給湯器の交換費用は差がある!お得な交換方法や修理が良いケースも!
私たちの日々の暮らしに欠かせないお湯。そのお湯を作り出す機械が給湯器です。だからこそ、給湯器が故障したら日常生活が成り立たなくなる恐れも…。そこで今回の記事では、給湯器の交換費用の相場や給湯器をお得に交換する方法、給湯器が故障した場合に修理を選ぶべきか交換すべきかという部分も解説します。
目次
給湯器の交換費用は?交換費用の相場に大きな差が生じる理由も解説!
給湯器の交換費用は一体いくらなのでしょうか。交換費用に大きな差があるといわれている給湯器なので、その理由についても迫ります。
給湯器の交換費用の相場
本体代と工事費を合わせた給湯器の交換費用は、およそ7割の家庭で20万円を切るようです。具体的な内訳は、以下の通りです。
5~10万円未満 | 15% |
10~15万円未満 | 32% |
15~20万円未満 | 23% |
20~25万円未満 | 17% |
25~30万円未満 | 12% |
手に入れやすい交換費用で済む給湯器から、割としっかり交換費用が取られる給湯器まで様々あることがわかります。ある程度の一般論として、20万円前後を目安に給湯器選びをしていけると良いのではないでしょうか。
給湯器の交換費用に差が生じる主な理由
給湯器の交換費用は、まさにピンキリです。では、数十万円もの差が生まれる理由には何があるのでしょうか。具体的に解説します。
差が生じる理由①給湯器本体の機能の差
給湯器の交換費用に大きな差が生じる理由として、給湯器本体の機能の差が挙げられます。
たとえば、追い炊き機能が付いているものと付いていないものを比べると、追い炊き機能が付いている給湯器のほうが3〜5万円前後、交換費用が割高になります。また、足し湯を手動で行うオートタイプに比べ、自動で足し湯を行ってくれたり配管の洗浄を行ってくれるフルオートタイプの給湯器のほうが、交換費用は1万5千円前後も割高です。
つまり、使い勝手が良い給湯器ほど交換費用が割高ということ。どのあたりに妥協点を持ってくるかによって、選ぶ給湯器が変わってくるでしょう。
差が生じる理由②給湯器の号数の差
給湯器の号数の差によっても、給湯器の交換費用に差が生じます。
給湯器の号数とは、水温+ 25℃のお湯を1分間でどれだけ出せるのかを定めたものです。一般的な家庭では、16号・20号・24号を契約しているといわれています。16号の給湯器であれば、1分間に水温+ 25℃のお湯を16L出せる能力があるということです。よって、世帯人数別に推奨されている給湯器の号数は変わります。
16号 | 単身世帯におすすめ |
20号 | 2人世帯におすすめ |
24号 | ファミリー世帯におすすめ |
当然のごとく、16号よりも24号のほうが性能が高いので、交換費用は1〜2万円ほど割高です。
差が生じる理由③給湯器の省エネの度合いの差
給湯器の省エネの度合いによっても、交換費用に差が生じます。
かつて給湯器といえばガス給湯器が主流でした。しかし、今では従来のガス給湯器よりも省エネ性能の高いエコジョーズをはじめ、電気給湯器、オール電化家庭で使う省エネタイプのエコキュートなど、様々なタイプの給湯器があります。
当然のごとく、従来の給湯器よりも省エネ性能の高いエコジョーズやエコキュートのほうが交換費用は割高です。選ぶ給湯器によっては、10万円以上の差が生じる可能性もあるでしょう。
ただ、省エネ性能が高い給湯器は、ランニングコストが安くなります。都市ガスエリアのガス給湯器でかかる年間コストが約8万円なのに対し、同条件で省エネ性能の高いエコジョーズに交換した場合の年間コストは約6万円。省エネタイプの電気給湯器であるエコキュートに交換した場合は、年間コストを約2万5千円まで削減可能です。交換費用は高くなるものの、長期的に見ると省エネタイプの給湯器に交換するのが良いということですね。
差が生じる理由④工事にかかるお金の差
給湯器の交換費用に差が生じる理由は、設置工事にかかるお金が異なるからです。とはいえ、業者間で生まれる設置工事代の差は1〜3万円程度なので、そこまで注視する必要はないでしょう。
給湯器の交換を頼める主な依頼先
給湯器の交換を頼める主な依頼先は、以下の通りです。
- 給湯器施工事業者
- ガス会社
- 給湯器販売業者
- 給湯器メーカー
- 家電量販店
- 電力会社
最も身近で手軽なのは、ガス会社や家電量販店への依頼だと思います。ただ、見聞きしたことがある会社という安心感がある一方、給湯器の交換費用が割高になる可能性は否めません。
交換費用が比較的安いとされるのは、給湯器施工事業者や給湯器販売業者です。しかし、信頼性のある業者であるかの判断が難しいデメリットがあります。給湯器の交換をどの業者に頼むかは、しっかり家族で話し合えると良いでしょう。
給湯器の交換費用は高い!お得に給湯器を交換する方法は何がある?
