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太陽光発電ってやめたほうがいい?設置のメリット・デメリットを徹底解説!
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太陽光発電と蓄電池のデメリットは?やめた方がいい?

太陽光発電 2024年09月09日更新
太陽光発電と蓄電池のデメリットは?やめた方がいい?

太陽光発電・蓄電池にデメリットはある?同時設置のメリットも解説!

停電などの災害対策に役立つ太陽光発電システムや蓄電池。

太陽光発電システムと蓄電池は、停電以外にも光熱費削減に役立ちます。

今回は、太陽光発電システムと蓄電池を併用した場合について解説します。

太陽光発電と蓄電池を導入するメリットは?

太陽光発電システムと蓄電池を同時に導入するメリットは以下の通りです。

  • 停電対策が可能になる
  • 光熱費削減が可能になる
  • 電気代の高騰に耐えられる
  • 売電価格が下がっても安心
  • 同時導入で価格が安くなる可能性がある

それぞれ解説します。

メリット① 停電対策

太陽光発電システムと蓄電池を併用することで、長期的な停電対策が可能になります。

太陽光発電システムで発電した電気は、停電時に自立運転に切り替えることで、家で使用することができるようになります。

さらに、停電時に発電した電気を蓄電池に貯めることで、停電中の夜間にも使用することが可能です。

メリット② 光熱費削減

太陽光発電システムで発電した電気は、無料で使用することができます。

太陽光発電システムと蓄電池を併用していれば、発電した電気を蓄電池に溜めて夜間にも使用することが可能です。

1日中、無料の電気を使用することが可能になるので、大幅な光熱費の削減となるでしょう。

メリット③ 電気代の高騰に耐えられる

2023年現在、多くの電力会社で値上げが発表されています。

今後も電気料金が値上げする可能性はゼロではありません。

しかし、太陽光発電システムと蓄電池を導入していれば、発電した電気を一日中使用することができるので、電気代高騰の影響を最小限に抑えることができます。

メリット④ FIT終了後に売電価格が下がっても安心

太陽光発電システムの導入を機に、多くの人がFIT制度を利用します。

FIT制度とは、一定の期間高い売電価格で売電することができる制度です。

2023年は、FIT制度を利用した時の売電価格は16円、FIT制度を利用していない場合の売電価格は8.5円です。

これから売電価格は下がっていくとされており、FIT制度終了後には今よりも売電価格が下がっている可能性が高いです。

しかし、太陽光発電システムと蓄電池を併用していれば、発電した電気をなるべく自家消費することができます。

FIT制度終了後に売電価格が下がってしまっても、なるべく自家消費を行うことで、家計への影響を最小限にすることができます。

メリット⑤ トータルコストが安くなる場合も

太陽光発電システムと蓄電池を同時購入することで、セット割のように値引きされるケースがあります。

また、同時に工事を行うので、工事費も安くすることが可能です。

今後、太陽光発電システムと蓄電池を併用したい場合には、太陽光発電システムと蓄電池を同時購入することで、多少なりとも導入費用を抑えることができるでしょう。

太陽光発電と蓄電池を導入するデメリットは?

