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屋根がなぜ太陽光パネルの重量に耐えられる?理由を解説!

太陽光発電 2024年01月04日更新

「太陽光パネルを屋根に設置するけど、屋根は耐えられるの?」

「太陽光発電を設置すると起こる悪影響を知っておきたい。」

このように考えている方はいませんか。

太陽光発電は太陽光パネルを屋根に設置します。

そのため、屋根がその重さに耐えられるのか心配になる方もいると思います。

今回は、太陽光パネルを屋根に載せても大丈夫な理由、太陽光パネルを設置すると及ぼす悪影響などについて紹介します。

太陽光パネルってどのくらいの重量?屋根に乗せても大丈夫?

まずは、太陽光パネルの重さや屋根に載せても大丈夫な理由などについて見ていきましょう。

太陽光パネルの重さは1㎡12〜16kg

最初に太陽光パネルの重さですが、1㎡あたり12〜16kgと言われています。

そして、平均的な4kWの容量のシステムの場合はパネルの総重量が240kg〜470kgになります。

非常に大きな負荷が屋根にかかっていることがわかりますね。

屋根に太陽光パネルを載せても大丈夫な理由

屋根に500kg近い太陽光パネルを置くと、屋根が壊れてしまうのではないかと心配になりますね。

しかし、これから紹介する3つの理由で、屋根に太陽光パネルを載せても大丈夫と言えます。

一点に荷重がかかるわけではない

1つ目は、一点に荷重がかかるわけではないことです。

太陽光パネルは分散されて設置されます。

バランスよく荷重がかかるようになっているので、あまり心配する必要はありません。

瓦の方が重い

2つ目は、瓦の方が重いことです。

屋根に使われている瓦ですが、その重さをご存知ですか。
瓦は1㎡あたり45kg程度の重さがあります。
一方、太陽光パネルは12〜16kgの重さで、およそ3〜4分の1程度の重さしかありません。

確かに、屋根材である瓦は設計時点から重さを考えられているという違いはありますが、屋根に太陽光パネルよりも重いものが載っていることは間違いありません。
そのため、太陽光発電パネルの重さを過度に心配する必要はないと言えるでしょう。

建築確認不要

3つ目は、太陽光発電の設置は建築確認が不要であることです。
このことは、国土交通省が定めた建築基準法に記載されています。

「建築確認が不要であるから絶対安全である」とは言い切れないことは事実です。
しかし、少なくとも国土交通省が太陽光発電の設置に関して、「建物の安全性に対して、大きな問題をもたらすものではない」と判断しています。
そのため、あまり心配しなくても良いでしょう。

太陽光パネルを屋根に設置すると及ぼす影響

ここからは、太陽光パネルを屋根に設置すると及ぼす影響を見ていきましょう。

雨漏り

まずは雨漏りです。

太陽光パネルを屋根に設置する際、ボルトやナットを使って屋根材に固定します。
つまり、パネルを取り付けるためには、屋根材に穴をあける必要があります。
そのため、雨漏りのリスクが高まります。

実際に、太陽光パネル設置後に雨漏りが発生した場合、その90%の原因はボルト穴からの侵入で、施工不良と言われています。
業者にそもそも知識がない場合は雨漏りが発生するので注意しましょう。

屋根の負担

2つ目は、屋根への負担が大きくなることです。

パネルの重量分、屋根重量が重くなるので、大規模な災害では倒壊するリスクが上がります。

また、常に屋根に負荷がかかることで、劣化するリスクも高まります。

近隣トラブル

3つ目は、近隣トラブルです。

太陽光パネルを屋根に取り付けたことで、反射光が眩しいという近隣トラブルが発生することがあります。

実際に裁判が起きた事例もあります。

そのため、設置時には角度などにも注意する必要があります。

優良な業者の選び方を解説!【太陽光パネルの重量より大切】

ここまでで太陽光パネルが屋根に置いても大丈夫な理由や、屋根に置くことで及ぼす悪影響などについて紹介しました。

しかし、実は太陽光パネルの重さよりも大切なことがあります。

それは施工店選びです。

ここからは、なぜ太陽光パネルの重さよりも施工店選びが重要なのか、どうしたら優良な施工店を選ぶことができるのかについて紹介します。

太陽光パネルの重さよりも施工店が大切

まずは太陽光パネルの重さよりも施工店選びが大切な理由を3つ紹介します。

現地調査などが不適切で問題が発生する

1つ目は、現地調査などが不適切で問題が発生することが多いからです。

太陽光発電を設置する際に重要になるのが現地調査です。
現地調査をすることで、どのくらいの電気を生み出すことができるのか、周りの環境はどうなっているのか、などの図面だけでは判断できないことを知ることができます。

