TRENDE(ひだまりでんき)の評判・口コミは？創業10年以上のリノステ監修の診断項目で特徴を徹底解説

TRENDE(ひだまりでんき)の評判・口コミは？創業10年以上のリノステ監修の診断項目で特徴を徹底解説

TRENDE(ひだまりでんき)を検討中のあなたへ、この記事で悩みを解決しましょう

太陽光発電システムの導入を検討する中で、「初期費用0円」で設置できるサービスとしてTRENDE株式会社の「ひだまりでんき」が気になっている方もいらっしゃるでしょう。高額な初期費用がネックとなり導入をためらっていた方にとって、非常に魅力的なオファーに見えます。

しかし、インターネットで評判を調べても、個人の具体的な口コミは少なく、「本当に得なのか？」「何か裏があるのではないか？」と不安に感じるかもしれません。

• 「TRENDEの『ひだまりでんき』は、従来の太陽光設置と何が違うの？」
• 「“初期費用0円”の代わりに、どんなデメリットやリスクがある？」
• 「契約期間や中途解約の条件はどうなっている？」
• 「他社の0円ソーラーサービスと比較してどうなの？」

この記事では、不動産・蓄電池の専門編集者である私たちが、TRENDE株式会社のサービスを徹底的に分析します。この記事の目的は、太陽光パネルの「販売・施工」ではなく、「PPAモデル（0円ソーラー）」という異なるビジネスモデルのメリットと、特に注意すべき重大なリスクを明らかにすることです。最後まで読めば、あなたが「ひだまりでんき」のようなPPAモデルを選ぶべきか、従来型の購入を選ぶべきかの判断基準が明確になります。

会社概要：「TRENDE(ひだまりでんき)」とは？

TRENDE株式会社は、2017年8月に設立された企業です。一般的な太陽光パネルの「販売・施工」会社とは異なり、電力の売買を行う「小売電気事業」を本業としています。

同社が提供する「ひだまりでんき」や「まるまるでんき」は、「PPA（Power Purchase Agreement：電力販売契約）モデル」または「第三者所有モデル」と呼ばれるサービスです。これは、顧客が設備を購入するのではなく、TRENDEが顧客の屋根に太陽光発電システムを「無償で設置」し、その設備で発電した電気を顧客に安価で販売する仕組みです。設備は契約期間中TRENDEの所有物であり、契約終了後に顧客へ無償譲渡されます。

つまり、TRENDEは太陽光・蓄電池の「施工業者」ではなく、**「PPAモデルを提供する電力サービス事業者」**であるという点が、一般的な販売店との最大の違いです。

項目	内容
会社名	TRENDE株式会社 (Trende Inc.)
設立	2017年8月
本社所在地	〒101-0031 東京都千代田区東神田1-16-7 東神田プラザビル2F
事業内容	小売電気事業 (小売電気事業者登録番号：A0455)
主なサービス	0円太陽光サービス（ひだまりでんき ※）、0円太陽光・蓄電池サービス（まるまるでんき） など
公式URL	https://trende.jp/

※公式サイトのサービス一覧ページ（trende.jp/service/）において、「ひだまりでんき」は【新規申込終了】と記載されています（2025年10月調査時点）。

TRENDE(ひだまりでんき)の良い評判・口コミ｜利用者が評価するポイント

TRENDE株式会社の「ひだまりでんき」や「まるまるでんき」に関する、個人の詳細な口コミはインターネット上では非常に少ないのが現状です。これは、従来の「販売・施工」と比べてPPAモデル自体の歴史が浅いことや、同社の設立が2017年と比較的日が浅いためと考えられます。

そのため、ここでは顧客の口コミではなく、同社の公式ウェブサイト（trende.jp）に記載されているサービス内容に基づき、利用者が享受できる「メリット」を解説します。

「初期費用0円」で太陽光・蓄電池を導入できる

PPAモデルの最大のメリットは、数百万円にもなる太陽光発電システムや蓄電池の導入費用が一切かからない点です。「ひだまりでんき（太陽光のみ）」や「まるまるでんき（太陽光＋蓄電池）」は、この初期費用をTRENDEが負担するため、顧客は金銭的なリスクなく設備を設置できます。

