メニュー
相談件数
年間1,500件以上
工事
全国対応
取扱商品
10,000点以上

リノステとは?

ご利用ガイド

お客様の口コミ

お役立ちコンテンツ

蓄電池について

0円リフォーム

無料電子ブック

その他

カテゴリーで選ぶ

蓄電池

太陽光発電

パワーコンディショナ

エコキュート

IHクッキングヒーター

外壁塗装

ポータブル電源

太陽光発電ってやめたほうがいい?設置のメリット・デメリットを徹底解説!
太陽光発電 メリット金額シミュレーション
ebook_banner_1200340_221018
solar_ebook_bnr_top
1200-340 (1)
ebook_banner_1200340_221018
previous arrow
next arrow

太陽光メンテナンス義務化罰則を完全解説

太陽光発電 2025年09月03日更新

太陽光発電設備のメンテナンス義務化と罰則について、正確な情報をお伝えします。2017年4月に改正FIT法が施行されて以降、太陽光発電事業者には厳格なメンテナンス義務が課せられています。適切なメンテナンスを怠ると認定取消しや売電収入の停止といった重大な罰則が科せられる可能性があります。

太陽光発電メンテナンス義務化の背景

改正FIT法による規制強化

2017年4月に施行された改正FIT法(再生可能エネルギー特別措置法)により、太陽光発電設備の維持管理が法的義務となりました。この法改正により、10kW以上の太陽光発電設備については、発電事業者に対して適切な保守点検と維持管理が義務付けられています。

背景には、メンテナンス不足による設備の劣化や事故の増加、近隣住民とのトラブル、発電効率の低下などの問題がありました。国は再生可能エネルギーの健全な普及を図るため、事業者の責任を明確化したのです。

住宅用太陽光発電も対象

10kW未満の住宅用太陽光発電設備についても、メンテナンス義務の対象となっています。家庭用太陽光発電システムの所有者も、適切な保守点検を行う法的義務を負っています。 ただし、10kW以上の設備と比較すると、要求される管理水準は緩やかに設定されています。

メンテナンス義務の具体的内容

保守点検の実施義務

太陽光発電事業者は、以下の保守点検を定期的に実施する義務があります:

  • 太陽光パネルの目視点検:割れ、汚れ、変色等の確認
  • 架台・支持構造物の点検:腐食、変形、ボルトの緩み等の確認
  • 電気設備の点検:配線、接続箱、パワーコンディショナーの動作確認
  • 発電量の監視:設備容量に対する発電実績の継続的な確認

保守点検の頻度

10kW以上の設備については年1回以上の点検が義務付けられており、10kW未満の住宅用設備についても4年に1回以上の点検が推奨されています。
点検は有資格者または十分な知識を持つ者が実施する必要があります。

記録の作成・保管義務

点検結果については、以下の記録を作成・保管する義務があります:

  • 点検実施日時
  • 点検者の氏名・資格
  • 点検結果の詳細
  • 不具合がある場合の対応措置
  • 修理・交換等の実施記録

これらの記録は、FIT認定期間中(通常20年間)にわたって保管する必要があります。

違反時の罰則内容

認定取消し

最も重い罰則が認定取消しです。メンテナンス義務を著しく怠った場合、経済産業省からFIT認定を取り消される可能性があります。 認定が取り消されると、固定価格での売電ができなくなり、投資回収が困難になります。

認定取消しの対象となる主な違反行為:

  • 長期間にわたる点検の未実施
  • 重大な安全上の欠陥の放置
  • 虚偽の報告書の提出
  • 改善指導に従わない場合

改善命令

認定取消しに至る前段階として、改善命令が発出されます。指定された期限内に改善措置を講じない場合、認定取消しに発展する可能性があります。 改善命令では、具体的な改善内容と実施期限が明示されます。

売電収入の一時停止

重大な違反が発覚した場合、売電収入が一時的に停止される措置が取られることがあります。
この期間中は固定価格での売電ができず、事業収支に大きな影響を与えます。

過料・罰金

故意または重大な過失によりメンテナンス義務に違反した場合、最大20万円の過料が科せられる可能性があります。 また、安全上重大な問題を引き起こした場合は、刑事罰の対象となることもあります。

