シャープの蓄電池の購入したい方必見!相場と特徴を紹介します!
「シャープが蓄電池について聞くけど、特徴とかはあまり理解していない。」
「シャープの蓄電池の種類が多くて、価格とどれを選べば良いかわからない。」
このような疑問を抱えている方はいませんか。
最近では、太陽光発電の普及とともに蓄電池も普及してきました。
そして、家電で有名なシャープもその蓄電池の販売を行っています。
しかし、シャープの蓄電池についてあまり理解していない方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、シャープの蓄電池の特徴や種類、相場などについて紹介します。
目次
シャープ蓄電池の相場と特徴を紹介!
シャープ蓄電池は大人気
皆さんはシャープを知っていますよね。
冷蔵庫や電子レンジ、テレビといった、家庭には欠かせない家電を作っていることで有名なメーカーです。
そんなシャープですが、実は世界に先駆けて、いち早く太陽光発電システムの開発を行なったメーカーでもあります。
そして、現在では、エネルギー機器に関して自社生産かつシェアもトップレベルの会社です。
家庭用蓄電池はシェアが1位で、多くの大手ハウスメーカーでも採用実績があるため、安心の蓄電池です。
シャープ蓄電池の特徴
では、家庭用蓄電池シェアナンバー1を誇るシャープの蓄電池ですが、いったい何が凄いのでしょうか。
ここからは、その特徴について3つ紹介します。
電気ロスが少ない
1つ目の特徴は、電気ロスが少ないことです。
シャープの蓄電池はハイブリッド型蓄電池と言われ、それゆえ従来に比べると電気ロスが少ないです
従来では、太陽光パネルで発電した電力は昇圧装置と接続箱を通してからパワーコンディショナーへと運ばれていました。
しかし、シャープは、既存の太陽光用のパワーコンディショナーを取り外し、太陽光と蓄電池を兼用できるパワーコンディショナーに切り替えるハイブリッド型です。
つまり、機器経由による電力ロスが生じません。
そのため、蓄電池ようにもう一つパワーコンディショナーを設置する必要がある単機能型蓄電池と比べると、電気交換ロスが少なくてすみます。
長期的に使うものであるため、ロスを少なくできるのは優れた特徴でしょう。
AIによる自動制御
2つ目の特徴は、AIが自動制御を行うことです。
シャープ蓄電池にはAIが搭載されており、そのAIが生活パターンや天気予報から自動制御を行います。
具体的に言えば、COCORO ENERGYと呼ばれるクラウドサービスと連携することで、上記のことが可能となります。
そして、シャープのAIサービスは無料で提供されています。
COCORO ENERGYについて具体的に紹介します。
このクラウドサービスには「電力の見える化」「エネルギーマネジメント」「スマートフォンで機器操作」という大きく3点の特徴があります。
電力の見える化についてですが、シャープのCOCORO ENERGYの専用アプリを使用することで見える化が行えます。
見えることについては以下が挙げられます。
- 電気の使用状況
- 太陽光発電の発電量
- 蓄電池の残量
- 最適な電力プランの試算
そして、エネルギーマネジメントについてですが、AIが行います。
具体的には、生活パターンからの消費電力量・日射予報からの発電量を予測し、翌日の余剰発電電力量の試算を行います。
また、停電時に必要な電力量の予測も行えるため、雷注意報発令後に必要な電力量を蓄電池に充電しておくことも可能です。
最後のスマートフォンでの操作についてですが、COCORO ENERGY はHEMS(クラウド連携エネルギーコントローラ)とご家庭の家電製品を連動させると、以下の操作が行えるようになります。
- 帰宅前に外出先からエアコンを操作すること
- 各部屋の電動窓シャッターをまとめて操作すること
- 各部屋の照明をまとめて操作すること
- 外出先からエコキュートを操作すること
- 外出先から鍵の施錠確認や施錠操作を行えること
太陽光パネル出力保証の継続
3つ目の特徴は、太陽光パネル出力保証が継続できることです。
シャープの太陽光発電システムを設置し、まだパネルの保証期間が残っている場合、別メーカーの蓄電池を設置するとパネルの出力保証も外されます。
しかし、シャープの蓄電池を設置する場合、パネルの出力保証は継続されます。
シャープの太陽光発電設置10年未満で、まだ卒FITでない方は注目する必要があるでしょう。
