電気代が2万超え?!【高くなる原因や節約方法をご紹介】
電気代は、人数・エリア・季節ごとに大きな差があり、原因を突き止めるのが重要です。
そこで今回は、高くなる原因や2万円以上かかっている人向けの節約方法について解説します。
電気代の平均額をご紹介しているので、ご家庭と照らし合わせてみて下さいね。
目次
電気代の平均額【人数・エリア・季節ごとに紹介】
電気代の平均額を「世帯人数・エリア・季節」の3つに分けてご紹介します。
あなたのご家庭と比較してみて下さいね。
人数別の電気代の平均額
「2020年分の政府統計 家計調査」で公表されている世帯人数別の電気代は下記が目安になります。
世帯人数 | 一ヵ月の平均の電気代 | 一年間の平均の電気代 |
一人暮らし | 5,468円 | 6万5,616円 |
二人暮らし | 9,183円 | 11万196円 |
三人暮らし | 1万655円 | 12万7,860円 |
四人暮らし | 1万1,376円 | 13万6,512円 |
五人暮らし | 1万2,423円 | 14万9,076円 |
六人暮らし | 1万4,852円 | 17万8,224円 |
全世帯の平均額 | 1万659円 | 12万7,914円 |
2人暮らしから世帯人数が増える度、毎月1,000円ずつ電気代が上がる程度で大きく変わることはありません。
季節ごとの電気代の平均額
「2020年分の政府統計 家計調査家計収支編 総世帯」季節別の電気代の平均額は、下記の通りになります。
季節ごと | 月ごと | 2人以上の平均の電気代 |
冬 | 1月~3月 | 1万2,844円 |
春 | 4月~6月 | 1万604円 |
夏 | 7月~9月 | 9,817円 |
秋 | 10月~12月 | 9,418円 |
冬は暖房器具の使用量が増えるため、季節の中でも電気代が多くかかります。
春から電気の利用が減り、暑さの出る夏にかけて電気使用が増えるため金額が上がります。
エリア別の電気代の平均額
北海道〜沖縄までの電気代の平均額を、エリア別に見ていきましょう。
エリア別 | 一ヵ月の電気代 | 年間の電気代 |
北海道エリア | 12,241円 | 146,892円 |
東北エリア | 12,120円 | 145,440円 |
関東エリア | 10,162円 | 121,944円 |
北陸エリア | 13,518円 | 162,216円 |
東海エリア | 10,463円 | 125,556円 |
近畿エリア | 10,166円 | 121,992円 |
中国エリア | 11,597円 | 139,164円 |
四国エリア | 11,750円 | 141,000円 |
九州エリア | 10,077円 | 120,924円 |
沖縄エリア | 9,976円 | 119,712円 |
全エリアの平均額 | 11,207円 | 133,484円 |
全エリアで最も電気代が高いのは、北陸エリア、東北エリア、北海道エリアです。
寒さが厳しくなる地域は、電気使用量が多くなり電気代が高くなります。
対して沖縄県は気温の変化が少なく、一年を通して暖かいので電気代が安い傾向です。
電気代が2万円以上になってしまう原因【5つの解決法】
一つでも当てはまる場合は、家電製品の使い方を見直すことが大切です。
電気代が高くなってしまう原因について解説していきます。
家電製品の使いすぎ
夏場や冬場の中でも使用量が多いエアコンは、電気代が高くなる傾向があります。
どちらの季節も、他の家電製品と併用して使うことが多く、電気使用量が増加しやすくなります。
節電方法として、エアコンの設定温度を一度上げたり、室内で厚着や薄着にしたりして節電してみるのがおすすめです。
家電製品の使用時間を短くしたり、できるだけ使用数を減らしたり工夫するようにしましょう。
古い家電製品を使用している
10年以上前の家電製品を使っていると、電気代が高くなりやすいです。
家電製品の中でも、冷蔵庫は年間の消費電力量が多く、電気代が最もかかります。
省エネ機能つきに買い替えることで、省エネ効果が高くなり半分以上の節約になります。
年度 | 消費電力 | 一ヵ月の電気代 | 年間の電気代 |
2009年 | 490kWh~550kWh | 1,265円~1,421円 | 15,190円~17,050円 |
2019年 | 293kWh | 756円 | 9,083円 |
(引用元:経済産業省資源エネルギー庁「省エネポータルサイト」)
すぐに買い替えるのが難しい場合は、冷蔵庫の開け閉めを短くしたり、冬場の設定温度を高くしたりすると電気使用量が抑えられます。
待機電力が多い
「公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会」によると、待機電力にかかる電気代は、年間7,068円と推定されています。(※一世帯当たりの年間消費電力:4,432kWhとし、待機電力を228kWhと推計、2022年7月22日に電力単価を31円/kWhで計算)
リモコンやタイマーなどの機能つきの家電製品は、コンセントに差し込んでいるだけで待機電力がかかります。
コンセントからプラグを抜いたり、電源オフつきのコンセントにしたりするだけで電気代の削減に効果がありますよ。
漏電やメーター故障などの可能性も
漏電や故障などで電気代が高くなっている可能性が考えられます。
たくさんの家電製品を使っていないのに、頻繁にブレーカーが落ちやすくなります。
漏電の症状が出ている場合は、コンセントを抜き早急に電力会社に連絡をしましょう。
また電力メーターの故障を調べる方法は、家中のコンセントを抜き、メーターが回っている場合は故障の可能性が高いです。
利用中の電力会社に問い合わせることで、電力メーターの修理や交換をしてもらえます。
電力プランが合っていない
以下に当てはまっている場合、電力プランが使用環境に合っていない可能性があります。
- 家電製品の使用量が合っていない
- 時間帯で料金が変わるプランを使いこなせていない
- 世帯人数に合っていない