「ローンを組むのは抵抗がある」「自己資金を温存したい」という層にとって、これは非常に大きな魅力となります。

契約期間中のメンテナンス費用が無料

太陽光発電は長期にわたり使用するため、パワーコンディショナーの故障やパネルの点検など、メンテナンス費用が将来的に発生します。TRENDEのPPAモデルでは、契約期間中（一般的に10年～15年程度）のメンテナンスや故障対応は、設備の所有者であるTRENDEが実施します。

利用者にとっては、突発的な出費を心配することなく、安心して設備を使い続けられるメリットがあります。

契約終了後は設備が「無償譲渡」される

「ひだまりでんき」のサービス概要には、「契約終了後は設備一式をお客さまに無償で譲渡いたします」と明記されています。リース契約とは異なり、契約満了後には設備が自分のものになるため、そこからは発電した電気を無料で使用でき、さらに余剰電力を売電して収入を得ることも可能になります。

【要注意】TRENDE(ひだまりでんき)の悪い評判・口コミ｜契約前に必ず確認すべきリスク

前述の通り、TRENDE固有のネガティブな口コミは少ないため、ここでは「ひだまりでんき」のようなPPAモデルに共通する一般的なデメリットや、同社の状況から読み取れる重大な懸念点を「確認すべきリスク」として重点的に解説します。

【最重要】「ひだまりでんき」は新規申込が終了している可能性

TRENDE公式サイトの「事業・サービス」ページ（trende.jp/service/）を調査したところ、「ひだまりでんき」の項目に【新規申込終了】との記載が確認されました（2025年10月時点）。

トップページからはサービス詳細へのリンクが残っているものの、基幹となるサービスが終了している可能性は非常に高いです。これは、同社が過去に「蓄電システムレンタルサービス」の新規申込を終了した経緯とも一致します。検討している方は、まずこの点を同社に確認する必要があります。

【要注意】中途解約時に「高額な一括買取」が発生するリスク

PPAモデルは、10年～20年といった非常に長い契約期間が前提です。もし契約期間中に引っ越しや家の売却などで解約が必要になった場合、残りの契約期間分のサービス料や、最悪の場合は**設置したシステム一式の一括買い取り**を求められるのが一般的です。これは実質的に数百万円単位の違約金となり、PPAモデルにおける最大のリスクと言えます。

契約期間中は「売電収入」が得られない

従来型の購入であれば、発電して自宅で使いきれなかった電気（余剰電力）は電力会社に売電し、収入を得ることができます。しかし、PPAモデルでは契約期間中の設備の所有者はTRENDEです。したがって、**発電した電力の所有権もTRENDEにあり、顧客は売電収入を得ることができません。**

「太陽光で電気代を節約しつつ、売電収入も得たい」と考えている人にとって、これは致命的なデメリットとなります。

企業の長期的な安定性への懸念

PPAは10年以上の長期契約です。契約相手の企業が、10年後、20年後も安定して存続していることが絶対条件となります。TRENDE株式会社は2017年設立であり、事業実績は10年未満です。すでに「あしたでんき」のサービス終了（※他社記事より）や、「蓄電システムレンタルサービス」「ひだまりでんき」の新規申込終了など、サービスの変更・終了が短期間で発生しています。長期にわたるメンテナンスや契約を任せる相手として、その安定性には懸念が残ると言わざるを得ません。

【一覧表】TRENDE(PPAモデル)のメリット・デメリットまとめ

TRENDEが提供するPPAモデル（ひだまりでんき、まるまるでんき）の一般的なメリットとデメリットをまとめます。「初期費用0円」というメリットと、長期契約に伴う様々なデメリットを天秤にかける必要があります。