また、蓄電池自体の保証も非常に魅力的であるため、紹介します。
まず、無償でも10年の保証が受けられます。
蓄電池を購入するときに、「10年保証」を選んだ場合は、無料で機器保証が受けられます。
無償であるため、保証費として別途支払う必要はありません。
加えて、ハイブリッドパワーコンディショナー、電力モニター、クラウド連携エネルギーコントローラといったものも機器保証の対象になっています。
蓄電池は短期で使用するものではなく、長期間に渡って使用するものです。
そのため、周辺機器に長年故障が起きないと考えるのは難しいです。
無償で10年まで充電可能容量の60パーセント保証が付くのは非常に魅力的ですね。
次は、後付けでも無償で10年保証を受けられることです。
太陽光モジュールに蓄電池を後付けした場合でも、無償で10年の長期保証がついています。
ただし、シャープの指定モデルの蓄電池を使用することが条件となっています。
また、設置済みの太陽光発電に増設をした場合は、もともと設置している蓄電池と同一のものである必要があります。
条件が少し厳しくなるため、どのモデルを使っているのか、事前に確認するようにしましょう。
最後は、有償ではあるものの、15年保証をつけられることです。
無償であれば10年、有償であれば15年と、シャープの蓄電池を購入する際に選べるようになっています。
有償で15年を選んだ場合、引き渡しから15年間は充電可能容量の50〜60パーセントは保証されています。
長期的に使うものだから安心を買いたい、と考えている方は購入をお勧めします。
金額は蓄電池の容量によって異なります。
範囲としては3万3000円〜9万5700円となります。
蓄電池の導入から1ヶ月以内に申し込みをする必要があるので、忘れないように行いましょう。
耐久性
4つ目の特徴は、蓄電池の耐久性です。
蓄電池の耐久性はサイクル回数で測られます。
そして、シャープの蓄電池のサイクル回数は12,000回と言われています。
1サイクルとは、蓄電容量が0パーセントから100パーセントまで充電し、それを再度0パーセントになるまで使い切ることを指します。
仮に、毎日1サイクル使用したとしましょう。
その場合でも、シャープの蓄電池であれば30年以上耐えられます。
ちなみに、通常の蓄電池の場合は4,000から6,000回です。
そのことを考慮すると、2,3倍の耐久性がシャープの蓄電池にはあります。
これは大きな特徴と言えるでしょう。
蓄電池の種類と価格
ここからはシャープ蓄電池の種類とその特徴について紹介します。
シャープ蓄電池には様々な種類があり、コンパクトタイプから大容量タイプまであります。
それぞれ見ていきましょう。
JH-WB1621
まずは、JH-WB1621です。
これは低コストと省スペースというのが特徴として挙げられます。
重さは77kgというコンパクトサイズです。
そのため、スペースが限られる屋内設置ができ、そして屋外設置をする際にも簡易基礎工事を行うのみであるため短期間で設置できます。
そんなJH-WB1621のスペックは以下です。
- メーカー希望価格・・・1,800,000円
- 蓄電容量・・・4,2kWh
- 設置場所・・・屋内・屋外兼用
- 増設・後付け対応・・・×
- 15年保証対応・・・○
JH-WB1711
続いては、JH-WB1711です。
これは、屋内に設置することを検討している方におすすめの型です。
室内向けにスリムな形であり、蓄電池上部に70センチメートルの空間があれば設置できます。
また、先ほどのJH-WB1621よりも蓄電容量が大きいのも特徴です。
そんなJH-WB1711のスペックは以下です。
- メーカー希望価格・・・2,500,000円
- 蓄電容量・・・6.5kWh
- 設置場所・・・屋内用
- 増設・後付け対応・・・×
- 15年保証対応・・・○
JH-WB1921
次は、JH-WB1921です。
これは、パワーコンディショナー設置後、5年以内なら蓄電池の増設及び後付けが可能な製品です。
また、万が一落雷・電線によって停電が発生しても、エネルギーの自給自足が可能です。
将来的に増設または後付けを考えている方はこのJH-WB1921が合っているでしょう。
そんなJH-WB1921のスペックは以下です。
- メーカー希望価格・・・2,600,000円
- 蓄電容量・・・6.5kWh