上記の3つの点を踏まえて、家庭のスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
各電力会社では、時間単価や基本料金が異なりますが、大まかな選び方を3つご紹介します。
- 時間帯別プラン:夜間の使用量が多く、日中家に居ない方
- 固定料金プラン:世帯人数が多く、電力使用量が高い方
- 電力使用量で電力単価が上がるプラン:世帯人数が少なく、電力使用量の少ない方
電気代が高い場合は、プランを見直すことで電気代がお得になるでしょう。
電気代が2万円以上かかっている人向けの節約術5選
電気代の節約方法についてご紹介します。
自宅ですぐ実践できる方法も、解説していきますのでぜひご覧ください。
アンペア数を引き下げる
アンペア数が高くなるほど、基本料金が上がり、長年継続すると金額に差が出ます。
世帯人数に合っていない場合、引き下げるのがおすすめです。
世帯人数 | アンペア数 | 基本料金 |
1人暮らし | 10A~20A | 286円00銭~429円00銭 |
2人暮らし | 20A~30A | 429円00銭~572円00銭 |
3人暮らし | 30A~40A | 572円00銭~825円00銭 |
4人暮らし | 40A~50A | 825円00銭~1,144円00銭 |
5人暮らし以上 | 50A~60A | 1,144円00銭~1,716円00銭 |
月の差額は、200円〜300円程の金額ですが、年間だと2,400円〜3,600円も電気代がかかります。
アンペア数を一度、変更してしまうと1年間は再変更ができません。
大きく下げるのが不安な場合は、10Aずつ減らして様子を見ることをおすすめします。
定期的に家電製品の掃除をする
家庭で利用が多いエアコンの掃除を定期的に行うことで電気代の削減に期待ができます。
エアコンのフィルターのホコリや汚れを取り除くことで電気代の節約になります。
掃除をすることで、温風などの空気がスムーズに循環できるため、本来の働き方をしてくれます。
フィルターの掃除は自分で簡単にできますが、内部の汚れは自分で行うことが難しく、正しくできない場合は故障の原因になります。
エアコンの内部は年に1回、プロのクリーニング業者に洗浄してもらうようにしましょう。
遮断カーテンを使用する
遮断カーテンは、生地が分厚いので、断熱効果やUVカットの効果もあります。
遮断カーテンを使えば、窓からの外気を防いだり、室内の暖かい空気を外に逃がしたりせず快適な温度がキープできます。
またエアコンの冷暖房効率が上がるため、設定温度を1度下げることができ、約10%もの電気代を節約することが可能になります。
新電力に切り替える
大手電力会社の電力プランより、お得に電力サービスが受けられます。
0円の基本料金で利用ができたり、時間帯によって電力料金がお得になったり、電気とガスがセットにできたりなど様々なサービスがあります。
毎月の消費電力を把握してお得になるプランを選んでみて下さいね。
太陽光発電や蓄電池を導入してみる
太陽光発電は、日差しのエネルギーを利用して電力を創り使用ができます。
そのため、電力会社で高い電力を購入せず、日差しが出ている間は0円で家中の電化製品を使用することが可能です。
消費電力の高いエコキュートやIHクッキングヒーターなどの電力もタダで利用ができるため、電気代を大幅に節約できるメリットもあります。
太陽光発電と蓄電池セットの節約効果
節約方法の中でも、太陽光発電と蓄電池の節約効果について解説していきます。
電気代をより安くしたい方には、必見の内容なのでぜひご覧ください。
夜間の電力料金が割安になる
太陽光発電と蓄電池があれば、夜間の電力料金が安くなる「オール電化プラン」に加入ができます。
Looopでんきの「スマートタイププラン」の場合、22時〜翌6時まで23.8円/kWhで電力の購入ができ、蓄電池に貯めて昼間に利用することも可能です。
太陽光発電に搭載されている「AI機能」を使えば、天気予報を確認し、蓄電池への充電を抑制できるので1日に必要な使用量を自動的に管理してくれます。
また太陽光発電が使えない場合は、夜間の電力料金を蓄電池に充電ができるため、季節問わず節約ができます。
電力会社から購入せず夜間でも使用できる
太陽光発電は、日中の時間帯にしか利用できませんが、蓄電池があれば夜間に電力を回すことが可能になります。
太陽光発電で生み出した昼間の電力を、蓄電池に貯めて夜間に使用ができます。
また家庭での電力利用は20時頃が多く、テレビや照明などの利用で電力を消費します。
セット導入することで、電力使用量の多い夜間の電力料金が抑えられるため、電気代を気にせず利用したい方にはおすすめです。
自家消費しつつ売電収入が得られる
太陽光発電と蓄電池をセット導入すると、日中に発電した余剰電力を蓄電池に貯めて売電ができます。
5kWhの太陽光発電を傾斜20℃で南向きに設置した場合、年間5.000kWhの発電量が目安になります。
この条件で発電した場合、1日あたり13.7kWhの発電量になります。(2022年の売電価格は、17円/kWhで計算)
- 一ヵ月あたりの売電額:7,083円
- 一年間あたりの売電額:85,000円
4人家族で10,000円の電気代がかかる場合も、売電収入から電気代を差し引くと2,000円の料金で済みます。
1年間で85,000円の電気代の節約になり、自家消費しつつ売電収入を得ることができます。
太陽光発電と蓄電池の組み合わせで電気代の節約になる!
太陽光発電と蓄電池を組み合わせることで、電気代の節約になり、売電収入を得られます。
2022年10月から電気代が値上がりしたことで、以前より高く感じている方も多いはず。
節約効果の高い「太陽光発電と蓄電池」を導入して、お得に電力を活用していきましょう。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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