エコキュートが壊れたときの対応とは？【寿命・症状について解説】

今回はエコキュートが壊れた時の対応について解説していきます。

エコキュートの寿命や交換時期、お得に修理してもらう方法なども説明します。

エコキュートを購入した方や、エコキュートを購入してから時間が経過している方にオススメの記事です。

ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

エコキュートの寿命と交換時期は？

エコキュートの寿命は10年〜15年だと言われています。
ただし、エコキュートが発売されたのは2000年代前半で、普及し始めたのも最近のことなので、データが不十分です。
15年以上長持ちする可能性もあれば、10年以内に寿命を迎えるケースもあるでしょう。

エコキュート本体は、お湯を沸かすヒートポンプユニットと、お湯を貯める貯湯タンクに区別することができます。
ヒートポンプユニットには電子回路が組み込まれているため、寿命は5年〜15年。
貯湯タンクはお湯を貯めるだけなので、10年〜15年は保ちます。

そのため、交換時期としては10年〜15年を想定すればいいでしょう。

基本的には修理ではなく交換

エコキュートを購入してから10年以上経過している場合は、修理よりも交換の方がコスパが良いことが多いです。
10年前の製品の製造が中止されているパターンや、修理する方がコストが高くなる可能性があります。

業者の方と相談しながら決めるようにしましょう。

修理・交換の費用の相場は？

エコキュートの修理や交換の費用の相場はどのようになっているのでしょうか。

簡単な部品交換や部分修理の場合は1万円〜3万円の範囲で修理可能です。
ただし、ヒートポンプを交換する場合は8万円〜15万円かかります。

それに加え、エコキュートそのものを交換する場合は、10万円〜15万円ほど必要で、別途で本体機器代も必要です。
そのため、エコキュートの交換を想定するのであれば、エコキュートの機器代＋15万円を貯金しておく必要があります。

ちなみにエコキュートには保証がついている場合がほとんどです。
ただし、保証期間は1年〜5年ほどです。別途で料金を支払えば延長保証も可能なので、こちらも検討してみましょう。

買い替えも検討するべき

10年以上経過している場合は買い替えも検討するべきでしょう。
10年経過すれば、エコキュートのスペックもかなり向上しています。
同じ価格でも性能面で大きく異なる可能性があるのです。

特に最新のエコキュートは、省エネに繋がるだけでなく、毎日のお風呂を快適にするものもあります。
ぜひ検討してみてください。

修理・交換の費用を削減する方法

こちらでは、修理・交換の費用を削減する方法を紹介します。以下の通りです。

• 2社以上の修理会社から見積もりをもらう

• 自社施工する販売店で買い換える

それぞれ解説します。

方法①：2社以上の修理会社から見積もりをもらう

エコキュートの修理・交換を依頼する場合は、2社以上の修理会社から見積もりをもらって比較するようにしましょう。
そうすることで、比較的安い修理会社を見つけることができます。

また、価格だけでなく、施工内容を比較することで、「この修理会社はコスパが良いかも」という判断が容易になります。

コツとしては、2社以上の修理会社に同時に依頼するようにすることが大切です。
1つの業者から見積もりをもらった後では、セールストークに洗脳されている可能性も考えられます。
それだったら、あらかじめ2社以上の修理会社に問い合わせしておいて、嫌でも複数の修理会社から見積もりをもらうようにするのがいいでしょう。

方法②：自社施工する販売店で買い換える

エコキュートを新しく購入して設置する場合は、自社施工している販売店に依頼するようにしましょう。
なぜなら、自社施工している販売店であれば、マージンが取られる可能性が低くなり、コストが抑えやすくなるからです。

修理会社を選ぶ際には、自社でエコキュートを販売しているかどうかも確認するようにしましょう。

故障・不具合の時の症状とは？

エコキュートの故障・不具合の時の症状を紹介していきます。以下の通りです。

• 水しか出てこない

• お湯が止まらない

• エラーの発生

それぞれ解説していきます。

症状①：水しか出てこない

エコキュートから水しか出てこない場合は、初期不良が懸念されます。
エコキュートからお湯が出てこなくなる原因としては、ヒートポンプ（熱エネルギーを移動させる装置）の故障や、電子回路が故障して温度管理ができなくなっていることが挙げられます。
お湯が出てこないで水しか出てこない場合は、メーカーに問い合わせたり、業者に依頼するようにしましょう。

初期不良であればほとんどの場合、製造元のメーカーが無償で修理してくれます。

症状②：お湯が止まらない

エコキュートから出てくるお湯が止まらなくなってしまう場合もあります。
考えられる原因は、センサーが故障してしまい、湯量が判断できなくなることです。
センサー周辺の汚れも考えられますが、一般人にはどうしようもないので、修理会社やメーカーの方々に問い合わせるようにしましょう。

症状③：エラーの発生

エコキュートを利用していると、エラーコードが発生する場合があります。
エラーコードが発生した場合は、エラーコードの種類を確認し、取扱説明書やマニュアルにある対処法を試してみましょう。
それでもダメだった場合はエコキュートをリセットし、それでも症状が改善しない場合は、修理会社やメーカーに問い合わせます。

まとめ

それでは本記事をまとめていきます。

• エコキュートの寿命は10年〜15年

• 修理・交換費用の目安は1万円〜50万円ほど

• 業者に依頼する場合は、複数の業者から見積もりをもらうようにする

エコキュートの寿命は10年〜15年ほどなので、エコキュートの購入を検討している方は、「10年〜15年で元が取れるかどうか」をしっかり考えるようにしましょう。

また、修理・交換には1万円から50万円ほど必要になります。
特に、10年以上経過している場合は高確率で10万円以上の出費が想定されます。

急すぎる高額出費が嫌なのであれば、延長保証を検討してみましょう。
そして修理会社に依頼する場合は、必ず複数の修理会社から見積もりをもらうようにします。

また、故障した場合は以下の順番で対応するようにしましょう。

1.症状がどのようなものかを確認する

2.できる限りの対処法を試してみる（分解はしない）

3.エコキュートをリセットしてみる

4.それでもダメだったら修理会社・メーカーに問い合わせる

「この症状に対してはこの対処法で」という情報は、メーカーの公式サイトに掲載されている場合がほとんどです。
困った時は公式サイトで対処法を確認して、ダメだったらそのまま問い合わせてしまいましょう。

今回は本記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。ぜひ参考にしてみてください。

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