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テスラのモデル3はV2Hに対応してる?代替案や今後の動向も解説!

EV・V2H 2024年05月03日更新
テスラのモデル3はV2Hに対応してる?代替案や今後の動向も解説!

テスラのモデル3の購入を検討している」という方の中には、モデル3が「V2H」に対応しているか気になっている方も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、テスラ・モデル3の魅力やV2Hの対応状況、V2Hならではの便利な活用法や2024年に使える補助金制度などを詳しく解説していきます。

記事の後半では、V2Hに対応している「テスラ以外の輸入車」の一例や、モデル3と家庭用蓄電池を組み合わせる電気代節約法もご紹介していますので、ぜひご一読くださいね!

テスラのモデル3はV2Hに対応してる?今後の見通しも解説!

まずはじめに、2024年におけるテスラ・モデル3のV2H対応状況や、海外でV2Hがなかなか普及しない理由今後の見通しについて解説していきます。

モデル3の特徴や魅力をおさらい

テキサス州に本社を置くテスラ社は、世界を代表する大手EV(電気自動車)メーカーであり、太陽光発電や蓄電システムなどの革新的な開発でも知られています。

2017年に発売されたセダンタイプ「モデル3」は、1,000万円を超える製品も多いテスラ車の中では、コストと性能のバランスに優れた車種として抜群の人気を持っています。

発売開始からわずか3年ほどで「80万台以上」もの売上を達成したモデル3は、日本国内でも特に注目度の高いテスラ車といえるでしょう。

【結論】モデル3はV2Hに対応していない

結論から言えば、テスラのモデル3はV2Hに対応していないため、「EVのバッテリーで停電対策する」などのV2Hを活用した便利機能は利用できません。

モデル3に限らず、現在販売中のすべてのテスラ車はV2Hに非対応ですので、V2Hを使って停電対策や電気代節約を実現したい方は、テスラ以外のEVを購入する必要があります。

唯一、「サイバートラック」という車種のみ純正ケーブルを通した「家庭への給電(Home Backup)」が可能ですが、V2Hとの互換性はありません。

海外でV2Hの普及が進まない理由とは?

テスラをはじめとする多くの輸入車がV2Hに対応していない理由は、そもそもV2Hは日本で開発されたシステムであり、海外では普及していないからです。

EVの普及率が高い海外では日本に比べて「急速充電スポット」の数が多く、EVを自宅で充電するという考え方が浸透していないことも、V2Hがなかなか普及しない理由といえるでしょう。

また、日本に比べて海外では「自然災害による停電」のリスクが少ないため、V2Hの用途のひとつである「停電対策」が重視されていない点も考え方の違いとなっています。

近い将来モデル3がV2Hに対応する可能性はある?

テスラ社がV2H対応車種を一度も開発してない事実を考えれば、近い将来、モデル3のV2H対応モデルが販売される可能性は低いといえるでしょう。

一方で、2024年に日本国内での販売が予定されている「サイバートラック」は外部給電に対応しており、今後モデル3にも同様の機能が搭載される可能性は充分にあります。

しかしながら将来、日本国内でのEV需要が増えるにつれてテスラがV2Hへの対応を発表する可能性もゼロではないため、こまめに最新情報はチェックしておきたいですね。

ところで「V2H」ってどんな設備?

V2H(Vehicle to Home)とはEVと住宅を接続する機器のことで、EVのバッテリーの電気で家電を動かしたり、停電時のバックアップ電力として利用することができます。

停電対策は「家庭用蓄電池」でも実現可能ですが、EVのバッテリーのほうがはるかに容量が大きいため、数日にわたる大停電が発生した際でも安心して復旧まで過ごすことができます。

また、深夜電力プランなどのお得な電気をEVに充電し、よく使う時間帯に使用することで、毎月の電気代を大幅に節約するという活用法もあります。

一般的なV2Hの設置費用・2024年に使える補助金制度

2024年は「CEV補助金」「ZEH補助金」「DER補助金」という3つの国の補助金が利用できるため、V2Hの導入には非常に適したタイミングといえます。

3種類の補助金制度の概要は以下のとおりです。

補助金制度の名称

対象設備

補助金額

CEV補助金

EVやPHV、V2Hや外部給電機器

上限75万円

(購入機種によって変動)

