【2022年】蓄電池の大手メーカー13社の長所・特徴を徹底比較！

「コスパが良くて高性能な蓄電池を購入したい！」

そう思っても、いざ調べてみるとメーカーが多すぎて迷ってしまいますよね。

そこで本記事では、

• 蓄電池メーカーを選ぶ5つのポイント

• 大手13メーカーの主力商品やメーカーごとの特徴

以上の2点について詳しく解説していきます。

記事を読めば各メーカーの得意分野や強みが理解できますので、自分にぴったりの蓄電池をお探しの方はぜひ最後まで目を通してみてください！

蓄電池メーカーの選び方のコツは？【5つのポイントを解説】

はじめに、蓄電池メーカーを選ぶ際の5つのポイントについて解説していきます。

①電池容量で選ぶ

購入する蓄電池の容量はあらかじめ決めておき、ラインナップが豊富なメーカーを選びましょう。

容量選びの基準は以下のとおりです。

• 小型(1〜5kWh)…室内にも置けるコンパクトさが魅力的。短時間の停電にも対応
• 中型(5〜10kWh)…長時間の停電でも安心の定番サイズ。迷ったら中型がおすすめ
• 大型(10〜15kWh)…太陽光発電と組み合わせて本格的な売電も可能。数日にわたる停電時も安心

「小型蓄電池が豊富」「大型モデルが評判」など、メーカーによってそれぞれ得意とする容量は異なります。

②サイズで選ぶ

蓄電池本体のサイズや形も、メーカーによって違いが出るポイントのひとつです。

• 壁掛けできるタイプ
• 室内に設置できるタイプ
• 薄型で場所を取らないタイプ

など、メーカーごとにさまざまな形状の蓄電池を発売していますので、あなたの家のスペースに合わせて選びましょう。

同じ電池容量でもメーカーによってサイズ感が異なる場合もあるため、購入前にしっかり比較してください。

③寿命の長さで選ぶ

蓄電池の寿命を表す「充放電回数」も、メーカーやモデルによって差があります。
一般的な蓄電池の寿命は6,000〜10,000サイクル程度ですが、中には12,000サイクルの長寿命モデルを販売するメーカーもあります。

規定の充放電回数を超えてもバッテリー性能が落ちるだけで使用はできますので、価格が安くて充放電回数の少ないモデルをあえて選ぶのも良いでしょう。

本格的に蓄電池で電力運用したい方は、充放電回数の多いメーカーがおすすめです。

④保証期間で選ぶ

保証期間の長さもメーカーによって異なるため、購入時には特に注意すべきです。

ほとんどのメーカーでは10〜15年の保証期間を設けていますが、有償で期間を延長できるケースもあります。

また、保証期間だけでなく、保証の「内容」についてもしっかりと確認しておきましょう。

メーカーによっては自然故障以外にも「バッテリーの充電性能」を保証している場合もあります。

⑤停電時出力で選ぶ

「停電時も家電を使いたい！」とお考えでしたら、「停電時出力」の高いメーカーがおすすめです。

停電時出力とは、停電したときに最大何ワットの電力を同時に使えるかを表す指標です。

一般的には1,500〜3,000Wほどのモデルが多いですが、中には5,000Wを超えるハイパワーを売りにしているメーカーもあります。

停電時も普段どおりの生活を送りたい方は、停電時出力にも注目してメーカーを選びましょう。

おすすめ蓄電池>メーカー13社の主力商品を一気に紹介！

続いて、日本で大きなシェアを持つ、おすすめ13メーカーの主力商品をまとめて比較していきます。

人気の蓄電池メーカー13社・それぞれの特徴や強みは？

続いて、おすすめメーカー13社のセールスポイントをさらに深く掘り下げていきます。

抜群の長寿命が魅力の「シャープ」

国内No.1の蓄電池シェアを誇るシャープは、バッテリー寿命が非常に長いという特徴があります。
12,000回の充放電を繰り返した後も7〜8割のバッテリー性能を維持する長寿命設計で作られており、20年以上使ってもまだまだ現役として活躍するでしょう。

また、蓄電池の不調をクラウドで感知・対応する遠隔サービスにも無料で加入できる点も魅力的です。

豊富なサイズから選べる「ニチコン」

家庭用蓄電池の累積販売台数が国内No.1のニチコンは、豊富なラインナップから選べる多様性が人気です。
持ち運び可能な2kWhモデルから、業界最大クラスの16.6kWhモデルまで取り揃え、さまざまな家庭のニーズに対応します。

蓄電池とEV、太陽光発電で電力運用できる「トライブリッド型」蓄電池も評判が良く、エコカーの導入を検討している方にもおすすめです。

海沿いの地域でも安心の「オムロン」

太陽光発電のパワコンでおなじみのオムロンは、潮風にも耐えられる「重塩害タイプ」の蓄電池が特に評判です。

通常の蓄電池では設置不可能な「海岸線から500m以内」の地域にも取り付けできますので、海沿いにお住まいの方には心強いですね。

また、「大容量でもコンパクト」という一面もあり、9.8kWhモデルでも壁掛け設置ができる軽量性も見逃せないポイントです。

スリムでコンパクトな「パナソニック」

国内で2番目の蓄電池シェアを持つパナソニックは、どんな場所にも設置できる薄型・コンパクトなデザインが魅力です。
狭い庭でも設置できる壁掛けモデルや、室内設置が可能なモデルも多く、設置スペースにお困りの方には特におすすめできます。

