エコキュートの買い替え費用はいくら?交換時期や選び方・お得に買う方法も解説!

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「そろそろエコキュートを買い替えるべきかも…」そう感じていませんか?
エコキュートは長く使うほど各部の劣化が進むため、年数が経つほど「お湯が出にくい」「異音がする」などの不具合が出始める可能性が高まります。
しかし、いざ買い替えようと思っても、「費用はどれくらい?」「いつがベストなタイミング?」「どの機種を選べばいいの?」など疑問は尽きませんよね。
この記事では、エコキュートの買い替えにかかる費用の目安から、交換時期の判断基準、費用の差が出る「4つのポイント」までわかりやすく解説します。これからエコキュートの交換を検討している方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください!
目次
そもそもエコキュートは何年使ったら買い替えを検討すべき?
エコキュートは高価な設備だけに、できるだけ長く使いたいと考える人も多いでしょう。しかし、実際にはいつか「買い替え」を検討すべきタイミングが訪れます。
ここでは、一般的なエコキュートの買い替えタイミングの目安や、古くなったエコキュートの買い替えをおすすめする「3つの理由」をわかりやすく解説していきます。
エコキュートの買い替え時期は設置してから何年くらい?
エコキュートの買い替え時期に明確な決まりはないものの、ひとつの目安として「設置から10〜15年ほど」で検討されるケースが多いようです。
その理由として、一般的なメーカー保証期間が2〜5年、メーカーや販売店の延長保証に加入しても最長で10年程度であり、「10年」がひとつの基準となっているからです。
とはいえ、実際には10年以上経っても問題なくエコキュートを使い続けている家庭も少なくないため、目安として「10年〜15年」ほどが買い替えタイミングとされています。
エコキュートの劣化具合は使用状況や設置環境によっても変わるため、定期的な点検や使用感をもとにタイミングを判断することをおすすめします。
※本項の内容は特定条件に基づく試算であり、実際の結果を保証するものではありません。
古くなったエコキュートの買い替えがおすすめな「3つの理由」
電気製品であるエコキュートは使用年数が経つほど、思わぬトラブルやデメリットが発生する可能性が高まることは避けられません。
古くなったエコキュートの買い替えがおすすめな「3つの理由」は以下のとおりです。
- 長く使うほど故障や不具合が増えるから
- メーカー修理部品の保管期限が切れるから
- 新型に比べて省エネ性能や機能面で劣るから
それぞれの理由について、くわしく確認していきましょう。
理由①:長く使うほど故障や不具合が増えるから
エコキュートは長期間使用することで、内部の消耗部品の劣化や、精密部品の不具合が発生しやすくなります。長く使うほど起こる可能性が高まる、エコキュートのトラブルの一例を見ていきましょう。
不具合の症状 | 疑われる故障箇所 | 主な故障原因 |
お湯の温度が安定しない | ヒートポンプユニット・混合弁 | 各部のセンサー異常・制御基板の不具合・バルブ劣化など |
異音がする(ブーン・ゴーッなど) | ファンモーター・コンプレッサー | モーター劣化・異物混入・経年劣化など |
リモコンにエラーコードが表示される | 制御基板・センサー類 | 配線異常・水漏れ・センサー故障など |
お湯がにごる、におう | 貯湯タンク・配管 | 汚れの蓄積・フィルター詰まり・雑菌繁殖など |
お湯が出なくなる、湯量が急減する | 循環ポンプ・配管 | ポンプ不良・バルブ故障・凍結など |
こうした不具合が多発するようになると、修理のたびに出費がかさみ、最終的には買い替えた方が安くなるケースも考えられます。突然の故障で生活に支障をきたす前に、早めの交換を検討する家庭が少なくないのも、納得といえるでしょう。
理由②:メーカー修理部品の保管期限が切れるから
エコキュートの修理に必要な部品は、製品の生産終了後から一定期間だけメーカーが保管する取り決めであるケースが大半となっています。多くのメーカーでは、修理用部品の保有期間を「※おおむね10年程度」と定めているケースが多く、期間を過ぎると在庫の確保がストップしてしまいます。
つまり、購入したエコキュートの製造終了から10年を過ぎると、故障しても必要な部品が手に入らず、修理ができなくなる可能性がゼロではありません。
「ちょっとした不具合なら直せばいい」と思っていても、部品がなく対応不可となると、急な買い替えを検討せざるを得ない状況も考えられます。そうなる前に、部品がまだ供給されているうちに計画的な買い替えを選ぶ家庭も少なくありません。
※参考①:「エコキュートの修理に必要な部品のメーカー保有期限をご存知ですか?(一般社団法人 日本冷凍空調工業会)」
理由③:新型に比べて省エネ性能や機能面で劣るから
使用年数が長いエコキュートは、最新モデルと比べて消費電力や断熱性能の面で不利になるケースも少なくありません。エコキュートの省エネ性能や断熱性能は年月とともに進化を続けているため、10年以上が経過した機種と最新モデルでは、年間の電気代に差が付くことは否定できないでしょう。
また、近年のモデルは「浴室との通話機能」や「スマートフォン連携機能」「非常用取水機能」など、利便性や安全性を高める機能も充実してきています。古い機種を使い続けることで、気づかないうちにランニングコストがかさんだり、日常の使い勝手にストレスを感じることもあるでしょう。
長期的な目線で見れば、最新モデルへの買い替えが家計にも快適さにもプラスに働く可能性があります。
※本項の内容は特定条件に基づく試算であり、実際の結果を保証するものではありません。
エコキュートの買い替え費用の目安は?工事費・延長保証料もご紹介!
