【蓄電池メーカーのパイオニア】ニチコン製蓄電システムの特徴とは?
自宅の電気を蓄えることができる「蓄電池」。
近年、自然災害への備えの意識の高まりや、光熱費の節減対策として、自宅に蓄電池を導入する家庭が増えてきています。
今回は、国内の主要蓄電池メーカー「ニチコン」が生産している蓄電池の特徴について紹介していきます。
ニチコン製の蓄電池は独自サービスを使いこなすことで、「停電への備え」や「電気代の節約」にバツグンの効果を発揮します。
製品のラインナップも豊富にあるので、どの蓄電池を買えばよいかわからない方はまずニチコンの公式サイトからご覧ください。
目次
【家庭用蓄電システム国内販売台数No.1】ニチコンってどんな会社?
ニチコン株式会社は、京都市中京区に本社を置く大手電機メーカー。
主力商品として電子回路の一種「コンデンサ」を製造しており、業界内では最大手のメーカーとなっています。
そんなニチコンは、1950年から70年に渡って蓄電システムの生産にも力を入れていて、家庭用蓄電システムの累計販売台数はなんと国内No.1となっています。
2020年の9月には累計販売台数が80,000台を突破しており、その勢いはとどまる所を知りません。
現在はアジアを中心に海外への生産台数を徐々に増やしており、2021年3月時点での海外売上高比率は54.8%にのぼっています。
日本の高度な技術力を活かすことで、今後のさらなる成長が期待されている企業のひとつです。
ニチコン製蓄電システムの特徴
近年、海外に向けて多くの電気機器を出荷しているニチコン。
ここでは、そんなニチコンが販売する蓄電システムの特徴について紹介します。
ユーザーのニーズにあわせた豊富なラインナップ
ニチコンは、ユーザーのニーズにあわせて豊富なラインナップを提供しています。
たとえば、新築の方やこれから太陽光発電を始める方は、パワコンを太陽光パネルと共有することで電気をムダなく蓄えることができる「ハイブリッド型蓄電システム」がおすすめです。
すでに太陽光パネルを設置済みの方や初期費用をなるべく抑えたい方は、導入コストの低い「単機能蓄電システム」を購入しましょう。
その他にも、電気自動車への給電ができる「V2Hスタンド」が付属している「トライブリッド蓄電システム」や設置工事をおこなわず、好きな場所に持ち運んで電気を利用できる「ポータブル蓄電システム」など、多くのラインナップの中から自分の好みの製品を選ぶことができます。
蓄電容量やサイズ、負荷タイプによって細かく商品がわかれているので、みなさんのニーズにあわないということはほとんどないはずです。
確実に自分にあった蓄電池を購入したい方は、ラインナップが豊富なニチコンでぜひお買い求めください。
気象警報対応運転サービス
太平洋沖で発生した2011年の東日本大震災や、2019年に千葉県を中心に大きな被害を出した令和元年房総半島台風など、近年日本を襲う大きな自然災害が増えてきています。
自然災害と同時に備える必要があるのが、「停電」です。
ひとたび停電が発生すると、みなさんは数時間から数日にわたって電気のない生活を強いられてしまいます。
日常のほとんどを電気と一緒に過ごしている現代の日本人にとって、停電ほど恐ろしい二次災害はないでしょう。
停電対策として蓄電池の購入を検討している方は、ニチコンが提供している「気象警報対応運転サービス」の活用をおすすめします。
気象警報対応運転サービスとは、居住エリアに発令された気象警報に連動して、自宅の蓄電池を充電してくれるサービスです。
地震などの突発的な災害は対策することが難しいですが、台風のように事前に予測を立てることができる自然災害には、このサービスを利用して備えることができるでしょう。
「蓄電池を導入したけど、停電時に充電ができていない」といったケースは良く発生することなので、停電対策として特におすすめのサービスとなっています。
「トライブリッド蓄電システム」
仕事で電気自動車を使用していると、太陽光発電が可能な日中に自動車へ給電することができません。
そこで出てくるのが、ニチコンの「トライブリッド蓄電システム」。
トライブリッド蓄電システムとは、発電用の「太陽光パネル」と電気を蓄える「蓄電池」、電気自動車に給電をおこなう「V2Hスタンド」を1つの「トライブリッドパワコン」で管理する蓄電システムのこと。
単機能蓄電システムにくらべて電気の変換効率が非常に良く、作った電気を「ムダなく」使い切ることができます。
このシステムを活用することで、昼間に太陽光パネルで発電した電気を蓄電池に蓄えることができるので、仕事が終わった夜間のうちに電気自動車へ給電することが可能になります。
電気自動車から蓄電池への充電にも対応しているので、自然災害が発生し自宅が停電してしまうような「もしも」のときにも対策はバッチリです。
【購入前に要加入】ニチコン製蓄電システムの保証内容は
家庭用蓄電池の耐用年数はおよそ15~20年です。
万が一の故障で使用中の蓄電池に修理や交換が必要になった場合、高額な初期費用を取り返すことができず、経済的なメリットがすべて失われてしまいます。
購入後の新たな出費を抑えるためにも、製品への保証には必ず加入するようにしましょう。
ニチコンでは、蓄電池を購入したタイミングで10年間の無償保証サービスに加入することができます。
(10年保証は本体部分。その他リモコンは5年間、分電盤は1年間の無償保証。)
無償保証の提供期間に関しては、国内主要蓄電池メーカーと変わりありません。
無償保証サービスのみでは不安だという方は、ニチコンが提供している5年間の「保証延長サービス」に加入しましょう。
延長分の保証料金は機器によって異なり、30,000円から70,000円となっています。
少し高額なような気もしますが、もしお使いの機器が故障し修理や交換が必要になった場合、数十万円単位で費用を請求されるケースが多いので、万が一に備えるのであれば惜しむべき出費ではないはずです。
なお、ニチコンの延長保証サービスは購入時に申し込みが必要なため、これから蓄電池を設置する方は忘れないように気をつけてください。
ちなみに、蓄電池の販売店で独自保証サービスに加入できる場合があるので、こちらもあわせて確認するようにしましょう。
ニチコン製蓄電システムで日々の生活をちょっと豊かにしよう
今回は、蓄電池の国内主要メーカーのひとつ「ニチコン」が販売している蓄電池について紹介しました。
家庭用蓄電システムの累計販売台数が80,000台を突破した蓄電システム界のトップメーカーであるニチコンは、豊富な商品ラインナップが魅力のひとつで、利用者は多くの選択肢の中から、さまざまな利用シーンや用途に合致した蓄電池を購入することができます。
また、気象警報に蓄電池を連動できる「気象警報対応運転サービス」は、停電対策にもってこいのサービスです。
そして、電気自動車をお使いの方は、ニチコンの「トライブリッド蓄電システム」を使うことで、自家発電した電気を効率よく使い切ることができます。
ニチコン製の蓄電池には10年間の無料保証が付きますが、保証期間が切れた後の故障が不安な方は、5年間の延長保証サービスを利用して「もしも」に備えましょう。
最後になりますが、蓄電池メーカーには各社それぞれに大きな特徴があります。
家庭用蓄電池の購入を検討している方は、必ず他のメーカーと比較したうえで好みの製品を選ぶようにしてください。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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