太陽光発電の見積もりのポイントは？悪徳業者の見分け方も紹介！

地球温暖化対策の観点から、太陽光発電の需要が高まっています。では、太陽光発電を失敗なく導入するためには、どういったポイントに気を付ければ良いのでしょうか。

今回の記事では、太陽光発電の見積もりに特化して、見積もり時に欠かせないチェックポイント、見積もり以外で最適な業者を見つけるためのチェックポイント、悪徳業者の見分け方を紹介します。太陽光発電の導入を検討している方、必見です。

太陽光発電を導入する際は見積もりをもらおう！チェックポイントは？

太陽光発電は、導入費用が高額です。だからこそ、複数の業者に見積もりをもらい、値段・保証・補助金などをしっかり精査する必要があります。

そこで今回の章では、太陽光発電の見積もりにおける主なチェックポイントを5つ紹介します。ぜひ参考にしてください。

ポイント①合計金額が適正価格であるか

太陽光発電の見積もりのチェックポイント1つ目は、合計金額が適正価格かどうかです。

具体的な内訳は「ポイント②」で解説しますが、2024年における太陽光発電の設置費用は1kWあたり25.5万円といわれています。一般住宅における太陽光発電の容量は5kW前後といわれているので、単純計算で総額127.5万円が相場ということになります。

見積もり額は太陽光パネルの性能や設置する場所によって変動しますが、相場から大きくはみ出していない太陽光発電を提供している業者であれば安心でしょう。

ポイント②内訳が適正価格であるか

合計金額が相場の範囲内であればほとんど問題ないとは思いますが、内訳が適正価格であるかについても確認が必要です。具体的には、以下の内訳を合計して1kWあたり25.5万円になれば、問題ないでしょう。

• 太陽光パネル
• パワーコンディショナー
• 架台
• その他の設備
• 工事費用
• 値引き額

見積もりをもらったら内訳までしっかり確認し、内容に不備や疑問がある場合は業者に確認してください。

ポイント③保証期間や内容が許容できるものであるか

保証期間や内容が許容できるものであるかも、太陽光発電の見積もりにおけるチェックポイントです。

太陽光発電は、30年ほど使える長寿命システム。だからこそ、どれくらいの保証期間であるのか、自然災害は補償してもらえるのか、といった部分を慎重に見定める必要があります。

特に、自然災害補償が付帯している業者との契約がおすすめです。昨今、自然災害の脅威が増している関係で、台風や水害などにより太陽光発電が壊れる可能性が高まっているからです。

ポイント④補助金制度の申請を代行してもらえるか

補助金制度の申請を代行してもらえるかについても、太陽光発電の見積もり時に確認しておきたいポイントです。

太陽光発電を導入する際には、様々ある基準をクリアすることで補助金を受け取れる可能性があります。基準をクリアしていることが分かれば、さっそく補助金の申請に移りたいところですが、補助金の申請には揃えるべき書類が複数あり、自分で1から手続きするのは困難を極めます。そこでおすすめなのが、補助金制度の申請を代行してもらえる業者と契約を結ぶことです。

複雑で難しい補助金申請を的確にさばいてくれる業者と契約を結べば、自分で補助金申請を行うよりもリスクは低くなります。代行してもらう際の手数料はいくらなのかも、しっかり確認をしておきましょう。

ポイント⑤値引き額が適正であるか

太陽光発電の見積もりでは、値引き額が適正であるかの確認も必要です。

多くの電化製品同様、太陽光発電でも基本的に値引きが実施されます。値引き額に関しては、端数を値引く業者・数百万円単位で値引きする業者などがあるでしょう。

仮に見積もりの合計金額が110万円で値引額が10万円だった場合、企業努力により10万円を値引きしてもらえたという解釈ができます。一方、見積もりの合計金額が300万円で値引額が200万円だった場合、値引きされた200万円の内訳が気になりますよね。この場合、最初の300万円の見積もり時の定価が割り増しされており、極端な値引きによって「総合的にお得感を出している」だけです。

大きな値引きをしてもらえると、そちらの業者に目移りしてしまいそうになるでしょう。しかし、見積もりの全体像を見て、適正な範囲内で値引きをしてくれる業者と契約を結ぶようにしてください。

太陽光発電導入時には見積もりを！見積もり以外のチェック項目は？

太陽光発電は高額なので、どうしても金額面を確認できる見積もりに目がいきがちです。ただ、契約する業者を決める際は見積もり以外にも目を向け、総合的に判断しなくてはなりません。

