おひさまエコキュートのデメリットとは?通常のエコキュートとの違いも解説!

エコキュートの中でも、太陽光発電での給湯を主とできる「おひさまエコキュート」。太陽光発電の需要増に伴っておひさまエコキュートの注目も高まっていますが、デメリットが気になっている方も多いでしょう。
そこで今回の記事では、エコキュートの種類を紹介すると共に、それぞれの特徴の違い、おひさまエコキュートで実感するデメリットやメリットを紹介します。
目次
デメリットが気になる!おひさまエコキュートと通常のエコキュートの違いは?
まずは、おひさまエコキュートと通常のエコキュートの仕組みの違いを見ていきましょう。
おひさまエコキュートの仕組み
冒頭でも少し触れた通り、太陽光発電を使っての給湯を主とするのが「おひさまエコキュート」です。
太陽光発電が発電した無料電力を使って給湯し、夜間の割安電力を使っての給湯で不足分を補います。無料電力での給湯が主となるため、給湯にかかる光熱費を最小限にできるメリットがあります。
通常のエコキュートの仕組み
通常のエコキュートは、夜間の割安電力を使った給湯を主とするものです。夜間の電力単価が割安な反面、日中の電力単価は割高となります。したがって、基本的には夜間に給湯した範囲内でお湯を使う生活となるので注意しましょう。
もちろん、お湯切れが発生した場合は日中でも給湯できます。しかし、電力単価が高いので、請求される電気代が高くなることは頭に入れる必要があるでしょう。
太陽光発電を併用していれば、不足分を補う目的で日中に太陽光発電が発電した電力を使っての給湯もできます。
おひさまエコキュートのデメリットは?導入費用やランニングコストの違い!
エコキュートは大きく分けて2種類ありますが、それぞれ費用面ではどのような違いがあるのでしょうか。詳しく解説します。
導入費用の違い
導入費用に関しては大きな違いがあり、安さを求めるのなら通常のエコキュート一択です。通常のエコキュートであれば、エコキュート本体代と工事費を合わせて数十万円〜高くても100万円前後で収まるでしょう。
一方、おひさまエコキュートは「エコキュート」と「太陽光発電」の2つの設備の初期費用が必要となります。エコキュートにかかる初期費用は通常のエコキュートとほぼ同じですが、それに加えて100万円前後の太陽光発電の導入費用を負担する必要があるので注意しましょう。
ただ、エコキュートや太陽光発電は補助金制度が充実しています。各制度をしっかり確認し、受けられる補助金に申請が出せると良いでしょう。
ランニングコスト削減率の違い
ランニングコストの削減率は、エコキュートの使い方によって異なります。
通常のエコキュートは、夜間の割安電力を使える分の電気代が単純に節約できるといわれています。ただ、日中にお湯切れすると日中の割高電力を使っての給湯を余儀なくされるため、お湯の使い方には気を付けなければなりません。また、他の電化製品も夜間をメインに稼働させるなど、家全体での電気の使い方を改める必要があるでしょう。
一方おひさまエコキュートは、太陽光発電がフル稼働できるような晴天が続けば、電気代を大きく削減できる可能性が高まります。太陽光発電の設置に適している家庭であれば、おひさまエコキュートを設置するほうが年間のランニングコストを数万円浮かせられるといわれています。
ただ一概には言えないので、具体的にどちらのエコキュートが家庭にとってお得なのかを知りたい場合は、弊社「リノベステーション」までお問合せください。しっかりとご家庭に合うエコキュートをお調べいたします。
おひさまエコキュートが気になる!具体的なデメリット5選!
