【2024】神奈川県のV2H補助金はいくら?条件や注意点も解説!
神奈川県でV2Hの導入を検討している方の中には、「補助金でお得に買いたい!」とお考えの方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、V2Hの特徴やメリット、初期費用の相場や内訳、2024年に神奈川県で利用できる補助金制度の詳細をわかりやすく解説していきます。
記事の後半では、神奈川県のV2H補助金と併用できる「国の補助金制度」についてもご紹介していますので、V2Hの初期費用を抑えたい方はぜひご覧ください!
目次
そもそもV2Hとは?特徴やメリット・価格相場を徹底解説!
まずはじめに、V2Hの特徴や仕組み、家庭に導入するメリット・デメリット、2024年の価格相場や総費用の内訳について解説していきます。
家庭用蓄電池の代用品として大人気!「V2H」とは?
V2Hとは、EV(電気自動車)のバッテリーから電気を取り出し、分電盤を通して家庭の電力として利用できる画期的なシステムのことです。
V2Hは、自然災害による停電の多い日本で開発された新しい電力運用の仕組みであり、「Vehicle to Home(車から家へ)」の頭文字を取ってV2Hと呼ばれています。
V2Hは「停電時の電力バックアップ」や「深夜電力を利用した電気代節約」に活用できるため、家庭用蓄電池の代用品としても非常に人気の設備です。
V2Hを家庭に導入するメリット
V2Hをあなたの家庭に導入する最大のメリットは、万が一の停電にしっかり備えながら、平常時の電気代を大幅に節約できることです。
深夜電力は日中の電気代より「2〜3割」も安いため、深夜にEVに充電した電気を日中に使うだけで、毎月の請求額を「数千円」単位で抑えることができます。
また、多くのV2Hは「太陽光発電によるEVの充電」に対応しており、太陽光エネルギーだけでEVを走らせたり、夜間に家電を動かすために利用することも可能です。
V2Hにはどんなデメリットがある?
V2Hの注意すべきデメリットは、設備を導入するためには「ある程度の屋外スペース」が必要となることです。
一般的なV2Hのサイズは「幅81cm × 高さ86cm × 奥行34cm」ほどとコンパクトですが、駐車スペース付近に設置する必要があるため、状況によっては邪魔に感じる可能性もあるでしょう。
事前に施工業者などと設置位置を相談しておくことでデメリットは解消できますが、貴重な駐車スペースを圧迫する恐れがあることは覚えておきましょう。
V2Hの初期費用の相場や内訳
一般的なV2Hの導入に必要な初期費用の相場は、「約85〜180万円」ほどが2024年の目安とされています。
V2Hの導入には「V2H機器の本体価格」と「工事費用」が必要であり、設置工事にかかる費用は「30〜40万円」ほどが相場となります。
たとえば、日本でもっとも売れているニチコンの「EVパワー・ステーション」を導入する場合、以下のような初期費用がかかります。
スタンダードモデル (VCG-663CN3) | プレミアムモデル (VCG-666CN7) | 第3世代モデル (VSG-666CN7) | |
本体価格(税込) | 54万7,800円 | 98万7,800円 | 140万8,000円 |
工事費用(税込) | 約30〜40万円 | ||
初期費用(税込) | 約85〜95万円 | 約130〜140万円 | 約170〜180万円 |
V2Hの本体価格や工事費用は「契約する業者」によっても大きく変わりますので、なるべく安く設置するためには、できるだけ多くの業者の見積もり金額を比較することが大切です。
【2024】神奈川県のV2H補助金はいくら?申請時の注意点も解説
つづいて、2024年に神奈川県で使えるV2H補助金の詳細や、併用できる「国のV2H補助金」、申請する際の注意点についてくわしく解説していきます。
2024年にV2Hに使える神奈川県の補助金制度
2024年3月現在、神奈川県は本年度のV2H補助金についての情報を発表していないものの、2022年・2023年と続けて補助金を交付しているため、今年も受け取れる可能性は充分あります。
参考までに、2023年における神奈川県のV2H補助金制度の詳細を以下にご紹介します。
補助金制度の名称 | 令和5年度神奈川県V2H充給電設備導入費補助金 |
補助金額 | 以下の金額のうち、もっとも低い額 ①V2H本体価格の3分の1 ②25万円(補助金上限額) ③V2H本体価格から国の補助金額を差し引いた額 |