そこで今回の章では、太陽光発電の見積もり以外のチェック項目を4つ紹介します。

①口コミ評判が良い業者か

見積もり以外のチェック項目として、口コミ評判が良い業者であるかが求められます。ただ、あまりにも良いことばかりがある業者の場合、自分たちで内容を捏造している可能性があるので注意が必要です。万人受けする業者はこの世に存在しないと思われるので、良い面も悪い面も記載がある業者の中から、妥協できる範囲内の業者と契約を結べると良いでしょう。

②施工実績が豊富な業者か

施工実績が豊富であるかどうかも、太陽光発電の業者選びで重要なポイントです。

太陽光発電は、設置する場所や角度によって、得られる発電量が大きく異なります。だからこそ、施工実績が豊富な業者と契約を結ぶ必要があるのです。

具体的には、最低でも100件程度の施工実績がある業者が良いでしょう。 100件くらいの施工実績があれば、屋根の形がイレギュラーであっても対応してもらえる可能性が高くなるからです。

③経営が安定している業者か

経営が安定している業者であるかも、太陽光発電の業者選びで重要なポイントです。

とはいえ、太陽光発電が一般家庭に普及し始めたのは1993年ごろからなので、太陽光発電自体には30年ほどの歴史しかありません。やはり、口コミ評判と施工実績はきちんと確認する必要があるでしょう。その中で、有資格者が複数人いたり、離職率が低かったりなど、企業としてしっかりしている業者を選択できると安心です。

④自社施工を行っている業者か

太陽光発電では、自社施工を行っている業者であることも大切です。

太陽光発電に限らず、多くの工事関係の場で「元請け」「下請け」といった関係性が存在しています。実際、太陽光発電の設置に関しても、元請け会社が下請け会社に依頼して設置工事が行われるのがほとんどです。ですが、自社施工を行っている業者と契約を結んだほうが安心感が強いといわれています。

自社施工を行っている業者と契約を結ぶと、以下のようなメリットを実感できるでしょう。

• 中間マージンが不要なので、総合的に安上りになる
• 会社の看板を汚さないために、安心の施工をしてくれる可能性が高い
• 工事はもちろん、アフターフォローなどがスピーディー
• アフターフォローが充実している場合が多い

このように、自社施工の業者は金額面でも精神面でもメリット多数なのです。

太陽光発電の導入時には見積もりを！悪徳業者の見分け方は？

地球温暖化の影響から、年々需要が高まっている太陽光発電。だからこそ、消費者の購買意欲を逆手に取った悪徳業者が増えている現実もあります。そこで最後に、太陽光発電の悪徳業者の特徴を紹介します。

①訪問販売業者には要注意

太陽光発電の悪徳業者の特徴として、訪問販売業者が挙げられます。

いきなり家に訪れて太陽光発電の導入を推し進め、挙句の果てには、適当に作り上げた簡易的な見積もりを提示してくる可能性がある太陽光発電の訪問販売。人からの依頼を断れない方は、最初からインターホンには出ず、居留守を使うなどの対策が必要です。

②本日中の契約を迫られたら要注意

本日中の契約を迫られた場合も、相手は太陽光発電の悪徳業者である可能性が高いので注意しましょう。

悪徳業者はとにかく契約数が欲しいので、本日中の契約を執拗に迫ってくるのです。本日契約のために極端に値引きされた見積もりを提示された場合は、悪徳業者とみなし、早急に帰ってもらいましょう。

③名刺やパンフレットを持ち帰る場合は要注意

太陽光発電の悪徳業者は、消費者に渡した名刺やパンフレットを持ち帰る傾向にあります。嘘や捏造まみれの書類を消費者宅に置いて帰ることには、相当なリスクがあるからです。こういった業者から得た見積もりは、信じてはいけません。すぐに破棄しましょう。

太陽光発電の見積もりには細心の注意を払おう！悪徳業者にも要注意！

今回の記事では、太陽光発電の見積もりについて見てきました。とても高額な太陽光発電だからこそ、契約する業者選びには細心の注意を払わなくてはなりません。見積もりのチェックポイント、見積もりでは見つけられない業者の見極めポイント、悪徳業者のポイントをしっかり頭に入れ、納得のいく太陽光発電の業者と契約を結んでくださいね。

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