メリット	デメリット
太陽光システムや蓄電池の初期費用が0円で済む。 契約期間中（10年～）のメンテナンスや故障対応はTRENDEが負担する。 発電した電気を（安価な単価で）利用できる。 契約終了後は、設備がそのまま無償で譲渡される。	【最重要】「ひだまりでんき」は新規申込が終了している可能性が高い。 中途解約時には、高額な一括買取（違約金）が発生するリスクがある。 契約期間中（10年～）は、売電収入が一切得られない。 設備の所有権がないため、家の売却やリフォーム時に制約となる。 設置できる機器（メーカー）を自分で選べない可能性が高い。 設立10年未満であり、サービスの変更・終了も多く、長期契約のパートナーとして安定性に懸念がある。

他社との比較｜TRENDEと類似するPPAモデル競合比較

TRENDEは「PPA事業者」であるため、一般的な「販売・施工会社」ではなく、同じPPAモデルを提供する他社と比較するのが適切です。ここでは、大手メーカーである「シャープ」や、大手エネルギー企業の「ENEOSサンエナジー」のPPAサービスと比較します。

項目	TRENDE	シャープ (COCORO POWER)	ENEOSサンエナジー (0円ソーラー)
設立	2017年	1912年 (親会社)	情報元に記載なし (ENEOSグループ)
サービスモデル	PPAモデル（蓄電池セットプラン「まるまるでんき」あり）	PPAモデル（蓄電池セットプランあり）	PPAモデル（住宅用あり） 及び「販売・施工」
企業の信頼性	設立10年未満。サービス変更・終了が多く、長期安定性に懸念。	大手電機メーカーとしての圧倒的な信頼性と実績。	ENEOSグループとしての絶大なブランド力と企業の安定性。
特記事項	「ひだまりでんき」は新規申込終了の可能性あり。	TRENDEの電力プラットフォームはシャープの同サービスにも技術活用されている。	PPAだけでなく、従来型の「購入・設置」も選択肢として提案可能。

比較すると、PPAモデルという長期契約を結ぶ上で最も重要な「企業の安定性」において、TRENDEは競合他社（シャープ、ENEOS）に対して明確な懸念があることがわかります。10年以上の契約期間中、サービスが継続されるかという不安は、契約前に真剣に考慮すべきです。

プロ目線からの解説｜その業者、本当に信頼できますか？

ここでは、私たちリノベステーションが監修する「優良業者チェック項目」に基づき、TRENDE株式会社を「PPA事業者」として客観的に評価します。公式HPの情報と、収集した情報を基に診断しました。（〇：優良、△：懸念あり、×：問題あり）

評価項目	評価	解説
第1部：会社の信頼性と専門性
10年以上の事業実績はありますか？	×	2017年8月設立。PPAという10年以上の長期契約を結ぶ相手として、事業実績は十分とは言えません。
メーカーの「施工ID」を保有していますか？	△	TRENDEは施工を行わず、協力会社に委託します。公式HPに提携施工店の基準や保有IDに関する記載はありません（『情報元に記載なし』）。
施工は「自社施工」または責任体制が明確ですか？	×	PPAモデルのため、施工は協力会社が行います。施工品質は、実際に担当する業者次第となり、TRENDEが直接管理するわけではありません。
太陽光・蓄電池の「専門家」ですか？	〇	電力事業およびPPAサービスに特化しており、この分野における専門性は高いと判断できます。
物理的な本社・支店は存在しますか？	〇	公式HPに本社の所在地（東京都千代田区）が明記されており、実態のある企業です。
第2部：提案の誠実さと客観性
メリットだけでなく、リスクも正直に説明しますか？	△	公式HPでは「初期費用0円」というメリットが強調されていますが、中途解約時の高額買取リスクや、売電収入が得られないデメリットの記載は目立ちません。
シミュレーションは、第三者機関のデータに基づく専門ソフトですか？	△	シミュレーションに関する客観的な根拠（使用ソフト名など）は公式HPに記載がありません（『情報元に記載なし』）。
複数メーカーの製品から、あなたの家に最適な提案をしますか？	×	PPAモデルは事業者が指定する機器を設置するのが基本です。公式HPに取扱メーカーの記載はなく、顧客が自由に選べる可能性は低いです（『情報元に記載なし』）。
契約を急かさず、考える時間を与えてくれますか？	△	口コミが少ないため営業手法は不明です。ただし、PPAは審査が必要なため、その場での即決契約は物理的に難しい側面があります。
第3部：保証と契約時の最終確認
15年以上の「長期施工保証」はありますか？	△	契約期間中はTRENDEによるメンテナンスが無償です。しかし、無償譲渡後（10年～15年後）の保証がどうなるかはHPに明記されていません（『情報元に記載なし』）。
自然災害に対する独自の補償制度はありますか？	△	契約期間中はTRENDE（所有者）が保険に加入していると推測されますが、顧客向けの独自の補償制度に関する記載はありません（『情報元に記載なし』）。
複雑な補助金申請を「すべて代行」してくれますか？	×	PPAモデルの場合、設備の所有者はTRENDEです。そのため、施主（あなた）が対象となる国や自治体の補助金（例：DER補助金など）は利用できない可能性が非常に高いです。
保証内容を『保証書』など書面で提示されていますか？	×	公式HP上で保証内容や契約期間、中途解約の条件といった最重要事項が一切開示されていません（『情報元に記載なし』）。情報透明性に大きな問題があります。