エコキュートの買い替えを検討するとき、やはり気になるのが「結局いくらかかるの?」という点。相場をきちんと把握しておくことで、予算の見通しも立てやすくなります。
ここでは、エコキュートの買い替えにかかる費用の目安や「4つ内訳」、さらには延長保証の必要性についてもくわしく解説します。
エコキュートの買い替え費用は「40〜80万円」くらいが目安
エコキュートの買い替え費用は設置環境や購入するモデルによって変わるものの、工事費を含めた総額は「40〜80万円」ほどに収まるケースが比較的多いようです。
たとえば、三菱電機のフルオートモデル「SRT-S376」の工事費込み価格を比較したところ、専門業者3社では「44〜48万円(※1)」という金額を提示していました。パナソニックのフルオートモデル「HE-JU37KQS」の工事費込み価格は「47〜62万円(※2)」ほどが相場であり、機種や業者によって価格差が大きいケースもあります。
新型モデルや大容量モデルほど価格が高くなる傾向にあるものの、専門業者や家電量販店などでは、100万円を超える価格を提示するケースはそれほど多くありません。
※本項の数値・内容は特定条件に基づく試算であり、実際の結果を保証するものではありません。
(※2)参考:エコ突撃隊 / ビビット / リノベステーション
エコキュートの買い替え費用を「4つの内訳」でくわしく解説!
エコキュートの買い替え費用の内訳をくわしく確認すると、本体価格だけでなく、工事費や付属品費など複数の項目が含まれています。買い替えで請求されることの多い、主な「4つの費用」は以下のとおりです。
費用項目 | 内容の説明 | 費用の目安 | 補足ポイント |
①本体価格 | 機種のグレード・容量・水圧・給湯タイプによって変動 | 約20〜50万円以上 | 高機能モデルほど価格が高くなる傾向あり |
②交換工事費 | 撤去・設置・配管・電気工事などの基本作業 | 約10〜20万円以上 | 設置状況により追加費用が発生する可能性あり |
③付属品費 | リモコン・脚部カバー・配管部材など | 約1〜3万円以上 | リモコンは台所・浴室用セットが一般的に選ばれている |
④諸費用(延長保証など) | メーカー保証の延長・出張費・その他オプション | 約1〜3万円以上 | 保証内容・設置環境により費用は異なる |
こうして見ると、本体以外にもさまざまなコストがかかることがわかりますね。見積もりを取る際は、本体価格の安さだけで判断せず、工事費や保証などすべての費用を含めて比較することが大切です。
※本項の数値・内容は特定条件に基づく試算であり、実際の結果を保証するものではありません。
メーカーの延長保証には加入するべき?
エコキュートは高額になりやすい設備だからこそ、万が一の故障に備えておきたいもの。メーカーや販売店の延長保証は、通常のメーカー保証期間(2〜5年)を超えて、最長10年ほどまで保証が受けられるサービスが一般的です。
ヒートポンプユニットなど、精密部品が多く、修理が高額になりやすい部分の故障は、延長保証があるかないかで出費に大きな差が出る可能性があります。延長保証への加入費用は1〜3万円程度ですが、10年間の安心が得られると考えればコストパフォーマンスは高めと言ってよいでしょう。
買い替え後に「入っておけばよかった」と後悔しないよう、延長保証は前向きに検討しておくことをおすすめします。
エコキュートの買い替え費用に差が生まれる「4つのポイント」
エコキュートの買い替え費用は、選択するモデル・グレード・貯湯タンク容量などによって、見過ごせない金額の差が出ることもあります。買い替え費用に差が生まれやすい「4つのポイント」は以下のとおりです。
- 機能・グレードの違い
- 給湯タイプの違い
- タンク容量の違い
- 給湯圧力(水圧)の違い
あなたの使い方に合ったモデルを選ぶことで、無駄な出費を抑えながら快適さも手に入れましょう。
ポイント①:機能・グレードの違い
各メーカーのエコキュートには、一見同じデザイン・形状に見えても、「標準タイプ」から「高機能モデル」までさまざまなグレードが用意されています。たとえば、以下のような便利機能が搭載されたモデルは、同じタンク容量でも数万円を超える価格差が生まれるケースも珍しくありません。
具体例として、パナソニックのエコキュート(370Lモデル)における、搭載機能と価格のバランスをご紹介します。
シリーズ名称 | グレード名称 | 搭載機能の一例 | メーカー希望小売価格(工事費別・税込) |
JPシリーズ
(ウルトラ高圧フルオート) |
プレミアムクラス | スマホでおふろ/ソーラーチャージ/温浴セレクト/リズムeシャワー/ぬくもりチャージ/AIエコナビ/AiSEG3対応/ECHONET Lite AIF認証対応 | 1,189,100円
(HE-JPU37LQS) |
Nシリーズ
(ウルトラ高圧フルオート) |
ミドルクラス
高効率ZEH対応 |
