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太陽光パネルの発電量は?目安・計算方法・影響要因を解説

太陽光発電 2025年05月29日更新

太陽光発電システムの導入を検討する上で、「実際にどれくらいの電気を発電できるのか?」という発電量は、最も気になるポイントの一つではないでしょうか。発電量は、電気代削減効果や売電収入といった経済的なメリットに直結するため、導入を判断する上で非常に重要な指標となります。

この記事では、太陽光パネルの発電量の目安、自分で計算する方法、発電量に影響を与える様々な要因、そして発電量をできるだけ増やすためのポイントについて、初心者の方にも分かりやすく解説します。

太陽光パネルの発電量の目安は?年間どれくらい発電する?

まず、一般的な家庭用太陽光発電システムが、年間でどれくらいの電気を発電するのか、その目安を見ていきましょう。

システム容量1kWあたりの年間発電量

太陽光発電システムの発電能力は「kW(キロワット)」という単位で表され、これをシステム容量と呼びます。一般的に、システム容量1kWあたりの年間発電量は、約1,000kWh~1,200kWhが目安とされています。

例えば、太陽光発電協会(JPEA)では目安として1,000kWh/kW年という数値を用いることが多いですが、設置する地域の気候条件(特に日射量)によってこの数値は変動します。日射量の多い地域では1,200kWh/kW年を超えることもありますし、少ない地域では1,000kWh/kW年を下回ることもあります。

一般的な家庭(4kW~5kW)の年間発電量の例

日本の一般的な戸建て住宅に設置される太陽光発電システムの容量は、4kW~5kW程度が多いと言われています。上記の目安(1,000~1,200kWh/kW年)を使って計算すると、年間の総発電量は以下のようになります。

  • システム容量4kWの場合: 約4,000kWh ~ 4,800kWh / 年
  • システム容量5kWの場合: 約5,000kWh ~ 6,000kWh / 年

環境省のデータによると、一般家庭(世帯)の年間電力消費量は約4,300kWhとされているため、4kW~5kW程度のシステムを設置すれば、理論上は年間の家庭での電力消費量のかなりの部分、あるいはそれ以上を発電できる可能性があることがわかります(ただし、発電する時間帯と消費する時間帯が異なるため、全てを自家消費できるわけではありません)。

発電量の季節変動:春夏秋冬でどう変わる?

太陽光発電の発電量は、一年を通して一定ではありません。季節によって日照時間や太陽の高さ、気温などが変化するため、発電量も変動します。

  • 春(4月~5月頃) 日照時間が長く、気温もパネルの発電効率に適しているため、年間で最も発電量が多くなる傾向があります。
  • 夏(7月~8月頃) 日照時間は長いですが、気温が高くなりすぎると太陽光パネルの発電効率が低下するため、春ほど発電量が伸びないことがあります。
  • 秋(9月~10月頃) 気温が下がり、晴天の日が多ければ、春に次いで発電量が多くなることがあります。台風シーズンは日照時間が短くなる影響を受けます。
  • 冬(12月~2月頃) 日照時間が短く、太陽の角度も低くなるため、年間で最も発電量が少なくなる傾向があります。積雪のある地域では、パネルが雪で覆われると発電できません。