通常のエコキュートに比べ、まだまだ歴史が浅い事実のあるおひさまエコキュート。ともなれば、どういったデメリットがあるのか気になることでしょう。ここからは、おひさまエコキュートに存在している主なデメリットを5つ紹介します。
デメリット①太陽光発電を設置する必要がある
デメリットは、太陽光発電を設置する必要があることです。
太陽光発電は、初期費用が100万円前後かかる高額設備。しかも、どの家庭にとってもプラスに働く設備というわけではなく、太陽光発電の導入で元を取れない家庭というものもあります。
そういったデメリットのある設備をエコキュートと併用するというのは、なかなかリスキーな選択かもしれません。
デメリット②天気によっては発電できない可能性がある
太陽光発電は、その名の通り「太陽光を利用して発電する設備」です。したがって、発電するためには最低限、太陽光が必要となります。
最近の太陽光発電設備は性能が良いため、晴天時はもちろん曇天時にも発電できるといわれています。しかし、晴天時に比べて発電効率は落ちます。したがって、太陽光発電を設置している恩恵を日々受けられるわけではない点がデメリットだといえるでしょう。
デメリット③専用の電力プランが全国的に販売されていない
専用の電力プランが全国的に販売されていないのもデメリットのひとつです。
通常のエコキュートで契約する「夜間:割安」「日中:割高」の電力プランは、基本的にどの電力会社でも提供されています。しかし、おひさまエコキュートで契約できる電力プランは、一部の電力会社でしか提供されていない事実があります。
電力会社の選択肢が狭まるため、契約までに時間を要するかもしれません。
デメリット④選択肢が乏しい
デメリットとして、選択肢の乏しさが挙げられます。
エコキュートの歴史を比べると、通常のエコキュートのほうが圧倒的に長いです。したがって、両者で選択肢の多さを比べた場合は、歴史の長い通常のエコキュートに軍配が上がります。
とはいえ、大手メーカーは次第におひさまエコキュートの販売を進めており、今後はおひさまエコキュートの販売台数も多くなると予想されています。
デメリット⑤通常のエコキュートよりも初期費用が若干割高
通常のエコキュートよりも初期費用が若干割高なのもデメリットのひとつです。
初期費用は数万円ほど高い傾向のようなので、最初の出費や将来的に黒字転換できる時期が後ろ倒しになるのを懸念する家庭には、おひさまエコキュートの導入を積極的にはおすすめできません。
デメリットだけではない!おひさまエコキュートのメリットは?
デメリットを紹介しましたが、当然のごとくメリットも存在しています。
そこでここからは、おひさまエコキュートで実感できるメリットを紹介します。
メリット①電気代の削減を狙える
大きなメリットは、電気代の削減を狙えることです。
夜間の割安電力を使っての給湯も、電気代の削減を大きく期待できます。しかし、おひさまエコキュートは無料の電力で給湯ができるのです。電気代の節約幅を大きくしたいのであれば、おひさまエコキュートに軍配が上がるかもしれません。
メリット②稼働音を気にせずに暮らせる
稼働音を気にせずに暮らせるのもメリットです。
エコキュートは通常、わずかながら稼働音が出てしまいます。図書館レベルの静けさなので特に問題視する必要はありませんが、主に夜間に稼働する通常のエコキュートでは、稼働音が近隣トラブルの元になるケースもあるのだとか…。
その点おひさまエコキュートは日中の稼働をメインとするため、稼働音による近隣トラブルの発生を最小限にできます。
メリット③給湯と実際にお湯を使う時間の開きを最小限にできる
太陽光発電が発電した電力で給湯するおひさまエコキュート。メリットとして、給湯と実際にお湯を使う時間の開きを最小限にできることが挙げられます。
貯湯タンク内でお湯が冷めてしまうのを極力防ぐことができ、保温にかかる電気代をわずかながら節約できる可能性があります。
メリット④太陽光発電のデメリットを補填できる
太陽光発電を導入すると、契約している電力会社に売電ができます。しかし、売電価格は年々減少傾向で、売電する意味を見失っている家庭も多いでしょう。
そういった悩みを抱えている家庭におすすめなのが、おひさまエコキュートです。
通常のエコキュートではなくおひさまエコキュートを導入すれば、太陽光発電が発電した電力の余剰分を売電せず自家消費に回せます。微々たる収入を期待するより、電気代の削減率上昇に期待するほうがお得感はあるでしょう。
魅力多数!おひさまエコキュートはエコキュートのデメリットを補えるかも?!
おひさまエコキュートはデメリットもありますが、それは通常のエコキュートも同じこと。太陽光発電のデメリットを補うこともできるので、ぜひ導入を前向きに検討してみてはいかがでしょうか。具体的な部分が気になる方は、ぜひ弊社「リノベステーション」までお問い合わせください。
参考資料①
https://evdays.tepco.co.jp/entry/2024/02/16/000055#おひさまエコキュートのデメリット
参考資料②
https://reform-para.co.jp/ohisama-ecocute/#:~:text=おきましょう。-,初期費用が高くなる,方は多いでしょう。
この記事の監修者

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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