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エコキュート ヒートポンプの仕組み

エコキュート 2025年07月29日更新

エコキュートとヒートポンプの基本概念

エコキュートとは何か

エコキュートは、電気を使用してお湯を沸かす給湯システムの一種です。従来の電気温水器と比較して、大幅な省エネルギー効果を実現できる給湯機器として注目されています。

正式名称は「自然冷媒ヒートポンプ給湯機」と呼ばれ、CO2(二酸化炭素)を冷媒として使用することで、環境への負荷を軽減しながら効率的な給湯を行います。

ヒートポンプ技術の仕組み

ヒートポンプは、少ない電力で大きな熱エネルギーを生み出す技術です。この技術の核心は、冷媒の状態変化を利用して空気中の熱を集め、それを圧縮して高温化することにあります。

具体的には、冷媒が液体から気体に変化する際に周囲の熱を吸収し、その後圧縮機で圧縮されることで高温の気体となります。この高温の気体が水を加熱し、その後膨張弁を通過して再び液体に戻るという循環を繰り返します。

エコキュートの動作原理

熱交換の流れ

エコキュートの動作は、主に4つの工程で構成されています。

まず、蒸発器において冷媒が外気から熱を吸収し、液体から気体に変化します。この際、外気温度が低い場合でも、冷媒の沸点がさらに低いため、効率的に熱を吸収できます。

次に、圧縮機が冷媒を圧縮し、高温高圧の状態にします。この工程で電力を消費しますが、得られる熱エネルギーは投入した電力の約3倍から4倍になります。

続いて、凝縮器で高温の冷媒が水に熱を与えてお湯を作り、冷媒自体は液体に戻ります。

最後に、膨張弁を通過することで冷媒の圧力が下がり、再び蒸発器に戻って循環が継続されます。

効率性の理由

エコキュートが高い効率を実現できる理由は、電気エネルギーを直接熱に変換するのではなく、電気を使って空気中の熱を集めて増幅する仕組みにあります。

この方式により、消費電力1kWに対して約3kWから4kWの熱エネルギーを生み出すことができ、エネルギー効率を示すCOP(成績係数)は3.0から4.0という高い値を示します。

冷媒の種類と特性

CO2冷媒の採用背景

エコキュートでは、CO2(二酸化炭素)を冷媒として使用しています。これは、従来のフロン系冷媒と比較して、オゾン層破壊係数がゼロであり、地球温暖化係数も大幅に低いためです。

CO2冷媒は自然界に存在する物質であり、万が一漏れた場合でも環境への影響は最小限に抑えられます。また、毒性がなく、人体にも安全な冷媒として位置づけられています。

冷媒の循環システム

CO2冷媒の循環システムは、高い圧力下で動作する特徴があります。これにより、高温のお湯を効率的に生成することができ、一般的な給湯用途に十分な温度を確保できます。

冷媒の循環過程で重要な役割を果たすのが、各種センサーによる制御システムです。温度センサーや圧力センサーが冷媒の状態を常時監視し、最適な運転条件を維持します。

エコキュートの構成要素

屋外ユニット

屋外ユニットは、ヒートポンプ本体とも呼ばれ、蒸発器、圧縮機、凝縮器、膨張弁などの主要部品が収納されています。

蒸発器は外気から熱を吸収する部分で、フィンとチューブで構成されています。効率的な熱交換を行うため、表面積を大きくする工夫が施されています。

圧縮機は冷媒を圧縮する心臓部で、インバーター制御により回転数を調整し、必要に応じて出力を変更できます。

貯湯タンク

貯湯タンクは、加熱されたお湯を貯めておく設備で、一般的に370リットルから460リットルの容量があります。

タンク内部は断熱材で覆われており、一度沸かしたお湯の温度を長時間保持できます。また、タンクの上部と下部で温度差を設けることで、効率的なお湯の供給を実現しています。

