太陽光発電の訪問販売で注意すべきポイントとは？トラブル事例も解説！

太陽光発電の訪問営業マンがアポイントなしで突然訪れ、いくら断ってもなかなか帰ってくれずに困り果てた経験がある方は意外と多いのではないでしょうか？

太陽光発電に対する疑問や悩みを「対面で相談できる」訪問販売ですが、「相場より割高な可能性がある」「強引に契約を迫ってくる」など、デメリットがあることも事実です。

そこで本記事では、太陽光発電の訪問販売で注意すべき「3つのポイント」や、契約後に実際に起きた「3つのトラブル事例」をくわしく解説していきます。

記事の後半では、訪問販売で契約してしまった太陽光発電を「クーリング・オフ（キャンセル）」する方法もご紹介していますので、契約後にお困りの方もぜひご覧くださいね！

太陽光発電の訪問販売で注意すべき「3つのポイント」を解説！

まずはじめに、太陽光発電の訪問販売ならではの「3つの注意すべきポイント」について解説していきます。

ポイント①：相場より高額な初期費用がかかる

訪問販売業者が扱う太陽光発電は、専門店やネット業者に比べて「価格が割高な可能性」が高いため、なるべく初期費用を抑えたい方は特に注意が必要です。

訪問販売が割高な理由は、多くの営業マンは「基本給 + 歩合給」で働いており、契約を成立させることで得られるインセンティブが販売価格に上乗せされているからです。

また、スタッフの多い訪問販売業者はネット業者などに比べて「多額の人件費」や「営業所の管理コスト」がかかることも、結果的に販売価格が割高になる原因となっています。

「絶対他社よりお得だから」「本日契約しないと高くなる」などと理由をつけて、即日契約を迫ってくる訪問販売業者は怪しい可能性が高いため要注意です。

「オープン価格」で販売されることが多い太陽光発電は、見積もりを取るまで正確な価格が分からないため、「他社より安い」と断言する業者は疑うべきでしょう。

また、提示してくる「本日限定価格」にも明確な根拠がないケースが多く、別の日・別の場所でも同じ価格を提案していたり、相場より割高である事例も見受けられます。

ポイント③：他業種からの参入で商品知識が乏しいケースも

太陽光発電の訪問販売業者の一部は「ウォーターサーバー」などの別業種から新規参入しており、営業マンが正しい商品知識を習得していない可能性があります。

太陽光発電は設置環境に合ったパネルやパワコンを選ぶことが大切であり、不適切な設備を導入すると「充分な発電力が得られない」「不具合が起こる」などトラブルの原因となります。

また、新規参入してきた業者は取り扱いメーカーや商品が少ないというデメリットもあり、あなたの家庭に最適な設備を取り扱っている可能性は低いかもしれません

太陽光発電の訪問販売を「受け入れる利点」はあるの？

一部の悪質な業者の影響で「怪しい」というイメージが強い太陽光発電の訪問販売ですが、「設置して良かった」といった高評価が存在していることも事実です。

太陽光発電の訪問販売ならではの利点は、営業マンと対面で相談しながら、設備に対する疑問や不安を取り除いたうえで契約できることです。

一方で、たまたま訪問してくる業者が優良である可能性は低く、相場より初期費用が高額になるデメリットも考えれば、自分で信頼できる業者を探すほうが得策といえるでしょう。

太陽光発電の訪問販売で起きた「3つのトラブル事例」を解説！

つづいて、太陽光発電の訪問販売を利用して実際に起きた「3つのトラブル事例」について解説していきます。

トラブル事例①：購入後に他社と比較したら断然高かった

太陽光発電の訪問販売でもっとも多いトラブル事例として、「絶対お得だからと言われて契約したが、後で比較したら相場より大幅に高かった」というケースがあります。

そもそも、価格に人件費が上乗せされている訪問販売は、ネット業者などより割高な可能性が高いため、いくら安いと言われても「さらにお得な業者が他にある」と考えるべきです。

信頼できる業者に前もって見積もりを依頼しておけば、現在の価格相場を把握できますので、営業マンが提示する「限定価格」に騙されずに済むでしょう。

トラブル事例②：「初期費用無料プラン」にウラがあった

最近では、「初期費用が無料とセールスされたので契約したが、後で確認したら相場より高額なローンプランだった」といった訪問販売のトラブル事例も増えています。

また、初期費用が無料の代わりに「設置から10年間の売電収入が受け取れない」など特殊な契約内容の場合もあるた無料点検が決め手で契約したが、後日業者と連絡が取れなくなってしまった」といった話も挙げられます。

訪問販売を行う業者は新規参入の企業が多く、数年で倒産してしまうケースも多いため、よく調べずに契約するとアフターサポート自体が受けられなくなってしまいます。

また、「契約書どおりのアフターサポートを実施してくれない」といった悪質なトラブル事例も見受けられますので、知名度や実績が不十分な業者を選ぶ際には特に気をつけましょう。

訪問販売の太陽光発電をクーリング・オフする方法とは

訪問販売で契約してしまった太陽光発電は、「契約日から8日以内」であれば、クーリング・オフ制度を利用してキャンセルすることができます。

クーリング・オフするためには、期間内に契約キャンセルの旨を販売業者に伝える必要がありますが、電話だけでなく書面やメールでの手続きも可能となっています。

クーリング・オフ通知書類の記載例や具体的な手続き方法、相談窓口の連絡先などは「国民生活センター」のホームページで確認できますので、慌てずに手続きを進めましょう。

まとめ：太陽光発電の訪問販売は割高な可能性あり！慎重に検討しよう

本記事でくわしく解説してきた「太陽光発電の訪問販売ならではの注意点やトラブル事例」についての重要ポイントを、以下にもう一度まとめていきます。

• 訪問販売の太陽光発電の価格には、営業マンの人件費や歩合給などが上乗せされている
• 提示してくる限定価格も他社より高い可能性があるため、その場で契約はするのは禁物
• 他業種から参入してきた訪問販売業者は、太陽光発電の商品知識が乏しいケースも多い
• 業者が倒産するとアフターサポートが受けられないため、実績豊富な企業を選びたい
• 訪問販売で太陽光発電を契約しても、契約日から8日以内ならクーリング・オフできる

太陽光発電に対する疑問や不安をその場で相談できる訪問販売ですが、相場価格より割高な可能性が高い点は明確なデメリットといえるでしょう。

後悔しない太陽光発電を選ぶポイントは「価格の安さ」だけではありませんが、初期費用が高くなるほど元が取れるまでの期間が延びてしまうことも事実です。

訪問販売業者だけで即決せず、信頼できる専門店やネット業者などにも相談すればリスクを減らせますので、ぜひ一度見積もりを依頼してみてはいかがでしょうか？！

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