給湯器が故障したら交換は必至ですし、リフォーム時も省エネタイプの給湯器に交換するのが主流です。ただ、20万円前後もする交換費用を支払うのは、家計的になかなか痛手ですよね。そこで今回の章では、給湯器をお得に交換する方法を紹介します。
複数の業者に見積もり依頼をする
お得に給湯器を交換するため、複数の業者に見積もり依頼をしましょう。複数の業者に見積り依頼をすることで、どの業者が家庭にとってメリットがあるのかを目視で確認できます。給湯器の交換は安くないですから、納得のいく業者と契約を結べると良いですね。
キャンペーンを利用して給湯器本体を安く購入する
キャンペーンを利用して給湯器本体を安く購入するのも、給湯器をお得に交換する方法です。
特に家電量販店では、定期的にキャンペーンが組まれている可能性が高いです。給湯器の寿命は10年前後といわれているので、寿命を迎える前のお得な時期に給湯器の交換を前向きに検討してみるのも悪くはないでしょう。
本体代と工事代のセット割がある業者に依頼する
本体代と工事代のセット割がある業者に依頼するのも、給湯器をお得に交換する方法です。基本的には本体代が割り引かれる確率が高いので、ワンランク上の給湯器を購入できる可能性も高まります。
補助金制度を利用する
補助金制度を利用するのも、給湯器をお得に交換する方法です。
とはいえ、補助金が適用されるのは、省エネタイプの給湯器であるエコジョーズおよびエコキュートに限定されます。しかも、給湯器の交換と同時に家のリフォームを行うという条件をクリアする必要も…。なかなかハードルが高い補助金制度です。しかし、将来的に省エネ住宅へのリフォームを検討するのであれば、給湯器を交換するタイミングでリフォームも実施という検討をするのも悪くないかもしれません。
給湯器の交換費用は高い!給湯器の故障で修理を選択するのはNG?
給湯器の交換費用は割高です。ともなれば、少しの故障なら修理でも良いのでは?と思う方もいるでしょう。そこで記事の最後に、給湯器は交換と修理どちらがお得になるのか、ケース別に紹介します。
給湯器交換のほうがお得になるケース
給湯器交換のほうが金銭面的にお得になるケースは、以下の通りです。
- 給湯器を使って10年が経過しそう
- 稼働時に異音が発生するようになった
- お湯の温度が安定しない
- 家中すべての場所でお湯が出ない
- リフォームを検討している
給湯器の寿命は約10年です。したがって、8年目あたりから不具合を実感するケースが増え、10年目を迎えるあたりで手も足も出なくなる可能性があります。この場合、修理をしても再び故障することが考えられるため、思い切って給湯器を交換するのが良いでしょう。
給湯器修理のほうがお得になるケース
給湯器修理のほうが金銭面的にお得になるケースは、以下の通りです。
- 給湯器購入から数年しか経っていない
- 賃貸住宅に住んでいる
給湯器の購入から数年しか経っていない場合は保証の範囲内である可能性が高いので、修理を検討しましょう。また、賃貸住宅にお住まいの場合は、給湯器に不具合が生じたら管理会社に連絡してください。給湯器の交換や修理は、管理会社が対応してくれるでしょう。
給湯器の交換費用は高い!金額面で納得のいく業者と契約を結ぼう!
給湯器の交換費用は高いことがわかりました。だからこそ、金額面で納得のいく業者と契約を結ぶことが大切です。長期的に使っていく給湯器だからこそ、家族で納得のいく業者と契約を結び、長期的に安心した生活を送れると良いですね。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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