適切なメンテナンス方法

日常的な監視体制

発電量の日常的な監視は、異常の早期発見において最も重要な要素です。 遠隔監視システムの導入により、発電量の低下や設備の異常を迅速に把握できます。

専門業者による定期点検

電気工事士などの有資格者による専門的な点検を定期的に実施することが重要です。住宅用太陽光発電システムの場合、4年に1回程度の専門点検により、多くの問題を予防できます。

点検項目の詳細:

  • 太陽光パネル表面の汚れや損傷確認
  • 配線の絶縁抵抗測定
  • パワーコンディショナーの動作確認
  • 架台の腐食・変形チェック
  • 接地抵抗の測定

清掃・メンテナンス作業

太陽光パネルの清掃は発電効率の維持において重要な作業です。
鳥の糞や落ち葉、砂埃などの汚れは発電量の低下を招きます。ただし、高所作業となるため、安全に配慮した作業が必要です。

メンテナンス費用と対策

年間メンテナンス費用の目安

住宅用太陽光発電システム(4kW~5kW)のメンテナンス費用は、年間5万円~10万円程度が目安となります。定期点検費用として2万円~4万円、清掃費用として1万円~3万円、部品交換等で2万円~3万円程度を見込んでおく必要があります。

メンテナンス契約の活用

多くの太陽光発電システム販売会社では、長期メンテナンス契約を提供しています。契約により定期点検や故障時の対応が包括的にカバーされ、義務違反のリスクを軽減できます。

保険の活用

太陽光発電設備専用の損害保険に加入することで、自然災害や盗難による損害をカバーできます。一部の保険では、メンテナンス費用も補償対象に含まれている場合があります。

義務違反を避けるためのポイント

記録の確実な保管

点検記録や修理履歴は、FIT認定期間中の20年間にわたって確実に保管する必要があります。
電子データでの保管も可能ですが、バックアップを取るなど紛失防止策を講じることが重要です。

有資格者による点検実施

電気工事士や太陽光発電メンテナンス技士などの有資格者による点検を実施することで、専門的な観点から設備の状態を適切に評価できます。

早期の不具合対応

軽微な不具合であっても、早期に対応することで重大な問題への発展を防げます。
放置により安全上の問題が生じた場合、重い罰則の対象となる可能性があります。

近隣住民への配慮

太陽光発電設備から発生する反射光や騒音は、近隣住民とのトラブルの原因となり、場合によっては行政指導の対象となります。 定期的な確認と適切な対策が必要です。

よくある質問

Q1: 住宅用太陽光発電でもメンテナンス義務はありますか?

A1: はい、10kW未満の住宅用太陽光発電設備もメンテナンス義務の対象です。4年に1回以上の点検実施が推奨されており、適切な維持管理を行う法的義務があります。 義務を怠ると認定取消しなどの罰則を受ける可能性があります。

Q2: メンテナンス記録は何年間保管する必要がありますか?

A2: FIT認定期間中の20年間にわたって保管する必要があります。
点検実施記録、修理履歴、部品交換記録などすべての維持管理に関する記録が対象となります。電子データでの保管も可能ですが、確実に保管できる方法を選択することが重要です。

Q3: 自分で点検を行うことは可能ですか?

A3: 基本的な目視点検は所有者自身でも実施できますが、電気設備の専門的な点検については電気工事士などの有資格者による実施が推奨されます。 安全性と点検の精度を確保するため、専門業者への依頼を検討することをお勧めします。

Q4: メンテナンス義務に違反するとどのような罰則がありますか?

A4: 最も重い罰則は認定取消しで、固定価格での売電ができなくなります。
その他にも改善命令、売電収入の一時停止、最大20万円の過料などの罰則があります。違反の程度により段階的に罰則が科せられます。

Q5: メンテナンス契約に加入すれば義務違反は避けられますか?

A5: メンテナンス契約は義務履行の有効な手段ですが、契約内容が法的要件を満たしているかを確認することが重要です。 点検頻度、記録作成、有資格者による実施などが適切に含まれている契約を選択し、契約内容を遵守することで義務違反のリスクを大幅に軽減できます。

 

この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。

光熱費削減コンサルタント

中田 萌
蓄電池やリフォームに関する
ご相談やお見積もりは
完全無料です!
電話ですぐにご相談!
無料
通話
受付時間:9:00-18:00(祝日除く)
WEBからお気軽にご相談!