エコキュートの消費電力はどれくらい?他の給湯器との差や電気代の節約方法も徹底解説!

電気代が節約できるといわれているエコキュートですが、実際に消費電力はどれくらいで、他の給湯器に比べてどれくらいの電気代を節約できるのでしょうか。
そこで今回の記事では、エコキュートの消費電力を世帯人数別・季節別に紹介すると共に、エコキュートと他の給湯器における消費電力の差やエコキュートの電気代を抑える方法を紹介します。
目次
エコキュートの消費電力は?世帯人数別・季節別で紹介します!
エコキュートは消費電力が少ないからこそ、電気代を安くできるといわれています。そこでここからは、一般的な水準における世帯人数別および季節別の消費電力の差を紹介します。紹介する数値は、必ずしも全家庭に当てはまるとはいえません。あくまでも「平均値」「標準値」として参考にしてください。
世帯人数別の消費電力の目安
エコキュートで使う消費電力は、当然のごとく世帯人数によって変動します。
1日の具体的な数値(平均値)は、以下の通りです。
| 世帯人数 | エコキュートの平均的な消費電力 |
| 2人 | 3.5kWh前後 |
| 3人 | 4.2kWh前後 |
| 4人 | 4.9kWh前後 |
| 5人 | 5.5kWh前後 |
| 6人 | 6.0kWh前後 |
あくまでも、エコキュート使用時に対する平均的な消費電力です。リモコンなどで消費電力を確認できるのであれば、家庭のデータとこちらの表を見比べてみてください。
季節別の消費電力の目安
エコキュートの消費電力は、季節ごとにも異なります。
大気中の熱を利用して給湯するエコキュートでは、外気温の低い冬場に消費電力が大きくなります。たとえば、370Lの貯湯タンクにおける消費電力の平均値ですが、夏場は0.8kw前後であるのに対して冬場は1.5kw前後になるようです。ちなみに、貯湯タンクの容量が大きくなるほど消費電力も大きくなり、550Lの貯湯タンクでは夏場で1.6kw前後、冬場では2.3kw前後の電力消費になるようです。
世帯人数が多い場合は貯湯タンクの容量も大きくしなければなりません。しかし、お湯の使用量を気にせずに生活を送りたいなどといった理由で貯湯タンクのサイズを上げるのであれば、消費電力の増加(つまりは電気代の増加)を許容する必要があるでしょう。
エコキュートの消費電力は少ない?他の給湯器との差を紹介!
エコキュートの消費電力の平均値はわかりましたが、他の給湯器と比べて消費電力が多いのか少ないのか気になりますよね。ここからは、エコキュートと他の給湯器の消費電力の差を紹介します。こちらに関しても、あくまで平均値の紹介になるので、ご家庭の普段の電気代と見比べてみるようにしてください。
電気代の算出方法
電気代は、以下の方程式で算出可能です。
消費電力×電気の使用時間×電力量料金
たとえば「消費電力1.0kWhの電化製品を10時間使用、電力量料金が単価30円」の場合は、電気代が300円になるといった形です。
月々に発生するエコキュートのおおよその電気代
先ほどエコキュートの消費電力を紹介しましたが、4人家族(平均4.9kWh)の場合は月3千円ほどの電気代になるようです。もちろん、お湯の実際の使用量や季節によっても数値は変わるので、あくまでも参考値として頭に入れておいてください。
電気代を少しでも抑えたいのであれば、消費電力を減らすことが求められます。節約を強く意識したエコキュートの使用を心がけましょう。
地域によっても電気代は変わる!
