マンションのトイレをリフォームしたい!注意点や費用相場を紹介
本記事では、「マンションのトイレをリフォームしたい。」と考えている方に向けて、その注意点を分かりやすく紹介します。
実は、マンションのトイレは一軒家のように自由にリフォームできるわけではありません。
このことを正しく理解せずにリフォームをすると、最悪の場合「退去処分」になってしまう可能性もあります!
さらに、注意点と併せて、リフォームの費用相場や業者の選び方などについても解説しています。是非参考にしてみてください!
目次
【成功の秘訣】マンションのトイレリフォームの目的を明確にしよう
マンションのトイレリフォームをおこなう上で大切なのが、「リフォームする目的は何か」を明確にすることです。
- トイレの水道代を今よりも安くしたい
- 年季の入った印象を変えたい
- トイレ掃除を楽にしたい
など、マンションのトイレのリフォームをする目的は様々あります。
まずは現状の不満点を洗い出し、どのようなリフォームが必要か検討するようにしましょう。
たくさんの理想を叶えようとしたり、無駄なオプションを付けたりすると、それだけ費用がかかってしまいます。
リストアップした問題点に優先順位をつけ、予算と相談しながら必要なリフォームをおこなうことが大切ですね!
リフォーム前に知るべき!マンションのトイレの排水方式は2種類
生活する中で不必要な水を流すことを「排水」といいます。
そして、その排水を流す方法は「排水方式」と呼ばれており、マンションには主に「壁排水」「床排水」という2つの種類が存在します。
ここで注意しなければいけないのが、トイレは「壁排水用」「床排水用」というように別々に売り出されていることがほとんどであり、マンションの排水方式に合っていないトイレは設置できない、ということです。
そのため、事前に住んでいるマンションの排水方式を確認しなければなりません!
ここでは、それぞれの排水方式について紹介します。
古いマンションに多い「壁排水」
壁排水とは、トイレの後ろの壁と排水管がつながっているタイプの排水方式です。
壁に向かって配水管が伸びているかを確認することで判断することができます。
古いマンションには床下にスペースがあまりなかったため、この壁排水の方式が多く採用されています。
壁排水には「階下に水が流れる音が響かない」というメリットがあります。
しかし、排水管が見えてしまうため「見栄えが悪い」というデメリットもあります。
新しいマンションに多い「床排水」
床排水とは、配水管がトイレの下部から床下を通っているタイプの排水方式です。
そのため、壁排水とは違って目視では排水管の存在を確認できません。
現在は建築技術が進歩したことにより、床下に排水管を通すスペースを確保できていることが多いです。
そのため、床排水は新しいマンションに多く見られる排水方式です。
床排水のメリットとしては、排水管が見えないため「見た目がすっきりする」「掃除が楽」といったことが挙げられます。
しかし床下に排水管が通るため「階下に水が流れる音が響く可能性がある」というデメリットもあります。
トイレの増設・移設リフォームは可能?【マンション管理規約を確認】
基本的に、給排水の位置を変更しない場合には、マンションでもトイレのリフォームをできることが多いです。
ですが、トイレの増設や移設をおこないたい場合には注意しなければいけません!
マンションにおけるトイレの移設・増設のリフォームについては、マンションの管理規約で「不可」と定められているケースが多いです。
マンションは大きく「専有部分」と「共用部分」に分けることができ、基本的には共用部分のリフォームは認められていません。
ですが、トイレの移設や増設をおこなう際には、共用部分まで工事をしなくてはいけない場合がほとんどなので、移設や増設については難しいと想定しておいた方が良いでしょう。
また、マンション管理規約で明確に制限されていなかったとしても、排水管の通っている状況や床の高さ、耐震構造などの観点から、施工ができない場合もあります。
そのため、管理規約に定められていないからといって勝手にリフォームを進めてしまわないよう注意しましょう。
後述しますが、必ずマンションの管理組合に相談・届け出をしてください!
【費用相場】マンションのトイレリフォームにかかる金額の目安
ここでは、マンションのトイレをリフォームするのにかかる費用について紹介します。
トイレのリフォームで最も一般的なのはトイレの交換であり、この費用は新たに設置するトイレの種類によって変わります。
基本的にタンク式トイレよりもタンクレストイレの方が金額は高くなります。
また、大きさや節水性能によっても変わってきます。
これらの違いによって、15万円~30万円ほどかかると想定しておきましょう。
また、トイレの壁をリフォームする際の費用は、1㎡あたり1,500円~3,000円程度です。
これは、壁材の抗菌機能やデザイン等によって変動します。
そして、床は壁のリフォームよりも材質によって費用が大きく変わるのが特徴です。
一般的なクッションフロアの場合には1㎡あたり2,000円~3,000円でリフォームできますが、フローリングの場合には1㎡あたり9,000円程度かかってしまいます。
さらに高級な大理石等を用いると、倍以上の費用がかかります。
機能性を重視するのか、デザイン性を重視するのか、価格を抑えるのか。上に挙げた費用を参考にして、自身に合ったリフォームをしましょう!