優良な業者であれば、現地で直接見て、細かな懸念点などについても説明してくれます。
反対に、いい加減な業者であれば、現地調査をしない、もしくは相応のリスクがある建物でも説明なしに施工を進める、といったことが起こります。
現地調査不足で雨漏り等が起こる可能性が高いので、注意しましょう。

施工内容に問題があり、耐震性に問題が生じる

2つ目は、施工内容に問題があり、耐震性に問題が生じるからです。

現地調査がいい加減になると、施工内容にも問題が生じやすくなります。

施工内容が適したものでない場合、地震が来たときにすぐに倒壊したり、パネルの設置で屋根にガタが来たりします。

施工内容は設置後の問題を起こさせないためには非常に大切ということを頭に入れておきましょう。

倒産すると保証が外れる

3つ目は、倒産すると保証が外れるからです。

太陽光パネルが屋根に負担をかけた結果、雨漏り等が起きたとしましょう。

その際、大抵の事業者は施工保証が用意されています。
そのため、無償で直してもらえることもあるので安心できます。

しかし、悪徳業者に施工してもらう場合は異なるので、注意しましょう。
現地調査を蔑ろにするような業者は倒産する可能性が高いです。

そして、倒産した場合は施工保証が適用されず、自腹で別の施工業者に修理の依頼をする必要があります。
そのため、優良な業者を選ぶことが非常に重要になります。

優良な業者を選ぶポイント

太陽光パネルの重さよりも、どのように施工するのか、保証があるのかなどの業者選びが大切なことが分かったと思います。

では最後に、優良な業者の見極め方について3つ紹介します。

自社施工

1つ目は、自社施工の工事業者を選ぶことです。

自社施工の会社を選ぶことは、太陽光発電業者選びで最も重要と言えます。

自社施工とは、販売から工事まで自社で行う販売形態です。
対にあるのが外注施工です。
外注施工とは、販売を行う会社と工事を行う会社が別々になっている販売形態です。

自社施工の場合は工事に対する責任感が強く安心施工です。
また、中間マージンがないため、金額を安く抑えることができます。

一方、外注施工の場合、できるだけ費用を抑えようとして工事が雑になるケースが多いです。
加えて、販売会社である「元請け」と施工会社である「下請け」があり、中間マージンが発生するので金額も高くなります。

以上から、自社施工の会社を選ぶようにしましょう。

複数メーカーの取り扱いがある

2つ目は、複数メーカーの取り扱いがあることです。

太陽光発電は立地や屋根の形状などに合わせて選ばないと、発電効率が落ちて効果が期待されません。
仮に1メーカーのみの業者であれば、「本当はもっと条件に合うメーカーが存在するのに、適していない太陽光パネルを設置してしまう」という事態が生じます。

もしその1社が自宅に適切なものであれば安心ですが、その可能性は極めて低いです。
そのため、3つ以上の複数メーカーの取り扱いがある業者を選びましょう。

施工実績が100棟以上

3つ目は、施工実績が100棟以上あることです。
施工実績の数は技術や安心度の高さを表します。

そして、優良な業者というのはイレギュラーな屋根条件への対応を簡単にこなします。
1メーカーにつき30〜40棟の施工をしていれば、イレギュラーな屋根にも対応してくれる可能性が高いです。
3メーカー以上の取り扱いを推奨しているので、100棟以上の施工実績がある業者を選びましょう。

太陽光パネルの重量は心配ない!業者選びが大切!

今回は太陽光パネルの重さや屋根に設置しても大丈夫な理由、業者選びの方が大切な理由などを紹介しました。

太陽光パネルは分散して屋根に載せられ、屋根材の方が重いため、安心して載せられます。

より重要になるのは業者選びです。

ここで紹介したポイントを意識して、優良な業者を選ぶようにしましょう。

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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中田 萌
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