蓄電池は買い取ってもらえるの?【相場金額や注意点を解説】
今回は蓄電池の買取について解説していきます。
そもそも蓄電池の買取ができるのか、買取金額の相場や蓄電池の売却の注意点についても説明します。
蓄電池の購入を検討している方や、売却を想定している人にオススメの記事です。
ぜひ最後まで読んでいただいて、参考にしてみてください。
目次
そもそも蓄電池の買取は可能なのか
結論から言うと、蓄電池の買取は可能です。
実際、中古の蓄電池もそこそこの需要があるようで、安く蓄電池を導入したい方や、一時的な利用が想定されています。
また、海外向けの需要も一定数あるため、高額で買い取ってもらえることも少なくありません。
買取相場金額を紹介!
ここでは蓄電池の買取相場について紹介していきます。
買取相場の参考として、蓄電池・工具の買取を手がけるツールオフのデータを参照します。
製品名 | 本体価格 | 買取価格(最高価格) |
TESLA Powerwall | 約1,000,000円 | 427,000円 |
Panasonic LJ-SF50B | 約1,500,000円 | 364,000円 |
ニチコン ESS-P1S1 | 約540,000円 | 175,000円 |
伊藤忠商事 SmartStar L | 約3,000,000円 | 820,000円 |
シャープ JH-WB1621 | 約1,500,000円 | 520,000円 |
京セラ EGS-ML0650 | 約1,500,000円 | 635,000円 |
オムロン KP-BU65-A | 約1,500,000円 | 640,000円 |
長洲産業 CB-LMK65A | 約1,500,000円 | 604,000円 |
参照元:https://tool-off.com/denzaisonota-kaitori/storage-battery
※表内の本体価格は、インターネット上に公開されている価格のうち、メーカー小売価格を考慮したものとなっています。
ツールオフで提示されている買取価格の詳細が表示されていないため、本体価格との比較はなんとも言えませんが、本体価格の30%ほどの値段で買い取ってもらえるようです。
特にTESLA Powerwallの買取は比較的お得であることが分かります。
蓄電池を売却するときの注意点
ここでは蓄電池を売却する時の注意点について説明していきます。注意点は以下の通りです。
- 買取業者によって価格が異なる
- コストパフォーマンスを見つめ直す
- 取り外しの費用は要注意
- 劣化具合によって価格が変動する
それぞれ説明していきます。
買取業者によって価格が異なる
蓄電池の買取は買取業者によって価格が異なります。先ほど紹介したツールオフは、買取業者の中でも買取価格が高い会社です。
買取価格は、本体の蓄電池の価値だけではなく、買取業者の人件費や広告費が考慮されています。
特に蓄電池の場合、買い取った後にメンテナンスや部品交換をしてから中古品を売り出しているため、修理費も考慮されるのが特徴です。
ツールオフの場合、メンテナンスや部品交換の作業を内製化し、広告費を抑えているためその分買取価格が高く出やすいそうです。
ただ、他の買取業者でも同じような買取戦略を取っているかは分かりません。そのため、広告をガンガンかけている買取業者は注意が必要かもしれません。
また、ツールオフによれば「伊藤忠商事 SmartStar L」の買取価格は、他社と2倍ほど差がつくそうです。
これだけ買取価格に差が生じるのであれば、慎重に買取業者を選択する必要があるでしょう。
コストパフォーマンスを見つめ直す
蓄電池を買い取ってもらうまたは売却することを前提に蓄電池を購入する場合は、コストパフォーマンスをもう一度見つめ直すようにしましょう。
蓄電池本体を売却した方がコスパが良いのか。それともそのまま取り付けた状態で家を売却した方がコスパが良いのか。
または、そのまま取り付けた状態の方が普段の生活が便利になるのか。
といったように、様々なシチュエーションが想定されるので、念入りにコストパフォーマンスを見つめ直す必要があります。
特に蓄電池を一時的に利用したい方はよく検討するようにしましょう。
例えば3年間だけ生活する住宅があるとしましょう。
その住宅に蓄電池を導入する際には、主に3つの選択肢が考えられます。
- 新品の蓄電池を購入する
- 中古の蓄電池を購入する
- 蓄電池をレンタルする
これらの選択肢は、住宅を出た後にどのように住宅を利用するのかによって変わってくるでしょう。
例えば、3年間だけ生活した住宅を別荘として利用する際は、蓄電池をそのまま置いておいたほうが良いかもしれません。
最近はAirbnbのような住宅を貸し出すサービスもあるので、有効な選択でしょう。
取り外しの費用は要注意
取り外しの際に費用が発生する可能性がある点は要注意です。
蓄電池を交換する際には、数十万円が必要になります。
蓄電池の保証期間であれば取り外しや交換の際の費用が保証されるケースもあります。
しかし、その場合は中古の蓄電池がお預かりになるため、売却することができません。
逆に、蓄電池を売却する際は、おそらく保証期間の適用外になっているケースがほとんどです。
場合によっては蓄電池を売却しない方が、お得になる可能性も十分あるでしょう。
劣化具合によって価格が変動する
同じ製品でも劣化具合によって価格が大きく変動する可能性があります。
家庭用蓄電池の場合、リチウムイオン蓄電池であることがほとんどです。
リチウムイオン蓄電池は高電圧を容易にコントロールできることがメリットですが、耐久年数が低いことがデメリットとして挙げられます。
製品にもよりますが、10年が寿命の基準となっているようです。
寿命に近づくたびに、蓄電池のパフォーマンスは落ちていくので、劣化具合が本体価格の値段を左右すると言っても過言ではありません。
また、先ほども述べた通り、蓄電池の買取の際にはメンテナンスや部品交換が発生します。
劣化が進めば進むほど、メンテナンスが考慮されるようになるでしょうし、寿命が短いので買取業者が売却する時に高い価格を付けられません。
劣化具合によって価格が変動することをしっかり考慮するようにしましょう。
まとめ
それでは本記事をまとめていきます。
- 蓄電池の買取は可能!
- 蓄電池の買取相場は、本体価格の30%ほど
- 劣化具合によって買取価格が決定される
蓄電池の買取を検討する際は、「本当にお得なのか?」という点を考慮するようにしましょう。
コストを考えたら別の選択肢が浮かんでくるかもしれません。
今回は最後まで読んでいただきありがとうございました。
ぜひ参考にしてみてください!
※リノベステーションでは買取対応しておりませんのでご注意ください。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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