エコキュートのサイズの決め方は?サイズ以外の賢い選び方も徹底解説!

エコキュートで購入する貯湯タンクの大きさは、世帯人数によりある程度までは絞れるでしょう。しかし「具体的にどれくらいが良いのだろう…」と頭を悩ませている方も多いかと思います。
そこで今回の記事では、エコキュートのサイズの決め方やエコキュートの賢い選び方を解説します。サイズ選びに難航している方は必見です。
目次
エコキュートのサイズは?貯湯タンクの容量でほぼ決まるって本当?
エコキュートを購入する際には、サイズ感で頭を悩ませることでしょう。
そこでまずは、エコキュートの根本的な仕組みとサイズの簡単な見極め方を解説します。
エコキュートの仕組み
エコキュートは、大気中の熱と電気の力でお湯を作る省エネタイプの電気給湯器です。ガス給湯器との大きな違いは「貯湯式」ということ。夜間の割安電力を使って給湯し、それを貯湯タンクに溜めるのです。
夜間に作ったお湯は、翌日に1日かけて使うことになります。つまり、エコキュート購入時には、1日分のお湯を溜められる大きさの貯湯タンクが必要ということです。
エコキュートのサイズは貯湯タンクの容量で決まる!
エコキュートは、給湯を担う「ヒートポンプユニット」と貯湯を担う「貯湯タンク」から成ります。ヒートポンプユニットはエアコンの室外機のような見た目や大きさで、どのメーカーのものでも見た目や大きさに大差はありません。
一方、貯湯タンクは見た目や大きさが世帯人数やお湯の使用量で変わります。給湯したお湯を溜めなくてはならないので、単純に「世帯人数が多い=貯湯タンクのサイズが大きい」「世帯人数が少ない=貯湯タンクのサイズが小さい」という方程式が成り立ちます。
サイズ展開はメーカーによって異なるので、家庭に合う貯湯タンクのサイズを知ることから始めましょう。
適切なサイズが知りたい!エコキュートで貯湯タンク容量の決め方は?
貯湯タンクのサイズ展開は各社さまざまです。では、貯湯タンクのサイズは具体的にどのように決めるのが良いのでしょうか。解説します。
推奨される貯湯タンク容量は世帯人数によって異なる!
推奨される貯湯タンク容量は世帯人数によって異なります。
一概にはいえないのですが、おおよそ以下の表を参考にして購入する貯湯タンクのサイズを決めてください。
| 世帯人数 | 推奨される貯湯タンクのサイズ感 |
| 2~3人 | 300L |
| 3~5人 | 370L |
| 4~7人 | 460L |
| 5~8人 | 550L |
この数値は、実際に使えるお湯の量ではありません。
エコキュートでは、貯湯タンクに溜めている熱湯と水道水を混ぜ合わせたものを蛇口から出します。放熱があったり水道水の温度によっても違いが出ますが、一般的には貯湯タンクの容量の約2倍のお湯が使えるといわれているので安心してください。
その他の条件も考慮して貯湯タンク容量を決めよう!
エコキュートの貯湯タンクのサイズ選びをする際は、以下の点にも考慮できると良いでしょう。
- 普段のお湯の平均使用量
- 来客の多さ
- 冬場の寒さ
世帯人数だけを見て貯湯タンクのサイズ選びをしてしまうと、お湯の使用量が平均よりも少なかったり多かったりする場合に損をします。
また、来客が多い家庭も要注意。頻繁に宿泊を伴うようであれば、ワンランク上のサイズ感の貯湯タンクを選べると良いかと思います。
冬場に極端に寒くなる地域も要注意。貯湯タンク内に溜めてあるお湯の温度が外気温に引っ張られて下がる恐れがあります。その場合、貯湯タンク内に残湯があっても蛇口からお湯を出すことはできません。
設置場所にも考慮を!エコキュートはコンパクトサイズの選択もできる!