スマホでおふろ/ソーラーチャージ/AIエコナビ/AiSEG3対応/ECHONET Lite AIF認証対応 | 1,170,400円
(HE-NU37LQS) |
Nシリーズ
(フルオート) |
ミドルクラス
高効率ZEH対応 |
スマホでおふろ/ソーラーチャージ/AIエコナビ/AiSEG3対応/ECHONET Lite AIF認証対応 | 1,061,500円
(HE-N37LQS) |
一方で、表を見てわかるとおり、必要最低限の機能だけを備えたシンプルな機種を選べば、初期費用をぐっと抑えることも可能です。自宅の使用スタイルに合わせて、どこまでの機能を重視するかを考えることが、初期費用の節約の決め手といえるでしょう。
参考:「商品ラインアップ|エコキュート|給湯・暖房(パナソニック)」
ポイント②:給湯タイプの違い
エコキュートの給湯タイプには、「給湯専用」「セミオート」「フルオート」の3種類があり、どの給湯タイプを選ぶかによって本体価格にも差が出ます。まずは、3種類の給湯タイプの違いをかんたんに確認していきましょう。
給湯タイプ | 機能の特徴 | 向いている家庭 |
給湯専用 | ・蛇口から設定した温度のお湯を出すだけのシンプルな構造。
・他の給湯タイプに比べて価格が安いケースが多い |
・費用を抑えたい
・お風呂よりシャワーを使う回数が多い |
セミオート | ・ボタン一つで自動湯はりができる。
・追い焚き・自動保温機能は搭載されていない。 ・価格は給湯専用・フルオートの中間に位置する |
・湯はりだけは自動化したい
・コスパも重視している |
フルオート | ・湯はり・追い焚き・保温機能がすべて自動で行える。
・スマホ連携など便利機能も豊富。 ・他の給湯タイプに比べて価格が高いケースが多い |
・お風呂に入る回数が多い
・機能性や快適性を重視している |
「機能には妥協したくない」とお考えの方にはフルオートがおすすめですが、「最低限の機能でコスパを追求したい」という方なら、給湯専用やセミオートも選択肢に入るでしょう。以上のように、ライフスタイルに応じて必要な機能を見極めることで、無駄なコストの発生をかしこく避けられます。
ポイント③:タンク容量の違い
エコキュートの貯湯タンク容量の違いも、本体価格の差が生まれる大きな要因のひとつです。2〜4人家族向けサイズとしては「370L」が選ばれる傾向にありますが、お風呂に入る頻度が高い家庭や、5人以上の家族なら「460L」も選択肢に入ってきます。
具体的な価格差の一例として、パナソニック製エコキュートの価格を確認していきましょう。
モデル名 | 貯湯タンク容量 | メーカー希望小売価格(税込) |
HE-JPU37LQS | 370L | 1,189,100円 |
HE-JPU46LQS | 460L | 1,293,600円 |
HE-J37LQS | 370L | 950,400円 |
HE-J46LQS | 460L | 1,048,300円 |
また、タンク容量が大きいほど設置スペースが必要になるため、家族構成やコスパだけでなく、設置場所の広さも含めて検討することが大切です。
参考:「商品ラインアップ|エコキュート|給湯・暖房(パナソニック)」
ポイント④:給湯圧力(水圧)の違い
タンク容量と同じく、給湯圧力(水圧)の違いもエコキュートの買い替え費用に影響を与える重要なポイントです。エコキュートには標準圧タイプのほかに、高圧タイプやパワフル高圧タイプ、ウルトラ高圧タイプなど、メーカーごとにさまざまなタイプが展開されています。
給湯圧力が高いモデルほどシャワーの勢いが強く、複数の蛇口を同時に使ってもお湯の出が安定するため、特に人数が多い家庭や2階・3階建て住宅に向いています。ただし、給湯圧力が高いモデルほど、その分本体価格が高くなるケースが多いので、設置環境や使い方、予算に合わせて選ぶことが大切です。
まとめ:10年以上使っているなら要チェック!不具合が多発する前に交換を検討しよう
数多くの精密部品・消耗部品で構成されているエコキュートは、使用期間が長くなるほど、経年劣化による故障や不具合が起こる可能性が高まります。各メーカーの修理用部品の保有期限は「販売終了から10年ほど」のため、10年を超えると交換部品が手に入らずに交換に至るケースもゼロではないでしょう。
また、最新モデルに比べると、古くなったエコキュートは断熱性能や省エネ機能において劣っている場合も多く、気づかないうちにコストがかさんでいることも。10年以上経過したエコキュートは、不具合が本格化する前に交換を検討しておくのがおすすめです。買い替えのタイミングを見極めて、無駄な出費や突然の故障に備えましょう。
参考:一般社団法人 日本冷凍空調工業会 / パナソニック / 三菱電機
※本項の内容は特定条件に基づく試算であり、実際の結果を保証するものではありません。
この記事の監修者

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