エコキュートは電気プラン次第でお得に【高い原因・対処法を紹介】
- エコキュートの電気代が高い原因は?
- エコキュートの利用におすすめな電気プランが知りたい
- 東京電力スマートライフプラン・夜トク電気プランどっちがお得なの?
上記をメインにご紹介します。
目次
都道府県別にエコキュートの電気代を平均額を紹介
北海道~沖縄電力エリアを表でパナソニックのデーターを参考にご紹介します。
(引用:パナソニック製(HE-J37KQES)ランニングコスト)
都道府県 | 1ヵ月の平均電気代 | 1年間の電気代 |
北海道電力エリア | 約2,700円 | 約32,400円 |
東北電力エリア | 約1,800円 | 約21,600円 |
北陸電力エリア | 約1,700円 | 約20,400円 |
東京電力エリア | 約2,000円 | 約24,000円 |
中部電力エリア | 約2,000円 | 約24,000円 |
関西電力 | 約1,700円 | 約20,400円 |
中国電力エリア | 約1,900円 | 約22,800円 |
四国電力エリア | 約2,400円 | 約28,800円 |
九州電力エリア | 約1,500円 | 約18,000円 |
沖縄電力エリア | 約900円 | 約10,800円 |
寒い地域では、エコキュートが割高になりやすい傾向です。
契約されている電気プランによって電気料金は異なります。
エコキュート世帯別の電気使用量【夏・冬の消費電力を比較】
エコキュートの電気使用量を、夏・冬にわけて世帯別に電気使用量を紹介します。
以下の条件で300L・370L・460Lの電気使用量と電気料金を比較します。
- エコキュート稼働時間:3.5時間
- 電気プラン:夜トク8(21.16円)
300Lタイプ【2~3人家族】
300Lパナソニック(型番:HE-C30EQS)の夏・冬の電気使用量の目安は以下のとおりです。
中間期(春・夏・秋) | 冬季 |
0.96kW | 1.5kW |
パナソニック300L(型番:HE-JPU37KQS)の消費電力は以下のとおりです。
中間期(春・夏・秋) | 1日 | 1ヵ月 |
中間期(春・夏・秋) | 3.36kWh | 101kWh |
冬 | 5.25kWh | 157.5kWh |
夜トクプラン8(1kWh:21.16円)プランの電気代を比較してみました。
1日 | 1ヵ月 | |
中間期(春・夏・秋) | 71円 | 2,130円 |
冬季 | 111円 | 3,330円 |
中間期と冬季の電気代の差は、1日あたり40円、1ヶ月あたりでは1,200円です。
370Lタイプ【3~4人家族】
パナソニック370L(型番:HE-JPU37KQS)の消費電力は以下のとおりです。
中間期(春・夏・秋) | 冬季 |
0.90kW | 1.50kW |
中間期(春・夏・秋) | 1日 | 1ヵ月 |
中間期(春・夏・秋) | 3.15kWh | 94.5kWh |
冬 | 5.25kWh | 157.5kWh |
夜トクプラン8(1kWh:21.16円)プランの電気代を比較してみました。
1日 | 1ヵ月 | |
中間期(春・夏・秋) | 67円 | 2,010円 |
冬 | 111円 | 3,330円 |
中間期と冬季の電気代の差は、1日あたり44円、1ヶ月あたりでは1,320円です。
460Lタイプ【4~5人家族】
パナソニック460L(型番:HE-JU46jQS)の消費電力は以下のとおりです。
中間期(春・夏・秋) | 冬季 |
1.26kW | 2.0kW |
中間期(春・夏・秋) | 1日 | 1ヵ月 |
中間期(春・夏・秋) | 3.78kWh | 113kWh |
冬 | 7kWh | 210kWh |
夜トクプラン8(1kWh:21.16円)プランの電気代を比較してみました。
1日 | 1ヵ月 | |
中間期(春・夏・秋) | 80円 | 2,400円 |
冬 | 148円 | 4,440円 |
中間期と冬季の電気代の差は、1日あたり68円、1ヶ月あたりでは2,040円です。
エコキュートの電気代が安くならない3つの原因【対処法を紹介】
エコキュートの電気代が安くならない原因は、以下の3つです。
- 深夜以外に湯沸しモードになっている可能性も
