エコキュートのタンク量は様々!460Lは何人向け?
「エコキュートを購入したいけれど、どの大きさのものを買ったら良いのだろう。」
「容量別の対応人数を知りたい!」
このように考えているかたはいませんか。
エコキュートを選ぶ際、タンクの容量は重要なポイントです。
しかし、何リットルが何人用に対応するのか分かりにくいですよね。
そこで今回は、エコキュートの選び方やおすすめのタンク量について紹介します。
目次
460Lがおすすめ?エコキュートは何人で使うかが大切!
最初に、改めてエコキュートのメリットや選び方について紹介します。
エコキュートのメリット
エコキュートのメリットを4つ紹介します。
光熱費の削減
1つ目は、光熱費を削減できることです。
光熱費の削減はエコキュートを導入するメリットの中で、最も大きなメリットと言えます。
従来の電気温水器と比較すると、およそ3分の1になります。
そのため、省エネ性能が非常に高い製品と言えます。
プロパンガスの方はもちろんのこと、都市ガスエリアの方でも大きく減らせるでしょう。
環境に優しい
2つ目は、環境に優しいことです。
消費する電力を少なくするため、環境にも優しくなります。
特に日本の場合、火力発電のための化石燃料をほぼ100%輸入に頼っているので、エコキュートの省エネ性能の高さは環境にも大きく貢献します。
安全
3つ目は、安全であることです。
エコキュートは燃料を燃やしてお湯を沸かさないため、火事になる危険性をとても抑えられます。
また、ガスの場合は不完全燃焼やガス中毒になる恐れもありますが、エコキュートの場合は心配する必要がないでしょう。
非常時にタンク内のお湯が使える
4つ目は、非常時にタンク内のお湯を使えることです。
エコキュートはタンクにお湯を溜めています。
そのため、仮に災害によって断水が起こったとしても、タンク内の水を使用することができます。
370Lであれば1.5Lのペットボトル250本分くらいの量になるので、断水時でも安心して過ごせるでしょう。
エコキュートの選び方
続いては、エコキュートの選び方について紹介します。
給湯タイプ
まずは給湯タイプです。
エコキュートには以下のタイプがあります。
- 湯はりや保温などの全ての機能を自動で行う「フルオートタイプ」
- 湯はりのみを自動で行ってくれる「セミオートタイプ」
- 湯はりも手動で行うが低価格な「給湯専用タイプ」
もちろんフルオートタイプが最も高価になりますが、機能にとても満足できるでしょう。
どういった機能が必要か、予算はいくらに設定するか考えて給湯タイプを選びましょう。
設置地域
次に、設置地域です。
エコキュートには「耐塩害地域仕様」や「寒冷地仕様」といったタイプがあります。
潮風に直接当たるか否か、冬の気温はマイナス20度を下回るかなど、住んでいる地域に合わせたエコキュートがあります。
環境に合っていないエコキュートを選ぶとすぐに壊れてしまうので注意しましょう。
設置スペース
続いては、設置スペースです。
エコキュートにはいくつかの形が異なるタイプがあります。
以下を参考にして、最も適した形状を選ぶ必要があります。
- スペースが十分にあれば「角型」
- スペースが狭ければ「薄型」
- マンションなどは「コンパクト型」
購入した後に「設置するためのスペースが足りなかった」といったトラブルに発展しないよう、設置予定場所のスペースを正確に測っておきましょう。
リッター数
最後はリッター数です。
エコキュートは空気を吸い込んで熱を生み出す「ヒートポンプシステム」と、水とお湯を貯めておく「貯湯タンクユニット」の2つで構成されています。
基本的にはタンクに貯めておいたお湯を使います。
そのため、タンクの貯水量が多ければ多いほど、多くのお湯を使えることになります。
リッター数と対応人数についてはこの後詳しく見ていきましょう。
460Lは何人用?エコキュートのタンク量を考えよう!
