北海道の蓄電池共同購入の概要と対象地域を紹介!
光熱費の削減や停電対策に役立つ、蓄電池や太陽光パネル。
電気代が高騰している今、蓄電池などの設備を導入したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
そんな方のために、北海道では蓄電池や太陽光パネルの共同購入事業を行っています。
北海道にお住いで、蓄電池の導入をお考えの方は、共同購入事業の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
目次
北海道の蓄電池共同購入の仕組みと期間は?
北海道の蓄電池共同購入事業は、蓄電池を購入したい人を集め、一度に購入することによって「市場価格よりもお得に設備を導入しよう」という取り組みです。
北海道のキャンペーン事務局が、事業者を選定し、蓄電池や太陽光パネルの導入までサポートしてくれるので、安心して設備を導入することができます。
さらに、購入するかどうかは見積もりを見てから決めることができます。
蓄電池や太陽光パネルの設備を導入するか迷っている方も、実際の料金を確認してから購入することが出来るので安心です。
購入できるプランは3プランで、「太陽光パネルのみ」、「太陽光パネルと蓄電池」、「太陽光パネルを導入済みの方に向けて蓄電池」です。
太陽光パネルを導入していない家庭では、蓄電池のみを共同購入事業で購入することはできませんので、注意しましょう。
設置対象地域は15市に限られる!
北海道の蓄電池共同購入事業は、対象地域が限られています。
下記の自治体にお住まいの方は、要チェックです。
対象地域は、札幌市・小樽市・岩見沢市・江別市・千歳市・恵庭市・北広島市・石狩市・当別町・新篠津村・南幌町・長沼町・厚真町・安平町・むかわ町の15市町です。
目的は「温室効果ガス排出量の実質ゼロ」を目指すため
北海道が蓄電池などの共同購入事業を行う理由は、ゼロカーボンシティに向けた太陽光発電の普及拡大です。
ゼロカーボンシティとは、都道府県や自治体単位で地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする取り組みです。
太陽光パネルや蓄電池を導入することにより、温室効果ガスの排出量が減り、ゼロカーボンシティの実現に役立ちます。
北海道の蓄電池の共同購入参加予定世帯は148世帯!
2022年4月9日現在、北海道の蓄電池や太陽光パネルの共同購入事業に参加している世帯は148世帯です。
参加する世帯や蓄電池などの設備を購入する世帯が増えれば増えるほど、割引率が高くなります。
購入する時は、見積もりを見てから判断することができるので、気になっている方は参加登録をしてみましょう。
蓄電池の共同購入にデメリットはあるの?
「みんなで買って、みんなお得に」という趣旨の共同購入事業ですが、デメリットもあります。
特に、今すぐにでも蓄電池や太陽光パネルを設置したいと考えている方には向きません。
共同購入事業で、蓄電池や太陽光パネルを購入するのに向いている人は、導入が遅くなってしまっても、よりお得に設備を導入したい人です。
共同購入のメリットは「お得になる」こと!
蓄電池や太陽光パネルの共同購入事業のメリットは、市場価格よりもお得に設備を導入できる点です。
実際の価格を確認してから購入できるので、他者との相見積をとることも可能でしょう。
さらに、自分で販売事業者を探す手間がかからない点も、共同購入事業のメリットです。
今まで蓄電池や太陽光パネル選びや、販売事業者探しが手間に感じていた人は、共同購入事業を利用することで、手間をかけることなく設備を導入できるでしょう。
共同購入のデメリットは「導入時期が選べない」こと
北海道の蓄電池や太陽光パネルの共同購入事業では、早めの導入や時期を決定しての導入ができない点がデメリットです。
実際に蓄電池が導入されるのは、約1年ほどかかってしまいます。
北海道の蓄電池共同購入のスケジュールは?