- 設置場所・・・屋内・屋外兼用
- 増設・後付け対応・・・×
- 15年保証対応・・・○
JH-WB1821
続いては、JH-WB1821です。
これは電気使用量が多いご家庭に向いています。
なぜなら蓄電容量が8.4kWh、最大4kWの充放電が可能だからです。
また、太陽光発電を導入していない場合でも、安価な深夜電力を溜めておくことがで決まるため、節約にもつながります。
そんなJH-WB1821のスペックは以下です。
- メーカー希望価格・・・2,910,000円
- 蓄電容量・・・8.4kWh
- 設置場所・・・屋内・屋外兼用
- 増設・後付け対応・・・×
- 15年保証対応・・・○
JH-WB2021
最後は、JH-WB2021です。
JH-WB2021は災害に強い、大容量タイプです。
これは蓄電池本体に底面ネジ穴レスを採用しているため、地上から500メートルの高さまでの水位に対して、水が入らないような仕組みになっています。
加えて、9.5kWHと非常に大容量で、停電が長引いた場合においても安心して使用できます。
電気使用量が多いご家庭、災害にもしっかり備えたいご家庭の方に向いているでしょう。
そんなJH-WB1821のスペックは以下です。
- メーカー希望価格・・・3,740,000円
- 蓄電容量・・・9.5kWh
- 設置場所・・・屋内・屋外兼用
- 増設・後付け対応・・・○
- 15年保証対応・・・○
相場を知った上でシャープ蓄電池はどれを選べば良い?
ここまでで、シャープ蓄電池の特徴や種類について紹介しました。
しかし、ここまで読んだ方の中には「結局どれを選べば良いのだろうか。」と疑問を持っている方もいらっしゃると思います。
ここからは、電気使用量の目安や設置場所から判断して、どれが購入に向いているか紹介します。
電気使用量の大きさを知る
まずは電気使用量からです。
シャープの蓄電池は大きく3つのタイプに分かれます。
蓄電容量が4.2kWhのコンパクトタイプ、6.5kWhのミドルタイプ、8.4kWhの大容量タイプです。
この容量によってどの程度使えるのか、目安を紹介します。
電気使用量3日間の目安として、
- コンパクトタイプ・・・冷蔵庫24時間/日+テレビ3時間/日+照明5時間/日+スマートフォン充電1台/日
- ミドルタイプ・・・上記+炊飯器1回/日+スマートフォン充電3台/日
- 大容量タイプ・・・上記+電気ケトル3回/日+扇風機6時間/日
以上が目安となります。
容量だけ聞いてもあまりピンときてなかった方でも、より具体的にイメージできるようになったと思います。
ご家庭の使用状況に合わせて、どのサイズにするか選びましょう。
また、シャープの蓄電池の場合、2台接続が可能となります。
同時設置をすることによって13.0kWHまでは蓄電量を拡大できるため、もっと増量したいと考えている方は2台接続しましょう。
屋外設置か屋内設置か
次は、屋内設置か屋外設置かのどちらにするかです。
先ほど種類を紹介した際に、設置場所の項目がありました。
多くのモデルは屋外・屋内兼用となっていますが、屋内専用の製品も存在しています。
屋外で使いたかったのに屋内専用のモデルを買ってしまった、とならないように注意しましょう。
また、屋内設置をする際には、設置用金具が別で必要になることに加えて、設置場所の丈夫に70センチメートル以上の幅が必要です。
場所を十分に確保できるか、確認してから購入するようにしましょう。
【まとめ】シャープ蓄電池の相場を知って購入しましょう!
今回は、シャープの蓄電池について紹介しました。
シャープ蓄電池は様々な種類があるだけでなく、優れた特徴を持った製品が多くあるため、シェアナンバー1ということも納得ができますね。
特徴の中でも特に注目するのは、AIによる自動制御です。
AIが搭載されていることによって、使う人に合わせた使い方やスマホからの操作ができるようになります。
これは生活を非常に快適にするものであるため、蓄電池の購入を検討している方はシャープの蓄電池の特徴をしっかり知った上で他のものと比較しましょう。
リノベステーションでは多くのメーカーの蓄電池や太陽光発電を取り扱っております。
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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