【結論】TRENDE(ひだまりでんき)が向いている人・向いていない人

以上の分析から、TRENDEのPPAモデルがどのような人に適しているか、あるいは避けるべきかをまとめます。

向いている人

• （サービスが継続していれば）初期費用を一切かけずに太陽光パネルや蓄電池を設置したい人。
• 契約期間中のメンテナンスや故障の心配を事業者に任せたい人。
• 売電収入には興味がなく、とにかく自家消費で電気代を少しでも安くしたい人。
• 10年～15年以上、その家に住み続けることが確定しており、引っ越しや家の売却の予定が全くない人。

向いていない人（契約に細心の注意が必要な人）

• 「ひだまりでんき」を検討している人（※新規申込終了の可能性が極めて高いため）。
• 10年以内に引っ越しや家の売却、大規模リフォームの可能性がある人（※高額な中途解約金（一括買取）のリスクがあるため）。
• 余剰電力による「売電収入」を期待している人（※PPAモデルでは契約期間中の売電収入は得られません）。
• 国や自治体の「補助金」を活用したい人（※PPAは補助金の対象外となるケースがほとんどです）。
• 10年以上の長期契約を結ぶ相手として、企業の安定性や実績を重視する人（※設立10年未満で、サービスの変更・終了が多いため）。
• 設置する太陽光パネルや蓄電池のメーカーを自分で選びたい人（※PPAでは事業者が指定する機器になります）。

まとめ：契約前の「セカンドオピニオン」が後悔を防ぐ鍵

TRENDE株式会社が提供する「ひだまりでんき」や「まるまるでんき」は、従来の「販売・施工」とは全く異なる「PPAモデル」です。

「初期費用0円」という言葉は非常に魅力的ですが、その裏には**「10年以上の長期契約」「中途解約時の高額買取リスク」「売電収入ゼロ」「補助金対象外」**といった、多くの制約とデメリットが存在します。さらに、「ひだまりでんき」自体が新規申込を終了している可能性が高いという現状もあります。

PPAモデルは、ごく一部の条件（絶対に15年以上住み続ける、売電に興味がない等）が合致する人にはメリットがありますが、多くの場合、ローンを組んででも「購入」し、所有権を持った方がトータルで得になるケースがほとんどです。

「初期費用0円」という言葉だけに飛びつく前に、その契約が本当にあなたのライフプランに合っているのか？ 数百万円のローンを組んで「購入」した場合と、どちらが15年間のトータルコストで得になるのか？

高額な契約で後悔しないために、契約書にサインする前に必ず「第三者の専門家」の意見を聞き、客観的な比較を行う「セカンドオピニオン」を受けることを強く推奨します。

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「初期費用0円」のPPAモデルは、一見すると非常に魅力的に映ります。しかし、その裏には10年以上の長期的な制約が隠されています。

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