関西電力のはぴeタイムRの概要は?加入する際の注意点も解説!
関西電力の電力プランのひとつである「はぴeタイムR」ですが、なんとも面白いネーミングですよね。
今回の記事では、はぴeタイムRの概要を紹介すると共に、メリットやデメリット、加入する際の注意点も解説します。
関西電力のはぴeタイムRの電力プランが気になっている方、必見です。
目次
関西電力のはぴeタイムRとは?概要を紹介!
まずは、関西電力のはぴeタイムRという電力プランの概要を紹介します。
はぴeタイムRの契約を検討している方、必見です。
はぴeタイムRの供給エリア
はぴeタイムRの供給エリアは、2023年4月現在、以下の通りです。
- 大阪府
- 京都府
- 奈良県
- 滋賀県
- 和歌山県
- 兵庫県(一部地域除く)
- 福井県(〃)
- 三重県(〃)
- 岐阜県(〃)
はぴeタイムRは関西電力の電力プランというだけあって、供給エリアは関西エリアに限られます。
ちなみに、マンションなどの集合住宅でもはぴeタイムRの契約は可能です。
はぴeタイムRの加入条件
はぴeタイムRに加入するためには、下記の条件をクリアする必要があります。
総容量が1kVA以上の以下のシステムを使用していること
- エコキュート
- 多機能型ヒートポンプ給湯器などのオフピーク蓄熱式電気温水器
- 電気温水器などの夜間蓄熱式機器
- ハイブリッド給湯器
つまり、誰もが契約できる電力プランではなく、蓄電できるシステムを所有している家庭でのみ契約できる電力プランということです。
注意しましょう。
はぴeタイムRの料金体系
はぴeタイムRの料金体系を紹介します。
まずは、基本料金について紹介します。
| 料金単価(円) |
~10kW | 2,409.40 |
10kW~(1kWにつき) | 416.94 |
上の表を見てもらうと分かる通り、多くの電力会社が契約アンペア数に応じた基本料金を採用しているにも関わらず、関西電力のはぴeタイムRは10kW前後で全く別の基本料金を採用していることが分かります。
続いて、従量電灯分の料金体系はこちら。
|
| 料金単価(/kWh) |
平日10時~17時まで
| 夏季(7/1~9/30) | 28.87円 |
その他季 | 26.24円 | |
平日7時~10時 平日17時~23時 休日7時~23時 | 22.80円 | |
毎日23時~翌7時 | 15.37円 |
最も料金単価が高いのは、夏季の平日です。
こちらに関しては、どこの電力会社も同じような料金体系を採用しているので、気になる電力会社の料金単価を見比べて、割安か割高かを確認できると良いでしょう。
関西電力のはぴeタイムRに加入したい!メリットやデメリットは何?
関西電力のはぴeタイムRに加入したいと考えても、メリットやデメリットが気になりますよね。
今回の章では、はぴeタイムRのメリットとデメリットをそれぞれ解説します。
ぜひ参考にしてください。
はぴeタイムRの主なメリット
はぴeタイムRの主なメリットは、以下の通りです。
- はぴe暮らしサポートを無料で使うことができる
- 毎日23時~翌7時の電気代単価が安い
- オール電化家庭は電化割引が利用できる
それぞれ具体的に見ていきましょう。
はぴe暮らしサポートを無料で使うことができる
はぴe暮らしサポートは、月額110円(税込み)を支払うことで住まいのトラブルに対応してもらえるサービスです。
たとえば、水回りや鍵、窓ガラスに対するトラブルに対応してもらえるサービスです。
さらに、グルメやレジャーなど、優待サービスを受けられる特典も。
非常にお得なはぴe暮らしサポート。
これらを無料で使えるのは嬉しいポイントといえるでしょう。
毎日23時~翌7時の電気代単価が安い
はぴeタイムRを契約できるのは、夜間の割安電力をエコキュートなどの蓄熱システムに貯め、それを日中に消費していくシステムを採用できる家庭のみです。
したがって、夜間の電気代単価が割安なのは電気代削減にも繋がるため、大きなメリットといえるでしょう。
オール電化家庭は電化割引が利用できる
オール電化家庭に優しい点も魅力的です。
前章で紹介した「はぴeタイムRの加入条件」に加え、IHクッキングヒーターを使用している場合、電気代の5%が割引されます。
ここでいう電気代とは、基本料金と従量電灯分の全てです。
とてもお得ですよね。
はぴeタイムRの主なデメリット
はぴeタイムRの主なデメリットは、以下の通りです。
- 平日10時~17時の電気代単価が割高
- 旧制度(はぴeタイム)から改悪されたから
それぞれ具体的に見ていきましょう。
平日10時~17時の電気代単価が割高
はぴeタイムRは、平日10時〜17時の電気代単価が割高です。
電気代の節約を考えるのであれば、深夜の割安料金のうちに電気を積極的に貯め、それを日中に使う生活を心掛けたいものです。
日中に蓄電残量が少なくなってしまった場合も、できる限り節電に努め、平日10時〜17時の時間帯では電力会社からの買電量を減らす努力をしていけると良いでしょう。
旧制度(はぴeタイム)から改悪されたから
はぴeタイムRの主なデメリットは、旧制度であるはぴeタイムが改悪されたことです。
はぴeタイムは2019年度末をもって新規契約が終了し、その代わりにはぴeタイムRが誕生しました。
ただ、旧制度であるはぴeタイムと新制度であるはぴeタイムRの料金体系を見比べた際、割安なのは旧制度であるはぴeタイムです。
はぴeタイムRの電気代単価を競合他社と比べると割安でメリットが多いですが、関西電力内の電力プランで比べると、はぴeタイムRの電気代単価は割高で、まさに改悪なのです。
関西電力のはぴeタイムRが気になる!主な注意事項には何がある?
関西電力のはぴeタイムRの魅力を見てきましたが、契約にあたって注意点が2つあります。
最後に、はぴeタイムRを契約する際の注意点を紹介します。
年度ごとに契約が更新される
はぴeタイムRでは、年度ごとに契約が更新されるシステムを採用しています。
つまり、毎年度末(3/31)に契約が満了し、特に解約の手続きを取らなければ、そのまま来年度(4/1〜3/31)まで契約が自動的に延長されます。
ただ、解約手数料は取られないということなので、契約期間中に解約をしても、特に金銭面的な負担はありません。
契約後1年未満は電力プランの変更ができない
はぴeタイムRでは、契約後1年未満は電力プランの変更ができない決まりがあります。
したがって、はぴeタイムRを契約する際は、本当に契約してお得になるのか、他の魅力的な電力会社や電力プランと比べて多くのメリットを実感できるのか、という部分をしっかり見極める必要があるでしょう。
はぴeタイムRは関西電力の電力プラン!内容を見直してから契約を!
今回の記事では、関西電力のはぴeタイムRという電力プランの概要や魅力を紹介しました。
はぴeタイムRは、基本的にはオール電化家庭でお得を感じられる電力プランです。
関西電力管内にお住まいでオール電化の方は、ぜひ関西電力のはぴeタイムRの契約を前向きに検討してみてくださいね。
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この記事の監修者
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