このように、月ごと、季節ごとに発電量は変動することを理解しておく必要があります。

太陽光パネルの発電量を計算する方法

自宅に設置した場合の具体的な発電量を知りたい場合、計算式を使って目安を算出する方法と、専門業者にシミュレーションを依頼する方法があります。

簡単な計算式で目安を知る

太陽光パネルの年間発電量は、以下の計算式で大まかな目安を求めることができます。

年間予想発電量(kWh/年) = システム容量(kW) × 年間日射量(kWh/㎡/年) × 損失係数

それぞれの項目について見ていきましょう。

  • システム容量(kW) 設置する太陽光パネルの合計出力(公称最大出力)です。例えば、出力250Wのパネルを20枚設置する場合、250W × 20枚 = 5,000W = 5kWとなります。
  • 年間日射量(kWh/㎡/年) 設置場所の屋根(パネル設置面)が1年間で受ける太陽光エネルギーの量です。これは、地域、屋根の方角、傾斜角度によって大きく異なります。正確な数値を知るには、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)などが公開しているデータベースを参照する必要がありますが、簡易的にはお住まいの地域の平均的な数値(例:全国平均で約1,200~1,400kWh/㎡/年程度)を用いることもできます。
  • 損失係数 太陽光パネルが受けた光エネルギーを、実際に電気として利用できる割合を示す係数です。様々なロス要因を考慮したもので、一般的に0.7~0.85程度の値が用いられます。損失の要因としては、パワーコンディショナでの変換ロス(約5~10%)、パネル表面の汚れによるロス、配線などの電気的なロス、パネルの温度上昇による効率低下などがあります。

この計算式を使えば、簡易的に年間発電量の目安を知ることができます。ただし、日射量や損失係数を正確に設定するのは難しいため、あくまで大まかな予測値となります。

より正確な発電量を知るには:シミュレーションが重要

上記の計算式はあくまで目安です。実際に設置した場合のより正確な発電量を知るためには、専門の販売・施工業者に依頼して、詳細なシミュレーションを行ってもらうことが不可欠です。

業者は、専用のソフトウェアやデータベースを用いて、以下の情報を詳細に加味してシミュレーションを行います。

  • 設置場所の正確な住所に基づいた、緯度・経度ごとの詳細な日射量データ
  • 屋根の正確な寸法、方角、傾斜角度(現地調査に基づく)
  • 周辺の建物や樹木などによる影の影響(時間帯・季節ごとの影響を分析)
  • 使用する太陽光パネルやパワーコンディショナの具体的な性能(変換効率、温度特性など)
  • 各種損失係数の詳細な設定

シミュレーションを利用することで、計算式だけでは分からない様々な要因を考慮した、より現実に近い発電量予測を得ることができます。

太陽光パネルの発電量に影響を与える主な要因

太陽光パネルの発電量は、様々な要因によって左右されます。主な影響要因を理解しておきましょう。

  • 設置場所の地域と日照条件: 日本国内でも、地域によって年間の日射量は大きく異なります。一般的に太平洋側は日射量が多く、日本海側や北日本では少ない傾向があります。また、周辺に高い建物や山がなく、日当たりの良い場所ほど発電量は多くなります。
  • 屋根の方角と傾斜角度: 太陽光パネルが最も効率よく発電できるのは、太陽光がパネルに垂直に近い角度で当たるときです。日本では、真南向き、傾斜角度30度前後が最も発電効率が良いとされています。東向きや西向きでも設置は可能ですが、南向きに比べて発電量は低下します(一般的に南向きを100%とすると、東・西向きは80~85%程度)。屋根の形状によっては、最適な角度で設置できない場合もあります。
  • 太陽光パネルの種類と性能: 太陽光パネルには様々な種類(シリコン系、化合物系など)があり、それぞれ「変換効率」(太陽光エネルギーを電気エネルギーに変換する効率)が異なります。変換効率が高いパネルほど、同じ面積でもより多くの電気を発電できます。
  • パワーコンディショナの性能: 太陽光パネルで発電した直流電気を、家庭で使える交流電気に変換するのがパワーコンディショナ(パワコン)です。この変換時にわずかなロスが発生するため、パワコンの「変換効率」が高いほど、最終的に利用できる電気の量は多くなります。
  • 気温の影響: 意外に思われるかもしれませんが、太陽光パネルは温度が高くなりすぎると発電効率が低下する性質があります。一般的に、パネル温度が25℃を超えると、1℃上昇するごとに発電効率は約0.4~0.5%程度低下すると言われています。そのため、日差しの強い真夏よりも、気温が適度で日照時間も長い春の方が発電量が多くなることがあります。
  • 影の影響: 太陽光パネルの一部にでも建物、樹木、電柱、アンテナなどの影がかかると、その部分だけでなく、接続されている回路全体の発電量が大幅に低下してしまうことがあります。設置前に周辺の状況をよく確認し、影の影響を最小限に抑えることが重要です。
  • パネル表面の汚れや積雪: パネル表面にホコリ、砂、鳥のフン、花粉などが付着すると、太陽光が遮られて発電量が低下します。通常、雨である程度洗い流されますが、汚れがひどい場合は清掃が必要です。また、積雪地域では、パネルが雪に覆われると発電できなくなります。
  • 経年劣化: 太陽光パネルは長期間使用するうちに、性能が徐々に低下していきます。多くのメーカーは出力保証(例: 20年後や25年後でも定格出力の80%~85%以上を保証など)を付けていますが、年々わずかずつ発電量が低下していくことは考慮しておく必要があります。

