テスラの蓄電池「パワーウォール」の特徴を解説!低価格だけどデメリットも?
近年、人気の家庭用蓄電池は、国内外問わず多くのメーカーで蓄電池が販売されています。
今回は、多くのメーカーの中からテスラが販売している「パワーウォール」について解説します。
パワーウォールを販売しているのは、最近Twitterを買収して話題になっているイーロン・マスク氏の会社である「テスラ」です。
目次
テスラのパワーウォールの特徴
パワーウォールの特徴は、価格と高いデザイン性、使い勝手にあります。
テスラの電気自動車同様、近未来的な高いデザイン性は、他メーカーにはありません。
「とにかくかっこいい蓄電池を導入したい」と考えている方には、パワーウォールが有力候補となるでしょう。
特徴① 圧倒的な大容量&低価格
テスラのパワーウォールは、蓄電容量13.5kWhで、本体価格は税抜1,105,000円です。
蓄電容量が13.5kWhの蓄電池は、他メーカーだと200万円を超えることもあります。
対して、パワーウォールは本体費用とハードウェアで税抜1,290,000円です。
工事費を入れても、150万円に収まる大容量蓄電池が手に入るのは、テスラだけだと言えるでしょう。
特徴② デザイン性
テスラのパワーウォールは、テスラが販売している電気自動車同様、近未来的なデザインが特徴です。
カラーは白でシンプル、テスラのロゴが表面に印刷されていて余計な凹凸がありません。
蓄電池は屋外に設置することが多いので、家の外観を壊してしまうような蓄電池は導入したくないと考える方も少なくありません。
パワーウォールであれば、近来的でおしゃれなデザインで家の外観を壊すことなく導入することができます。
特徴③ スマホアプリ
パワーウォールは、スマホアプリに接続することで、蓄電池の状態を確認やモード変更することが可能です。
手軽にパワーウォールの稼働状況を確認することができ、自家消費率も確認することができるので、節電意識も高まるでしょう。
わざわざモニターが設置してある場所まで行って、蓄電残量などを確認する手間が省けるので、使い勝手が良いと言えます。
また、外出先でも蓄電量の確認やモード変更を行えるので、天候などの状況によってモード変更を行うことができます。
【要チェック】パワーウォールを導入する時の注意点
最後に、テスラのパワーウォールを導入しようと考えている人に向けて、事前に知っておいた方が良い注意点を解説します。
テスラのパワーウォールは、大容量で低価格なので、導入しやすいです。
しかし、工事費が高くなってしまったり、売電価格が下がったりしてしまうケースがあるので導入には注意が必要です。
注意点① 補助金対象にならない
パワーウォールは、補助金を受けることができる条件である安全規格(JET)に認証されていません。
そのため、国や都道府県、自治体の補助金対象にならないケースが多いです。
蓄電池の導入費用が気になる場合は、テスラの導入費用と、他メーカー蓄電池の補助金を利用した場合の導入費用を比較する必要があります。
注意点② 国の安全基準(JET)に認証されていない
日本の安全基準を確認する検査を受けていないからと言って、パワーウォールが危険というわけではありません。
しかし、工務店が限られる可能性があるなど、「安全規格で認証されていないと不安」という方にはパワーウォールは向いていないと言えます。
注意点③ 壁掛けはできない可能性が高い
パワーウォールのホームページを確認すると、壁掛けで設置されているイメージ画像を見ることができます。
しかし、パワーウォール本体は114キロと重いので、日本の住宅では壁掛けは推奨されていません。
どうしても壁掛けで設置したい場合には、設置する壁の補強などが必要になり、工事費用が高くなってしまいます。
注意点④ 工事費が高いケースも
テスラのパワーウォールは、細長い長方形で薄い形状をしています。
大きくしたモバイルバッテリーのような形をしているので、床置き設置するとバランスが悪くなってしまいます。
蓄電池本体が倒れないように、転倒防止の金具を使う必要があるので、他メーカーの蓄電池よりも工事費が高くなってしまうケースがあります。
また、パワーウォールを設置する時には、認定工務店での施工が必須です。
テスラ社に認定されていない工務店で施工してしまうと、保証の対象外になってしまうので注意しましょう。
注意点⑤ 売電価格が下がるケースも
テスラのパワーウォールは、押し上げ効果がある蓄電池です。
「押し上げ効果がある蓄電池」とは、太陽光発電している間に放電することができる蓄電池のことを指します。
押し上げ効果のある蓄電池導入によって売電価格が下がってしまうのは、2019年以前に導入された10kW未満の太陽光発電システムがある家庭です。
太陽光発電システムを2019年以降に導入した家庭は、売電価格が下がることはありません。
注意点⑥ 寿命がわからない
最近では、サイクル数と言われる蓄電池の寿命を公表しているメーカーも多いです。
しかし、テスラのパワーウォールはサイクル数が公表されていません。
パワーウォールは、10年保証が付帯しているので、すぐにサイクル数(寿命)が尽きてしまうことはありません。
しかし、長寿命の蓄電池が欲しい場合や、サイクル数が気になる場合には、パワーウォールは向いていないと言えるでしょう。
パワーウォールを販売している「テスラ」はどんな会社?
大容量蓄電池であるパワーウォールは、電気自動車を販売している「テスラ」という会社が販売しています。
テスラは、Twitterを買収し全世界から注目を集めているイーロン・マスク氏がCEOを務めるアメリカの企業です。
蓄電池以外にも、電気自動車や太陽光発電システムを販売しています。
「テスラ」は電気自動車を販売している会社
テスラが販売している電気自動車は、電気自動車ながらガソリン車に劣らない性能で日本でも人気が高いことが特徴です。
パワーウォール同様、近未来的なデザインが特徴で、電気自動車の業界内で高いシェア率を誇ります。
パワーウォールを導入する時は注意点をしっかり確認しておこう!
今回は、電気自動車メーカーであるテスラが販売している「パワーウォール」について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
テスラのパワーウォールは、大容量かつ低価格でデザイン性が高く、人気の蓄電池です。
しかし、工事費用が高くなってしまったり、売電価格が変わってしまったりなど注意点があるので、導入する際には注意が必要です。
リノベステーションでは多くのメーカーの蓄電池や太陽光発電を取り扱っております。
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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