タンクには温度センサーが設置されており、お湯の温度を常時監視し、必要に応じて追い炊きを行います。

制御システム

制御システムは、エコキュート全体の運転を管理する重要な部分です。各種センサーからの情報を基に、最適な運転パターンを決定します。

学習機能により、使用パターンを記憶し、必要な時間に必要な量のお湯を効率的に沸かすことができます。また、電力料金の安い深夜時間帯を活用した運転制御も行います。

設置環境と性能への影響

外気温度の影響

エコキュートの性能は、外気温度に大きく左右されます。外気温度が高いほど、蒸発器での熱吸収効率が向上し、全体的な効率が高くなります。

冬季の低温時には効率が低下しますが、現在の技術では外気温度がマイナス10度程度でも安定した運転が可能です。寒冷地仕様の機種では、さらに低い温度でも動作するよう設計されています。

設置場所の考慮事項

屋外ユニットの設置場所は、効率的な運転のために重要な要素です。風通しが良く、直射日光が当たらない場所が理想的です。

また、近隣住宅への騒音影響を考慮し、適切な距離を保つ必要があります。一般的には、隣家との境界から1メートル以上離すことが推奨されています。

メンテナンスのしやすさも重要で、定期的な点検や清掃が行える場所を選ぶことが大切です。

経済性と導入メリット

運転コストの削減

エコキュートの最大のメリットは、運転コストの削減にあります。従来の電気温水器と比較して、年間の電気料金を約3分の1に削減できるとされています。

深夜電力を活用することで、さらにコストを抑えることができます。多くの電力会社では、深夜時間帯の電力料金を安く設定しており、この時間帯にお湯を沸かすことで経済的なメリットを得られます。

導入費用の考慮

エコキュートの導入費用は、機種や設置条件により異なりますが、一般的には本体価格と工事費を合わせて60万円から100万円程度の範囲となります。

初期投資は大きいものの、長期的な運転コストの削減により、約10年から15年で投資回収が可能とされています。また、各種補助金制度を活用することで、初期費用を軽減できる場合があります。

環境への貢献

CO2排出量の削減

エコキュートは、従来の化石燃料を使用する給湯システムと比較して、CO2排出量を大幅に削減できます。

電力の発電時におけるCO2排出を考慮しても、ガス給湯器と比較して約40%から50%のCO2削減効果があるとされています。

再生可能エネルギーとの連携

太陽光発電システムと組み合わせることで、さらなる環境貢献が可能です。日中の太陽光発電で得られた電力を使用してお湯を沸かすことで、実質的にCO2排出量をゼロにすることも可能です。

メンテナンスと注意点

定期的な点検

エコキュートの性能を長期間維持するためには、定期的な点検が重要です。年に1回程度、専門業者による点検を受けることで、機器の状態を確認し、必要に応じて調整や部品交換を行います。

水質管理

貯湯タンク内の水質管理も重要な要素です。定期的な水の入れ替えや、浄水器の使用により、水質を良好に保つことができます。

また、地域の水質によっては、スケール(水垢)の発生を防ぐための対策が必要な場合があります。

よくある質問

エコキュートとヒートポンプの違いは何ですか?

エコキュートは、ヒートポンプ技術を使用した給湯システムの商品名です。ヒートポンプは技術の名称で、空気中の熱を集めて増幅する仕組みを指します。エコキュートは、この技術を給湯に応用した製品です。

エコキュートの寿命はどのくらいですか?

エコキュートの寿命は、適切なメンテナンスを行った場合、約10年から15年程度とされています。ただし、使用環境や頻度により異なります。定期的な点検と適切な使用により、長期間の使用が可能です。

冬場でもエコキュートは効率的に動作しますか?

現在のエコキュートは、外気温度がマイナス10度程度までであれば効率的に動作します。寒冷地仕様の機種では、さらに低い温度でも安定した運転が可能です。ただし、外気温度が低いほど効率は低下します。

エコキュートの電気代はどのくらいかかりますか?

エコキュートの電気代は、使用量や電力契約により異なりますが、一般的な4人家族の場合、月額2,000円から3,000円程度とされています。深夜電力を活用することで、さらにコストを抑えることができます。

エコキュートは騒音が気になりますか?

エコキュートの運転音は、一般的に40デシベル程度で、図書館内程度の静かさです。ただし、設置場所や隣家との距離により、騒音の影響は変わります。適切な設置場所を選ぶことで、騒音問題を回避できます。

 

この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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中田 萌
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