北海道の蓄電池や太陽光パネルの共同購入事業のホームページで、共同購入に関するスケジュールが発表されています。
これから参加登録をしようと考えている人は、参考にしてみてください。
しかし、あくまでスケジュールなので、何らかの理由で予定が変更される可能性があります。
詳しい日程や、気になることがある場合には、北海道の共同購入事業のキャンペーン事務局まで問い合わせしてください。
①無料の参加登録
共同購入事業に参加する場合や、見積もりを受け取りたい場合には、まず参加登録を行いましょう。
登録は無料ででき、参加登録をしたからと言って、必ず蓄電池や太陽光パネルを購入しなければいけない訳ではありません。
蓄電池の導入を考えている人は、気軽に参加登録をしてみましょう。
参加登録が多いほど、設備の割引率が高くなり、お得に購入できる可能性が高くなります。
②施工事業者の選定
次に、北海道による施行事業者の選定が行われます。
選ばれる施行事業者は、施行能力などを加味して、北海道が認定した事業者なので安心して利用することができるでしょう。
また、万が一問題が起こった場合には、キャンペーン事務局である「アイチューザー」と呼ばれる機関がサポートしてくれます。
③事前見積りの送付
施行事業者が決まったら、事前見積が参加登録者の元にメールで送付されます。
見積もりだけではなく、割引率や購入費用の回収見込みなども知らせてくれるので、面倒な手間はありません。
④8月17日までに購入判断
見積もりが送られて来たら、2022年8月17日までに蓄電池や太陽光パネルを導入するかどうかを決定しましょう。
価格や費用の回収見込みなどを、よく確認して、蓄電池を導入するかどうかをしっかり考えましょう。
代金の支払いは、現金だけではなくローンでも可能です。
⑤屋根の調査や最終見積もり
見積もりの確認後、購入することが決定したら現地調査後に、最終見積もりが作成されます。
現地調査では、実際に蓄電池を設置する場所や、屋根の状況などを施行業者が確認します。
状況を確認後、最終的な見積もりが算出されるので、しっかりと目を通し、設備を導入するかを今一度判断しましょう。
⑤契約と施工(~2023年6月頃)
最終見積もりに問題がなかった場合、売電の手続き後に工事が開始されます。
売電の手続きには、約3ヶ月かかりますが、固定買取価格制度(FIT制度)や、北海道電力の手続きなどは、施行業者が行うので安心です。
手続きが無事に完了したら、2023年6月頃までに工事が完了します。
現金で代金を支払う場合、施行前に50%、施行後に50%を支払います。
【2022年最新】北海道の蓄電池に対する補助金は?
最後に、北海道の蓄電池に対する補助金に関して解説します。
自治体によっては、共同購入事業と補助金を併用できるので、共同購入事業の利用を考えている人は、各自治体の補助金もしっかりチェックしましょう。
阿寒郡鶴居村の蓄電池補助金情報
阿寒郡鶴居村では、蓄電池の導入で1kWあたり4万円(上限20万円)の補助金を受け取ることができます。
さらに、太陽光パネルの導入では1kWあたり6万円(上限30万円)の補助金を受け取ることが可能です。
条件は、阿寒郡鶴居村内に居住している人(予定含む)であり、本人や同居家族が村税を滞納していないことなどがあります。
また、導入する蓄電池も中古品ではないなどの条件があるので、しっかりチェックしましょう。
旭川市の蓄電池補助金情報
旭川市の蓄電池への補助金は、対象経費の10分の1(上限15万円)です。
太陽光パネルへの補助金も、対象経費の10分の1(上限15万円)が交付されます。
その他にも、地下熱ヒートポンプやエネファームに対する補助金もあるので、要チェックです。
条件は、市内に在住していることなどです。
2022年4月19日から5月31日までに申請が必要なので、補助金を利用したい方はお早めに。
帯広市の蓄電池補助金情報
帯広市では、太陽光発電システムと蓄電池の導入で対象経費の10分の1(上限15万円)の補助金を受け取ることができます。
エコキュートやエネファームへの補助金もあるので、気になる方は詳細をチェックしてみましょう。
補助金の申請は工事の着工前で、期間は2022年4月1日から2023年1月31日までです。
補助金の申請前に着工してしまった場合、補助金の交付対象外になってしまうので、注意しましょう。
北海道での蓄電池の購入は共同購入でお得に!
今回は、北海道が行っている蓄電池の共同購入事業について解説しましたが、いかがでしょうか。
蓄電池や太陽光パネルは、決して安くない住宅設備です。
少しでもお得に導入するためにも、北海道の対象地域にお住まいの方は、共同購入の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。
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