ZEH補助金

V2Hや蓄電池など、ZEH(省エネ住宅)に必要な設備

設備費+工事費の50%

(上限75万円)

DER補助金

蓄電池やHEMS、V2H

設備費の50%

(上限75万円)

工事費の100%

(上限40万円)

たとえば本体価格100万円・工事費30万円のV2Hを「DER補助金」を利用して購入した場合、わずか「50万円」の出費で設備を導入することができます。

さらに、地方自治体では国の補助金制度と併用できる「独自の補助金制度」を実施している場合もあり、両方活用することで初期費用をさらに抑えられます。

テスラのモデル3やV2Hに興味がある方向けの代替案をご紹介!

つづいて、「テスラのモデル3やV2Hを導入したいが、停電対策電気代節約も実現したい」とお考えの方向けの代替案をご紹介していきます。

代替案①:V2Hに対応している輸入車・国産車を買う

「V2Hを蓄電池の代わりに導入したい!」とお考えの方には、テスラのモデル3ではなく、V2Hに対応している輸入車や国産車を購入するという代替案がおすすめです。

大半の国産EV・PHVはV2Hに対応しているほか、ヒョンデメルセデス・ベンツBYDといった輸入車でもV2H対応車種を選ぶことができます。

家庭用蓄電池は「100万円」以上の初期費用がかかるケースも多いですが、補助金を利用すれば「数十万円」でV2Hを設置できますので、なるべくお金をかけたくない方にも最適です。

代替案②:モデル3と「蓄電池」を組み合わせて活用する

「モデル3の購入は決まっているが、停電対策も実現したい」とお考えの方には、EVと家庭用蓄電池を組み合わせて活用するという代替案がおすすめです。

V2HはEVが家にあるときしか停電対策ができませんが、蓄電池なら24時間電力をバックアップできるため、仕事などで外出する時間が長い方にも適しています。

また、テスラは「Powerwall」という容量13.5kWhの家庭用蓄電池を「税込み121万円」という低価格で販売していますので、モデル3とメーカーを揃えるのも良いですね。

まとめ:テスラのモデル3はV2Hに非対応!今後の動向に注目しよう

本記事でくわしく解説してきた「テスラ・モデル3のV2H対応状況や将来の展望」についての重要ポイントを、以下にもう一度まとめていきます。

  • テスラのモデル3は、全世界で80万台以上の販売実績を誇る超人気EV
  • モデル3はV2Hに対応しておらず、今後の対応についての発表などは現状ない
  • V2HとはEVと住宅をつなぐ設備のことで、停電対策や電気代対策に活用できる
  • ヒョンデベンツなどの輸入車はV2Hに対応しており、テスラも対応する可能性はある
  • 家庭用蓄電池があればV2Hの代わりになるため、モデル3の購入を諦める必要はない

残念ながら2024年現在、テスラのモデル3はV2Hに対応していませんが、日本国内のEV売上の拡大とともに対応車種が開発される可能性は充分にあります。

EVの豊富なバッテリーで停電対策や電気代節約ができるV2Hですが、「EVで外出しているときは機能しない」という短所を持つため、家庭用蓄電池のほうが便利なケースもあるでしょう。

V2Hと同様に、家庭用蓄電池にも「国の補助金制度」は数多く用意されていますので、ぜひ両方の選択肢を検討してみてくださいね!

<メタディスクリプション>

「テスラのモデル3はV2Hに対応しているの?」と気になっている方に向けて、本記事ではモデル3のV2H対応状況や海外でV2Hが普及していない理由、代替案やモデル3と家庭用蓄電池を組み合わせる活用法などを解説しています!

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。

光熱費削減コンサルタント

中田 萌
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