太陽光発電システムと蓄電池を併用するデメリットは以下の通りです。

  • 導入費用
  • 設置スペース
  • 廃棄費用と撤去費用
  • メンテナンス費用
  • 容量

それぞれ詳しく解説します。

デメリット① 導入費用が高い

2022年度の太陽光発電システムの導入費用は、工事費込みで1kWあたり平均26.7万円でした。

さらに2022年度の蓄電池の導入費用は、工事費込みで13.9万円です。

仮に、6kWの太陽光発電システムと、10kWの蓄電池を導入した場合の導入費用は、299.2万円となります。

太陽光発電システムも蓄電池も、容量が大きければ大きいほど価格が高くなるので、大きすぎる容量を選択しないよう注意が必要です。

デメリット② 設置スペースが必要

太陽光発電システムは屋根の上に、蓄電池は屋外または屋内に設置するスペースが必要になります。

特に、蓄電池は太陽光発電システムに比べて多くの設置スペースが必要になるので、注意が必要です。

屋外にスペースがない場合には屋内になど、設置場所に工夫が必要なので注意しましょう。

デメリット③ 廃棄費用や撤去費用がかかる

太陽光発電システムや蓄電池は、素人が取り外したり、廃棄することはできません。

設備を取り外したり、廃棄する場合には、専門の業者に依頼する必要があります。

蓄電池は7万円から15万円程度の廃棄費用が必要になります。

太陽光発電システムの撤去には、パネル1枚あたり1万円から3万円程度の廃棄費用が必要です。

さらに、太陽光発電システムを撤去した後に再度太陽光パネルを載せない場合には、屋根の補修も必要になるでしょう。

屋根の補修は、屋根の材質によって異なりますが、高額だと100万円程度の費用が必要になるケースもあるので注意が必要です。

デメリット④ メンテナンス費用がかかる

太陽光発電システムや蓄電池は、毎月決まったメンテナンスなどをする必要はありません。

ただし、定期的な点検やパネルの清掃などは必要になるので、完全にメンテナンスフリーというわけではありません。

また、太陽光発電システムや蓄電池に不具合があった場合には、修理費用も必要になります。

修理は、故障している場所や状態によって異なりますが、数万円から数十万円の費用が必要です。

デメリット⑤ 容量を合わせる必要がある

太陽光発電システムと蓄電池を導入する場合、太陽光発電システムの容量に蓄電池の容量を合わせる必要があります。

特に、発電した電気を無駄なく使いたい場合には、蓄電池は大型のものが必要になるでしょう。

どちらかの設備の容量が大きいと、発電した電気や蓄電池の容量が無駄になってしまいます。

太陽光発電システムも蓄電池も、容量が大きくなればなるほど高額になるので、予算設定には注意が必要だと言えるでしょう。

【容量別】太陽光発電と蓄電池の導入費用はどのくらい?

太陽光発電システムと蓄電池は、導入する容量によって導入費用が大きく変わります。

今回は、2022年の導入費用を参考に、それぞれの容量別の導入費用を紹介します。

太陽光発電システムの導入費用

2022年の太陽光発電システムの導入費用は、工事費込みで1kWあたり26.7万円でした。(全体平均)

それぞれの容量別の導入費用は以下の表のとおりです。

表を見るとわかる通り、太陽光発電システムの容量が8kWを超える時点で導入費用が200万円を超えてしまいます

容量

平均的な導入費用

2kW

53.4万円

3kW

80.1万円

4kW

106.8万円

5kW

133.5万円

6kW

160.2万円

7kW

186.9万円

8kW

213.6万円

9kW

240.3万円

10kW

267万円

11kW

293.7万円

12kW

320.4万円

蓄電池の導入費用

対して、2022年の蓄電池の導入費用は工事費込みで1kWあたり13.9万円でした。

それぞれの容量の導入費用は以下の表のとおりです。

表を見てわかるとおり、蓄電池の容量が8kWを超える時点で導入費用が100万円を超えてしまいます

太陽光発電システムと蓄電池を同時に導入する場合、200万円以上の費用を用意しておくと安心です。

容量

導入費用

2kW

27.8万円

3kW

41.7万円

4kW

55.6万円

5kW

68.5万円

6kW

83.4万円

7kW

97.3万円

8kW

111.2万円

9kW

125.1万円

10kW

139万円

11kW

152.9万円

12kW

166.8万円

太陽光発電と蓄電池を併用したらどう運用する?

太陽光発電システムと蓄電池を併用した場合、通常時には光熱費の削減が可能になり、停電時には電気の使用が可能になります。

太陽光発電と蓄電池を使用した通常時

太陽光発電システムと蓄電池を併用している場合、昼間発電した電気を蓄電池に貯めて、夜間に使用することができます。

昼間に加えて夜間にも発電した電気を使用することができるので、発電量が多ければ一日中発電した電気で生活することが可能です。

太陽光発電と蓄電池を使用した停電時

万が一、停電が起きた場合には、太陽光発電システムを自立運転に切り替えることで、発電した電気を使用することが可能です。

夜間に停電が起こった場合には、蓄電池に充電した電気を使用することで、夜間に電気を使うことができます。

また、蓄電池の充電がなくなってしまっても、発電した電気を再度蓄電池に充電することができるので、長期的な停電にも対応することができます。

蓄電池だけを導入しても電気代の節約はできる?

停電対策や光熱費削減のために、蓄電池だけ導入したい家庭も多いでしょう。

しかし、蓄電池は太陽光発電システムとセットで語られることが多いので、蓄電池だけで本当に大丈夫なのかと不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。

蓄電池だけ導入した場合であっても、場合によっては光熱費の削減が可能になるケースがあります。

ケース① 他の発電設備を導入している

蓄電池だけ導入した場合には、太陽光発電システム以外の発電設備を導入していれば、停電対策と光熱費の削減が可能になります。

太陽光発電システム以外の発電機は、風力発電や家庭用燃料電池(エネファーム)などがあります。

ケース② 夜間が安い電気料金プランを利用している

オール電化住宅など、夜間の電気料金が安い電気料金プランを使用している場合には、蓄電池の導入で光熱費の節約が可能です。

夜間の安い電気を蓄電池に充電して、昼間に充電した電気を使うことで、電気代の節約が可能になるでしょう。

ただし、無料で電気を使える太陽光発電システムに比べて、電気代の節約効果は大幅に下がってしまうので注意が必要です。

太陽光発電と蓄電池は併用がおすすめ!自家消費メインで節電を!

今回は、太陽光発電システムと蓄電池の関係について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。

太陽光発電システムと蓄電池、どちらかを導入することを検討しているのであれば、併用も同時に検討してみましょう。

太陽光発電システムと蓄電池を併用することで、大幅な光熱費削減が期待できます。

使用する電気量が少なければ、ほとんど電気を買わない生活をすることも可能です。


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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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中田 萌
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