- 寒い地域は電気代が高くなる
- ライフスタイルに合った電気プランを選べていない
それぞれの原因や注意点を解説します。
深夜以外に湯沸しモードになっている可能性も
夜間の割安なプランに入っている一方で、電気代が高いと感じている場合、深夜以外に湯沸しモードになっている可能性が考えられます。
エコキュートの貯湯タンクのお湯が少ない場合、電気代が高い日中に自動的に沸き上げされてしまうことも少なくありません。
今一度、エコキュートの設定モードを確認してみましょう。
寒い地域は電気代が高くなる
北海道など東北地方に住んでいる場合、水温が低い分、電気をたくさん使ってお湯を沸かさなければなりません。
エコキュートの消費電力は高くなり、電気代は他の都道府県より上がりやすいです。
寒い地域での設置場所は、室内が適しています。
屋外設置は、凍結防止用ヒーターが必要になり消費電力がかかります。
脱衣所や洗面所に設置することで、エコキュートの凍結が防げたり、熱で室内が温まり暖房なしで節電につながります。
ライフスタイルに合った電気プランを選べていない
オール電化向けのプランは、日中の電気代が高く深夜の電気代が安いです。
昼間の在宅時間が多い場合、電気料金は従来より高くなります。
エコキュート導入後、電気代が高い場合は、電気プランを見直しましょう。
東京電力スマートライフプラン・夜トク電気プランを比較
スマートライフプラン、夜トクの電気代を比較。
スマートライフプランと夜トクならどっち?比較した結果
スマートライフプランと夜トク8.12の基本料金と電力量料金は以下のとおりです。
プラン名 | 基本料金(1kWhあたり) | 電力量料金 |
夜トク8 | 214.5円 | ・朝7時~23時:32.74円 ・23時~翌7時:21.16円 |
夜トク12 | 214.5円 | ・朝9時~21時:34.39円 ・21時~翌9時:22.97円 |
スマートライフプラン | 458.33円 | ・朝6時~翌1時:25.80円 ・翌1時~朝6時:17.78円 |
どちらも、一年間の使用量に応じて基本料金が決まります。
例えば、30分の電気使用量が2kWhの場合、それぞれの基本料金を計算してみると
夜トク8,12
4kWh(2kWh×2)×214.5円 = 858円
スマートライフプラン
4kWh(2kWh×2)×458.33円 = 1833円
基本料金の差額は、975円の差がありました。
基本料金だけで比較すると夜トクの方が安くなる傾向です。
続いて電気料金を比較してみましょう。
エコキュートのお湯を満タンに沸かした場合およそ7~8時間が目安です。
下記の条件で3つのプランを比較します。
- パナソニック370L【型名:HE-NS46JQ】
- 中間期:0.90kWkW
- 冬期:1.90kW
夜トク8
【中間期】0.90kW × 7~8時間 ×21.16円 = 133円~152円
【冬期】1.90kW × 7~8時間 ×21.16円 = 281円~321円
夜トク12
【中間期】0.90kW × 7~8時間 ×22.97円 = 145円~165円
【冬期】1.90kW × 7~8時間 ×22.97円 = 305円~349円
スマートライフプラン
【中間期】0.90kW × 7~8時間 ×17.78円 = 112円~128円
【冬期】1.90kW × 7~8時間 ×17.78円 = 236円~270円
3つの電気料金の差額は、中間期では約20円、冬期では約20〜70円です。
比較すると、スマートライフプランの電気料金が安くなる傾向です。
エコキュートは生活スタイルに合う電気プランを選ぼう
エコキュートは、お住まいの地域や電気プランによって電気代に差が出ます。
夜間プランに入っていても、ライフスタイルに合っていなければ、逆に電気代が高くなる可能性もあります。
お住まいの地域や電気プラン、ライフスタイルに合わせて電気料金を見直すことが大切です。
電気代が高い場合は、一度電力会社に問い合わせたり、電力会社のシミュレーションを活用したりすることをおすすめします。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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