エコキュートと電気温水器の違いを徹底解説!電気代はどっちがお得?
給湯機器のエコキュートは、「電気温水器より便利でお得」と紹介されることが多いですよね。
どちらも同じ「電気でお湯を作る」機器なのに、どこが違うのか疑問に感じる方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事は、以下の内容について詳しく解説していきます!
- エコキュートと電気温水器の仕組みや特徴の違い
- 毎月の電気代はどちらがお得なのか?
- それぞれのメリット・デメリット
結論から言えば「迷ったら、性能・ランニングコストともに優れたエコキュートがおすすめ」です。
記事を読めば、どちらがあなたに最適なのか判断できますので、電気温水器からの買い替えを考えている方はぜひ目を通してみてください。
目次
エコキュートと電気温水器の仕組みや特徴・違いを分かりやすく解説!
まずはじめに、エコキュートと電気温水器の給湯機能の仕組みや、電気代の違いを解説していきます。
【安さが魅力】電気温水器の仕組みと特徴
電気温水器は、電熱ヒーターで加熱してお湯を作る、シンプルな仕組みの給湯機器です。
電気温水器には、その場でお湯を作るコンパクトな「瞬間式」と、作ったお湯をタンクに貯める「貯湯式」の2種類があります。
タンクとヒーターのみの単純な構造のため故障しにくく、販売価格が安いことが大きな特徴です。
一方で「マイクロバブル入浴」といった特別な機能は付いておらず、良くも悪くもシンプルな機器と言えます。
【コスパ良好】エコキュートの仕組みと特徴
エコキュートは、わずかな電気と空気の圧縮熱でお湯を作る「ヒートポンプ式」の給湯機器です。
ヒートポンプはエアコンにも活用されており、省エネ性能の高さ、電気代の安さに定評があります。
貯湯タンクとヒートポンプの2つの機器に別れているため、電気温水器に比べて設置にスペースが必要です。
「センサー自動加温」「スマホで遠隔操作」などの最新機能も豊富であり、電気温水器を進化させた次世代の機器と言えます。
【エコキュートvs電気温水器】電気代はどっちがお得なの?
エコキュートは電気温水器の3分の1の電気代で済むと言われており、ランニングコストは圧倒的にお得です。
それぞれの一般的な電気料金を以下にご紹介します。
1か月の電気代 | 1年間の電気代 | |
エコキュート | 1,000〜1,500円 | 12,000〜18,000円 |
電気温水器 | 4,000〜6,000円 | 48,000〜72,000円 |
1か月で3,000〜5,000円、年間で36,000〜60,000円も電気代に差が出る計算になりますので、エコキュートの省エネ性能の高さは特筆すべきですね。
「価格が高い」と敬遠されがちなエコキュートですが、たとえ数十万円高くても10年ほどで取り戻せるポテンシャルを持っていることが分かります。
エコキュートのメリット・デメリットを徹底検証!【本当にお得?】
次に、エコキュートならではのメリットやデメリットについて、さらに詳しく検証していきます。
エコキュートのメリットは?【抜群のコスパ】
エコキュートを導入するべき大きなメリットは、電気代の安さ・コスパの高さにあります。
年々値上がりする電気代を抑えるためには、電気温水器の3分の1の電力で済むエコキュートの役割は大きいでしょう。
さらに、エコキュートなら「人感センサー」や「AI自動加温」など、最新の省エネ機能で光熱費を節約できます。
貯湯タンク自体の保温性能も改良が重ねられているため、深夜に沸かしたお湯を1日中ムダなく活用できますね。
【設置費用がネック】エコキュートのデメリット
エコキュートで注意すべきデメリットは、導入費用が高く、設置に場所を取ることです。
しかし、最近は低価格化が進み、販売価格が20万円を切るモデルも珍しくなくなりました。
数万円で買える電気温水器よりは高いですが、「エコキュート=高い」というイメージは過去のものになりつつあります。
設置スペースについては注意が必要です。屋外に充分なスペースが無いと設置後に通れなくなってしまうことも…
薄型・コンパクトなモデルを選ぶという選択肢もありますが、購入前にサイズはしっかりチェックしたいところです。
エコキュートはどんな人におすすめ?
エコキュートがおすすめな人を以下にまとめました。
- 自動洗浄やバブルバスなど、快適な最新機能を使いたい人
- 毎月の電気代を賢く節約して、導入費用の元を取りたい人
- お湯を使う機会が多く、省エネ機能や給湯性能にはこだわりたい人
電気温水器のメリット・デメリットを徹底解説!【乗り換えるべき?】
続いて、電気温水器ならではのメリットとデメリットを深く掘り下げていきます。
電気温水器のメリットは?【気軽に導入できる】
電気温水器を買うべき大きなメリットは、やはり導入費用が安いことに尽きます。
瞬間式であれば5万円を切るモデルも多く、大型の給湯式でも15万円前後で購入できるため、給湯設備にかけるお金が最小限で済むでしょう。
一方で、エコキュートの低価格化により、価格差がどんどん縮まっていることには注意が必要です。
安さがメリットの電気温水器ですが、数万円程度の差であれば、エコキュートを買っても数ヶ月で取り戻せることは頭に入れておいてください。
【ランニングコストは低め】電気温水器のデメリット
電気代の値上げが続く今、電気温水器の消費電力の高さは大きなデメリットと言えます。
電気代だけではなく「再エネ賦課金」や「燃料調整費」もどんどん値上がりしており、電気を使えば使うほど請求額が上がります。
エコキュートの3倍の電気を使う電気温水器ユーザーにとっては、現在はかなり不利な状況です。
せっかく安く購入できても毎月の電気代で後悔するリスクは充分にありますので、価格だけで判断せずにじっくり検討することをおすすめします。
電気温水器はこんな人におすすめ!
電気温水器がおすすめな人を以下にまとめました。
- ガス給湯器以外で、とにかく安い給湯機器を探している人
- 洗い物や料理をほとんどせず、入浴もシャワーで済ますことが多い人
- 出張や仕事などで家を空けることが多く、最低限の機能で問題ない人
【まとめ】エコキュートと電気温水器の違いは光熱費!乗り換えがお得!
本記事で解説したエコキュートと電気温水器の違いを、もう一度まとめていきます。
エコキュート | ・ヒートポンプ(空気の圧縮熱+わずかな電気)で加温する ・電気温水器の3分の1の電気代で済む ・マイクロバブル入浴やスマホ連携など最新機能が豊富 ・電気温水器より価格が高く、設置に場所を取る |
電気温水器 | ・電力のみ(電熱ヒーター)で加温する ・電気代が値上げした現在ではランニングコストに難あり ・オプション機能は少なく、タンクの保温性能も劣る ・シンプルな構造のため壊れにくく、場所も取らない |
以上の違いから、それぞれの機器はこんな人におすすめです。
- エコキュート…毎日快適に入浴を楽しみ、電気代を節約し、数年後に費用の元を取りたい人
- 電気温水器…使用機会が少なく、とにかく安く買える給湯設備が欲しい人
結論としては、今から電気温水器を買うメリットは価格のみであり、どちらか迷っているならエコキュートを選べば間違いありません。
さらに、「電気代が安い=省エネ」なエコキュートなら、自治体によっては省エネ補助金の対象となることも嬉しいポイントです。
導入費用の高めなエコキュートをできるだけ安く買えるチャンスですので、積極的に利用してお得に手に入れてくださいね!
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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