岩手県の蓄電池共同購入とは?メリットやデメリット・他の補助金は?
昨今、蓄電池の共同購入という新たな取り組みを実施している自治体が増えてきています。z
岩手県も蓄電池の共同購入制度を実施しているのですが、蓄電池の共同購入制度はいったいどういう制度なのでしょうか。
今回の記事では、岩手県が実施している蓄電池共同購入に関して具体的に解説していきます。
目次
岩手県の蓄電池共同購入とは?概要を紹介!
まずは、岩手県が実施している蓄電池共同購入について具体的に見ていきましょう。
岩手県の蓄電池共同購入について
岩手県では、以下の商品を共同購入の対象としています。
- 太陽光パネル(10kW未満)
- 蓄電池
- 太陽光パネルと蓄電池
太陽光パネルも蓄電池も、災害時のため持っておいて損はないもの。
もちろん、平常時にも使えるので、一家に一台用意しておいて損はありません。
ちなみに、岩手県が実施している共同購入の対象者は以下の通り。
- 岩手県内居住者
- 岩手県内の個人事業主
一般家庭だけではなく、個人事業主も共同購入の対象となるのは嬉しいですよね。
岩手県の蓄電池共同購入の受付件数
岩手県が実施している蓄電池の共同購入ですが、2021(令和3)年度の受付件数は606世帯に及んだことが分かっています。
共同購入は、購入者が多ければ多いほど蓄電池の購入価格が安くなりますが、606世帯が共同購入に名乗り出たことで、現に以下の通り購入金額が安くなったようです。
太陽光パネルのみ設置 | 22.4%割引 |
太陽光パネル+蓄電池 | 16.5%割引 |
ハイブリッド型蓄電池 | 11.6%割引 |
単機能型蓄電池 | 11.0%割引 |
上記の表で分かる通り、岩手県が実施している共同購入制度を利用するだけで、蓄電池がとてもお得に購入できるのです。制度を利用しない手はないですよね。
岩手県で蓄電池共同購入をしたい!メリットやデメリットは?
続いて、蓄電池共同購入のメリットやデメリットを紹介します。
蓄電池共同購入のメリット
蓄電池共同購入のメリットは以下の通りです。
- 蓄電池を割安価格で購入できる
- 安心できる業者に施工を任せることができる
それぞれ具体的に見ていきましょう。
蓄電池を割安価格で購入できる
蓄電池の共同購入制度を利用することで、蓄電池を割安価格で購入できるメリットがあります。
どれくらい割安価格になるのかというのは、前章で紹介した通りです。
蓄電池は、ただでさえ高額商品。だからこそ、たった10%前後の割引であっても嬉しいものがありますよね。
共同購入を利用することで蓄電池がお得になる理由は、発注数が多いほどコストカットが期待できるからです。
例を挙げると、注文住宅よりも建売住宅のほうが比較的安く販売されていることと同じ原理になります。
共同購入制度を利用するだけで、同じ蓄電池が割安価格で手に入るのは嬉しいですよね。
安心できる業者に施工を任せることができる
安心できる業者に施工を任せることができるのも、蓄電池の共同購入のメリットです。
共同購入では、岩手県が許可した業者が蓄電池の施工を担当します。
厳しい審査をクリアした業者だけが施工工事をできるので、消費者の安心は計り知れないものがあります。
また、基本的には地域に特化した業者が施工を担当するので、地域の経済活性化にも貢献できますよ。
蓄電池共同購入のデメリット
蓄電池共同購入の主なデメリットは以下の通りです。
- 工事の時期が選びにくい
- 蓄電池の選択肢が少ない
それぞれ順番に見ていきましょう。
工事の時期が選びにくい
蓄電池の共同購入のデメリットは、複数の家庭と蓄電池を購入するので工事の時期が選びにくいという点です。
共同購入は、蓄電池の発注を一括でかけることでコスト減を測り、消費者が支払う金額を最小限に抑える効果があります。
しかし、発注が一括になるため、ほぼ同じ時期に納品されてしまいます。
同じ地域での大量納品ということで、施工工事が間に合わないというデメリットが生じてしまうのです。
ちなみに、個々に蓄電池を発注した場合、本体価格の値引きはそこまで大きなものにはなりません。
しかし、業者の手が空いていれば比較的スムーズに工事日程を調整できるメリットがあります。
一方で共同購入は、同じ時期に同じ地域で蓄電池の設置工事が重なるので、希望する工事日程を決めることは難しくなってしまうのです。
蓄電池の選択肢が少ない
蓄電池の選択肢が少ないのも、共同購入のデメリットの一つです。
蓄電池の共同購入は、蓄電池であればメーカーを問わずというわけではありません。
決められたメーカーや品番の中から家庭に合う蓄電池を選ぶ必要があり、蓄電池選択に対する自由度が低いというデメリットがあります。
特に、太陽光パネルを既に設置していて蓄電池の追加購入を検討している場合など、既存の太陽光パネルとの相性をしっかり吟味する必要があるといえるでしょう。
共同購入以外にもある?岩手県が実施している蓄電池補助金は?
最後に、岩手県が実施している蓄電池の補助金制度について具体的に解説していきます。
購入費用が高額になる蓄電池をよりお得に購入するため、補助金制度についてはしっかり知識を付けておきましょう。
岩手県独自の補助金制度はない
残念ながら、岩手県が独自で実施している蓄電池の補助金制度はありません。
しかし、国が蓄電池の補助金制度を実施しているので、国の補助金制度の対象に当てはまる場合は、国からの蓄電池補助金制度を利用することをおすすめします。
ちなみに、蓄電池の補助金制度を実施している都道府県は意外と少ない事実があります。
補助金制度とはいえ資金源は税金。
したがって、都道府県が自ら蓄電池の補助金制度を実施しているのは、資金が潤っている首都圏や地方都市などが主流です。
市区町村単位で補助金制度を実施している可能性はある
岩手県独自で実施している蓄電池の補助金制度はありませんが、市町村単位で蓄電池の補助金制度を設けている可能性は十分にあります。
岩手県内で、蓄電池の補助金制度を実施している主な市町村は以下の通り。
- 盛岡市
- 北上市
- 遠野市
- 岩手郡雫石市
- 九戸郡洋野町
ただ、各市町村で申請期間や補助内容は異なります。
また、突然「蓄電池の補助金制度を実施します」と公表する場合もあるので、蓄電池の購入を考えている方はお住まいの自治体の公式ホームページなどを随時チェックしてくださいね。
岩手県の蓄電池共同購入はお得がたくさん!よりお得な買い物をしよう
この記事では、岩手県が実施している蓄電池の共同購入について紹介しました。
共同購入と聞くと「面倒なのでは?」と、マイナスイメージを持つ方も多いかと思います。
しかし、購入費用が安くなったり、安心できる業者に施工をお願いできたり、家庭にとって安心できるポイントが多々あることが分かりました。
蓄電池は、ただでさえ購入費用が高くついてしまうものです。
だからこそ、少しでも初期費用を抑えるために、蓄電池の共同購入の利用を前向きに検討してみてくださいね。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。
光熱費削減コンサルタント
中田 萌ご相談やお見積もりは
完全無料です!