マンションのトイレリフォームにかかる期間【事前に確認するべき】
マンションのトイレをリフォームする際には、工事期間について正しく把握していることが重要です。
基本的に、トイレを交換するだけのリフォームであれば、数時間程度で終わることが多いです。
また、一般的な広さのトイレであれば、床や壁紙のリフォームも一日あれば完了することがほとんどです。
ですが、排水設備の移動などを含む大規模なリフォームなどは、一日で終わらないこともあります。
リフォーム中のトイレは使用することができません。特にマンションの上層階に住んでいる場合には、すぐにトイレに行くことができないので、リフォーム中は不便な生活になってしまいます。
「近くのコンビニエンスストアやスーパーのトイレを利用する」など、事前にリフォーム中の代替策を考えておきましょう!
そのためにも、リフォーム業者に施工日数について必ず聞いておくべきです。
【注意点】マンションならでは?トイレリフォームで気を付けること
ここまで、マンションの排水方式や費用相場などについて解説してきました。
他にも、トイレリフォームをする際には気を付けたいポイントが多くあります。
その中でも、特に重要な注意点を4つ紹介します!
管理組合などへの届け出が必要なことが多い
マンションのトイレをリフォームする場合には、管理組合などへの届け出をしなければなりません。
マンションの構造上リフォームが不可になったり、同じマンションの居住者に迷惑をかけたりする可能性があるためです。
届け出の提出期日についてはそれぞれの管理組合によって異なります。中には、リフォームの1か月前に提出をしなければならない組合もあります。
リフォームを予定通りにおこなえるよう、計画段階で管理組合に相談をしておきましょう!
タンクレストイレは設置できない場合がある
「見た目がすっきりしていて掃除が楽なタンクレストイレにリフォームしたい。」と思っている方は、注意が必要です。
タンクレストイレは水道と直接つなぐことで水を流すため、マンションの水圧が低いと設置することができません。
ですが最近では加圧装置や小さなタンクが付いたトイレが販売されており、水圧が低くてもタンクレストイレにリフォームすることが可能になってきています。
マンションの水圧を確認し、低水圧である場合にはそれに対応しているタンクレストイレを選ぶようにしましょう!
できるだけまとめてリフォームする
リフォームをできるだけまとめておこなうことで、費用を安く抑えることが可能になります。
リフォームの費用には施工代金だけでなく、移動費用や場合によっては足場を組む費用など、様々な要素が含まれています。
そのため、できるだけ少ないリフォーム回数に収めることが、費用を安くするポイントです。
また、キッチンや浴室などの「水回り」はどれも排水に関わるため、セットでリフォームすることで割引するプランを多くの業者が用意しています。
トイレのリフォームを考えた際には、他の箇所のリフォームについても検討してみましょう!
ただし、無駄なリフォームにならないよう、「本当にそのリフォームは必要か?」については深く考えるようにしてください!
リフォーム業者の選び方に気を付ける
リフォームを依頼する業者を選ぶ際には、いくつかの注意点があります。
特に大事な点として
- 施工実績が豊富な業者を選ぶ
- 相見積もりをし、どんぶり勘定に気を付ける
- 知名度だけで選ばない/li>
ことが挙げられます。
リフォーム業者の中には「外装リフォームは多く手掛けているものの、トイレリフォームはそれほど実績がない」というような業者も多く存在します。
そのため、マンションのトイレリフォームの実績があるかについて、ホームページや口コミサイトで確認しましょう!
そして、複数の業者で見積もりを出してもらうことで、費用を比較することが可能です。
ただし、その見積もりがどんぶり勘定であり、施工の範囲が曖昧になると、追加費用が思ったよりもかかってしまうことがあります。
単純な金額だけでなく、細かい内容までチェックするようにしましょう!
また、業者を選ぶ場合には知名度で判断してしまいがちですが、地域密着型の業者も視野に入れることが大切です。
地域密着型の業者は広告宣伝にお金をかけていない分、費用を抑えられることが多く、アフターサービスも充実している(すぐに駆け付けてくれる)傾向があります!
ルールを守ってトイレをリフォームしよう【マンションを快適に】
ここまで、マンションのトイレをリフォームする際に知っておくべきポイントを紹介してきました。特に
- 排水方式や対応している水圧を確認し、合っているトイレを選ぶ
- マンションの管理規約を必ず確認し、正しく手続きを進める
- トイレリフォームの費用は種類や機能、デザインによって異なる
- リフォーム業者の選び方に注意する
こういったことはかなり重要です。
本記事で学んだことを参考にして、より快適なマンションを実現してください!
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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