ニチコンのV2Hの主な特徴は?デメリットやV2Hの魅力も解説!
V2Hシステムで有名なニチコン。
一体どういう特徴のあるV2Hを販売しているのかが気になりますよね。
そこで今回の記事では、そもそものV2Hの魅力はもちろん、ニチコンのV2Hの魅力、主なデメリットを紹介します。
ニチコンのV2Hの購入を検討している方は、ぜひ一読ください。
目次
ニチコンのV2Hの魅力は何がある?V2Hの魅力を徹底解説!
ニチコンのV2Hの魅力を見ていく前に、まずはV2Hシステムの魅力を紹介します。
V2Hの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
V2Hの魅力①蓄電池よりも非常用電源として有効
V2Hの魅力は、蓄電池よりも非常用電源として有効なことです。
非常用電源として真っ先に思いつくのは、蓄電池かと思います。
蓄電池は、太陽光発電が発電した電力を積極的に貯め、その電力を夜間に使える魅力があります。
V2Hは電気自動車と家庭を繋ぐケーブルのことですが、電気自動車は蓄電池より大容量なので、非常用電源としてとても有効です。
選ぶ電気自動車にもよりますが、最大で4日ほどの電気を賄えるともいわれています。
災害はいつ発生するかわかりません。
だからこそ、容量の多い蓄電システムを所有できると安心できるでしょう。
V2Hの魅力②電気代を大幅に節約できる
電気代を大幅に節約できるのも、V2Hの魅力です。
そもそもV2Hは、太陽光発電設備と電気自動車を所有している家庭に恩恵をもたらしてくれるシステム。
したがって、電気自動車に蓄電する電力は太陽光発電で自家発電したものになるので、電気代の大幅削減が期待できます。
V2Hの魅力③自動車の維持費がガソリン車よりも安く済む
V2Hは、自動車の維持費がガソリン車よりも安く済むことも魅力のひとつです。
昨今ガソリン価格が高騰の一途を辿っていますが、V2Hを必要とする電気自動車はガソリンを必要とはしません。
つまり、ガソリン代を節約することが可能です。
しかも電気自動車は、自動車を購入した際に納める以下の税金が優遇されます。
税金の種類 | 納める時期 | 優遇措置 |
環境性能割 | 車の購入時 | 2025年まで非課税 |
自動車重量税 | 新車登録時と車検時 | 免税 もしくは 減税 |
自動車税 | 年1回 |
電気自動車は初期費用がガソリン車よりもかかってしまいますが、上の表のような免税・減税措置があります。
しかも、一定の条件を満たすことで電気自動車の購入費用に対して補助金制度を受けられる可能性も。
とてもお得だということがわかるでしょう。
V2Hの魅力④地球環境を考えた生活を送ることができる
地球環境を考えた生活を送ることができるのも、V2Hの魅力です。
V2Hを使うためには最低限、太陽光発電と電気自動車が必要になります。
つまり、地球環境を考えた生活を送ることができるということです。
地球温暖化の進行スピードが速まっているといわれている昨今、V2Hを所有するのはとても良いことだといえるでしょう。
ニチコンのV2Hの魅力は何がある?主な魅力3選!
続いて、ニチコンのV2Hの魅力を解説します。
ニチコンのV2Hには、どのような魅力があるのでしょうか。
魅力①競合他社製品よりも低価格
ニチコンのV2Hの魅力は、競合他社製品よりも低価格ということです。
具体的には、ニチコンのV2Hは競合他社製品よりも20万円ほども安いという情報も。
初期費用が安いということは、最終的に元が取れる可能性が高くなるということです。
とてもお得ですよね。
魅力②充電速度が速い
充電速度が速いのも、ニチコンのV2Hの魅力です。
たとえば、街中にある電気自動車の充電スタンドは、200V電源を使って最大3,000Wまでしか出力できません。
しかし、ニチコンのV2Hは200V電源で最大6,000Wの出力ができるので、単純に倍速充電が可能なのです。
充電速度が速いので、急いでいる時などとても重宝することでしょう。
魅力③系統連系ができるので使い勝手が良い
ニチコンのV2Hは、系統連系ができるので使い勝手が良いという魅力もあります。
具体的には、電気自動車を非常用電源にして家庭に送電している間も、太陽光発電が発電した電力や電力会社から買電した電力を家庭で使うことが可能です。
系統連系は2種類以上の異なる電力を並行して使えるシステムのことですが、系統連系があることで長期的に見て使い勝手が良く、ストレスフリーな生活を送ることができるでしょう。
ニチコンのV2Hはおすすめ?主なデメリット4選!
とても魅力的なニチコンのV2Hですが、残念ながら多少のデメリットも存在します。
最後に、ニチコンのV2Hの主なデメリットを3つ紹介します。
デメリット①購入できる電気自動車が限られている
ニチコンV2Hの主なデメリットは、購入できる電気自動車が限られていることです。
たとえば、トヨタ社でいえば、以下の3車種しかV2Hに対応できません。
- プリウスPHV(2019年5月以降のモデル限定)
- bZ4X
- MIRAI(停電時のみ対応可能)
トヨタ社が販売している電気自動車は、この3車種以外にももちろんあります。
ニチコンのV2Hを使用したいのであれば、上の対応車種の中から購入する車を選択する必要があり、車選びがとても困難なものになる可能性が高いです。
しかも、ファミリー層などにとっては、軽自動車やミニバンなどでV2Hに対応している車種がないのも、とても大きなデメリットになるでしょう。
デメリット②導入費用が高額になる
導入費用が高額になるのも、ニチコンのV2Hのデメリットです。
とても魅力的なV2Hシステムですが、家庭でV2Hシステムを使用するためには、最低限、太陽光発電と電気自動車の導入が必要です。
両者ともに補助金制度があるものの、それなりにまとまった出費は避けられません。
長期的に見れば様々な恩恵を期待できるV2Hシステムですが、導入費用が高額になるということで、端から導入を諦めてしまう家庭も多いというのがデメリットでしょう。
デメリット③電気自動車のバッテリーの劣化速度が速くなる
ニチコンのV2Hは、電気自動車のバッテリーの劣化速度が速くなるというデメリットもあります。
これは、スマホの充電などと同じで、充電回数が増えれば増えるほどバッテリーが劣化していくというものです。
バッテリーの経年劣化は避けられないので、このデメリットはある程度許容しなければならないでしょう。
デメリット④使える家庭が限られている
V2H全体の問題にはなってしまいますが、使える家庭が限られているのもデメリットです。
お伝えしている通り、V2Hシステムは電気自動車と家庭を繋ぐケーブルになります。
したがって、電気自動車と家庭がそれなりに近い距離に存在している必要があるのです。
V2Hはとても魅力的なシステムですが、太陽光発電と電気自動車を所有していても必ず使えるというわけではないという点は、購入前の注意点として覚えておきましょう。
ニチコンのV2Hは魅力がたくさん!ぜひ購入の前向きな検討を!
今回の記事では、V2Hシステムの魅力はもちろん、ニチコンのV2Hの魅力やデメリットを紹介しました。
電気自動車と家庭を繋ぐV2Hシステム。とても魅力的な商品ですが、残念ながらデメリットもあります。
V2Hシステムの購入を考えているのであれば、デメリットをしっかり許容できるのかをしっかり考えていきましょう。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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