停電でエアコンが使えないデメリットとは?復旧時の対処法も解説!
快適な生活を送るうえで欠かせない「エアコン」ですが、「停電でエアコンが止まったら、復旧するまで我慢している」という方も多いのではないでしょうか?
数十分から1時間程度の停電なら室温の変化も緩やかですが、数時間にわたる停電が発生した際には「熱中症」や「風邪」などのリスクが心配ですよね。
そこで本記事では、停電でエアコンが使えなくなる「2つのデメリット」や、停電中・復旧後に取るべき「3つの対処法」について徹底解説していきます。
記事の後半では、停電が発生してもエアコンが動かせる「蓄電池」のメリットや魅力もご紹介していますので、興味がある方はぜひ目を通してみてくださいね!
目次
停電でエアコンが使えない「2つのデメリット」を解説
まずはじめに、停電でエアコンが使えなくなることで起こり得る「2つのデメリット」についてくわしく解説していきます。
デメリット①:熱中症や不眠・免疫力の低下などのリスク
夏場に停電が起きてエアコンが使えなくなると、不眠や体調不良などを引き起こし、結果的に「熱中症」などのリスクが高まる原因となってしまいます。
また、冬場の停電でエアコンが使えない場合、 免疫力の低下により風邪やインフルエンザなどに感染する一因となるため、健康上のデメリットはかなり大きいと言えるでしょう。
「夏場は保冷剤や濡れタオルで血管を冷やす」「冬場は防寒着やカイロなどで体を温める」などの対処法はあるものの、調整できる温度や体温には限界があるため注意が必要です。
デメリット②:お年寄りや子ども・ペットに与える悪影響が大きい
お年寄りや子どもは一般的な成人男性・女性に比べて免疫力が低く、停電でエアコンが使えなくなると体調不良などにつながりやすい点も大きなデメリットです。
また、犬や猫などのペットは人間に比べて室温の変化の影響を受けやすいため、急激な高温・低温が続くと病気の原因となってしまうケースも考えられます。
室温の変化による免疫の低下が「他の重大な疾患」の引き金となる可能性はゼロではありませんので、大切な家族のためにも停電対策を検討しておきたいですね。
エアコン使用中の停電時・復旧後にやるべき「3つの対処法」とは?
つづいて、エアコンの使用中に停電が起きたときや、停電の復旧後に取るべき「3つの対処法」をご紹介していきます。
対処法①:停電中にコンセントを抜いておく
エアコンの使用中に停電が発生した際には、復旧後のトラブルを避けるために電源プラグをコンセントから抜くか、エアコンのブレーカーを切っておきましょう。
ブレーカーや電源プラグをそのままにしておくと、復旧後の急激な電力消費によりブレーカーが落ち、 エアコン本体の故障の原因となってしまう可能性があります。
電子レンジやドライヤーなどの高負荷家電の使用中に停電した場合も、復旧後の電圧変化がエアコンに悪影響を与える可能性はゼロではないため、主電源を抜いておくと安心です。
対処法②:日時やタイマー・各種設定を確認する
停電の復旧後はエアコンの「日時設定」や「タイマー設定」などの各種設定がリセットされてしまうため、リモコンやスマホアプリなどで再度設定しなおしましょう。
日時設定などを行わない状態でもエアコンは動かせますが、「自動温度調節」や「省エネ機能」など、日時情報と連動している機能がうまく動作しない可能性があります。
特に、省エネ機能などが使えないと「余計な電気代が発生する」「アプリの電気代情報が更新されない」などの不具合の原因につながりますので、なるべく早く設定を元に戻したいですね。
対処法③:復旧後に動作しないときは室外機やホースを点検する
電気が復旧したのにエアコンが動かない場合は、ブレーカーや主電源を再度確認したうえで、屋外の「室外機」や「ドレンホース(室外機の排水ホース)」の点検をしてみましょう。
台風などの影響で停電が発生した場合は、室外機のファンやドレンホースに異物が詰まっている可能性があるため、割り箸やブラシなどで取り除くと正常に動作する場合があります。
室外機の点検や清掃を行う際には、必ず電源プラグを抜いてから作業を始めてください。
エアコンの室外機は水洗いも可能ですが、多量の水をかけると故障の原因となりますので、異物が多く詰まっている場合はメンテナンス業者に作業を依頼したほうが確実です。
停電時でもエアコンが使える「蓄電池」のメリットをご紹介!
さいごに、停電が起きてもエアコンが動かせる便利な設備「蓄電池」が持つ、3つのメリットについてご紹介していきます。
メリット①:停電復旧まで余裕を持ってエアコンが使える
蓄電池を設置すれば停電中でも家全体の電力をバックアップできるため、電気の復旧まで待っている間、余裕をもってエアコンを動かし続けられます。
一般家庭の導入例が多い「容量5〜7kWh」の蓄電池なら、エアコンを「6〜10時間」も運転できますので、復旧までの時間が長引く際でも安心ですね。
また、蓄電池は「200V」の停電時出力に対応しているモデルが多いため、IHクッキングヒーターやエコキュートなどの設備も停電中に使える点もメリットといえます。
メリット②:平常時も電気代節約に活用できる
蓄電池が役立つのは停電時だけではなく、平常時は「深夜電力プラン」や「オール電化プラン」と組み合わせることで、「電気代の節約」にも大活躍してくれます。
深夜電力プランなどの夜間料金は昼間料金に比べて「約2〜3割」も安いため、深夜に蓄電池に充電した電気を日中に使えば、毎月の電気代を数割節約することが可能です。
蓄電池の購入には「国や地方自治体の補助金制度」が活用できますので、節約できる電気代と合わせて初期費用を大幅に抑えられる点も魅力的ですね。
メリット③:太陽光発電と組み合わせた節約法も効果的
太陽光発電をすでに設置している方なら、蓄電池と併用することで、さらなる停電対策の強化や電気代の節約効果が期待できます。
太陽光発電だけでは夜間の停電対策としては機能しませんが、発電した電気を蓄電池に充電しておけば、 夜間の停電対策と電気代節約が両立できます。
太陽光発電と蓄電池をうまく活用すれば電気代を「ほぼ0円」まで抑えることも充分可能ですし、自治体によっては「補助金額の増額」などのメリットもあります。
まとめ:停電でエアコンが止まるとデメリット大!蓄電池を検討しよう
本記事でくわしく解説してきた「停電でエアコンが使えないデメリットと対処法」についての重要ポイントを、以下にもう一度まとめていきます。
- 停電でエアコンが使えなくなると、熱中症や免疫低下など健康上のリスクの原因となる
- お年寄りや子供、ペットには特に悪影響が大きいため、なんらかの停電対策を検討したい
- 停電の復旧後はエアコンの日時やタイマー設定など、各種設定がリセットされてしまう
- 蓄電池があれば停電中でも長時間エアコンが使えるほか、平常時の電気代節約としても活躍する
- 太陽光発電と蓄電池を併用すればさらに停電対策が強化できるため、セットでの導入がおすすめ
停電によるデメリットはエアコンが止まることだけでなく、「冷蔵庫の中身が痛む」「ネット回線が停止する」など多岐に渡ります。
家族の健康や快適な暮らしを守るために、蓄電池などを導入して停電対策を強化する価値は非常に大きいといえるでしょう。
2024年は「DR補助金」や「DER補助金」など、蓄電池に使える国の補助金も豊富ですので、ぜひこの機会に導入を検討してみてくださいね!
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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