太陽光発電と蓄電池のセット相場は300万!得られるメリットを解説
太陽光発電と蓄電池のセット購入に踏み切れず悩んでいませんか?
セット導入は、節電効果が高かったり、補助金制度が使えたりと多くのメリットがあります。
組み合わせで得られるメリットや初期費用を抑えるコツなどを解説していきます。
目次
太陽光発電と蓄電池で300万円は高い?【組み合わせの相場まとめ】
太陽光発電と蓄電池の相場価格は次の通りです。
1kWhあたりの価格相場 | |
太陽光発電 | 28.8万円 |
蓄電池 | 13.7万円 |
(出典:資源エネルギー庁 太陽光発電 システム費用平均値の価格推移、経済産業省 蓄電容量別のシステム価格)
一般家庭の太陽光発電の平均容量は、4kW〜5kWが多く設置費用は約115万〜144万円です。
太陽光発電の発電量は1日あたり約14kWhなので、自家消費分を差し引くと蓄電池の容量は8kWh以上が理想のため約110万〜123万円くらいかかる計算になります。
太陽光発電+蓄電池の本体価格を合わせると、約225万〜267万円かかるということが分かります。
太陽光発電と蓄電池の組み合わせの仕組み
太陽光発電と蓄電池は、それぞれのパワコンを使って家庭で使える電力に変換します。
- 太陽光発電で生成した直流電気をパワコンで交流電気へ変換する
- 蓄電池のパワコンで再度、直流電気に変換し蓄電池へ充電する
太陽光発電だけの使用は、直流電力を交流電気に変換することで自家消費できますが、蓄電池と連携する場合は、交流電気を直流に変換して充電する必要があります。
太陽光発電と蓄電池の組み合わせで得られる4つのメリット
太陽光発電と蓄電池の組み合わせで得られるメリットを4つ紹介します。
節電対策はもちろん、その他の利点も多いのでぜひご覧ください。
台風などで停電した場合も安心
太陽光発電と蓄電池の組み合わせは、停電時の非常用電源として活用でき、日中の電気を蓄電池に貯めて一定の期間使用できます。
中でも、ハイブリッド型のパワコンなら変換ロスを最小限に抑えられるため、発電した直流電力をそのまま蓄電池に貯めることも可能です。
また、パワコンを1台にまとめられるので省スペースで設置できるのも嬉しいポイントです。
節電効果が高い
太陽光発電と蓄電池の組み合わせは、活用する時間帯や使い方で光熱費の節約に繋がります。
例えば、太陽光発電で生み出した電力を蓄電池に貯めて、朝方や夜間に使って購入量を減らすことも可能です。
また、天気が悪く発電量が少ない場合は、夜間の安い電力を蓄電池に貯めて日中に使用すると昼間の割高な電気を買わずに済みます。
売電収入がアップする
太陽光発電の余剰電力を蓄電池に貯めると、電力会社へ売電することができます。
蓄電池の設定を「経済モード」に切り替えると、夜間の安い電力は蓄電池に充電され朝方や夜間の使用で節約になり、また太陽光発電の余剰電力は全て売電に回るのでFIT期間中は優先して使用するのがおすすめです。
卒FIT後もお得に電気が使える
卒FIT後も蓄電池があると、高い電気料金を購入せず自家消費に回せます。
蓄電池の設定を「グリーンモード」に切り替えると、蓄電池の充電が優先されるため、売電単価が下がるFIT期間が終わる家庭におすすめです。
太陽光発電と蓄電池が同じメーカーでおすすめの組み合わせ
同じメーカーの場合、動作が最適に行えたりするメリットも含めて判断していきましょう。
下記のメーカーは、太陽光発電と蓄電池が同じのため、無償で交換や修理に対応してくれます。
メーカー | 太陽光発電の保証期間 | 蓄電池の保証期間 | 特徴 |
シャープ | 無償:15年・20年 | 無償:10年 有償:15年 | ・蓄電容量4.2~9.6kWhまで選べる ・太陽光発電の変換効率32.65% |
長州産業 | 無償:25年 | 無償:15年 | ・雨漏り,施工10年保証 ・日本国内で製造 |
ソーラーフロンティア | 無償:20年 | 無償10年 有償:15年 | ・設置後1年,5年,9年の定期メンテナンスあり ・周辺機器セット導入で保証期間を延長 |
太陽光発電と蓄電池が同一メーカーではないおすすめの組み合わせ
太陽光発電と蓄電池が同じメーカーではないおすすめの組み合わせを紹介します。
太陽光発電×蓄電池 | 形式・容量 | 保証 | 特徴 |
Qセルズ×ニチコン | 【太陽光発電】 Q.PEAK DUO M-G11 4.26~6.25kWh | 【太陽光発電】 ・製品保証12年 ・出力保証25年 | ・電気自動車やPHVの連携が可能 ・世界最高レベルの「品質検査認証」取得 |
【蓄電池】 ES-T3S1シリーズ 4.9~14.9kWh | 【蓄電池】 メーカー保証15年 | ||
長州産業×オムロン | 【太陽光発電】 Bシリーズ 284kW,315kW | 【太陽光発電】 ・出力保証:25年 ・自然災害,施工保証:10年 | ・大容量,高出力で安心 ・節電,停電対策も一台で完結 |
【蓄電池】 ESS-H2シリーズ 12kWh | 【蓄電池】 製品保証:15年 | ||
エクソル×ダイヤゼブラ電機 | 【太陽光発電】 XLM120-380L 3.04~6.08kW 【蓄電池】 アイビス7 7.04kWh | 【太陽光発電】 ・出力保証25年 ・システム,災害補償10年 | ・太陽光発電と蓄電池のパワコンが一台で済む ・太陽光発電のメンテナンスが安心 |
【蓄電池】 製品保証:15年 |
ハイブリッド型の蓄電池を合わせることで、家中の電気が使えたり、パワコンが一台で済むためコンパクトに設置できます。
太陽光発電と蓄電池の初期費用を抑えるコツ
太陽光発電と蓄電池の初期費用を抑えるコツを紹介します。
- 補助金制度を使う
- 複数の販売会社へ相見積もりをとる
- 最新より少し前の旧型モデルを購入する
- ソーラーローンを活用する
国や自治体の補助金を活用することで、初期費用の一部が負担されます。
また、適正な相場価格は販売業者によって変わるため、複数の太陽光発電業者から見積もりをとるようにしましょう。
太陽光発電と蓄電池セットで初期費用を軽減できる!
太陽光発電と蓄電池をセット導入することで、一度に設置作業が終わるため費用が割安になります。
蓄電池を後付けすると、既設の太陽光発電のパワコンが無駄になったり、人件費が掛かったりするのでセット購入した方が有利です。
また、目的や予算に合わせて計画を進めることで負担を減らすことができるでしょう。
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この記事の監修者
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太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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