これらの要因が複合的に絡み合って、実際の発電量が決まります。

太陽光パネルの発電量を最大化する(増やす)ためのポイント

せっかく太陽光発電を導入するなら、できるだけ多くの電気を発電させたいものです。発電量を最大化するためのポイントをいくつかご紹介します。

設置場所・方角・角度の最適化

最も重要なのは、設置条件をできるだけ良くすることです。信頼できる業者に依頼し、現地調査をしっかりと行ってもらい、日当たりが良く、影の影響が少ない場所に、最適な方角・角度で設置してもらうことが基本となります。屋根の形状や周辺環境に合わせて、最適な設置プランを提案してもらいましょう。

高性能なパネル・パワコンの選択

予算が許せば、変換効率の高い太陽光パネルやパワーコンディショナを選ぶことで、同じ設置面積でもより多くの発電量を得ることが期待できます。特に、設置面積が限られている場合には、高効率パネルの導入が有効です。ただし、高性能な製品は価格も高くなる傾向があるため、費用対効果を考慮して選びましょう。

影の影響を最小限に抑える工夫

設置前に、周辺の建物や樹木による影の影響をシミュレーションで正確に把握し、影響が少ない場所に設置することが重要です。もし、設置後に庭木が成長して影を作るようになった場合は、剪定などの対策を検討しましょう。

定期的なメンテナンスの実施

パネル表面の汚れは発電量低下の原因となります。基本的には雨で流れますが、汚れが目立つ場合や、発電量が明らかに低下している場合は、専門業者に依頼して清掃を行うことを検討しましょう(高所作業は危険なため、自分で行うのは避けてください)。また、定期的な点検を受けることで、機器の不具合を早期に発見し、発電量の低下を防ぐことにもつながります。

発電量シミュレーションの活用方法と注意点

導入前に発電量の目安を知るために不可欠なシミュレーションですが、その活用方法と注意点を理解しておきましょう。

信頼できるシミュレーションとは?

良いシミュレーションは、以下のような要素を満たしています。

  • 現地調査に基づいている: 図面だけでなく、実際に現地を確認し、屋根の状況や周辺の影の影響などを正確に把握している。
  • 詳細な情報が入力されている: 住所、屋根の方角・傾斜、使用する機器の型番など、具体的な情報に基づいている。
  • 影の影響が考慮されている: 時間帯や季節による影の変化を分析し、発電ロスを計算に含めている。
  • 算出根拠が明確である: どのようなデータや計算方法を用いているかが説明可能である。

複数業者からシミュレーションを取得する

必ず複数の業者(できれば3社以上)から見積もりと合わせて発電量シミュレーションを取得し、比較検討しましょう。 業者によってシミュレーションの精度や結果が異なる場合があります。比較することで、より現実的な予測値を見極めることができます。