貯湯タンクのサイズ選びは何かと難しいです。コンパクトサイズも選択肢に入れると、話がさらにややこしくなる場合もあります。では、コンパクトサイズの貯湯タンクとは一体どういうものなのでしょうか。具体的に見ていきましょう。
エコキュートのコンパクトサイズの特徴
エコキュートを導入する家庭によっては、500L近いサイズ感の大型貯湯タンクを設置する必要があります。ともなれば「エコキュートが気になるけれど設置場所の確保が難しい…」となる場合もあるでしょう。
そういう家庭に朗報になるのが、コンパクトサイズの貯湯タンクの存在です。メーカーによって販売の有無は異なるのですが、標準タイプの貯湯タンクに比べてサイズ感の小さい貯湯タンクが販売されています。気になるメーカーの貯湯タンクのサイズ感を確認してみましょう。
コンパクトサイズのエコキュートは種類が限られる傾向
ただ、コンパクトサイズの貯湯タンクが必ず販売されているとは限りません。販売されていたとしても貯湯タンクの容量は限定的で、メーカーの中でトップクラスの性能を誇るシリーズでの販売はない場合がほとんどです。
コンパクトサイズの貯湯タンクを購入したいのであれば、他の部分に妥協する必要があるかもしれません。
サイズだけではない!失敗しないエコキュートの賢い選び方は?
ここまで、エコキュートの中でも主に貯湯タンクのサイズ感について解説しました。ただ、エコキュートは貯湯タンクのサイズ感だけを見て購入する機種を判断するものではありません。
そこで最後に、貯湯タンクのサイズ感以外でポイントとなるエコキュートの賢い選び方を紹介します。
選び方①地域に合ったエコキュートにする
エコキュートは、地域に合ったものを購入しましょう。
エコキュートには、地域に合わせて以下の3種類があります。
- 標準地仕様
- 寒冷地仕様
- 塩害地仕様
標準地仕様のエコキュートを使える地域は問題ないですが、寒冷地および塩害地仕様のエコキュートしか使えない地域にお住まいの場合は要注意。ほんの少しではあるものの初期費用が割高になることを頭に入れてください。また、特殊地域にお住まいにも関わらず標準地仕様のエコキュートを購入すると、保証の対象外になったりエコキュート本体の故障リスクが上がります。
ちなみに、特殊地域対応のコンパクトサイズの貯湯タンクも販売されています。メーカーによって種類が変わるので、具体的に気になる場合はぜひ弊社「リノベステーション」までお気軽にお問合せください。
選び方②使い勝手を許容できる給湯タイプにする
使い勝手を許容できる給湯タイプを選ぶことも求められます。
エコキュートには、以下の3種類の給湯タイプがあります。
- 給湯専用タイプ(手動での給湯が可能)
- セミオートタイプ(自動給湯が可能)
- フルオートタイプ(自動給湯や追い炊き、配管の自動洗浄などが可能)
初期費用で比較すると、機能面がシンプルな給湯専用タイプが割安傾向で、多機能がウリのフルオートタイプは割高傾向です。基本的には、世帯人数が少ない場合は給湯専用タイプでも問題ないですが、世帯人数が多い場合はセミオートもしくはフルオートタイプのエコキュートが推奨されています。
これらの給湯タイプも、エコキュートのコンパクトサイズでは選択肢がそこまで多くはありません。
選び方③許容できる水圧を決める
許容できる水圧を決めるのも大切です。
エコキュートは貯湯タンクが必要な設備。だからこそ、貯湯タンクが破裂しないよう、減圧したお湯を貯湯する必要があります。そのため、蛇口からの水圧はガス給湯器の半分以下になることがほとんどです。
エコキュートの水圧の弱さを払拭した機種も続々登場していますが、メーカーによっては通常のエコキュートしか販売されていないケースも…。
貯湯タンクのサイズ感を検討するのと同時に水圧に関しても検討しながら、まずはメーカー選びができると良いでしょう。
エコキュートは貯湯タンクのサイズ感だけではなく全体を捉えて選ぼう!
今回の記事では、エコキュートの貯湯タンクのサイズについて解説しました。
サイズ選びが非常に重要となるエコキュート。だからこそ、間違えは極力避けたいところ。不安点がある・疑問点があるなどがある場合は、ぜひ弊社「リノベステーション」までお気軽にお問合せください。
参考資料①
この記事の監修者

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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