独自の電池保護システムを採用し、「安全性が高く、壊れにくい」点もパナソニックならではの特徴です。

AI自動コントロールが話題の「伊藤忠」

伊藤忠の蓄電池「スマートスター」は、AIで自動的に電力管理を行う先進性が話題です。
AIが天気予報や日々の消費電力などのデータを取得し、夜間のお得な時間帯に最適な量を充電してくれます。

停電したときも自動で家中に電力を供給し、復旧時も即座に平常運転に戻るため、購入後はほぼすべてAIに任せておけば安心です。

保証期間の長さがうれしい「長州産業」

他メーカーのOEMも幅広く手掛ける長州産業の蓄電池は、保証期間の長さと万全のサポートが魅力です。
ほとんどの蓄電池に「15年」の保証期間を設定しており、期間中にバッテリー性能が60%を下回った場合は無償で修理・交換を行ってくれます。

海沿いでも安心な重塩害タイプや、持ち運べるポータブル電源も手掛けており、ラインナップの幅も広いメーカーです。

おしゃれな外観が自慢したくなる「テスラ」

電気自動車で有名なテスラの「パワーウォール」は、自慢したくなるスタイリッシュなデザインが特徴的です。
13.5kWhという大容量ながら非常に薄型なため、設置スペースが狭くてお困りの方にもおすすめできます。

「税抜99万円」という驚異的な低価格も話題となっており、今後の動向からますます目が離せないメーカーです。

ハイブリッド型に定評がある「ダイヤゼブラ(田淵電機)」

2019年にダイヤゼブラ電機と社名変更した田淵電機は、日本でいち早くハイブリッド型の蓄電池を製造・販売した実績豊富なメーカーです。

主力商品の「EIBS7(アイビスセブン)」は、

• 7.04kWhの蓄電池を2台増設できる拡張性
• 太陽光パネルの発電量を無駄にしない最大5,500Wの入力
• 売電・充電を自動で選択する「スマートモード」

といった先進機能が充実しており、太陽光発電と連携することで真価を発揮します。

徹底した安全設計が特徴の「ファーウェイ」

高性能スマホでおなじみの中国大手メーカー・ファーウェイの蓄電池は、独自技術による安全性の高さが特徴です。
「AIスマートアーク」というシステムを採用し、火災の原因にもなる「アーク放電」をわずか0.5秒で遮断します。

「5kWhずつ、最大30kWhまで蓄電池を増設できる」というユニークな機能もあり、使用状況に合わせて追加できます。

世界最大級の実績を誇る「ジンコソーラー」

世界最大の太陽光パネルメーカー・ジンコソーラーの蓄電池は、パワーコンディショナー内臓のスッキリした外観が魅力です。
通常は別の場所に設置するパワコンが一体化しているため、家の外壁に何箇所も穴を空けたくない方や、外観をごちゃごちゃさせたくない方におすすめできます。

最大5,900Wの出力、充放電回数12,000回の長寿命など、蓄電池自体の性能も非常に高いので、メーカー選びの選択肢に加えてみてはいかがでしょうか？

大容量の蓄電池に強い「京セラ」

太陽光パネルメーカーの老舗・京セラの蓄電池は、大容量の蓄電池ラインナップに定評があります。
定番商品の12kWhモデルは大容量ながら奥行約30cmと非常に薄型で、限られた屋外スペースを有効活用できます。

2020年には世界初の「クレイ型蓄電池」を発表し、低コストと長寿命を兼ね備えた新商品を続々と開発しています。

停電時もパワフルな「ネクストエナジー」

長野県に本社を置くネクストエナジーの蓄電池は、「停電しても気づかない」ほど安定した電力供給能力が自慢です。
停電時でも家全体で電気が使える「全負荷型」かつ、容量も充分ですので、エアコンやドライヤーなどの高負荷の家電も気にせず使用できます。

太陽光パネルと連携することで、蓄電池が空の状態でも最大3,000Wの電力を使えるため、長時間の停電でも普段どおり快適に過ごせます。

驚きの低価格で評判の「スマートソーラー」

京セラ出身の社長が立ち上げたスマートソーラーは、「工事費込みで約180万円(税込)」という驚きの低価格が評判の新しいメーカーです。
徹底したコストカットとメーカー直販スタイル、分割して現場で組み上げる「スタック構造」など、高品質を保ちながら価格を抑えるアイデアが評価されています。

24時間対応の遠隔管理サービスや故障時の駆けつけ対応など、アフターサービスも万全です。

【まとめ】蓄電池のメーカーは使う目的や停電時の安心度で選ぼう

蓄電池メーカーを選ぶ際には、

• 停電時でもこんな家電製品は使いたい

• 設置スペースはこれくらい余裕を持ちたい

• いずれは太陽光発電と連携させたい

といった、自分の目的や用途をはっきりさせておくとスムーズに決められます。

今回ご紹介した13メーカーはどれを選んでも後悔しない実績豊富な企業ばかりです。
興味が湧いたメーカーがあれば、ぜひ購入を検討してみてくださいね！

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