申請対象者 | 県内に在住する個人、またはこれから在住する個人 県内に事業所を有する法人 |
受付期間 | 2023年4月27日〜2024年2月29日 |
たとえば、本体価格が約99万円のニチコン・VCG-666CN7を設置する場合、補助上限額の「25万円」が交付され「74万円」での購入が可能となります。
神奈川県のV2H補助金は「毎年4月下旬」から申請受付を開始しますので、こまめに公式ホームページなどをチェックしておくことをおすすめします。
神奈川県の市町村で実施しているV2H補助金の一例
神奈川県の市町村では、県のV2H補助金とは別にV2Hに対して補助金を交付している場合があります。
参考までに、2023年に実施していた神奈川県の市町村のV2H補助金情報を見ていきましょう。
自治体名称 | V2H補助金額 | 申請期間 |
綾瀬市 | 一律5万円 | 2023年4月上旬〜2024年3月15日 |
海老名市 | 一律3万円 | 2023年4月1日〜2024年3月31日 |
川崎市 | 一律5万円 | 2023年4月5日〜2024年3月15日 |
相模原市 | 一律3万円 | 2023年9月1日〜2024年3月15日 |
市町村のV2H補助金は県の補助金に比べると少額ですが、自治体によっては「県の補助金と併用可能」なため、両方申請することで初期費用をさらに抑えられます。
2024年にV2Hに使える「国の補助金」はある?
2024年にV2Hを購入する場合、「CEV補助金」「ZEH補助金」「DER補助金」と呼ばれる3つの国の補助金が利用できます。
3種類の補助金制度の対象設備や補助金額は以下のとおりです。
補助金制度の名称 | 対象設備 | 補助金額 |
CEV補助金 | EVやPHV、V2Hや外部給電機器 | 上限75万円 (購入機種によって変動) |
ZEH補助金 | V2Hや蓄電池など、ZEH(省エネ住宅)に必要な設備 | 設備費+工事費の50% (上限75万円) |
DER補助金 | 蓄電池やHEMS、V2H | 設備費の50% (上限75万円) 工事費の100% (上限40万円) |
たとえば、本体価格が約140万円のニチコン・VSG-666CN7を工事費30万円で設置した場合、DER補助金を利用すれば「約70万円」での導入が可能になります。
さらに、神奈川県や市町村のV2Hを併用すれば「プラス約30万円」の補助金を受け取れますので、最終的には「40万円」程度でV2Hを設置できます。
神奈川県のV2H補助金を申請する際の注意点とは?
神奈川県のV2H補助金を申請する際に注意すべきポイントは、「補助金の予算が無くなり次第、申請期間中でも受付を停止してしまう」ことです。
4月下旬に申請受付が開始されてから購入の準備を進める場合、申請する頃には予算が尽きてしまう可能性もあることは頭に入れておきましょう。
県のV2H補助金を受け取る確率を上げるためには、今のうちから「購入するモデル」や「契約する業者」を決めておき、申請書類の確認なども進めておくことをおすすめします。
まとめ:神奈川県のV2H補助金は上限25万円!早めに準備しておこう
本記事でくわしく解説してきた「2024年の神奈川県のV2H補助金」についての重要ポイントを、以下にもう一度まとめていきます。
- V2Hとは、電気自動車のバッテリーから電気を取り出し、家庭で利用できる設備のこと
- V2Hがあれば停電対策や電気代節約に活用できるため、蓄電池の代わりとして役立つ
- 神奈川県は、2024年「本体価格の3分の1(上限25万円)」のV2H補助金を交付予定
- 海老名市、川崎市などの市町村も、「一律3〜5万円」ほどのV2H補助金を交付している
- 神奈川県や国のV2H補助金は人気が高いため、早めに申請の準備を進めておきたい
2024年度も神奈川県は「上限25万円」のV2H補助金を交付する可能性が高いため、電気自動車とV2Hの運用を考えている方なら、導入を検討すべきタイミングといえます。
国のV2H補助金も併用すれば、100万円以上の高性能V2Hも驚くほど安く設置できますので、予算が無くなる前に申請しておきたいですね!
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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