エコキュートに限らずではありますが、電気代は地域によっても変わります。
一般的には寒い地域ほど電気代が高くなり、暖かい地域は電気代が比較的落ち着く傾向です。具体的な数値に関しては、以下の表をご覧ください。
| 対象エリア | 1か月の電気代 |
| 北海道電力 | 4,500円前後 |
| 東北電力 | 4,000円前後 |
| 東京電力エナジーパートナーエリア | 3,000円前後 |
| 北陸電力 | 3,000円前後 |
| 関西電力 | 1,800円前後 |
| 四国電力 | 3,700円前後 |
| 九州電力 | 1,700円前後 |
外気温が低いと、お湯を作り出すのにエネルギーを必要とします。したがって、寒い地域ほど消費電力が大きくなり、結果として電気代も高騰するのです。
他の給湯器との電気代の差
エコキュートは、一般的な使い方をすることで他の給湯器よりも電気代を抑えられるといわれています。省エネタイプの給湯器なので、他の給湯器に比べて消費電力が小さいからです。
以下の表は、エコキュートと他の給湯器のランニングコストを比較したものです。
| 給湯器の種類 | 電気代(ガス代)の平均値 |
| エコキュート | 100~250円前後 |
| 電気温水器 | 500~800円前後 |
| ガス給湯器 | 150~230円前後(ガス代) |
| エコジョーズ | 150~230円前後(ガス代) |
特に同じ電気給湯器である電気温水器と比べ、エコキュートの電気代は破格です。電気給湯器で悩んでいるのなら、エコキュートの購入が良いでしょう。
エコキュートの消費電力を抑えれば電気代も安くなる!方法は?
消費電力を抑えることができれば、当然のごとく電気代も安くなります。
そこで最後に、エコキュートの消費電力を抑えて電気代を安くする方法を8つ紹介します。
電気代を安くする方法①家庭に合う電力契約をする
電気代を安くする方法は、家庭に合う電力契約をすることです。
エコキュートは主に夜間電力を使って給湯するため、夜間の電力単価や夜間料金の時間帯の確認が非常に重要となります。これらは電力会社によって異なるため、家庭に合う契約ができるよう、複数の電力会社や電力プランを見比べる必要があるでしょう。
ちなみに、エコキュートに限らず、タイマー付きの電化製品(食洗器や洗濯機、お掃除ロボなど)も夜間に稼働させると良いので、それらの稼働時間も踏まえた電力契約ができると安心です。
電気代を安くする方法②お湯の使い方を見直す
消費電力を抑えて電気代を安くする方法として、お湯の使い方を見直すことが挙げられます。
貯湯タンクに溜められた範囲内でお湯を使えるエコキュート。お湯切れが起きないよう、お湯の使い方に気を付けた生活を送る必要があります。
仮に日中にお湯切れが発生した場合は再給湯する際に消費電力が多くなる他、単価の高い電力を買電する必要があるため電気代の高騰が懸念されます。
電気代を安くする方法③太陽光発電と併用する
消費電力を抑えて電気代を安くする方法は、太陽光発電との併用です。理由は、日中にお湯切れが発生した場合に太陽光発電が発電した無料電力を使っての給湯ができるからです。電力を消費することなく、単価の高い電力を買電する必要もないので、電気代の高騰に怯える必要はないでしょう。
電気代を安くする方法④搭載されている節約機能を使う
搭載されている節約機能を使うのもおすすめです。
性能の良いエコキュートでは、節約機能が搭載されている可能性が高いです。
AI機能が搭載されている機種であれば、自動的に節約が叶い、消費電力の削減(電気代の削減)が自動的に叶うかもしれません。
電気代を安くする方法⑤家庭に合う貯湯タンクを選ぶ
家庭に合う貯湯タンクを選ぶことも大切です。
貯湯タンクの容量が小さいと、日中の沸き増しが必要不可欠なため消費電力が多くなるでしょう。反対に、貯湯タンクの容量が大きいと無駄な給湯を余儀なくされるので、電気代の無駄な高騰が心配されます。
どれくらいの容量が家庭にとって最適なのかがわからない場合は、弊社「リノベステーション」までお気軽にお問合せください。
エコキュートの消費電力は努力次第で削減できる!電気代を節約していこう!
今回の記事では、エコキュートの消費電力について見てきました。
省エネタイプの給湯器なので、基本的には他の給湯器よりも消費電力は少ないです。消費電力をさらに少なくするためには、家庭でできる対策が必要不可欠。
家族で協力し合って、消費電力の削減(=電気代の削減)を目指していけると良いですね。
参考資料①
https://reform-para.co.jp/ecocute-power-consumption/
参考資料②
参考資料③
https://standard-project.net/smarthouse/water-heater/ecocute_electricbill.html
この記事の監修者

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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