルを購入する前に確認すべき「メリット・デメリット」もご紹介していますので、興味がある方はぜひ目を通してみてくださいね!
目次
マキシオンのソーラーパネルの特徴や強みをご紹介!
まずはじめに、マキシオンの会社概要や発売するソーラーパネルの特徴、保証内容や価格相場についてくわしくご紹介していきます。
マキシオンってどんな会社?概要や実績を知っておこう
マキシオンは2020年にアメリカの「サンパワー」から分離独立した太陽光発電メーカーであり、世界100か国以上に販売ネットワークを持つ大企業です。
サンパワーは35年を超える歴史と「13ギガワット以上」の販売実績を持つ世界的企業であり、その高い技術力や耐久性がマキシオンにもしっかり受け継がれています。
【強み】変換効率が他社より「約10%」も高い
マキシオンのソーラーパネルの最大の強みは、発電力を表す「変換効率」が国内メーカー品に比べて約10%も高く、限られた屋根スペースでより多くの電気が作れることです。
マキシオンはパネルの裏面に反射した太陽光も取り込める「バックコンタクト」という構造を採用しており、他社製品を大きく引き離す発電力を実現しています。
一般的なソーラーパネルの変換効率は「18〜20%」ほどですが、マキシオンの主力商品「SPR-MAX3」シリーズの変換効率は「21.2〜22.6%」と非常に高性能となっています。
【特徴】悪天候や冬季でも高い発電力が期待できる
マキシオンのソーラーパネルならではの特徴として、曇りや雨などの悪天候時や、冬季や朝方・夕方でも発電量が落ちにくい独自設計も挙げられます。
一般的なソーラーパネルでは取り込めない波長域の「紫外線」や「赤外線」を活用して発電できるため、結果的に年間の発電量の大きな底上げにつながります。
悪天候や冬季でも安定した発電量が維持できるマキシオンのソーラーパネルは、梅雨や台風、大雨や雪などが多い日本の気候にも最適といえるでしょう。
業界最長!マキシオンのソーラーパネルの保証内容を解説
マキシオンのソーラーパネルは「最長40年間」という業界最長の保証期間も独自の強みであり、新築購入時に設置すべきメーカーとして特におすすめです。
以下に、一般的な国内メーカー品とマキシオンの保証内容の違いをご紹介します。
マキシオン | 他メーカー | |
製品保証 | 40年 | 10〜25年 |
出力保証 | 40年 (88.25%の出力を保証) | 10〜25年 (約80%の出力を保証) |
パワコン製品保証 | 20年 | 10年 |
架台製品保証 | 25年 | 15年 |
自然災害補償 | 10年 | なし |
マキシオンのソーラーパネルは製品保証や出力保証の期間が段違いに長いだけでなく、パワコンや架台などの周辺設備も長期保証であることも特筆すべきポイントです。
マキシオンのソーラーパネルの価格相場はいくら?
マキシオンのソーラーパネルの工事費を含む設置費用は、「出力1kWあたり26〜30万円」ほどが2024年の相場となっています。
国内メーカー品の相場価格は「1kWあたり26〜28万円」ですので多少割高ですが、発電力や保証期間の長さを考えればむしろ良心的な価格設定といえるでしょう。
ソーラーパネルの一般的な製品寿命は25〜30年以上と長いので、初期費用の安さだけでなく、保証期間などのランニングコストで選ぶのもおすすめです。
マキシオンのソーラーパネルならではの「2つのメリット」をご紹介!
つづいて、マキシオンのソーラーパネルだけが持つ「2つのメリット」をくわしくご紹介していきます。
メリット①パネルの耐久性が高く発電力が落ちにくい
マキシオンのソーラーパネルの大きなメリットとして、「銅基盤」を採用したパネル自体の高い耐久性と、非常に小さい「性能劣化率」が挙げられます。
マキシオンは他社より極端に厳しい耐久テストを実施していることでも知られており、公式ホームページでは「推定40年の耐用年数」を公言しています。
発電性能の劣化率は「年間0.75%」ほどが業界水準ですが、マキシオン製パネルの劣化率は業界最低の「年間0.2%」を記録しており、長期間使用しても高い発電量が期待できます。
メリット②独自の災害補償制度でトラブルにも幅広く対応
マキシオンのソーラーパネルの見逃せないメリットは、業界最長の40年保証に加えて「10年間の自然災害補償」が無料で付帯することです。
自然災害補償とは、台風や地震といった自然災害による損壊に対して修理・交換などの対応を約束する制度であり、一般的なメーカー保証には含まれないサービスです。
他メーカーで同様のサービスを受けるには、自費で「火災保険」などに加入しなければならないため、マキシオンの方が少ないランニングコストで済むでしょう。
要注意!マキシオンのソーラーパネルの「2つのデメリット」とは?
さいごに、マキシオンのソーラーパネルを購入する前に確認すべき「2つのデメリット」について解説していきます。
デメリット①選べるソーラーパネルの種類は少なめ
マキシオンのソーラーパネルの気になるデメリットは、国内メーカー品に比べて選択できるパネルの種類やサイズが少なめであることです。
たとえば、国内大手のパナソニックやシャープは日本家屋に合わせて「三角形」や「スキマ用」など、マキシオンにはない特殊な形状のパネルを販売しています。
屋根のデザインによっては国内メーカー品より設置枚数が少なくなる可能性がありますので、「屋根全体にパネルを敷き詰めたい!」とお考えの方には不向きといえます。
一方で、設置できるパネル枚数が少なくてもマキシオンのほうが変換効率が高いため、最終的な発電量はそれほど変わらない点も覚えておきましょう。
デメリット②高性能だが設置費用は国内メーカー並み
マキシオンのソーラーパネルは変換効率・耐久性ともに非常に高性能ですが、割安であることが多い海外メーカー製パネルとしては高めの価格設定である点がデメリットです。
しかしながら、国内メーカー品より約10%も高い発電力や10年間の自然災害補償などを考えれば充分コスパに優れているため、価格設定は妥当といえるでしょう。
地方自治体によっては海外メーカー品でも「補助金交付の条件」を満たすケースも多々ありますので、活用することで初期費用を抑えることも可能です。
まとめ:マキシオンのソーラーパネルは抜群の発電力と長期保証が強み!
本記事でくわしく解説してきた「マキシオンのソーラーパネルの強みや価格」についての重要ポイントを、以下にもう一度まとめていきます。
- マキシオンは、2020年に米国サンパワー社から分離独立した業界大手の太陽光発電メーカー
- 「最大22.6%」という高い変換効率や、厳しい自社テストをクリアした高い耐久性が魅力
- 業界最長の保証期間「40年」に加えて、10年間の自然災害補償が無料で付帯する点も強み
- 実売価格は「26〜28万円 / kW」と平均的だが、発電力や保証期間を考えればむしろ割安
世界最高レベルの変換効率と高い耐久性、業界最長の保証期間が魅力のマキシオンのソーラーパネルは、高品質なモデルをお探しの方には特におすすめできます。
特に、パネル1枚ごとの変換効率の高さは年間の発電量に直結しますので、「発電力にはこだわりたい」という方はぜひマキシオンを検討してみてくださいね!
この記事の監修者
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