ここからはエコキュートのタンク量と対応人数について紹介します。
タンクの量と使用できるお湯の量は違う
まず抑えておいていただきたいこととして、「タンクの量と使用できるお湯の量が違う」ということです。
エコキュートのタンクの容量とは、一度に貯められる「熱湯」の量を指します。
実際にお湯を使う際には、「タンクの熱湯」と「水道水」を混ぜて使用していきます。
そのため、タンクの量と使用できるお湯の量が異なります。
目安としては、タンク量の2倍ほどの量のお湯を使用できます。
370Lのタンク量の場合は700L程度、460Lのタンク量の場合は850Lのお湯を使用することができます。
容量別の対応人数
最後に、タンクのそれぞれの容量が何人くらいに対応しているかについて、5つの容量と人数を紹介します。
容量200L
1つ目は、200Lです。
200Lのエコキュートには、少人数世帯向けや集合住宅向けのローボディタイプなどがあります。
そのため、1〜2人の家族の方や、マンションなどの集合住宅でエコキュートを使用したい方に向いていると言えるでしょう。
使用できるお湯の量は300L程度なので、以下を1日で使用できます。
- お湯はり:200L
- シャワー(2〜3回):50L
- 洗面・台所:50L
三菱電機が177Lや180L、200Lのものを、パナソニックが195Lのものを、コロナが185Lのものを出しています。
機能などを比較して選びましょう。
容量300L
2つ目は、300Lです。
300Lはお子様が1人の3人家族や、子供が自立して2人家族など、2〜3人で住まれている方におすすめの大きさです。
使用できるお湯の量は400L程度なので、以下を1日で使用できます。
- お湯はり:200L
- シャワー(2〜3回):100L
- 洗面・台所:100L
300Lのエコキュートは、三菱電機やパナソニック、コロナなどが出しており、ダイキンに関しては320Lのものを販売しています。
容量370L
3つ目は、370Lです。
370Lはエコキュートの大きさで最も一般的な大きさと言われています。
そして、おすすめの人数は3〜4人です。
メーカーによっては「5人家族もおすすめ」と書かれていますが、370Lでは足りなくなる恐れがあります。
電気代の高い昼間に沸き増しをして節約ができなくなる可能性があるので、4人までを目安に設置しましょう。
使用できるお湯の量は500L程度なので、以下を1日で使用できます。
- お湯はり:200L
- シャワー(3〜5回):150L
- 洗面・台所:150L
販売しているメーカーは三菱電機や日立、パナソニック、ダイキン、コロナ、東芝など数多くあります。
容量460L
4つ目は、460Lです。
460Lの容量も、370Lと並んで、最も一般的な容量です。
おすすめは4〜5人で使用する家庭です。
370Lの時も4人がおすすめされていますが、おすすめは住んでいる地域で異なります。
エコキュートは天候に左右され、暑い地域よりも寒い地域の方が効率が悪くなります。
そのため、4人家族で沖縄などに住んでいる場合は370L、北海道などに住んでいる場合は460Lを選ぶと良いでしょう。
使用できるお湯の量は700L程度なので、以下を1日で使用できます。
- お湯はり:200L
- シャワー(4〜7回):250L
- 洗面・台所:250L
460Lを販売しているメーカーは三菱電機や日立、パナソニック、ダイキン、コロナ、東芝など数多くあります。
容量550L
5つ目は、550Lです。
550Lはエコキュートの中で最も大きな容量です。
6人以上の家族の場合は550Lをお勧めします。
使用できるお湯の量は800L程度なので、以下を1日で使用できます。
- お湯はり:200L
- シャワー(5〜8回):300L
- 洗面・台所:300L
三菱電機が550Lを、日立やパナソニック、東芝が560Lのエコキュートを販売しています。
何人で使うか考えてエコキュートを選ぼう!460Lは4人!
今回はエコキュートのメリットや選び方、リッター数と対応人数について紹介しました。
エコキュートは長く使用するものであるので、最初にどれを選ぶかがとても大切です。
今回紹介した対応人数は、節約をするために特に大切なので、しっかり頭に入れて選びましょう。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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