シミュレーション結果の正しい見方

シミュレーション結果を見る際には、以下の点に注意が必要です。

  • あくまで予測値である: シミュレーションは、過去のデータや一定の条件下での計算結果であり、将来の発電量を保証するものではありません。実際の発電量は天候などによって変動します。
  • 変動リスクを理解する: 天候不順、想定以上のパネルの汚れや劣化、周辺環境の変化など、予測を下回るリスクがあることを理解しておきましょう。
  • 過大な予測に注意: 特に経済効果(売電収入など)を算出する際に、発電量を意図的に多く見積もっているようなケースには注意が必要です。景品表示法では、根拠のない有利な表示は禁止されています。シミュレーション結果の根拠や、リスクについてもきちんと説明を求めましょう。

シミュレーションは重要な判断材料ですが、その限界を理解した上で、参考情報として活用することが大切です。

まとめ:発電量の理解が太陽光発電成功の第一歩

太陽光パネルの発電量は、システム容量1kWあたり年間約1,000kWh~1,200kWhが一般的な目安ですが、設置場所の地域、日照条件、屋根の方角・傾斜、パネルやパワコンの性能、気温、影の影響、メンテナンス状況など、非常に多くの要因によって左右されます。

正確な発電量を知るためには、専門業者による詳細なシミュレーションが不可欠です。複数の業者からシミュレーションを取得し、比較検討しましょう。ただし、シミュレーション結果はあくまで予測値であり、変動リスクがあることを理解しておく必要があります。

発電量を最大化するためには、設置条件の最適化、高性能な機器の選択、適切なメンテナンスが重要です。太陽光発電の発電量は、電気代削減や売電収入といった経済効果に直結します。導入前に発電量についてしっかりと理解を深めることが、太陽光発電を成功させるための第一歩と言えるでしょう。

太陽光パネルの発電量に関するQ&A

Q1: 曇りや雨の日でも発電しますか?

A1: はい、発電します。ただし、発電量は晴れの日に比べて大幅に少なくなります。目安としては、曇りの日は晴れの日の半分程度、雨の日は1~2割程度になることが多いです。全く発電しないわけではありませんが、期待できる発電量は大きく低下します。

Q2: 太陽光パネルの枚数が多いほど発電量は増えますか?

A2: はい、基本的にはパネルの枚数を増やし、システム容量(kW)を大きくするほど、年間の総発電量(kWh)は増加します。ただし、設置できる面積には限りがありますし、単純に枚数を増やせば良いというわけではありません。屋根の方角や影の影響なども考慮して、最適な枚数(容量)を検討する必要があります。

Q3: 設置後に発電量が少ないと感じたら、どうすればいいですか?

A3: まずは、発電量モニターなどで実際の発電量データを確認し、シミュレーション結果や過去のデータと比較してみましょう。考えられる原因としては、天候不順、パネルの汚れ、影の影響の変化(木の成長など)、機器の不具合(パネル、パワコン、接続不良など)、経年劣化などが挙げられます。原因を特定するために、設置してくれた業者に相談し、点検を依頼することをおすすめします。

Q4: 自宅の太陽光パネルの発電量はどこで確認できますか?

A4: 多くの太陽光発電システムには、発電量などを表示するモニター(室内設置)が付属しています。最近では、スマートフォンアプリやウェブサイトを通じて、リアルタイムの発電量や日・月・年間の発電量データを確認できるシステムも増えています。設置時に業者から説明があるはずですので、確認方法を把握しておきましょう。

Q5: メーカーによって太陽光パネルの発電量は大きく違いますか?

A5: メーカーや製品モデルによって、「変換効率」が異なります。変換効率が高いパネルは、同じ面積であればより多くの電気を発電できます。そのため、高性能なパネルを選ぶことで発電量を増やすことは可能です。ただし、高性能なパネルは価格も高くなる傾向があります。また、実際の発電量はパネル単体の性能だけでなく、設置条件やパワコンとの組み合わせ、メンテナンス状況など多くの要因が影響するため、メーカーだけで発電量が大きく決まるわけではありません。

 

この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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